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  <title>Monya-Unitedの最新ブログ記事</title>
  <updated>2010-03-01T17:15:34+09:00</updated>
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    <name>Monya-United</name>
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    <id>http://www.monya-united.org,blog/3/106</id>
    <title>紋谷塾 &lt;紋谷のソコヂカラ&gt;</title>
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    <author>
      <name>Monya-United</name>
    </author>
    <updated>2010-03-01T16:17:00+09:00</updated>
    <published>2010-03-01T17:12:44+09:00</published>
    <modified>2010-03-01T17:12:44+09:00</modified>
    <summary>父、母ともに学校の先生という家庭に生まれました。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
友達３０人いれば、そのうち１人は…&#13;
&#13;
「両親ともに、教師なんだよね」…&#13;
&#13;
あまり珍しくもないのでしょうが。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
昭和３０年代後半から４０年代が僕の思春期(笑）。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
田舎町のことで、どこに行っても&#13;
&#13;
「もんや先生の息子さんかぇ」と見られるから、&#13;
&#13;
どこに行っても、もんや先生の “息子さんらしく” &#13;
&#13;
していなくてはならない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…別に「ならなくてはいけない」&#13;
&#13;
わけではないのだけれど、&#13;
&#13;
本人はそういうプレッシャーを感じていた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
小学校の家庭科の授業で、担当の先生がお休みで、&#13;
&#13;
代理で母が教壇に立ったときはしんどかった。&#13;
&#13;
こういうことはあってはならないと、思った。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
町内の小学校が集まっての水泳大会、&#13;
&#13;
２００ｍのクロール競泳、スタートの飛び込み台から、&#13;
&#13;
別の小学校の代表を引率している&#13;
&#13;
父の姿を見た時は、体が硬くなった。&#13;
&#13;
結果の惨敗は…ハズかしさばかり残った。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
中学の写生大会で、どうみても友の作品の方がよく描けていたが、&#13;
&#13;
僕の絵が入賞してしまった時…&#13;
&#13;
美術の先生が父と仲が良いことで、勘ぐってしまった。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
高校は、町を離れた新設校…しかしここでも、&#13;
&#13;
「オマエの父さんは足が速かったんだよ」と&#13;
&#13;
陸上部の教師に言われた時は…まだ&#13;
&#13;
“らしく” あらねばならないのかと  ため息をついた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
直接、話した訳ではないが、&#13;
&#13;
学年が３つ下の弟は、“こういうこと”で、&#13;
&#13;
同級生にからかわれることがしばしばあったようで、&#13;
&#13;
将来、「教師にはならない」と&#13;
&#13;
早々に進路を決めたらしい。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
自分に関して今にして思えば、&#13;
&#13;
思春期のこういうプレッシャーは悪いものではないし、&#13;
&#13;
プレッシャーがあったからこそ&#13;
&#13;
出来上がった僕の人格…嫌いでない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
面と向かいはしないが、&#13;
&#13;
両親はどこかで「同じ道」を求めていたと思う。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
僕自身も、“自分に向いているのでは？”と&#13;
&#13;
どこかで感じてもいたのですが、、&#13;
&#13;
専門分野を極めて、それを他人に教え、導く…&#13;
&#13;
ということ、特にそれが学校という職場で、&#13;
&#13;
子供たち相手…となると、&#13;
&#13;
まだ自分こそがなにものでもない子供なのに、&#13;
&#13;
「教壇という一段高い場所に立っていいものか？」&#13;
&#13;
と考えてしまった。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
頭もなく、勤勉でもなかったことは言わずもがなで、&#13;
&#13;
教職課程はとったものの…結局&#13;
&#13;
「教師の道」は選ばなかった。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
職業＝教師ではなかったが、いくつかの職場を経て、&#13;
&#13;
けっこうな歳になり、人を管理（やな言葉なので訂正）&#13;
&#13;
…上司などと呼ばれ始めると必然、&#13;
&#13;
「他人を教え導く」ことになる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
なんだ、結局…そういうことか。　&#13;
&#13;
職業はどうでも、歳を重ねていれば、&#13;
&#13;
若輩に何かを伝えることになる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
すこし、偉そうにいえば、&#13;
&#13;
それが「先に生まれたものが唯一出来ること」&#13;
&#13;
ではないかと思う、&#13;
&#13;
そうではないと先に生まれた意味はない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
算数は教えられないが、PLとBSは説明できるし、、&#13;
&#13;
ユーラシア大陸の明確な境界線は知らないが、&#13;
&#13;
キプチャク草原の遊牧民の暮らしは説明できる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
人に聞いた話でも、米共和党の現在のスタンスは、&#13;
&#13;
なんとなくは分かる、…が、&#13;
&#13;
歴代の大統領の名前を列挙は出来ない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
憲法十五条を諳んじることは出来ないが、&#13;
&#13;
在外邦人の選挙権裁判を傍聴した話し…は、出来る。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
もっといえば、石垣島のキャバクラに集まる&#13;
&#13;
「ないちゃー娘の心情」について1000ワードにまとめろ…&#13;
&#13;
と言われれば出来る、&#13;
&#13;
…だれも言わないだろうが。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
根津にある、お花屋さんに関わって、&#13;
&#13;
もう１年半ほどになる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
もともとは、お見舞いに来てくれた同社の社長に頼まれ、&#13;
&#13;
退院したら手伝いましょうということから始まった。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
お花屋さんと言うと、“お店”を想像するが、&#13;
&#13;
彼の会社は店舗経営だけでなく　&#13;
&#13;
温室で管理した観葉植物を一般の会社に&#13;
&#13;
レンタルしてメンテナンスしたり、&#13;
&#13;
植栽やガーデニングまでも行う。&#13;
&#13;
ネットで花束の注文も受ければ、&#13;
&#13;
会社の表玄関に鎮座する&#13;
&#13;
クリスマスツリーも施工する。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
創業から１０年、今までは彼(社長）が引っ張ってきたが、&#13;
&#13;
これからは新しいリーダーを育ててゆきたい。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…そんな理由で頼まれ、月に２回、&#13;
&#13;
各部署から人選した１０名弱を対象に、&#13;
&#13;
会議室で塾を開いている。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
塾の名は…「紋谷塾」　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
ずいぶんと偉そうなのですが、&#13;
&#13;
僕が命名したのではない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
大きなポイントは&#13;
&#13;
「典型的な労働集約型、内向きな仕事のスタイルからの脱却」&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
さっぱりと言いきると、&#13;
&#13;
「花と植物は育てられるが、人に対してはからっきし…」&#13;
&#13;
そんな集団に活を入れる仕事。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
まことに真面目で素直でよい子たちに、&#13;
&#13;
「おい　それじゃ駄目」と叱る、&#13;
&#13;
なんだか嫌な役目ともいえる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
部署のひとつ「園芸部」などは、&#13;
&#13;
一日中配送の仕事をしている…トラックで二人…&#13;
&#13;
納品とメンテナンス…&#13;
&#13;
この日常に、なにが出来るのか？&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「制作部」はネットなどで受けた、花束の制作に明け暮れ、&#13;
&#13;
時に、納品した先へのメンテナンスに出かける…&#13;
&#13;
この日常に、何ができるのか？&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
まずは、各位部署、各人の仕事の内容と会社への意識について、&#13;
&#13;
いろいろな方法でアプローチしてみた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
たとえば、&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「先日、根津に越してきた、おっさん」と題し、&#13;
&#13;
道で彼と会って立ち話しとなった。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
あなたはこの会社の社員として、&#13;
&#13;
そのおっさんには“どんな商売のニーズがあるのか&#13;
&#13;
”会話から引き出してみて欲しい”。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
その上で、改めて、会社の商品やサービスを提案すること。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
そういうプログラム。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
おっさんには、個人の趣味にはじまり、自宅の環境、&#13;
&#13;
奥さんの仕事、自身の会社の業務内容や規模…など、&#13;
&#13;
引き出し方によっては、&#13;
&#13;
会社の商品やサービスとリンクするニーズが&#13;
&#13;
どんどん出てくるように、&#13;
&#13;
事前にプロフィールを用意してある。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
おっさんの役は僕が引き受け、&#13;
&#13;
僕は聞かれたことにしか答えない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
つまり、引き出しが甘ければ、出てくる情報は少なく、&#13;
&#13;
また、どこまでイメージできるか次第で、&#13;
&#13;
その中身は広がるという仕掛けだ。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
ヒアリングは２人ひと組…&#13;
&#13;
部署の違う相手と組ませる。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
ワークをさせ、提案はみんなの前で…共有し検証する。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
ポイントは「答え探しにならないように」&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「その日の新聞から、会社の事業に関係する事件をピックアップし…&#13;
&#13;
　当事者、マスコミ、自分の会社、そのへんお主婦…&#13;
&#13;
　などさまざまな視点で見たら、この記事はどう感じるか？」&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
なんてこともやった。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
固定のプログラムは、各人の２週間（月に２度なので）は、&#13;
&#13;
毎回、事細かにレポートさせ発表させる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
日々の仕事の中に、すべての答えはある…からそこは念入りに。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
１回の時間で、必ず宿題を課す。約束事もする。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
次回、出来ていないことには、特に注力を注ぎ、&#13;
&#13;
その原因を自覚させ、改善の手法を伝える。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
特に、部下への関わり、業務改善はもちろん　&#13;
&#13;
新たな「仕掛け」への意欲や着手につながることは&#13;
&#13;
拾っていこうという主旨で。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
僕自身、学生時代、造園会社でバイトしていたこともあり、&#13;
&#13;
配送の経験も少しあったり、母の影響で“花”は好きで…と&#13;
&#13;
まあ、その程度のことで、&#13;
&#13;
彼らの仕事の細かい部分(知識やスキル）…&#13;
&#13;
を直接教えることは出来ないし、&#13;
&#13;
餅やは餅や…でそのあたりは僕の範疇ではない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
１年が過ぎ、痛感していることはたくさんある。　&#13;
&#13;
もちろん反省ばかりなのですが、&#13;
&#13;
それでも彼ら彼女ら相手に真剣に関わることは、楽しい。&#13;
&#13;
僕が楽しくても、彼ら彼女らの成長になっていなければ、&#13;
&#13;
意味はないが、まあ少しは&#13;
&#13;
貢献しているのかなあ…と思う。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
へりくだっているようだが、正直な感想。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
そうそう簡単に人は変わらない。&#13;
&#13;
変わることを信じなければ、&#13;
&#13;
出来ないということも真理ですが。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
今年度、はじめて新卒採用を行うことになり、&#13;
&#13;
最終の面接もいくつか担当させていただいた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
泣かせてしまうようなこともあった。　&#13;
&#13;
たとえ不採用になろうとも、&#13;
&#13;
何かお土産を持たせてあげたくて、&#13;
&#13;
真剣に対峙してしまう。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
２年目を迎え、「塾生」も何人か入れ替わった。　&#13;
&#13;
あえて持ちあげることでもないが、&#13;
&#13;
社長の「進もうとする意志」が好きだ。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「三つ子の魂百まで」「スズメ百まで踊り忘れず」&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
思えば、父や母の時代は、職業の選択は…出来なかった。&#13;
&#13;
転職なんて、ありえない考え方だった。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
公務員にしては、言わずもがな。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
そもそもは、教師という職業を「好きや嫌い」で&#13;
&#13;
選んでいなかったのかもしれない。&#13;
&#13;
（聞いたことがないのでわからないが）&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
それでも、「人に教える以上、自らが範となれ」&#13;
&#13;
という生き方であったであろうし、&#13;
&#13;
それを子供に課すのは当たり前のこと。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
僕や弟が、勝手に感じていたプレッシャーとは&#13;
&#13;
次元が違う話しだ。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
魂や踊りを明確に習った覚えはないが、&#13;
&#13;
日々の生活の中での在り方は、教わっていて、&#13;
&#13;
子供と言うのはいくつになっても、&#13;
&#13;
その教えから抜け出せぬものなのだと思う。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
歳を重ねれば「誰もが教師」&#13;
&#13;
のようなことを言ったが、&#13;
&#13;
僕の場合は、とくにそういうことが苦手ではないらしい。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
結果は置いておいたとしても、&#13;
&#13;
好きこそ…であり、そういう性癖は、&#13;
&#13;
やはり受け継いだものとしか思えない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
それでも、僕のような大人は、&#13;
&#13;
教師ではなく塾長なのでしょう。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
教育委員会や指導要綱などは　&#13;
&#13;
くそくらェと嘯き、&#13;
&#13;
表面だけのパワハラな親御さんには説教をして、&#13;
&#13;
無能教師の烙印で放逐…&#13;
&#13;
そういうことになっていた気がしますから。&#13;
&#13;
&#13;
</summary>
    <content type="text">父、母ともに学校の先生という家庭に生まれました。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
友達３０人いれば、そのうち１人は…&#13;
&#13;
「両親ともに、教師なんだよね」…&#13;
&#13;
あまり珍しくもないのでしょうが。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
昭和３０年代後半から４０年代が僕の思春期(笑）。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
田舎町のことで、どこに行っても&#13;
&#13;
「もんや先生の息子さんかぇ」と見られるから、&#13;
&#13;
どこに行っても、もんや先生の “息子さんらしく” &#13;
&#13;
していなくてはならない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…別に「ならなくてはいけない」&#13;
&#13;
わけではないのだけれど、&#13;
&#13;
本人はそういうプレッシャーを感じていた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
小学校の家庭科の授業で、担当の先生がお休みで、&#13;
&#13;
代理で母が教壇に立ったときはしんどかった。&#13;
&#13;
こういうことはあってはならないと、思った。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
町内の小学校が集まっての水泳大会、&#13;
&#13;
２００ｍのクロール競泳、スタートの飛び込み台から、&#13;
&#13;
別の小学校の代表を引率している&#13;
&#13;
父の姿を見た時は、体が硬くなった。&#13;
&#13;
結果の惨敗は…ハズかしさばかり残った。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
中学の写生大会で、どうみても友の作品の方がよく描けていたが、&#13;
&#13;
僕の絵が入賞してしまった時…&#13;
&#13;
美術の先生が父と仲が良いことで、勘ぐってしまった。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
高校は、町を離れた新設校…しかしここでも、&#13;
&#13;
「オマエの父さんは足が速かったんだよ」と&#13;
&#13;
陸上部の教師に言われた時は…まだ&#13;
&#13;
“らしく” あらねばならないのかと  ため息をついた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
直接、話した訳ではないが、&#13;
&#13;
学年が３つ下の弟は、“こういうこと”で、&#13;
&#13;
同級生にからかわれることがしばしばあったようで、&#13;
&#13;
将来、「教師にはならない」と&#13;
&#13;
早々に進路を決めたらしい。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
自分に関して今にして思えば、&#13;
&#13;
思春期のこういうプレッシャーは悪いものではないし、&#13;
&#13;
プレッシャーがあったからこそ&#13;
&#13;
出来上がった僕の人格…嫌いでない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
面と向かいはしないが、&#13;
&#13;
両親はどこかで「同じ道」を求めていたと思う。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
僕自身も、“自分に向いているのでは？”と&#13;
&#13;
どこかで感じてもいたのですが、、&#13;
&#13;
専門分野を極めて、それを他人に教え、導く…&#13;
&#13;
ということ、特にそれが学校という職場で、&#13;
&#13;
子供たち相手…となると、&#13;
&#13;
まだ自分こそがなにものでもない子供なのに、&#13;
&#13;
「教壇という一段高い場所に立っていいものか？」&#13;
&#13;
と考えてしまった。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
頭もなく、勤勉でもなかったことは言わずもがなで、&#13;
&#13;
教職課程はとったものの…結局&#13;
&#13;
「教師の道」は選ばなかった。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
職業＝教師ではなかったが、いくつかの職場を経て、&#13;
&#13;
けっこうな歳になり、人を管理（やな言葉なので訂正）&#13;
&#13;
…上司などと呼ばれ始めると必然、&#13;
&#13;
「他人を教え導く」ことになる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
なんだ、結局…そういうことか。　&#13;
&#13;
職業はどうでも、歳を重ねていれば、&#13;
&#13;
若輩に何かを伝えることになる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
すこし、偉そうにいえば、&#13;
&#13;
それが「先に生まれたものが唯一出来ること」&#13;
&#13;
ではないかと思う、&#13;
&#13;
そうではないと先に生まれた意味はない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
算数は教えられないが、PLとBSは説明できるし、、&#13;
&#13;
ユーラシア大陸の明確な境界線は知らないが、&#13;
&#13;
キプチャク草原の遊牧民の暮らしは説明できる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
人に聞いた話でも、米共和党の現在のスタンスは、&#13;
&#13;
なんとなくは分かる、…が、&#13;
&#13;
歴代の大統領の名前を列挙は出来ない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
憲法十五条を諳んじることは出来ないが、&#13;
&#13;
在外邦人の選挙権裁判を傍聴した話し…は、出来る。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
もっといえば、石垣島のキャバクラに集まる&#13;
&#13;
「ないちゃー娘の心情」について1000ワードにまとめろ…&#13;
&#13;
と言われれば出来る、&#13;
&#13;
…だれも言わないだろうが。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
根津にある、お花屋さんに関わって、&#13;
&#13;
もう１年半ほどになる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
もともとは、お見舞いに来てくれた同社の社長に頼まれ、&#13;
&#13;
退院したら手伝いましょうということから始まった。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
お花屋さんと言うと、“お店”を想像するが、&#13;
&#13;
彼の会社は店舗経営だけでなく　&#13;
&#13;
温室で管理した観葉植物を一般の会社に&#13;
&#13;
レンタルしてメンテナンスしたり、&#13;
&#13;
植栽やガーデニングまでも行う。&#13;
&#13;
ネットで花束の注文も受ければ、&#13;
&#13;
会社の表玄関に鎮座する&#13;
&#13;
クリスマスツリーも施工する。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
創業から１０年、今までは彼(社長）が引っ張ってきたが、&#13;
&#13;
これからは新しいリーダーを育ててゆきたい。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…そんな理由で頼まれ、月に２回、&#13;
&#13;
各部署から人選した１０名弱を対象に、&#13;
&#13;
会議室で塾を開いている。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
塾の名は…「紋谷塾」　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
ずいぶんと偉そうなのですが、&#13;
&#13;
僕が命名したのではない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
大きなポイントは&#13;
&#13;
「典型的な労働集約型、内向きな仕事のスタイルからの脱却」&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
さっぱりと言いきると、&#13;
&#13;
「花と植物は育てられるが、人に対してはからっきし…」&#13;
&#13;
そんな集団に活を入れる仕事。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
まことに真面目で素直でよい子たちに、&#13;
&#13;
「おい　それじゃ駄目」と叱る、&#13;
&#13;
なんだか嫌な役目ともいえる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
部署のひとつ「園芸部」などは、&#13;
&#13;
一日中配送の仕事をしている…トラックで二人…&#13;
&#13;
納品とメンテナンス…&#13;
&#13;
この日常に、なにが出来るのか？&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「制作部」はネットなどで受けた、花束の制作に明け暮れ、&#13;
&#13;
時に、納品した先へのメンテナンスに出かける…&#13;
&#13;
この日常に、何ができるのか？&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
まずは、各位部署、各人の仕事の内容と会社への意識について、&#13;
&#13;
いろいろな方法でアプローチしてみた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
たとえば、&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「先日、根津に越してきた、おっさん」と題し、&#13;
&#13;
道で彼と会って立ち話しとなった。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
あなたはこの会社の社員として、&#13;
&#13;
そのおっさんには“どんな商売のニーズがあるのか&#13;
&#13;
”会話から引き出してみて欲しい”。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
その上で、改めて、会社の商品やサービスを提案すること。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
そういうプログラム。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
おっさんには、個人の趣味にはじまり、自宅の環境、&#13;
&#13;
奥さんの仕事、自身の会社の業務内容や規模…など、&#13;
&#13;
引き出し方によっては、&#13;
&#13;
会社の商品やサービスとリンクするニーズが&#13;
&#13;
どんどん出てくるように、&#13;
&#13;
事前にプロフィールを用意してある。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
おっさんの役は僕が引き受け、&#13;
&#13;
僕は聞かれたことにしか答えない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
つまり、引き出しが甘ければ、出てくる情報は少なく、&#13;
&#13;
また、どこまでイメージできるか次第で、&#13;
&#13;
その中身は広がるという仕掛けだ。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
ヒアリングは２人ひと組…&#13;
&#13;
部署の違う相手と組ませる。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
ワークをさせ、提案はみんなの前で…共有し検証する。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
ポイントは「答え探しにならないように」&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「その日の新聞から、会社の事業に関係する事件をピックアップし…&#13;
&#13;
　当事者、マスコミ、自分の会社、そのへんお主婦…&#13;
&#13;
　などさまざまな視点で見たら、この記事はどう感じるか？」&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
なんてこともやった。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
固定のプログラムは、各人の２週間（月に２度なので）は、&#13;
&#13;
毎回、事細かにレポートさせ発表させる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
日々の仕事の中に、すべての答えはある…からそこは念入りに。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
１回の時間で、必ず宿題を課す。約束事もする。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
次回、出来ていないことには、特に注力を注ぎ、&#13;
&#13;
その原因を自覚させ、改善の手法を伝える。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
特に、部下への関わり、業務改善はもちろん　&#13;
&#13;
新たな「仕掛け」への意欲や着手につながることは&#13;
&#13;
拾っていこうという主旨で。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
僕自身、学生時代、造園会社でバイトしていたこともあり、&#13;
&#13;
配送の経験も少しあったり、母の影響で“花”は好きで…と&#13;
&#13;
まあ、その程度のことで、&#13;
&#13;
彼らの仕事の細かい部分(知識やスキル）…&#13;
&#13;
を直接教えることは出来ないし、&#13;
&#13;
餅やは餅や…でそのあたりは僕の範疇ではない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
１年が過ぎ、痛感していることはたくさんある。　&#13;
&#13;
もちろん反省ばかりなのですが、&#13;
&#13;
それでも彼ら彼女ら相手に真剣に関わることは、楽しい。&#13;
&#13;
僕が楽しくても、彼ら彼女らの成長になっていなければ、&#13;
&#13;
意味はないが、まあ少しは&#13;
&#13;
貢献しているのかなあ…と思う。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
へりくだっているようだが、正直な感想。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
そうそう簡単に人は変わらない。&#13;
&#13;
変わることを信じなければ、&#13;
&#13;
出来ないということも真理ですが。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
今年度、はじめて新卒採用を行うことになり、&#13;
&#13;
最終の面接もいくつか担当させていただいた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
泣かせてしまうようなこともあった。　&#13;
&#13;
たとえ不採用になろうとも、&#13;
&#13;
何かお土産を持たせてあげたくて、&#13;
&#13;
真剣に対峙してしまう。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
２年目を迎え、「塾生」も何人か入れ替わった。　&#13;
&#13;
あえて持ちあげることでもないが、&#13;
&#13;
社長の「進もうとする意志」が好きだ。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「三つ子の魂百まで」「スズメ百まで踊り忘れず」&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
思えば、父や母の時代は、職業の選択は…出来なかった。&#13;
&#13;
転職なんて、ありえない考え方だった。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
公務員にしては、言わずもがな。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
そもそもは、教師という職業を「好きや嫌い」で&#13;
&#13;
選んでいなかったのかもしれない。&#13;
&#13;
（聞いたことがないのでわからないが）&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
それでも、「人に教える以上、自らが範となれ」&#13;
&#13;
という生き方であったであろうし、&#13;
&#13;
それを子供に課すのは当たり前のこと。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
僕や弟が、勝手に感じていたプレッシャーとは&#13;
&#13;
次元が違う話しだ。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
魂や踊りを明確に習った覚えはないが、&#13;
&#13;
日々の生活の中での在り方は、教わっていて、&#13;
&#13;
子供と言うのはいくつになっても、&#13;
&#13;
その教えから抜け出せぬものなのだと思う。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
歳を重ねれば「誰もが教師」&#13;
&#13;
のようなことを言ったが、&#13;
&#13;
僕の場合は、とくにそういうことが苦手ではないらしい。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
結果は置いておいたとしても、&#13;
&#13;
好きこそ…であり、そういう性癖は、&#13;
&#13;
やはり受け継いだものとしか思えない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
それでも、僕のような大人は、&#13;
&#13;
教師ではなく塾長なのでしょう。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
教育委員会や指導要綱などは　&#13;
&#13;
くそくらェと嘯き、&#13;
&#13;
表面だけのパワハラな親御さんには説教をして、&#13;
&#13;
無能教師の烙印で放逐…&#13;
&#13;
そういうことになっていた気がしますから。&#13;
&#13;
&#13;
</content>
  </entry>
  <entry>
    <id>http://www.monya-united.org,blog/3/105</id>
    <title>旅になにを求めるのか &lt;紋谷のソコヂカラ&gt;</title>
    <link href="http://www.monya-united.org/blog_detail/id=105"/>
    <author>
      <name>Monya-United</name>
    </author>
    <updated>2010-02-19T18:41:00+09:00</updated>
    <published>2010-02-19T19:11:29+09:00</published>
    <modified>2010-02-19T19:18:28+09:00</modified>
    <summary>今までいろいろなところに旅をして、&#13;
 &#13;
振り返ると、１度で十分と思う場所もあれば、&#13;
 &#13;
もう一度来たいなあ…と思える場所もありました。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
中には、住みたいなあ…とまで&#13;
 &#13;
惚れ込んでしまう場所もある。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
ただ、まだまだ行きたい場所、行けてない場所は、&#13;
 &#13;
数多く残っていて、人生、限られているし、&#13;
 &#13;
旅ばかりしているわけにもゆかないことも考え合わせると、&#13;
 &#13;
“初めての場所”にチャレンジしたい思いが、&#13;
 &#13;
一番強いのが本音のところです。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
ちなみに、海外で恋焦がれている場所は、ギアナ高地。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
べネゼエラの首都、カラカスから飛行機を２度乗り継ぎ、&#13;
 &#13;
カナイマへ、そこからボートと徒歩で４時間、&#13;
 &#13;
さらにジャングルに分け入り１時間…&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
その先にある「世界一高い滝－エンジェル・フォール」。&#13;
 &#13;
現地の部族の言葉、ぺモン語で「アウヤン・テプイ」&#13;
 &#13;
(悪魔の山）と名付けられた霊峰から、&#13;
 &#13;
この滝は流れ落ちていて、植物さえ生えていない&#13;
 &#13;
赤黒い岩肌の頂上から降り注ぐ…&#13;
&#13;
その高さ２０００メートル。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
水源は、山頂に降った雨で、落差がありすぎて、&#13;
 &#13;
落下途中で水が拡散して滝つぼがない…と、&#13;
 &#13;
こんな滝にぜひとも出会いたいと思っている。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
ちなみに僕は、いわゆる世界遺産的なものに&#13;
&#13;
あまり興味がない。&#13;
 &#13;
&#13;
&#13;
旅の途中に、寄ることはあっても&#13;
 &#13;
「そこを目指しての旅」というわけではなかった。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
世界規模で残すべき “遺産（この意味が今ひとつ分からないのだが）”&#13;
 &#13;
と認定されているということはすごいことだとは思うのですが、&#13;
 &#13;
そんなことより、インドの汚い木賃宿で、&#13;
 &#13;
街の雑踏の中に身を置き、そこに暮らす人々を日がな眺めていたり、&#13;
 &#13;
ガイドブックに載っていない、フランスの田舎町を自転車で&#13;
 &#13;
ふらふらしたりしている方が、性に合っていた。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
特に「ボーダーな場所」に強く惹かれていて、国境の町、&#13;
 &#13;
異文化が混じり合うなんとも言えない空気の感じが大好物でした。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
島国に生まれたせいもあるのかもしれません。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
振り返れば、日本(笑）…なんだ、まだまだ知らないではないか。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
いつ叶うのかもわからない、でっかい滝への旅は、&#13;
 &#13;
ひとまず目標に置き、その前に、身近な日本を少し探訪してみよう。&#13;
 &#13;
最近、そんな思いが強くなってきていました。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
日本で未だ行ったことがなく、惹かれている場所と言えば、&#13;
 &#13;
島根、鳥取の山陰エリア、和歌山と三重、&#13;
 &#13;
そして青森と鹿児島であります。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
はじめのふたつは、いわゆる大動脈から外れていることもあり、&#13;
 &#13;
なかなか訪れる機会がなく、本州の最両端エリアもさずがに&#13;
 &#13;
行こうと思う計画を立てないといけない場所。&#13;
 &#13;
海外ならばボーダー好き、島国日本では&#13;
 &#13;
替って「端っこ」「隅っこ」が好きということみたいです。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
そういえば昔から飲み会の席も隅が好き…性格なのでしょう(笑）&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
そんな折に、仕事で関西に行くことになった。&#13;
 &#13;
日程は僕任せということもあり、こういうチャンスは逃す手はない…&#13;
 &#13;
同行するライターの両名に話を持ちかけ、&#13;
 &#13;
山陰エリアへ足を延ばすことにした。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
おっさん３人旅。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
ひとりは、以前も紹介した&#13;
 &#13;
「旅のおもしろコラムニストの宮田氏」&#13;
 &#13;
もうひとりは&#13;
 &#13;
「うちにお掃除に来ていただいていることで有名？な篠塚氏」&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
ちなみに篠塚氏は、情報誌の取材などで日本全国を旅しているうえに、&#13;
 &#13;
軽い“鉄”でもあります。&#13;
 &#13;
日程と宿の手配は彼任せ。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
宮田氏は、仕事で四国お遍路の取材を終えたばかり、&#13;
 &#13;
篠塚氏は確定申告と引っ越しに忙殺されている最中、&#13;
 &#13;
忙しい合間を縫っての旅、&#13;
 &#13;
それでもせっかくの旅ですから&#13;
 &#13;
なにかおもしろい仕掛けを…となり、意気投合。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
宮田氏から&#13;
 &#13;
「次は、“迷路な温泉”のコラムを書くつもりなので、&#13;
 &#13;
　旅館はそういう場所を」との提案があり、&#13;
 &#13;
鳥取、島根の宿を選定。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
僕からは、まず姫路城の下で集合しましょう。&#13;
 &#13;
そこで別れて、お互い好きなところを巡り、&#13;
 &#13;
翌日、鳥取の温泉で集合、&#13;
 &#13;
翌朝また別れ、お互い別々に…で、&#13;
 &#13;
夜にまた島根の宿で集合…と提案。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
旅慣れた上に、わがままなおっさん連中、&#13;
 &#13;
「よかろう」となり、そんな珍妙さが持ち味の企画。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
…ついでに変わった石を拾って見せ合う…&#13;
 &#13;
なんてことも追加される始末に…&#13;
 &#13;
ヘンでしょう(笑）&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
こういうことを楽しめる面子と旅行できるなんてことは、&#13;
 &#13;
なかなかありません。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
この旅の模様は、後日、宮田氏で紹介されることでしょうから、&#13;
 &#13;
詳細は…そちらをぜひご覧ください。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
“僕の”旅だけに限れば、かなり充実した旅となりました。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
まずは、初の姫路城、世界遺産に興味は…と言いましたが、&#13;
 &#13;
いやあ、よい城でござった。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
スケールもさることながら、デザインがモダンなのです。&#13;
 &#13;
旅の途中、松江城にも訪れたのですが、&#13;
 &#13;
比較すると申し訳ないくらい…&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
よきかな　よきかな　白鷺の城。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
今年、天守閣の改修工事に入るらしく、&#13;
 &#13;
その前に観ることができたのは誠にラッキーと思える城でした。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
姫路から山陰へのルートはさまざまあり、迷いました。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
実は、山陰に行きたいと思っていた理由のひとつは&#13;
 &#13;
「餘部の鉄橋」これが観たかった。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
…その意味では、兵庫県を北上し、城崎温泉を経て、&#13;
 &#13;
山陰本線を西に…&#13;
 &#13;
というルートなのですが、なにぶん遠い。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
せっかくの姫路でしたので、&#13;
 &#13;
少し、西にある「竜野」にも寄りたく…&#13;
 &#13;
迷った末（餘部鉄橋は今年、秋までは観られるという情報もあり）、&#13;
 &#13;
北上ルートは断念して、&#13;
 &#13;
倉吉まで一挙に行ってしまおうと決めました。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
このあたりは、３人それぞれ、&#13;
 &#13;
自分が好きに出来るというところがよいのです。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
竜野は、寅さんのロケ地ということで知っていましたが、&#13;
 &#13;
祭りの武者行列、童謡「赤とんぼ」、&#13;
 &#13;
宮本武蔵の修行の地…とかいろいろ有名で、&#13;
 &#13;
ほっこりとした風情と歴史を感じる町、&#13;
 &#13;
カメラ片手にひとり散策にはもってこいでした。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
その意味では、翌日の倉吉は、&#13;
 &#13;
それ以上だったかもしれません。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
姫路から２時間で行けてしまうので、&#13;
 &#13;
早めに出かけて、第一集合場所「三朝温泉」に入るまで、&#13;
 &#13;
ずーっとぶらぶらしていました。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
観光地化という意味では、竜野の素朴さはないものの、&#13;
 &#13;
それでも、町を隅々まで歩くと、そこかしこに&#13;
 &#13;
懐かしい景色が散らばっていて、&#13;
 &#13;
文字通り、時間の経つのを忘れてしまい、&#13;
 &#13;
ついでに足の痛みも忘れて…なんと４時間&#13;
 &#13;
もぶらぶら。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
天女の壁画を中心に広がるこの町、&#13;
 &#13;
お醤油蔵の赤レンガや江戸風情の白い土塀…&#13;
 &#13;
東西に流れる堀川脇には、突然　バテレン調のお寺…。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
背後の山の中にある長谷寺に思わず登ってしまって、&#13;
 &#13;
途中の長い石段で後悔…&#13;
 &#13;
それでも山深い中に響くお経には痺れました。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
翌朝、三朝温泉から松江に、&#13;
 &#13;
宍道湖を回る「一畑電車」で出雲～出雲大社へ&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
スピリチュアルスポットとしても有名な出雲大社でしたが、&#13;
 &#13;
やはりこういう威容は、僕には興味がないと改めて感じ、&#13;
 &#13;
それでも一面の霧の風景の宍道湖を眺めながらの、&#13;
 &#13;
在来電車の乗り継ぎはなかなかに愉快でした。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
途中、地元のおばちゃんや高校生が、乗ったり降りたり…&#13;
 &#13;
そういう日常の風景が楽しい。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
世界の遺産「石見銀山」には興味がなかったのですが、&#13;
 &#13;
泊った温泉地「湯の津」にある２件の公衆浴場は、&#13;
 &#13;
最高でした。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
こちらを世界遺産に…僕なら認定します。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
「元湯」は朝の５時からやっていて、地元の人の交流場所。&#13;
 &#13;
鉄分が強く、湯船の脇は茶色のグラデーション…、&#13;
 &#13;
溶岩が溶けだしたような感じに…&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
天井は高く、木枠で囲まれた湯殿は狭く、&#13;
 &#13;
中には地元のおっさんが５，６人…&#13;
 &#13;
ゆっくりくつろぐ感じではなかったし、&#13;
 &#13;
写真もはばかられましたが、&#13;
 &#13;
それでも「ああ～いい湯」とおもわずポロリ口に出る。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
朝は濁っているお湯が、閉める頃には人が入る空気のせいで、&#13;
 &#13;
透明になるそうです。&#13;
 &#13;
着いた夜に入ったのですが、番台から&#13;
 &#13;
「朝もう一度おいで、このお湯は朝がいいのよ」と声をかけられ&#13;
 &#13;
翌朝、もういちど入る…&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
違いはわからなかったのですが、&#13;
 &#13;
毎日来るという近所のおじさんの話では、&#13;
 &#13;
この風呂は朝がいいんだよ…&#13;
 &#13;
と同じようなことを言っていました。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
土が良いらしく、山の隙間にあるこの温泉町を少し登ると、&#13;
 &#13;
陶芸の里（窯元は３つ）があって、&#13;
 &#13;
１０段１５段と日本でも有数の大きさの登り窯も見られます。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
寒くなり、あられ混じりの雨の中、&#13;
 &#13;
この陶芸の里に顔を出し、出雲に戻り空路大阪へ、&#13;
 &#13;
山陰があまりに楽しく、お湯に当てられ…&#13;
 &#13;
翌日からの仕事は上の空でした。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
たかだか１回では語りつくせぬ深さを感じた山陰。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
次は兵庫北上ルートか　&#13;
 &#13;
広島から上がろうか…&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
またぜひ来たいと…&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
そういう旅の紹介にありがちな終わり方でございます。&#13;
 &#13;
 &#13;
</summary>
    <content type="text">今までいろいろなところに旅をして、&#13;
 &#13;
振り返ると、１度で十分と思う場所もあれば、&#13;
 &#13;
もう一度来たいなあ…と思える場所もありました。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
中には、住みたいなあ…とまで&#13;
 &#13;
惚れ込んでしまう場所もある。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
ただ、まだまだ行きたい場所、行けてない場所は、&#13;
 &#13;
数多く残っていて、人生、限られているし、&#13;
 &#13;
旅ばかりしているわけにもゆかないことも考え合わせると、&#13;
 &#13;
“初めての場所”にチャレンジしたい思いが、&#13;
 &#13;
一番強いのが本音のところです。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
ちなみに、海外で恋焦がれている場所は、ギアナ高地。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
べネゼエラの首都、カラカスから飛行機を２度乗り継ぎ、&#13;
 &#13;
カナイマへ、そこからボートと徒歩で４時間、&#13;
 &#13;
さらにジャングルに分け入り１時間…&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
その先にある「世界一高い滝－エンジェル・フォール」。&#13;
 &#13;
現地の部族の言葉、ぺモン語で「アウヤン・テプイ」&#13;
 &#13;
(悪魔の山）と名付けられた霊峰から、&#13;
 &#13;
この滝は流れ落ちていて、植物さえ生えていない&#13;
 &#13;
赤黒い岩肌の頂上から降り注ぐ…&#13;
&#13;
その高さ２０００メートル。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
水源は、山頂に降った雨で、落差がありすぎて、&#13;
 &#13;
落下途中で水が拡散して滝つぼがない…と、&#13;
 &#13;
こんな滝にぜひとも出会いたいと思っている。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
ちなみに僕は、いわゆる世界遺産的なものに&#13;
&#13;
あまり興味がない。&#13;
 &#13;
&#13;
&#13;
旅の途中に、寄ることはあっても&#13;
 &#13;
「そこを目指しての旅」というわけではなかった。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
世界規模で残すべき “遺産（この意味が今ひとつ分からないのだが）”&#13;
 &#13;
と認定されているということはすごいことだとは思うのですが、&#13;
 &#13;
そんなことより、インドの汚い木賃宿で、&#13;
 &#13;
街の雑踏の中に身を置き、そこに暮らす人々を日がな眺めていたり、&#13;
 &#13;
ガイドブックに載っていない、フランスの田舎町を自転車で&#13;
 &#13;
ふらふらしたりしている方が、性に合っていた。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
特に「ボーダーな場所」に強く惹かれていて、国境の町、&#13;
 &#13;
異文化が混じり合うなんとも言えない空気の感じが大好物でした。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
島国に生まれたせいもあるのかもしれません。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
振り返れば、日本(笑）…なんだ、まだまだ知らないではないか。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
いつ叶うのかもわからない、でっかい滝への旅は、&#13;
 &#13;
ひとまず目標に置き、その前に、身近な日本を少し探訪してみよう。&#13;
 &#13;
最近、そんな思いが強くなってきていました。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
日本で未だ行ったことがなく、惹かれている場所と言えば、&#13;
 &#13;
島根、鳥取の山陰エリア、和歌山と三重、&#13;
 &#13;
そして青森と鹿児島であります。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
はじめのふたつは、いわゆる大動脈から外れていることもあり、&#13;
 &#13;
なかなか訪れる機会がなく、本州の最両端エリアもさずがに&#13;
 &#13;
行こうと思う計画を立てないといけない場所。&#13;
 &#13;
海外ならばボーダー好き、島国日本では&#13;
 &#13;
替って「端っこ」「隅っこ」が好きということみたいです。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
そういえば昔から飲み会の席も隅が好き…性格なのでしょう(笑）&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
そんな折に、仕事で関西に行くことになった。&#13;
 &#13;
日程は僕任せということもあり、こういうチャンスは逃す手はない…&#13;
 &#13;
同行するライターの両名に話を持ちかけ、&#13;
 &#13;
山陰エリアへ足を延ばすことにした。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
おっさん３人旅。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
ひとりは、以前も紹介した&#13;
 &#13;
「旅のおもしろコラムニストの宮田氏」&#13;
 &#13;
もうひとりは&#13;
 &#13;
「うちにお掃除に来ていただいていることで有名？な篠塚氏」&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
ちなみに篠塚氏は、情報誌の取材などで日本全国を旅しているうえに、&#13;
 &#13;
軽い“鉄”でもあります。&#13;
 &#13;
日程と宿の手配は彼任せ。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
宮田氏は、仕事で四国お遍路の取材を終えたばかり、&#13;
 &#13;
篠塚氏は確定申告と引っ越しに忙殺されている最中、&#13;
 &#13;
忙しい合間を縫っての旅、&#13;
 &#13;
それでもせっかくの旅ですから&#13;
 &#13;
なにかおもしろい仕掛けを…となり、意気投合。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
宮田氏から&#13;
 &#13;
「次は、“迷路な温泉”のコラムを書くつもりなので、&#13;
 &#13;
　旅館はそういう場所を」との提案があり、&#13;
 &#13;
鳥取、島根の宿を選定。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
僕からは、まず姫路城の下で集合しましょう。&#13;
 &#13;
そこで別れて、お互い好きなところを巡り、&#13;
 &#13;
翌日、鳥取の温泉で集合、&#13;
 &#13;
翌朝また別れ、お互い別々に…で、&#13;
 &#13;
夜にまた島根の宿で集合…と提案。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
旅慣れた上に、わがままなおっさん連中、&#13;
 &#13;
「よかろう」となり、そんな珍妙さが持ち味の企画。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
…ついでに変わった石を拾って見せ合う…&#13;
 &#13;
なんてことも追加される始末に…&#13;
 &#13;
ヘンでしょう(笑）&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
こういうことを楽しめる面子と旅行できるなんてことは、&#13;
 &#13;
なかなかありません。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
この旅の模様は、後日、宮田氏で紹介されることでしょうから、&#13;
 &#13;
詳細は…そちらをぜひご覧ください。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
“僕の”旅だけに限れば、かなり充実した旅となりました。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
まずは、初の姫路城、世界遺産に興味は…と言いましたが、&#13;
 &#13;
いやあ、よい城でござった。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
スケールもさることながら、デザインがモダンなのです。&#13;
 &#13;
旅の途中、松江城にも訪れたのですが、&#13;
 &#13;
比較すると申し訳ないくらい…&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
よきかな　よきかな　白鷺の城。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
今年、天守閣の改修工事に入るらしく、&#13;
 &#13;
その前に観ることができたのは誠にラッキーと思える城でした。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
姫路から山陰へのルートはさまざまあり、迷いました。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
実は、山陰に行きたいと思っていた理由のひとつは&#13;
 &#13;
「餘部の鉄橋」これが観たかった。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
…その意味では、兵庫県を北上し、城崎温泉を経て、&#13;
 &#13;
山陰本線を西に…&#13;
 &#13;
というルートなのですが、なにぶん遠い。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
せっかくの姫路でしたので、&#13;
 &#13;
少し、西にある「竜野」にも寄りたく…&#13;
 &#13;
迷った末（餘部鉄橋は今年、秋までは観られるという情報もあり）、&#13;
 &#13;
北上ルートは断念して、&#13;
 &#13;
倉吉まで一挙に行ってしまおうと決めました。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
このあたりは、３人それぞれ、&#13;
 &#13;
自分が好きに出来るというところがよいのです。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
竜野は、寅さんのロケ地ということで知っていましたが、&#13;
 &#13;
祭りの武者行列、童謡「赤とんぼ」、&#13;
 &#13;
宮本武蔵の修行の地…とかいろいろ有名で、&#13;
 &#13;
ほっこりとした風情と歴史を感じる町、&#13;
 &#13;
カメラ片手にひとり散策にはもってこいでした。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
その意味では、翌日の倉吉は、&#13;
 &#13;
それ以上だったかもしれません。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
姫路から２時間で行けてしまうので、&#13;
 &#13;
早めに出かけて、第一集合場所「三朝温泉」に入るまで、&#13;
 &#13;
ずーっとぶらぶらしていました。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
観光地化という意味では、竜野の素朴さはないものの、&#13;
 &#13;
それでも、町を隅々まで歩くと、そこかしこに&#13;
 &#13;
懐かしい景色が散らばっていて、&#13;
 &#13;
文字通り、時間の経つのを忘れてしまい、&#13;
 &#13;
ついでに足の痛みも忘れて…なんと４時間&#13;
 &#13;
もぶらぶら。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
天女の壁画を中心に広がるこの町、&#13;
 &#13;
お醤油蔵の赤レンガや江戸風情の白い土塀…&#13;
 &#13;
東西に流れる堀川脇には、突然　バテレン調のお寺…。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
背後の山の中にある長谷寺に思わず登ってしまって、&#13;
 &#13;
途中の長い石段で後悔…&#13;
 &#13;
それでも山深い中に響くお経には痺れました。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
翌朝、三朝温泉から松江に、&#13;
 &#13;
宍道湖を回る「一畑電車」で出雲～出雲大社へ&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
スピリチュアルスポットとしても有名な出雲大社でしたが、&#13;
 &#13;
やはりこういう威容は、僕には興味がないと改めて感じ、&#13;
 &#13;
それでも一面の霧の風景の宍道湖を眺めながらの、&#13;
 &#13;
在来電車の乗り継ぎはなかなかに愉快でした。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
途中、地元のおばちゃんや高校生が、乗ったり降りたり…&#13;
 &#13;
そういう日常の風景が楽しい。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
世界の遺産「石見銀山」には興味がなかったのですが、&#13;
 &#13;
泊った温泉地「湯の津」にある２件の公衆浴場は、&#13;
 &#13;
最高でした。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
こちらを世界遺産に…僕なら認定します。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
「元湯」は朝の５時からやっていて、地元の人の交流場所。&#13;
 &#13;
鉄分が強く、湯船の脇は茶色のグラデーション…、&#13;
 &#13;
溶岩が溶けだしたような感じに…&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
天井は高く、木枠で囲まれた湯殿は狭く、&#13;
 &#13;
中には地元のおっさんが５，６人…&#13;
 &#13;
ゆっくりくつろぐ感じではなかったし、&#13;
 &#13;
写真もはばかられましたが、&#13;
 &#13;
それでも「ああ～いい湯」とおもわずポロリ口に出る。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
朝は濁っているお湯が、閉める頃には人が入る空気のせいで、&#13;
 &#13;
透明になるそうです。&#13;
 &#13;
着いた夜に入ったのですが、番台から&#13;
 &#13;
「朝もう一度おいで、このお湯は朝がいいのよ」と声をかけられ&#13;
 &#13;
翌朝、もういちど入る…&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
違いはわからなかったのですが、&#13;
 &#13;
毎日来るという近所のおじさんの話では、&#13;
 &#13;
この風呂は朝がいいんだよ…&#13;
 &#13;
と同じようなことを言っていました。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
土が良いらしく、山の隙間にあるこの温泉町を少し登ると、&#13;
 &#13;
陶芸の里（窯元は３つ）があって、&#13;
 &#13;
１０段１５段と日本でも有数の大きさの登り窯も見られます。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
寒くなり、あられ混じりの雨の中、&#13;
 &#13;
この陶芸の里に顔を出し、出雲に戻り空路大阪へ、&#13;
 &#13;
山陰があまりに楽しく、お湯に当てられ…&#13;
 &#13;
翌日からの仕事は上の空でした。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
たかだか１回では語りつくせぬ深さを感じた山陰。&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
次は兵庫北上ルートか　&#13;
 &#13;
広島から上がろうか…&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
またぜひ来たいと…&#13;
 &#13;
 &#13;
 &#13;
そういう旅の紹介にありがちな終わり方でございます。&#13;
 &#13;
 &#13;
</content>
  </entry>
  <entry>
    <id>http://www.monya-united.org,blog/3/104</id>
    <title>ブランコな話し &lt;紋谷のソコヂカラ&gt;</title>
    <link href="http://www.monya-united.org/blog_detail/id=104"/>
    <author>
      <name>Monya-United</name>
    </author>
    <updated>2010-02-08T21:33:00+09:00</updated>
    <published>2010-02-08T21:53:19+09:00</published>
    <modified>2010-02-08T21:53:19+09:00</modified>
    <summary>&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
目の前の公園に朝晩顔を出す。&#13;
&#13;
ほんとうに目の前なので、“行く”という感じではない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
体力を戻すために、ここで体を動かしている。。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
先日来、公園はその敷地の半分が、&#13;
&#13;
立ち入り禁止になっていた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
どうも、遊具のリニューアルらしく、&#13;
&#13;
工事中は子供が入らないように&#13;
&#13;
立ち入り禁止の柵が張り巡らされている。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
そもそも、こじんまりとした公園が、&#13;
&#13;
余計、小さくなってしまい、&#13;
&#13;
真面目にリハビリしていて、&#13;
&#13;
公園内を愛犬と走るボクにとっては、&#13;
&#13;
いい迷惑でありました。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
毎日、毎日、進んでいるか、&#13;
&#13;
いないんだかの進行具合でしたが、&#13;
&#13;
今朝、行ってみると、工事は終わり、&#13;
&#13;
立ち入り禁止の柵は取り払われていた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
新たに登場した、ブランコと鉄棒&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…これだけかい？　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
と思わず突っ込んでみたが、&#13;
&#13;
まだ、出来たてのほやほや、早朝のことでもあり、&#13;
&#13;
たぶんこれを目にしたのは僕が第一号。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
せっかくだから、座って遊んでみた。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
特に感慨もない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
小さいころの思い出も…特に浮かんでは来ない(笑）…&#13;
&#13;
志村喬の胸中でもなく…ただ、行ったり来たり…　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
◇リハビリと言えば、昨年、帰省の折、&#13;
&#13;
母が通う地元の病院に　迎えに行った時のこと。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「ワタシのリハビリのセンセイは、お兄ちゃん&#13;
&#13;
（僕はこう呼ばれている）の高校の同級生よ」&#13;
&#13;
と言っていたことを思いだした。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
モノのついでと、病院のリハビリセンターに顔を出す。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
部屋の入口の扉の脇に、&#13;
&#13;
スタッフの名前のプレートが貼り出されている。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…ふどれどれ…やつの名前はあるかな？　&#13;
&#13;
！室長？…室長かぁ～！！&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
せっかくだから、入ってみる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「○○さんいますか？」&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「…室長は、隣のリハビリルームに…」というので、&#13;
&#13;
　センターからつながるリハビリルームに向かうと、&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
中では、大勢の患者さんがリハビリの最中。&#13;
&#13;
その中央に…いたいた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「おーい　○○！」&#13;
&#13;
　振り返る○○　…怪訝な表情？？　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
それもそうだろう、３０年ぶりの再会。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「もんやだよ」というと&#13;
&#13;
「！！おおお～！」と笑顔に。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
この○○とは、高校時代、学校の廊下で取っ組みあった。&#13;
&#13;
彼についてほかのことは思い出さないが、&#13;
&#13;
この取っ組みあいだけはよく覚えている。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「おいもんや　…おまえのスリッパ、&#13;
&#13;
　女子便所に投げてやったぞ！(笑)」&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「なに！！ふざけるな！」という取っ組みあい。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
どうも○○は、高校イチの美女と日曜日に映画を観にいったという、&#13;
&#13;
もんやの自慢話しが気に入らず、頭に血が登ったらしい。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
（高校イチの美女？？…というところ…ここは気にせず、&#13;
&#13;
　先に進むところです）&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
この○○…いわゆる直情型。　&#13;
&#13;
ガタイもデカイが態度もデカイ。　&#13;
&#13;
そんな彼が、母のリハビリ。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
女子便所にヒトのスリッパ投げ込む奴が&#13;
&#13;
…母のリハビリ。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…人は変わるのか…&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「母がお世話になっています」&#13;
&#13;
初めこそ、丁寧にごあいさつ申し上げたが、&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
リハビリルームにいる全員が注目しているので…&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「この○○はねえ…昔、僕のスリッパを、&#13;
&#13;
　女子便所に投げ込んだ…そういう奴なんですよおお！！」&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
と大きな声で、みんなに紹介してやった。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「！！おい…やめろ　勘弁してくれ！」　&#13;
&#13;
○○は顔を真っ赤にしている。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…君は変わろうとも　僕は変わらない…&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
◇変わらない性格と言えば、どうもボクは、&#13;
&#13;
他人に迎合するのが苦手だ、面白くないのに笑えない、&#13;
&#13;
可愛げのない奴だとよく言われてきた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
大人になってもその性格はいっこうに改善しない。&#13;
&#13;
そもそも直す気もない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
銀座で商売をしている時も…そう。&#13;
&#13;
しかし、商売には不向きのようで、&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「もんやさんのお店は…なに屋さんなんですか？」&#13;
&#13;
と聞かれても、&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「もん屋　…です」と応えていた。　　&#13;
&#13;
別に、和食でもイタリアンでもなんでもいいではないか。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
要するに来ればわかる。&#13;
&#13;
そういう、キャッチーな感じは好きではない…&#13;
&#13;
とこういうスタンス。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
ひねくれているわけではないのだが、&#13;
&#13;
どうも、表面上の会話が、出来なくて…。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
だから、初対面の方には「こわい」&#13;
&#13;
という印象を持たれることが多い。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
先日、手伝っている会社が創業以来はじめて、&#13;
&#13;
新卒を採用するということで、その最終面接を頼まれた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
堅実経営とはいえ、全国的に名の知られている&#13;
&#13;
会社でもないのに、エントリーシートは&#13;
&#13;
2000通を越える応募状況。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
採用枠は全職種併せて８名…&#13;
&#13;
その最終面接だから心して臨んだ。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
採用活動は、昨年からこの会社の一大業務として進んできた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
担当の社員たちが、なれない仕事ながら、&#13;
&#13;
１次から一生懸命に選んだ末に、どうしても判断がつかない…&#13;
&#13;
そういう応募者たちが中心の面接。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
中には、最終面接に至る以前に、落とされたが、&#13;
&#13;
その後も、どうしてももう一度、僕の熱意を聞いて欲しいと、&#13;
&#13;
長文の手紙を社長に送りつけてきた学生もいる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
時間はひとり１時間…志望動機の先に、&#13;
&#13;
彼、彼女の本音を見極めようとすると、&#13;
&#13;
自然と言葉はきつくなる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「…高校の野球部では　後輩になどう思われていた？&#13;
&#13;
　…なるほど、面倒見がよいのは、なぜ？&#13;
&#13;
　…甲子園に出場しているんですね&#13;
&#13;
　…みんなでなにかを成し遂げるということは&#13;
&#13;
　…好き…ひとりで黙々と…というのは？&#13;
&#13;
　…営業となると、たとえば飛び込みなんて仕事は、自分ひとりで&#13;
&#13;
　…自分に負けてはいけないのですが？&#13;
&#13;
　…根性はある？…あるといわれて、はいそうですか…と思えない。&#13;
&#13;
　思わせて欲しい…」&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
などと、答えに窮する質問を矢継ぎ早に投げかけて、&#13;
&#13;
その返答と態度をじっくり見てしまう。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…後日、内定式で　この彼を含め　何人かと話した。　&#13;
&#13;
面接を終え、正直、手ごたえは感じたか？と聞くと…&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「自分に足りないところが、なにか考えてしまいました」という返事。　&#13;
&#13;
いまどきの若者はどこまでも真面目だ。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…しかし、そう応える彼の目は、おびえていた。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
社長宛にメールを送ってきた学生から、&#13;
&#13;
またメールが届いたらしく、文面を読ませてもらった、&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
かなりの長文…その中に、&#13;
&#13;
僕がこわかった…と２度も書かれていた。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
幸運を祈る。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
◇面接といえば　コミュニケーション力…とよく言われる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
先日、ＮＨＫで“言語力の低下”についての番組を観た。&#13;
&#13;
要約すると、日本人の「奥ゆかしさ」は「察してくれ…」に通じ、&#13;
&#13;
物事を正確に、早く伝えられないことにつながるらしい。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
番組では、世界一の言語力を持つと言われる、&#13;
&#13;
ドイツの学校教育について検証し紹介していた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
ドイツでは小学校の頃から&#13;
&#13;
「自分の言いたいことを、相手に伝えるための」教育が盛んで、&#13;
&#13;
たとえば、教室に抽象画を持ちこみ…&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「この絵はなにに見えるかスピーチしなさい」&#13;
&#13;
と先生が尋ねる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
答えは、簡潔さを求められ…またこの投げかけ問答には、&#13;
&#13;
「ほかの子と同じ答えはしてないけない」というルールがあり、&#13;
&#13;
児童たちは、指されたら、瞬時に判断して答えなければならない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
先生がある単語を言うその単語に連想した単語を　&#13;
&#13;
ノートに１分間、思いつく限り…書く、&#13;
&#13;
次に指されたら、その書き連ねた単語をすべて使って、&#13;
&#13;
これまた１分間でストーリィをつくり、発表する。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
こんなカリキュラムは高校生の授業。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…おもしろい試みだと思い。&#13;
&#13;
早速、先の会社の社員研修に取り入れてみたりした。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
ただ、このやり方では、言語力は身につくかもしれないが、&#13;
&#13;
それが即、カンバセーション上手とはいかない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
会話のできる人間のもっとも優れた点は、&#13;
&#13;
単語やセンテンスの量はもちろんのこと、&#13;
&#13;
相手の気持ちを察する、&#13;
&#13;
そのための知識や経験にあると僕は信じているので、&#13;
&#13;
その意味では「察する」という感性はとても重要です。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
そして、この察する…は、&#13;
&#13;
歳を重ねるとかんたんに出来るようで、&#13;
&#13;
なかなかそうはいかない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
別のチャンネルの看板番組のひとつ…&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
村上龍が投げかけた…相手は&#13;
&#13;
王将フードサービスの社長　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「好業績の秘訣は？」　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
そして、村上氏はその質問の後に、&#13;
&#13;
“察し”て、社長の返事を待たずに、&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「…ああ、愚問でしたね…“安くてうまい”…それにつきますね」&#13;
&#13;
と言った。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
少し考え、社長は答える&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「いえいえ　“うまくて安い”んです」&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
インタビューアーの手慣れた引き出し術はさまざまあれど、&#13;
&#13;
相手の本音にコミットするのは、簡単ではない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
◇餃子と言えば、&#13;
&#13;
「外はカリカリ、中はジューシー」&#13;
&#13;
…おいしい形容詞がこれだけというのは、どうしたものか？&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
と、このようなことを&#13;
&#13;
永遠の命題のひとつと考えているのは…&#13;
&#13;
僕だけか？&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
馬鹿のひとつ覚えとしか思えないが、&#13;
&#13;
ではかわって何かあるかと言えば、&#13;
&#13;
特にないのだが、&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
それでいて、いつの時代も大人気という&#13;
&#13;
商品であるから大したものだと思う。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
形容詞なら、チャーハンはもっとシンプル…&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「お米がパラパラで…」しかないのではないか。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
それはもう、鍋を振る行為の問題で、&#13;
&#13;
厳密にいえば、おいしい形容詞ではないではないか。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
しかも、世の中チャーハンだけをオーダーすることは少ない、&#13;
&#13;
チャーハンに…そう！…餃子をつける、&#13;
&#13;
チャーハンの立場からしてみれば&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「オレだけじゃ、不満ってことね」という気分だろう&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
しかも、「あっ…半チャーハンにして」と…こうなると、&#13;
&#13;
もはやチャーハン＋餃子定食ではなく、&#13;
&#13;
餃子＋チャーハン定食である。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…と　真新しいブランコで行ったり来たりして、&#13;
&#13;
ぼんやりと考えてしまった。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
ブランコは、何事か考える際には…もってこいだ。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
考えたくなくても考えてしまう&#13;
&#13;
乗り物かもしれない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
そういうことか…志村喬。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
そろそろお腹が空いてきたのと、&#13;
&#13;
いつの間にか、目の前に女の娘がいて、&#13;
&#13;
僕のことをなんだかじっと見ているので、&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
このへんで、さようなら。&#13;
&#13;
&#13;
</summary>
    <content type="text">&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
目の前の公園に朝晩顔を出す。&#13;
&#13;
ほんとうに目の前なので、“行く”という感じではない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
体力を戻すために、ここで体を動かしている。。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
先日来、公園はその敷地の半分が、&#13;
&#13;
立ち入り禁止になっていた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
どうも、遊具のリニューアルらしく、&#13;
&#13;
工事中は子供が入らないように&#13;
&#13;
立ち入り禁止の柵が張り巡らされている。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
そもそも、こじんまりとした公園が、&#13;
&#13;
余計、小さくなってしまい、&#13;
&#13;
真面目にリハビリしていて、&#13;
&#13;
公園内を愛犬と走るボクにとっては、&#13;
&#13;
いい迷惑でありました。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
毎日、毎日、進んでいるか、&#13;
&#13;
いないんだかの進行具合でしたが、&#13;
&#13;
今朝、行ってみると、工事は終わり、&#13;
&#13;
立ち入り禁止の柵は取り払われていた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
新たに登場した、ブランコと鉄棒&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…これだけかい？　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
と思わず突っ込んでみたが、&#13;
&#13;
まだ、出来たてのほやほや、早朝のことでもあり、&#13;
&#13;
たぶんこれを目にしたのは僕が第一号。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
せっかくだから、座って遊んでみた。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
特に感慨もない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
小さいころの思い出も…特に浮かんでは来ない(笑）…&#13;
&#13;
志村喬の胸中でもなく…ただ、行ったり来たり…　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
◇リハビリと言えば、昨年、帰省の折、&#13;
&#13;
母が通う地元の病院に　迎えに行った時のこと。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「ワタシのリハビリのセンセイは、お兄ちゃん&#13;
&#13;
（僕はこう呼ばれている）の高校の同級生よ」&#13;
&#13;
と言っていたことを思いだした。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
モノのついでと、病院のリハビリセンターに顔を出す。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
部屋の入口の扉の脇に、&#13;
&#13;
スタッフの名前のプレートが貼り出されている。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…ふどれどれ…やつの名前はあるかな？　&#13;
&#13;
！室長？…室長かぁ～！！&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
せっかくだから、入ってみる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「○○さんいますか？」&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「…室長は、隣のリハビリルームに…」というので、&#13;
&#13;
　センターからつながるリハビリルームに向かうと、&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
中では、大勢の患者さんがリハビリの最中。&#13;
&#13;
その中央に…いたいた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「おーい　○○！」&#13;
&#13;
　振り返る○○　…怪訝な表情？？　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
それもそうだろう、３０年ぶりの再会。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「もんやだよ」というと&#13;
&#13;
「！！おおお～！」と笑顔に。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
この○○とは、高校時代、学校の廊下で取っ組みあった。&#13;
&#13;
彼についてほかのことは思い出さないが、&#13;
&#13;
この取っ組みあいだけはよく覚えている。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「おいもんや　…おまえのスリッパ、&#13;
&#13;
　女子便所に投げてやったぞ！(笑)」&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「なに！！ふざけるな！」という取っ組みあい。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
どうも○○は、高校イチの美女と日曜日に映画を観にいったという、&#13;
&#13;
もんやの自慢話しが気に入らず、頭に血が登ったらしい。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
（高校イチの美女？？…というところ…ここは気にせず、&#13;
&#13;
　先に進むところです）&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
この○○…いわゆる直情型。　&#13;
&#13;
ガタイもデカイが態度もデカイ。　&#13;
&#13;
そんな彼が、母のリハビリ。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
女子便所にヒトのスリッパ投げ込む奴が&#13;
&#13;
…母のリハビリ。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…人は変わるのか…&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「母がお世話になっています」&#13;
&#13;
初めこそ、丁寧にごあいさつ申し上げたが、&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
リハビリルームにいる全員が注目しているので…&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「この○○はねえ…昔、僕のスリッパを、&#13;
&#13;
　女子便所に投げ込んだ…そういう奴なんですよおお！！」&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
と大きな声で、みんなに紹介してやった。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「！！おい…やめろ　勘弁してくれ！」　&#13;
&#13;
○○は顔を真っ赤にしている。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…君は変わろうとも　僕は変わらない…&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
◇変わらない性格と言えば、どうもボクは、&#13;
&#13;
他人に迎合するのが苦手だ、面白くないのに笑えない、&#13;
&#13;
可愛げのない奴だとよく言われてきた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
大人になってもその性格はいっこうに改善しない。&#13;
&#13;
そもそも直す気もない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
銀座で商売をしている時も…そう。&#13;
&#13;
しかし、商売には不向きのようで、&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「もんやさんのお店は…なに屋さんなんですか？」&#13;
&#13;
と聞かれても、&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「もん屋　…です」と応えていた。　　&#13;
&#13;
別に、和食でもイタリアンでもなんでもいいではないか。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
要するに来ればわかる。&#13;
&#13;
そういう、キャッチーな感じは好きではない…&#13;
&#13;
とこういうスタンス。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
ひねくれているわけではないのだが、&#13;
&#13;
どうも、表面上の会話が、出来なくて…。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
だから、初対面の方には「こわい」&#13;
&#13;
という印象を持たれることが多い。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
先日、手伝っている会社が創業以来はじめて、&#13;
&#13;
新卒を採用するということで、その最終面接を頼まれた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
堅実経営とはいえ、全国的に名の知られている&#13;
&#13;
会社でもないのに、エントリーシートは&#13;
&#13;
2000通を越える応募状況。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
採用枠は全職種併せて８名…&#13;
&#13;
その最終面接だから心して臨んだ。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
採用活動は、昨年からこの会社の一大業務として進んできた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
担当の社員たちが、なれない仕事ながら、&#13;
&#13;
１次から一生懸命に選んだ末に、どうしても判断がつかない…&#13;
&#13;
そういう応募者たちが中心の面接。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
中には、最終面接に至る以前に、落とされたが、&#13;
&#13;
その後も、どうしてももう一度、僕の熱意を聞いて欲しいと、&#13;
&#13;
長文の手紙を社長に送りつけてきた学生もいる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
時間はひとり１時間…志望動機の先に、&#13;
&#13;
彼、彼女の本音を見極めようとすると、&#13;
&#13;
自然と言葉はきつくなる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「…高校の野球部では　後輩になどう思われていた？&#13;
&#13;
　…なるほど、面倒見がよいのは、なぜ？&#13;
&#13;
　…甲子園に出場しているんですね&#13;
&#13;
　…みんなでなにかを成し遂げるということは&#13;
&#13;
　…好き…ひとりで黙々と…というのは？&#13;
&#13;
　…営業となると、たとえば飛び込みなんて仕事は、自分ひとりで&#13;
&#13;
　…自分に負けてはいけないのですが？&#13;
&#13;
　…根性はある？…あるといわれて、はいそうですか…と思えない。&#13;
&#13;
　思わせて欲しい…」&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
などと、答えに窮する質問を矢継ぎ早に投げかけて、&#13;
&#13;
その返答と態度をじっくり見てしまう。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…後日、内定式で　この彼を含め　何人かと話した。　&#13;
&#13;
面接を終え、正直、手ごたえは感じたか？と聞くと…&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「自分に足りないところが、なにか考えてしまいました」という返事。　&#13;
&#13;
いまどきの若者はどこまでも真面目だ。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…しかし、そう応える彼の目は、おびえていた。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
社長宛にメールを送ってきた学生から、&#13;
&#13;
またメールが届いたらしく、文面を読ませてもらった、&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
かなりの長文…その中に、&#13;
&#13;
僕がこわかった…と２度も書かれていた。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
幸運を祈る。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
◇面接といえば　コミュニケーション力…とよく言われる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
先日、ＮＨＫで“言語力の低下”についての番組を観た。&#13;
&#13;
要約すると、日本人の「奥ゆかしさ」は「察してくれ…」に通じ、&#13;
&#13;
物事を正確に、早く伝えられないことにつながるらしい。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
番組では、世界一の言語力を持つと言われる、&#13;
&#13;
ドイツの学校教育について検証し紹介していた。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
ドイツでは小学校の頃から&#13;
&#13;
「自分の言いたいことを、相手に伝えるための」教育が盛んで、&#13;
&#13;
たとえば、教室に抽象画を持ちこみ…&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「この絵はなにに見えるかスピーチしなさい」&#13;
&#13;
と先生が尋ねる。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
答えは、簡潔さを求められ…またこの投げかけ問答には、&#13;
&#13;
「ほかの子と同じ答えはしてないけない」というルールがあり、&#13;
&#13;
児童たちは、指されたら、瞬時に判断して答えなければならない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
先生がある単語を言うその単語に連想した単語を　&#13;
&#13;
ノートに１分間、思いつく限り…書く、&#13;
&#13;
次に指されたら、その書き連ねた単語をすべて使って、&#13;
&#13;
これまた１分間でストーリィをつくり、発表する。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
こんなカリキュラムは高校生の授業。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…おもしろい試みだと思い。&#13;
&#13;
早速、先の会社の社員研修に取り入れてみたりした。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
ただ、このやり方では、言語力は身につくかもしれないが、&#13;
&#13;
それが即、カンバセーション上手とはいかない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
会話のできる人間のもっとも優れた点は、&#13;
&#13;
単語やセンテンスの量はもちろんのこと、&#13;
&#13;
相手の気持ちを察する、&#13;
&#13;
そのための知識や経験にあると僕は信じているので、&#13;
&#13;
その意味では「察する」という感性はとても重要です。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
そして、この察する…は、&#13;
&#13;
歳を重ねるとかんたんに出来るようで、&#13;
&#13;
なかなかそうはいかない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
別のチャンネルの看板番組のひとつ…&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
村上龍が投げかけた…相手は&#13;
&#13;
王将フードサービスの社長　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「好業績の秘訣は？」　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
そして、村上氏はその質問の後に、&#13;
&#13;
“察し”て、社長の返事を待たずに、&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「…ああ、愚問でしたね…“安くてうまい”…それにつきますね」&#13;
&#13;
と言った。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
少し考え、社長は答える&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「いえいえ　“うまくて安い”んです」&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
インタビューアーの手慣れた引き出し術はさまざまあれど、&#13;
&#13;
相手の本音にコミットするのは、簡単ではない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
◇餃子と言えば、&#13;
&#13;
「外はカリカリ、中はジューシー」&#13;
&#13;
…おいしい形容詞がこれだけというのは、どうしたものか？&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
と、このようなことを&#13;
&#13;
永遠の命題のひとつと考えているのは…&#13;
&#13;
僕だけか？&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
馬鹿のひとつ覚えとしか思えないが、&#13;
&#13;
ではかわって何かあるかと言えば、&#13;
&#13;
特にないのだが、&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
それでいて、いつの時代も大人気という&#13;
&#13;
商品であるから大したものだと思う。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
形容詞なら、チャーハンはもっとシンプル…&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「お米がパラパラで…」しかないのではないか。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
それはもう、鍋を振る行為の問題で、&#13;
&#13;
厳密にいえば、おいしい形容詞ではないではないか。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
しかも、世の中チャーハンだけをオーダーすることは少ない、&#13;
&#13;
チャーハンに…そう！…餃子をつける、&#13;
&#13;
チャーハンの立場からしてみれば&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「オレだけじゃ、不満ってことね」という気分だろう&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
しかも、「あっ…半チャーハンにして」と…こうなると、&#13;
&#13;
もはやチャーハン＋餃子定食ではなく、&#13;
&#13;
餃子＋チャーハン定食である。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…と　真新しいブランコで行ったり来たりして、&#13;
&#13;
ぼんやりと考えてしまった。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
ブランコは、何事か考える際には…もってこいだ。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
考えたくなくても考えてしまう&#13;
&#13;
乗り物かもしれない。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
そういうことか…志村喬。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
そろそろお腹が空いてきたのと、&#13;
&#13;
いつの間にか、目の前に女の娘がいて、&#13;
&#13;
僕のことをなんだかじっと見ているので、&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
このへんで、さようなら。&#13;
&#13;
&#13;
</content>
  </entry>
  <entry>
    <id>http://www.monya-united.org,blog/3/103</id>
    <title>甘くない &lt;紋谷のソコヂカラ&gt;</title>
    <link href="http://www.monya-united.org/blog_detail/id=103"/>
    <author>
      <name>Monya-United</name>
    </author>
    <updated>2010-01-27T20:05:00+09:00</updated>
    <published>2010-01-27T20:24:09+09:00</published>
    <modified>2010-01-27T20:24:09+09:00</modified>
    <summary>&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
本日の検査結果&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
マーカー数値は、約６０００…　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
肺の腫瘍は　表面積で２割減少でした。&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
主治医の顔を見た瞬間…&#13;
&#13;
「あっ！これは思わしくないな」と感じましたが&#13;
&#13;
（センセイ、この辺りは分かりやすいのです）、&#13;
&#13;
やはりです。&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
正直言って、もう少し下がっているかと　&#13;
&#13;
…期待していましたが…&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
正月の４日から３週間経過しての数値は、&#13;
&#13;
ほぼ同じでした。&#13;
&#13;
下げ止まりとみるしかありません。&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
腫瘍は「容積では半分くらいかなあ…」と&#13;
&#13;
主治医が言うので、&#13;
&#13;
ちょうどマーカー値も半分、腫瘍も半分　&#13;
&#13;
それが今回の成果です。&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
「さがって、そのままならよいのでは？」　&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
黙っていれば、確実に上がるしかないので、&#13;
&#13;
そういうわけにもいきません。&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
去年は二桁から始まった１年でしたが、　&#13;
&#13;
今回は四桁スターとか！…と思うと&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
やはり心は、ザワザワとささくれだちます。&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
副作用で辛い思いをした割には…&#13;
&#13;
とかそういう感情はなく、あれはあれで、&#13;
&#13;
これはこれでと分けて考え、&#13;
&#13;
単純に、薬を入れても、&#13;
&#13;
もうこれしか落とせないのか？&#13;
&#13;
という思いです。&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
しかし、こういう時こそ　&#13;
&#13;
自分に向き合えです。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
逆に、今回、もしマーカー値が&#13;
&#13;
ズドーンと下がっていたとしたら、&#13;
&#13;
僕の性格からして、調子こいてしまうでしょう。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「ほらね　俺はしぶといんだ　&#13;
&#13;
  …だいじょうぶ　だいじょうぶ」とかなんとか　&#13;
&#13;
今年１年、へらへらとしていたでしょう。&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
ここで、「うーむ…」と唸り　&#13;
&#13;
さて　どう持ちなおすか、　&#13;
&#13;
これが試されているのです。&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
…とかなんとか、こういうことを書きながら　&#13;
&#13;
今、考えているのですぜ　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
…病院からの帰りなんて、落ち込んでましたし、&#13;
&#13;
親に検査結果の報告をするのも、&#13;
&#13;
一呼吸、悩んでしまいましたし、&#13;
&#13;
…こういう風に考えられるのは、&#13;
&#13;
今、このブログを書きながらなのです。&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
その意味では、このブログは、まことにありがたいです。&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
皆さんには、３回連続の病気ネタで、申し訳なく思います　&#13;
&#13;
シリーズ企画で、うまいこと“オチ”ればよかったのですが…&#13;
&#13;
最終回で、このラストでは、なんだかなあ…ですね。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
でも、シリーズは続きます。　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
１より２の方が面白い…というのは…&#13;
&#13;
なかなかにありませんが、ごくマレにはありますし、&#13;
&#13;
もう僕の場合…シリーズ５くらい&#13;
&#13;
続いているような気がしますから、&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
こうなれば、&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
「いいねえ…若いって」    ｂｙリリー　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
まで続ける意気込みが大切かと&#13;
&#13;
（わからない人にはさっぱりわからない）&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
今年１年は　正念場と考えています。&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
意味のないこと　&#13;
&#13;
つまらないこと　&#13;
&#13;
くだらないこと　&#13;
&#13;
気持ちよくないこと　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
は断固拒否の精神で参りたいと(笑)&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
反面、自分が関わることで　&#13;
&#13;
よくなることは　どんどん関わりたい　&#13;
&#13;
また　場所や人にこだわってゆきたいとも思います。&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
男女問わず　年齢問わず　&#13;
&#13;
いっしょに居て笑える人と過ごす時間が大切…&#13;
&#13;
などとわがままに考えています。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
そのためには、&#13;
&#13;
「自分ってどうなの？」&#13;
&#13;
「その相手、この場所的に…ボクは価値があるの？」&#13;
&#13;
ってことにいつも目を向けていたいと…&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
漫然とせず、出来る限り厳しく、&#13;
&#13;
自分で自分をジャッジしてゆくつもりでもあります。&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
胃もシモも白血球も　&#13;
&#13;
完全に復活していますので　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
ほら　あなた！　&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
よろしくお付き合いください。&#13;
&#13;
&#13;
</summary>
    <content type="text">&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
本日の検査結果&#13;
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&#13;
マーカー数値は、約６０００…　&#13;
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&#13;
&#13;
肺の腫瘍は　表面積で２割減少でした。&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
主治医の顔を見た瞬間…&#13;
&#13;
「あっ！これは思わしくないな」と感じましたが&#13;
&#13;
（センセイ、この辺りは分かりやすいのです）、&#13;
&#13;
やはりです。&#13;
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 &#13;
&#13;
正直言って、もう少し下がっているかと　&#13;
&#13;
…期待していましたが…&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
正月の４日から３週間経過しての数値は、&#13;
&#13;
ほぼ同じでした。&#13;
&#13;
下げ止まりとみるしかありません。&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
腫瘍は「容積では半分くらいかなあ…」と&#13;
&#13;
主治医が言うので、&#13;
&#13;
ちょうどマーカー値も半分、腫瘍も半分　&#13;
&#13;
それが今回の成果です。&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
「さがって、そのままならよいのでは？」　&#13;
&#13;
 &#13;
&#13;
黙っていれば、確実に上がるしかないので、&#13;
&#13;
そういうわけにもいきません。&#13;
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去年は二桁から始まった１年でしたが、　&#13;
&#13;
今回は四桁スターとか！…と思うと&#13;
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やはり心は、ザワザワとささくれだちます。&#13;
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副作用で辛い思いをした割には…&#13;
&#13;
とかそういう感情はなく、あれはあれで、&#13;
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これはこれでと分けて考え、&#13;
&#13;
単純に、薬を入れても、&#13;
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もうこれしか落とせないのか？&#13;
&#13;
という思いです。&#13;
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&#13;
しかし、こういう時こそ　&#13;
&#13;
自分に向き合えです。&#13;
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&#13;
&#13;
逆に、今回、もしマーカー値が&#13;
&#13;
ズドーンと下がっていたとしたら、&#13;
&#13;
僕の性格からして、調子こいてしまうでしょう。&#13;
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「ほらね　俺はしぶといんだ　&#13;
&#13;
  …だいじょうぶ　だいじょうぶ」とかなんとか　&#13;
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今年１年、へらへらとしていたでしょう。&#13;
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ここで、「うーむ…」と唸り　&#13;
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さて　どう持ちなおすか、　&#13;
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これが試されているのです。&#13;
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…とかなんとか、こういうことを書きながら　&#13;
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今、考えているのですぜ　&#13;
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…病院からの帰りなんて、落ち込んでましたし、&#13;
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親に検査結果の報告をするのも、&#13;
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一呼吸、悩んでしまいましたし、&#13;
&#13;
…こういう風に考えられるのは、&#13;
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今、このブログを書きながらなのです。&#13;
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その意味では、このブログは、まことにありがたいです。&#13;
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皆さんには、３回連続の病気ネタで、申し訳なく思います　&#13;
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シリーズ企画で、うまいこと“オチ”ればよかったのですが…&#13;
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最終回で、このラストでは、なんだかなあ…ですね。&#13;
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でも、シリーズは続きます。　&#13;
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１より２の方が面白い…というのは…&#13;
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なかなかにありませんが、ごくマレにはありますし、&#13;
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もう僕の場合…シリーズ５くらい&#13;
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続いているような気がしますから、&#13;
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こうなれば、&#13;
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「いいねえ…若いって」    ｂｙリリー　&#13;
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まで続ける意気込みが大切かと&#13;
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（わからない人にはさっぱりわからない）&#13;
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今年１年は　正念場と考えています。&#13;
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&#13;
意味のないこと　&#13;
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つまらないこと　&#13;
&#13;
くだらないこと　&#13;
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気持ちよくないこと　&#13;
&#13;
&#13;
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は断固拒否の精神で参りたいと(笑)&#13;
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&#13;
&#13;
反面、自分が関わることで　&#13;
&#13;
よくなることは　どんどん関わりたい　&#13;
&#13;
また　場所や人にこだわってゆきたいとも思います。&#13;
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 &#13;
&#13;
男女問わず　年齢問わず　&#13;
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いっしょに居て笑える人と過ごす時間が大切…&#13;
&#13;
などとわがままに考えています。&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
そのためには、&#13;
&#13;
「自分ってどうなの？」&#13;
&#13;
「その相手、この場所的に…ボクは価値があるの？」&#13;
&#13;
ってことにいつも目を向けていたいと…&#13;
&#13;
&#13;
&#13;
漫然とせず、出来る限り厳しく、&#13;
&#13;
自分で自分をジャッジしてゆくつもりでもあります。&#13;
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 &#13;
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胃もシモも白血球も　&#13;
&#13;
完全に復活していますので　&#13;
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ほら　あなた！　&#13;
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よろしくお付き合いください。&#13;
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&#13;
</content>
  </entry>
  <entry>
    <id>http://www.monya-united.org,blog/3/102</id>
    <title>わたしの正月を返していただきたい！ &lt;紋谷のソコヂカラ&gt;</title>
    <link href="http://www.monya-united.org/blog_detail/id=102"/>
    <author>
      <name>Monya-United</name>
    </author>
    <updated>2010-01-19T22:15:00+09:00</updated>
    <published>2010-01-19T22:48:18+09:00</published>
    <modified>2010-01-19T22:48:18+09:00</modified>
    <summary>幸いにして言われたことはまだないが、「あなたって、ケツの穴の小さい男だわねえ」これは、かなり凹む言葉だと思う。そう言われると、返す言葉がないではないか。「まてまて、俺のケツの穴は相当にデカイぞ」というのもおかしい。というか、すでに嬉しくもない。むしろ、失礼だ。これが、“肝っ玉”なんかであるなら、成立するはずの反対の意味の言葉が、見当たらない。鼻の下なんかもそうだ、長いという侮蔑表現はあっても、その逆のほめ言葉が存在しない。頭が固いは…ある。　金のタマについては、どうか？「ついとるんかい！？」確認しているようにみせかけての侮蔑表現だ。でも。これは「ついとるわい」「みせたろか」などで、対抗すればよろしであり、なんてことはない。やはり「ケツの穴攻撃」には敵わない。◆◆◆…痔になった。産まれてはじめて痔になった。少し大きな声で言ってみよう…“ち”に点々の“ぢ”になった。前回に引き続き、しかも新年早々、なんてことか、なるほうもなるほうだが、聞かされるほうも聞かされるほうである。わかる。…忍びない。新年早々、申し訳ないと思う。しかし、これも抗がん剤の副作用の先に来たもので、わたしには、報告する義務がある。７日に退院した、もうその頃から、兆候は見られた。消化器系に大きな副作用が出るという、いまの抗がん剤…僕の場合は、それほどでもなかった。多少の下痢症状はあっても、過去、あれほどの胃痛にはならなかった。症状が治まり、ほっとして帰宅したのもつかの間、どうもおかしい。絶食が続いていたせいで、食べ物を口にしていないから、モヨオサナイと思っていたが、１日、２日、人並みの食生活に戻しても、…気配すらない。もともと、快便快食のわたしには…ありえない。そのうち、辛くなってきた。腸のあたりが重い…というより、もっと肛門近辺に、頑強な奴らが陣取っている…そういう感覚である。こういう時のために、医者からは「頑強な兵士の抵抗を和らげる」…奴らを柔らかくする錠剤をもらっていた。朝晩と飲むも、兵士は頑強である。翌日も、そのまた翌日も同様。維持でも、この橋頭保は死守するぞ！という意気込みが、下のほうからムズムズと伝わってくる。これは、こちらも作戦を変えねば…と　近くに出来たドラッグストアに駆け込む。症状を話すと…「兵士の気持ちを和ませる、更に強力なクスリ」を勧められた。加えて、腸の働きを活性化するクスリ、そう、つまり更に後方から、「前進せよ！」と追い立てる作戦だ。飲む…飲む　…効かない。　自宅の前の公園を少し走り　ストレッチをし  セロリを食う…が効果はない。また、２日経過…これはまずい…と再度、ドラッグストアに行く。こうなれば　あの　有名な　天下の大将軍　泣く子も黙る「いちじく浣腸」に登場いただくしかない。ドラッグストアに向かう。買うのも初めて　自分で入れるのもはじめて…　怖い　…しかし、そんなことは言っていられない。…ここからは少しの間は、リアル表現は控える…さすが大将軍であります。結果は、「オオオ～！！」と雄たけびを上げた、兵士の群れが、一段となって飛び出してきた。なんという爽快感…。しかし、どうも本調子ではないので、引き続き２、３日、大将軍のお世話になることになった。問題は、ここからである。やはり、大将軍の有無を言わせぬ進撃命令は、組織に遺恨を残したようだ。上の者の、無謀な業務命令…いつの世もそうだ、そんなものは一時的な解決でしかなく、どこかに禍根を残す…。その禍根は…肛門回りに炎症を起こすという事態を引き起こした。その炎症は、（見ていないので正確には分からないが）…時間が経つごとにどんどんとひどくなった。寝転んでも痛い　起き上がれない　歩くと死ぬ　…とにかく、からだの向きを変える度に激痛が走るのである。また大げさな…と思われる方もいるでしょうが、本当なのです。寝ていても、まだ本調子でない腸の影響で肛門が伸縮する…そのたびに、気絶するほどの激痛が走るのです。おちおち寝てもいられない。１日経ち　２日経ち…収まるどころかひどくなる。このままではいけない、意を決して、三度、ドラッグストアに向かう。歩いてはいけないので、ゲンチャリに座布団を引き、お尻をあげた状態で、そろりそろりと始動する。ずっと、立ったままでは危ないので、腰を下ろす。普段なら気にならない、わずかな段差の衝撃が　ダイレクトに響く…「いてえええ！！」なんとかたどり着いたドラッグストアで、「ボラギノール」を買う。　自分には無縁と眺めていたコマーシャルの映像が蘇る。帰り、風呂に入り、…患部に塗る。併せて購入した綿棒を恐る恐る当てて塗る…相当に腫れあがっているような感じだ。もう。どこが肛門で、どこが足の付け根なのかもわからない。　この時点での問題は、すっかり、従順になり、順番通りに、送り出されようと待っている兵士の気配が、ムズムズしているということだ。「待て！！」「そこで待て！！」「なにもするな！」と全身全霊で頼み込む。　いま、ここで出てこられては、僕は死んでしまう。とにかく　とにかく静かに静かにしていてくれ。…２日が過ぎた…　激痛は収まらない　僕は悟った…尻の穴は、なにか体を動かそうとする…その運動行動のメカニズムの原点にあるということを。椅子から立ち上がる、前かがみになって何かを拾う、寝返りを打つ、…くしゃみや咳をするその刹那も、肛門は運動機能の源になっている。つまり、肛門なくしては、人間の動作は始まらず、力も入らないのである。なんと偉大なる尻の穴！！　そういうこととは、関係なく、月曜日に病院に行こうと決めた。週末の土曜日いつにもまして、痛い。もう塗り薬を塗ることも耐えられない感じ、それでも塗る、泣きながら塗る。この日も朝まで寝られない、外が明るくなるまで唸っていたが…いったん風呂に入り…少し痛みが引いた後、眠りに落ちた。時間にして５時間ほどか、日曜日の昼ごろに目覚める。…ん？……んん？　痛みがない　…？？体が、痛さに怖がっている…が、恐る恐るパンツの上から触ってみるが…？…痛くない。？？…パンツの後ろがぐっしょりと濡れている…？？…うん！？…まさか…漏らしたのか？…臭いを嗅いでみるも、無臭…　患部を直接触ってみる…腫れが…ない？！そういうことか。　腫れあがっていた患部の疱瘡が、ヤブけたのだ。それによって、炎症も収まり、痛みも引いたのである。それでも、万全を期して　ボラギノールを塗っている。こうして、わたしの年末からの戦いの続編…第２幕は終了した。今は、快方に向かっている。ここまで、お付き合いいただき誠にありがとうございます。どうしてもというなら、ひとりづつ、質問に応えますが、…ええ…関連する質問は、まとめてお応えしますので、どうぞ。あっ…くれぐれも指されてから…質問に…ええ、マナーですから。「それはほんとうに“ぢ”だったのですか？」…うーん今となっては謎であります。「われわれは、あなたの命に関わる心配しているのであって、　そんなシモの話はどうでもいい！」…ごもっともでございます。「そんなことならワタシは２０年来の便秘持ちよ」…はあ、それはお気の毒さまです。「新年、早々、こんな話を…失礼ではないか、国民にあやまれ」…わたくしも被害者なんです。説明責任を果たしたまでで。「幹事長を辞任すべきなのでは？」…国民の生活を豊かにする、その責務が先と認識し、苦渋の決断ながら続投を総理に…こんな僕ですが…幸いなことに、「ケツの穴の小さい男」と言われたことは…いまだかつてまだ…ない。</summary>
    <content type="text">幸いにして言われたことはまだないが、「あなたって、ケツの穴の小さい男だわねえ」これは、かなり凹む言葉だと思う。そう言われると、返す言葉がないではないか。「まてまて、俺のケツの穴は相当にデカイぞ」というのもおかしい。というか、すでに嬉しくもない。むしろ、失礼だ。これが、“肝っ玉”なんかであるなら、成立するはずの反対の意味の言葉が、見当たらない。鼻の下なんかもそうだ、長いという侮蔑表現はあっても、その逆のほめ言葉が存在しない。頭が固いは…ある。　金のタマについては、どうか？「ついとるんかい！？」確認しているようにみせかけての侮蔑表現だ。でも。これは「ついとるわい」「みせたろか」などで、対抗すればよろしであり、なんてことはない。やはり「ケツの穴攻撃」には敵わない。◆◆◆…痔になった。産まれてはじめて痔になった。少し大きな声で言ってみよう…“ち”に点々の“ぢ”になった。前回に引き続き、しかも新年早々、なんてことか、なるほうもなるほうだが、聞かされるほうも聞かされるほうである。わかる。…忍びない。新年早々、申し訳ないと思う。しかし、これも抗がん剤の副作用の先に来たもので、わたしには、報告する義務がある。７日に退院した、もうその頃から、兆候は見られた。消化器系に大きな副作用が出るという、いまの抗がん剤…僕の場合は、それほどでもなかった。多少の下痢症状はあっても、過去、あれほどの胃痛にはならなかった。症状が治まり、ほっとして帰宅したのもつかの間、どうもおかしい。絶食が続いていたせいで、食べ物を口にしていないから、モヨオサナイと思っていたが、１日、２日、人並みの食生活に戻しても、…気配すらない。もともと、快便快食のわたしには…ありえない。そのうち、辛くなってきた。腸のあたりが重い…というより、もっと肛門近辺に、頑強な奴らが陣取っている…そういう感覚である。こういう時のために、医者からは「頑強な兵士の抵抗を和らげる」…奴らを柔らかくする錠剤をもらっていた。朝晩と飲むも、兵士は頑強である。翌日も、そのまた翌日も同様。維持でも、この橋頭保は死守するぞ！という意気込みが、下のほうからムズムズと伝わってくる。これは、こちらも作戦を変えねば…と　近くに出来たドラッグストアに駆け込む。症状を話すと…「兵士の気持ちを和ませる、更に強力なクスリ」を勧められた。加えて、腸の働きを活性化するクスリ、そう、つまり更に後方から、「前進せよ！」と追い立てる作戦だ。飲む…飲む　…効かない。　自宅の前の公園を少し走り　ストレッチをし  セロリを食う…が効果はない。また、２日経過…これはまずい…と再度、ドラッグストアに行く。こうなれば　あの　有名な　天下の大将軍　泣く子も黙る「いちじく浣腸」に登場いただくしかない。ドラッグストアに向かう。買うのも初めて　自分で入れるのもはじめて…　怖い　…しかし、そんなことは言っていられない。…ここからは少しの間は、リアル表現は控える…さすが大将軍であります。結果は、「オオオ～！！」と雄たけびを上げた、兵士の群れが、一段となって飛び出してきた。なんという爽快感…。しかし、どうも本調子ではないので、引き続き２、３日、大将軍のお世話になることになった。問題は、ここからである。やはり、大将軍の有無を言わせぬ進撃命令は、組織に遺恨を残したようだ。上の者の、無謀な業務命令…いつの世もそうだ、そんなものは一時的な解決でしかなく、どこかに禍根を残す…。その禍根は…肛門回りに炎症を起こすという事態を引き起こした。その炎症は、（見ていないので正確には分からないが）…時間が経つごとにどんどんとひどくなった。寝転んでも痛い　起き上がれない　歩くと死ぬ　…とにかく、からだの向きを変える度に激痛が走るのである。また大げさな…と思われる方もいるでしょうが、本当なのです。寝ていても、まだ本調子でない腸の影響で肛門が伸縮する…そのたびに、気絶するほどの激痛が走るのです。おちおち寝てもいられない。１日経ち　２日経ち…収まるどころかひどくなる。このままではいけない、意を決して、三度、ドラッグストアに向かう。歩いてはいけないので、ゲンチャリに座布団を引き、お尻をあげた状態で、そろりそろりと始動する。ずっと、立ったままでは危ないので、腰を下ろす。普段なら気にならない、わずかな段差の衝撃が　ダイレクトに響く…「いてえええ！！」なんとかたどり着いたドラッグストアで、「ボラギノール」を買う。　自分には無縁と眺めていたコマーシャルの映像が蘇る。帰り、風呂に入り、…患部に塗る。併せて購入した綿棒を恐る恐る当てて塗る…相当に腫れあがっているような感じだ。もう。どこが肛門で、どこが足の付け根なのかもわからない。　この時点での問題は、すっかり、従順になり、順番通りに、送り出されようと待っている兵士の気配が、ムズムズしているということだ。「待て！！」「そこで待て！！」「なにもするな！」と全身全霊で頼み込む。　いま、ここで出てこられては、僕は死んでしまう。とにかく　とにかく静かに静かにしていてくれ。…２日が過ぎた…　激痛は収まらない　僕は悟った…尻の穴は、なにか体を動かそうとする…その運動行動のメカニズムの原点にあるということを。椅子から立ち上がる、前かがみになって何かを拾う、寝返りを打つ、…くしゃみや咳をするその刹那も、肛門は運動機能の源になっている。つまり、肛門なくしては、人間の動作は始まらず、力も入らないのである。なんと偉大なる尻の穴！！　そういうこととは、関係なく、月曜日に病院に行こうと決めた。週末の土曜日いつにもまして、痛い。もう塗り薬を塗ることも耐えられない感じ、それでも塗る、泣きながら塗る。この日も朝まで寝られない、外が明るくなるまで唸っていたが…いったん風呂に入り…少し痛みが引いた後、眠りに落ちた。時間にして５時間ほどか、日曜日の昼ごろに目覚める。…ん？……んん？　痛みがない　…？？体が、痛さに怖がっている…が、恐る恐るパンツの上から触ってみるが…？…痛くない。？？…パンツの後ろがぐっしょりと濡れている…？？…うん！？…まさか…漏らしたのか？…臭いを嗅いでみるも、無臭…　患部を直接触ってみる…腫れが…ない？！そういうことか。　腫れあがっていた患部の疱瘡が、ヤブけたのだ。それによって、炎症も収まり、痛みも引いたのである。それでも、万全を期して　ボラギノールを塗っている。こうして、わたしの年末からの戦いの続編…第２幕は終了した。今は、快方に向かっている。ここまで、お付き合いいただき誠にありがとうございます。どうしてもというなら、ひとりづつ、質問に応えますが、…ええ…関連する質問は、まとめてお応えしますので、どうぞ。あっ…くれぐれも指されてから…質問に…ええ、マナーですから。「それはほんとうに“ぢ”だったのですか？」…うーん今となっては謎であります。「われわれは、あなたの命に関わる心配しているのであって、　そんなシモの話はどうでもいい！」…ごもっともでございます。「そんなことならワタシは２０年来の便秘持ちよ」…はあ、それはお気の毒さまです。「新年、早々、こんな話を…失礼ではないか、国民にあやまれ」…わたくしも被害者なんです。説明責任を果たしたまでで。「幹事長を辞任すべきなのでは？」…国民の生活を豊かにする、その責務が先と認識し、苦渋の決断ながら続投を総理に…こんな僕ですが…幸いなことに、「ケツの穴の小さい男」と言われたことは…いまだかつてまだ…ない。</content>
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    <id>http://www.monya-united.org,blog/3/101</id>
    <title>寝正月 &lt;紋谷のソコヂカラ&gt;</title>
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      <name>Monya-United</name>
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    <updated>2010-01-09T00:50:00+09:00</updated>
    <published>2010-01-09T01:00:53+09:00</published>
    <modified>2010-01-09T01:00:53+09:00</modified>
    <summary>抗がん剤の投薬を終えて１週間後、暮も押し迫った２８日、血液のダメージをチェックしに、再度病院へ向かった。白血球、赤血球、血小板ともに、危険水域には達しておらず、念のため白血球をあげる皮下注射を打ち、年明けの診断まで安静にとなった。　この時点での体の感じとしては、慢性のだるさと突発的な帯状疱疹はいつものこととして、胃がどうもシクシクと痛んでいた。このシクシクが、その日の夜から激変してゆく。遡るが、今回の投薬中、一番悩まされたのはこの痛みでした。　点滴が抗がん剤に変わって少しすると、胃が痙攣を起したように痛み、５時間ほど続いた。急遽、痛み止めを合せて投与され、なんとか収まったものの、いつにない症状のため戸惑った。それでも、退院して１週間は、何事もなく、消化器官へのダメージは、入れている薬の主な副作用（２種類の薬、併せて３０くらいある）ではあるため、たまたまのことだろうと僕も主治医も考えていた。しかし、この痛みそんなことでは収まらなかったのです。２８日の夜、シクシクは、ジクジクとなり、グワッグワッとなり、ギョワー！ギョワー！！…へとなる。うまいたとえがないが、…口からペンチを突っ込まれ、胃をつかまれねじあげる　そんな痛みが１０分に１度　１分くらい続く、まあそんな感じ。明けて２９日も朝からこの痛みは治まらない。　ほとんど寝て過ごす。　それでも頭では、抗がん剤の副作用なんだから、我慢していればそのうちに収まるだろうと、２８日に念のため処方してもらった胃の薬を飲んで我慢していた。しかし、３０日、３１日となっても　ペンチの威力はいっこうに衰えない。これは、まずいと癌センターに電話を入れる。　病院はすでにお休み、それでも当直の医者がいるらしく電話口での問診となる。「…そうですか、症状はわかりました。  僕も専門ではないのでなんとも言えませんが、  いま処方されている胃の薬は、相当に強い薬です。  それで、効かないとなるとこちらに来て、  点滴したとしてもそれほどの違いはないかもしれませんよ、  また、外来での治療は無理なので  入院してもらうことになりますが…」とまあ、藁にも…の連絡した気持ちを萎えさせる返答。いったん切る。このまま家でのたうちまわっていてもなあ…、しかし年越しを病院というのは、なんとも忍びない、しかしこのままでは…とそこに、岩田さんから電話をいただく、僕がのたうちまわっているのを違う人間に伝えてあったのだが、その話を聞き、心配で電話をかけてきてくれたのだ。「…だいじょうぶですか？…病院行くなら送りますよ」開口いちばん、そう言ってくれる。…それで、腹は決まった。小さめのバッグにパンツを３枚放り込み、戸締りと愛犬の手配を済ませて、岩田さんの運転で大みそかの病院に向かった。電話で対応してくれた医者の簡単な診察ののちに、いつもの病棟へ入院した。大みそかの病院は静かです。長期の入院患者も年越しは家族と過ごしたい。体調が許された患者は、外泊届を出して自宅に帰るため、重症の患者以外はいない。静まり返る病院で、まったく静まらないおなかを抱えて、ひとり　グワァグワァ！と唸ってると、ほどなく、痛み止めの点滴が始まる。１本、２本と続けて投与するも、まったく、さっぱり収まらない。眠ることもできず、新年を迎えた。元旦から２日のことは、じつはほとんど覚えていない。胃の激痛に加えて、熱があがり、意識が混濁していたようだ。朝一で採血も行われ、白血球が７００しかないことが判明、…急遽、一人部屋へと隔離された。この部屋には、巨大な医療用の空気清浄機が備わっていて、完全な無菌室ではないものの、抵抗力がなくなった患者の院内感染を防ぐための部屋だ。病院側としての優先度は、この時点で、胃痛の処置ではなく、白血球をあげることにスイッチされた。通常、この時期、白血球をあげる注射は、１日１本　２，３日空けて、また注射…という程度なのだが（実際、入院していなければ、次の注射は２日の予定でした）この時点から朝晩２回、毎日、打つこととなった。２日になっても、胃の痛みは変わらない。熱も下がるどころか、３９．５まで上がる。後で聞いたが、白血球もぜんぜん上がらないらしい。口の中もひどいことになっていた。　歯茎がぜんぶ腫れてパンパンになり、口内炎ができまくり、挙句に歯がそこかしこでギシギシと痛む。手足のしびれもひどいもので、じんじん痛んで、岩のように硬くなった感じだ。　節々もそこかしこで痛むので、起き上がることもままならない。ちなみに、朝からの点滴は　生食　痛みどめ　抗生剤　…と繰り返す感じ。熱を下げるために座薬と口内洗浄のための薬が新たに加わる。加えて皮下注射と下痢を抑える漢方薬…　薬のおせち料理といったバラェティ。２日、正月休みを明けた主治医が顔を出してくれた。「…ここまで、ダメージが出るとは予測できませんでした…   久しぶりの投薬だし、…甘かった…」「いえ、いえ、こんなんですいません」すべての症状が鎮静化をたどるのは、３日の夕方くらいからでした。熱も３６度に落ち着き　抗生剤のおかげか口の中も収まってゆく感じ、それ以外の症状も、よくなっているのがわかる。白血球も上がり、通常の病室に戻された。念のため皮下注射の２本体制は変わらないものの、点滴の数も減る。胃痛、そのものはなくなってはいないものの、ギョワー！ギョワー！！から、シクシクへと戻った。４日になり、「胃は内視鏡で診てみましょう　予約入れておきました」  …？…内視鏡？…それは、噂に聞く…胃カメラってやつか？「せんせい。この症状はどう考えても副作用ですから…   そこまでしなくても」「いやいや　この症状は、僕も副作用では診たことがない。   なにかあるかもしれないから…」５日は、もう完全に復調した感じ…これくらいになると、外泊していた患者さんが戻りはじめ、新たに手術を予定する患者さんも入院してきて…病院は騒がしくなってきた。１階の売店も営業をはじめ、僕もトコトコと出かけては、週刊誌を読みあさったり、サンドウィッチを買ってきて、スープに浸して食べたりしていた。試しに体重計に乗ってみると　年末から６kg体重が落ちていた。ちなみにこの期間、お風呂はもちろんシャワーも浴びていない。煮沸したタオルで体をふくだけの毎日。冬でよかった。　それでも、替えの寝巻のない僕は、手術着を着て生活していた。だらんとして　ペラペラで、前や後ろを紐でしばるだけのやつを　毎日着ていたので、同室の患者さんの付き添いの方には、「手術ですか？大変ですね」と声をかけられていた。それでも替えのパンツがないのは困るので、近所に住む篠塚さんに連絡して、買い物を頼んだ。正月早々、まことにどうもすいませんでした。６日、胃カメラの日。この経験は、貴重だと言わざる負えない…というかそれ以外に感想はない。後で聞くと、周りの友人はけっこう飲んでいて、なんてことはない　という感想でしたが、僕は駄目でした。途中、何度も引き抜いてしまいたい欲求に襲われました。　苦しいというより、体が遺物に占拠される感じ、エイリアンが入り込んできた感じ。こういう攻撃は、苦手なんだと改めて実感した。　釣りバカ日誌のハマちゃん…笑えません　ぜんぜん。まあ、それでもカメラを引き抜かれてすぐ、「どうでした？」と医者に尋ねる余裕くらいはあった。「…問題ないですね。食道と十二指腸に、  少し炎症がある程度、悪い腫瘍や目に見える潰瘍もありませんね」との応え。そうだろうそうだろう。だから言ったんだ。この報告をもとに、後で主治医と話したのだが…「うーん。じゃあなんだったんでしょうね？」…と首をかしげていた。どうしても副作用のせいだとは納得していないらしい。まあ、なんもなかったのであるからよしとしましょう。次回への備えです。翌日、最後の血液検査…なんと白血球は、１９４００！！もあった。打ちすぎでしょ注射(笑）　一時、さがった血小板も回復していた。ということで　退院してきました。　気がつけば７日。　寝正月でした。ちなみに、入院中、一度、腫瘍マーカーをとっていたらしく、「…あっそうそう　もんやさんマーカー下がってますよ」と レイの折れ線グラフを見せられた。唐突でびっくりしたのだが　AFP値：１２０００がAFP値：５２００まで落ちていた。今回の副作用が大きいかどうかは別にして、本来はこいつを下げるための投薬ですから、なんにしろ下がったのはうれしい。ちょっと涙が出た。１月の末にレントゲンと併せてもう一度、チェック　２月の頭にCT という流れで、マーカー値がどこまで落ちてくれるのかが当面の焦点です。そんなこんなで、お世話になっている皆さんに　ごあいさつもできずほんとうにすいません。心からお詫びします。昨日、帰宅して、年始のごあいさつを拝見しているところです。今年も、一日一日　大切に参ります。　皆さんに幸多かれと願っています。</summary>
    <content type="text">抗がん剤の投薬を終えて１週間後、暮も押し迫った２８日、血液のダメージをチェックしに、再度病院へ向かった。白血球、赤血球、血小板ともに、危険水域には達しておらず、念のため白血球をあげる皮下注射を打ち、年明けの診断まで安静にとなった。　この時点での体の感じとしては、慢性のだるさと突発的な帯状疱疹はいつものこととして、胃がどうもシクシクと痛んでいた。このシクシクが、その日の夜から激変してゆく。遡るが、今回の投薬中、一番悩まされたのはこの痛みでした。　点滴が抗がん剤に変わって少しすると、胃が痙攣を起したように痛み、５時間ほど続いた。急遽、痛み止めを合せて投与され、なんとか収まったものの、いつにない症状のため戸惑った。それでも、退院して１週間は、何事もなく、消化器官へのダメージは、入れている薬の主な副作用（２種類の薬、併せて３０くらいある）ではあるため、たまたまのことだろうと僕も主治医も考えていた。しかし、この痛みそんなことでは収まらなかったのです。２８日の夜、シクシクは、ジクジクとなり、グワッグワッとなり、ギョワー！ギョワー！！…へとなる。うまいたとえがないが、…口からペンチを突っ込まれ、胃をつかまれねじあげる　そんな痛みが１０分に１度　１分くらい続く、まあそんな感じ。明けて２９日も朝からこの痛みは治まらない。　ほとんど寝て過ごす。　それでも頭では、抗がん剤の副作用なんだから、我慢していればそのうちに収まるだろうと、２８日に念のため処方してもらった胃の薬を飲んで我慢していた。しかし、３０日、３１日となっても　ペンチの威力はいっこうに衰えない。これは、まずいと癌センターに電話を入れる。　病院はすでにお休み、それでも当直の医者がいるらしく電話口での問診となる。「…そうですか、症状はわかりました。  僕も専門ではないのでなんとも言えませんが、  いま処方されている胃の薬は、相当に強い薬です。  それで、効かないとなるとこちらに来て、  点滴したとしてもそれほどの違いはないかもしれませんよ、  また、外来での治療は無理なので  入院してもらうことになりますが…」とまあ、藁にも…の連絡した気持ちを萎えさせる返答。いったん切る。このまま家でのたうちまわっていてもなあ…、しかし年越しを病院というのは、なんとも忍びない、しかしこのままでは…とそこに、岩田さんから電話をいただく、僕がのたうちまわっているのを違う人間に伝えてあったのだが、その話を聞き、心配で電話をかけてきてくれたのだ。「…だいじょうぶですか？…病院行くなら送りますよ」開口いちばん、そう言ってくれる。…それで、腹は決まった。小さめのバッグにパンツを３枚放り込み、戸締りと愛犬の手配を済ませて、岩田さんの運転で大みそかの病院に向かった。電話で対応してくれた医者の簡単な診察ののちに、いつもの病棟へ入院した。大みそかの病院は静かです。長期の入院患者も年越しは家族と過ごしたい。体調が許された患者は、外泊届を出して自宅に帰るため、重症の患者以外はいない。静まり返る病院で、まったく静まらないおなかを抱えて、ひとり　グワァグワァ！と唸ってると、ほどなく、痛み止めの点滴が始まる。１本、２本と続けて投与するも、まったく、さっぱり収まらない。眠ることもできず、新年を迎えた。元旦から２日のことは、じつはほとんど覚えていない。胃の激痛に加えて、熱があがり、意識が混濁していたようだ。朝一で採血も行われ、白血球が７００しかないことが判明、…急遽、一人部屋へと隔離された。この部屋には、巨大な医療用の空気清浄機が備わっていて、完全な無菌室ではないものの、抵抗力がなくなった患者の院内感染を防ぐための部屋だ。病院側としての優先度は、この時点で、胃痛の処置ではなく、白血球をあげることにスイッチされた。通常、この時期、白血球をあげる注射は、１日１本　２，３日空けて、また注射…という程度なのだが（実際、入院していなければ、次の注射は２日の予定でした）この時点から朝晩２回、毎日、打つこととなった。２日になっても、胃の痛みは変わらない。熱も下がるどころか、３９．５まで上がる。後で聞いたが、白血球もぜんぜん上がらないらしい。口の中もひどいことになっていた。　歯茎がぜんぶ腫れてパンパンになり、口内炎ができまくり、挙句に歯がそこかしこでギシギシと痛む。手足のしびれもひどいもので、じんじん痛んで、岩のように硬くなった感じだ。　節々もそこかしこで痛むので、起き上がることもままならない。ちなみに、朝からの点滴は　生食　痛みどめ　抗生剤　…と繰り返す感じ。熱を下げるために座薬と口内洗浄のための薬が新たに加わる。加えて皮下注射と下痢を抑える漢方薬…　薬のおせち料理といったバラェティ。２日、正月休みを明けた主治医が顔を出してくれた。「…ここまで、ダメージが出るとは予測できませんでした…   久しぶりの投薬だし、…甘かった…」「いえ、いえ、こんなんですいません」すべての症状が鎮静化をたどるのは、３日の夕方くらいからでした。熱も３６度に落ち着き　抗生剤のおかげか口の中も収まってゆく感じ、それ以外の症状も、よくなっているのがわかる。白血球も上がり、通常の病室に戻された。念のため皮下注射の２本体制は変わらないものの、点滴の数も減る。胃痛、そのものはなくなってはいないものの、ギョワー！ギョワー！！から、シクシクへと戻った。４日になり、「胃は内視鏡で診てみましょう　予約入れておきました」  …？…内視鏡？…それは、噂に聞く…胃カメラってやつか？「せんせい。この症状はどう考えても副作用ですから…   そこまでしなくても」「いやいや　この症状は、僕も副作用では診たことがない。   なにかあるかもしれないから…」５日は、もう完全に復調した感じ…これくらいになると、外泊していた患者さんが戻りはじめ、新たに手術を予定する患者さんも入院してきて…病院は騒がしくなってきた。１階の売店も営業をはじめ、僕もトコトコと出かけては、週刊誌を読みあさったり、サンドウィッチを買ってきて、スープに浸して食べたりしていた。試しに体重計に乗ってみると　年末から６kg体重が落ちていた。ちなみにこの期間、お風呂はもちろんシャワーも浴びていない。煮沸したタオルで体をふくだけの毎日。冬でよかった。　それでも、替えの寝巻のない僕は、手術着を着て生活していた。だらんとして　ペラペラで、前や後ろを紐でしばるだけのやつを　毎日着ていたので、同室の患者さんの付き添いの方には、「手術ですか？大変ですね」と声をかけられていた。それでも替えのパンツがないのは困るので、近所に住む篠塚さんに連絡して、買い物を頼んだ。正月早々、まことにどうもすいませんでした。６日、胃カメラの日。この経験は、貴重だと言わざる負えない…というかそれ以外に感想はない。後で聞くと、周りの友人はけっこう飲んでいて、なんてことはない　という感想でしたが、僕は駄目でした。途中、何度も引き抜いてしまいたい欲求に襲われました。　苦しいというより、体が遺物に占拠される感じ、エイリアンが入り込んできた感じ。こういう攻撃は、苦手なんだと改めて実感した。　釣りバカ日誌のハマちゃん…笑えません　ぜんぜん。まあ、それでもカメラを引き抜かれてすぐ、「どうでした？」と医者に尋ねる余裕くらいはあった。「…問題ないですね。食道と十二指腸に、  少し炎症がある程度、悪い腫瘍や目に見える潰瘍もありませんね」との応え。そうだろうそうだろう。だから言ったんだ。この報告をもとに、後で主治医と話したのだが…「うーん。じゃあなんだったんでしょうね？」…と首をかしげていた。どうしても副作用のせいだとは納得していないらしい。まあ、なんもなかったのであるからよしとしましょう。次回への備えです。翌日、最後の血液検査…なんと白血球は、１９４００！！もあった。打ちすぎでしょ注射(笑）　一時、さがった血小板も回復していた。ということで　退院してきました。　気がつけば７日。　寝正月でした。ちなみに、入院中、一度、腫瘍マーカーをとっていたらしく、「…あっそうそう　もんやさんマーカー下がってますよ」と レイの折れ線グラフを見せられた。唐突でびっくりしたのだが　AFP値：１２０００がAFP値：５２００まで落ちていた。今回の副作用が大きいかどうかは別にして、本来はこいつを下げるための投薬ですから、なんにしろ下がったのはうれしい。ちょっと涙が出た。１月の末にレントゲンと併せてもう一度、チェック　２月の頭にCT という流れで、マーカー値がどこまで落ちてくれるのかが当面の焦点です。そんなこんなで、お世話になっている皆さんに　ごあいさつもできずほんとうにすいません。心からお詫びします。昨日、帰宅して、年始のごあいさつを拝見しているところです。今年も、一日一日　大切に参ります。　皆さんに幸多かれと願っています。</content>
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    <id>http://www.monya-united.org,blog/3/100</id>
    <title>わたしの体に　何をする. &lt;紋谷のソコヂカラ&gt;</title>
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      <name>Monya-United</name>
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    <updated>2009-12-19T19:01:00+09:00</updated>
    <published>2009-12-19T19:02:29+09:00</published>
    <modified>2009-12-21T09:35:21+09:00</modified>
    <summary>日々、自分の周辺で起こる、さまざまな出来事のせいで、困ったなあ…とか、嫌だなあ…とか、しんどいなあ…とか、面倒くさいなあ…とか、悲しいなあ…とか、なかったことにしたいなあ…とか、そういう感情が湧きあがったときに、「まあ、なんとかなるさ」と大きく構えていられる、そんな人間でありたいと思って生きた。今のボクとって、「病院に行き、検査を受け、病気の進行度合いを確認して、医師と治療方針を相談する」この行為は、もっか最大の関心事であり、癌野郎が（あえて野郎とする）ある日、ぴゅー…と煙とともに壺の中に消えてくれないことは、あらかじめわかっている以上、イージー！イージー！とも　ケセラセラとも、なんくるないさぁ～とも、マイペンライとも、なかなかに思えず、検査を受けに行く１週間前から、心の中にでっかくて黒い石があるような　そんな気分となってしまう。そしてこの黒い石は、毎日、どんどん、でっかくなる。男としての器が小さいなあ　小さい、小さい…と自覚はするものの、どうしようもない。１４日は件の病院へ行く日。…前の晩から眠れず、気が付いたら、この黒い石が最高にでっかくなっていた。このままではつぶされてしまうと思い、なにか手立てはないかと思案した。…そこで、思いついたことは、「今日は僕自身の体の具合を確認しにゆくのではなく…　誰か他人の、自分とは関係のない人の病状について　取材をしにゆく…　そういう風に考えられないか」と考えた。考えるだけでは、頑固な自分はだまされてくれないので、なにか具体的な手段は…と更に思案した。ひとつは、取材なんだから“カメラ”を持参して、いろいろ撮ってみるのは、どうだろう…そうそうこの手は昔も使ったが、撮影するという行為は客観的に物事を捉えるには最適な行為だった、よしよし…と決めた。そうなると、取材なんだから今日の出来事を文章にまとめる必要がある。はじめから、まとめるつもりで臨めば、ことらも客観的に見聞きする…よしよし。　こう考えると気持ちが楽になってくる。どうせなら、チャカしてしまおう。　…そうだ、わが友人、宮田クンの「おもしろエッセイ風」におもいっきりチャカしてしまおう。…となった。宮田君については後述する。「すまん…とりあえず宮田パクル！」　■■　ということで　以下、宮田風でまとめてみた　■■※注…あくまで“風”である。　あのフィレンツェ風チキンのローストの“風”であり、「うーんアールデコ風の素敵なお宅ですネ」の“風”であり、様子するに、「オマエ、今日の３ゲン…出る？…的な…」の“的な”と同意であり、「おっちゃん！これ…ヴィトンちゃうやん…　ロゴんとこ…BITON…てなってるやん！」の“B”に相当する…様子するに「偽物」であります。でありますから、わたしのまがい物の文章を読んで、宮田クンのエッセイがこの程度の代物とは思わないでもらいたい。彼のエッセイはとてもおもしろい。●●●今日は、検査だ。血液検査とCTのふたつを午前中にこなし、午後にもう一度出直し、主治医のもとに外来で伺うという段取りとなる。病院までは車で２０分…環状道路から幹線道を経由すれば、嵐のCDに併せてフン♪フン♪…と３、４曲鼻唄を歌っていれば着いてしまう。別に嵐でなくてもよいのでは…と思うのは素人の浅はかさ、やはりこういう時は嵐である。この桜井君のなんともノリにくいラップがいいのである。…と、僕のフン♪フン♪…が４曲目を越えたあたりで、なにやら今日は道が混んでいることに気付いた。さっきからぜんぜん前に進んでいないではないか。何をしているのだ、このままでは検査の時間に遅刻してしまう。前を見ると、環状道路から幹線道の曲がり角までに、車の長蛇の列ができている。もっと前に気付けよ…しかし、こういう時に冷静なのが大人というもの、決して桜井君のせいではない。おっ！目の前に信号が…よし！ここを曲がってしまえ！　行ったことはないが、なんとなく行けるのでは、と思ったらハンドルを切っていた。自慢ではないがわたしは、東大いや当代、稀にみる方向音痴である。駅からの帰宅途中、途中のコンビニに寄り、買い物を済ませ外に出て…また駅に向かう道を歩いてしまうことが“たびたび”　ある男である。不安がよぎらないわけではないが、こういう時は決断と実行である。…この決断は見事に当たった。なんとなく右曲がったり、左曲がったりしていたら…病院までつながる道に出たではないか。そういうことだ。たいていのことは成せばなるのである。「いまどき…ナビはないのか？」と不思議に思う方もいるだろう。もちろんない。文明の利器に頼るなど笑止千万。男子たるもの最後は自らの感に頼れ！である。なんとなく曲がっていれば、最後は目的地に着くようになっている。無事に病院に着いた。しかし駐車場に入れない。駐車場が、晴れた日曜日の原宿のH＆Mのセール前くらいに混んでいる(行ったことはない）。なんとか停めることができて、受付を済ませ、まずは「採血」に向かう。…ここがまた混んでいる。お隣のFOREVER 21も負けじとセールを始めてしまい歩道歩けないじゃないか！ってほど混んでいる。(行ったことはこちらもない）今日はとりわけ、神奈川県中の癌患者が勢ぞろいしているのでは…と思うほど混んでいる。見渡せば採血ルームには５０人くらいのじいさんばあさんが。部屋に入りきれず廊下にもじいさんばあさん…もうあたりかまわずじいさんばあさんである。そこに颯爽と凛々しく活力に溢れたわたしが登場する。受付のカードを渡すと、「…CTの検査入ってますね？…このままじゃ間に合わないので、　今、採血の受付だけされて、　先にCT行かれたほうがよいですよ」と看護師が言う。CTの予約時間には、まだ４０分もあるではないか。なんのために知らない道にチャレンジしたのだ。あえて危険を冒してまでたどり着いた苦労が水の泡ではないか。こんな凛々しい若者になにをする！しかしアナウンスされる受付番号は、まだわたしの１００番も前のようだ…くやしいが、ここは言うなりになるしかないようだ。少し、困った顔をしていると、じゃあ…CTに行っている間に、順番が来たら　適当に順送りにしてくれるという。　そいつはラッキイ。やはり凛々しく活力あるわたしにはそうでなくてはいけない。エレベーターに乗り、レントゲンの受付に行く。少し待って、僕の番となる…？　「もんやさん　すいません。　…造影剤の同意書書かれています？」「はあ？…ええ…先日　書きましたが」「そうですか。おかしいですね。　カルテの中に見当たらないのです」「はい？」「少しお待ちください」CT撮影を鮮明にするために入れる造影剤は、アレルギー症状がでることもあり、同意書が義務付けられている。前回来た折に、確かに記入しているはずなのだが、どうもそれが見当たらないらしい。　廊下のベンチで待たされてると、また看護師が…「どうも、ないようなんです。　同意したということでいいでしょうかね？」とやってきた。いいのかそれで、そっちがいいならこっちはいいが、そういう細かいところいい加減だと、倫理規定も紙くずになるぞ。「はい。もちろんかまいませんが。　わたしは、まじめに斜めに生きてきた人ですから、　終わりよければすべてよし。　なんてことが座右の銘だったりしていますし、　ただなんだか、そういう時に限って、　事故とか起こるような気がするというか…　ええ、もちろんたかが造影剤ですから…　事故って言ってもねえ。そりゃあもちろん。　ええ　心配なんかしていま…」「ありました　ありました！」と違う看護師が向こうから大きな声で言っている。「もんやさんのカルテ膨大でして…どうも同意書が、　紛れ込んでいたようですいません」　膨大で悪うござんした。ではこちらとCTルームに。受けたことのある方は、ご存知でしょうが、CTの撮影はあっという間に終わる。　MRIやPETに比べるとほんとうに短くて助かる。…とここで切りだしてみる。「　あの？このマシン…撮ってもいいですか？」と聞くと。「…ええ（笑）…どうぞ」と言うので、パチリ。　しかし、どうもマシンだけというのは味気ないこれでは、臨場感というものがでない。「看護師さん　…横に立ってもらえますか？」「ええ！？わたしなんか…でも…　お化粧もしてないし…困ったわ…どうしよう…」うーん長くなりそうなので、「じゃあ　僕を入れて撮ってもらっていいですか？」「ああ…はい（少し残念そうだ）」パチリ　「わたし　長くここにいますけど　写真撮られた方は初めてですよ」　いつの間にかレントゲン技師の医者も来ていて、笑いながらうなずいている。「はあ。癌だからって、　気持ち暗くしているだけじゃ、もったいないじゃないですか。　なんでも楽しくですよ」採血ルームに戻る。　相変わらずじいさんばんさんで溢れている。また来たな！この無駄に凛々しい若者め！と何人かが睨んでいる。どうも。僕の番号は呼ばれたばかりのようであったが、少し待つと約束通り呼んでくれた。無事に採血も済み…いったん自宅に戻るとする。～～～　　～～～夕方４時　出直してやってきた。　泌尿器外来は１階の一番奥…ここも日中は、じいさんばあさん…特にじいさんで溢れている。しかし、この時間ともなると受付にはほとんど人がいない。　わたしのほかには、ご夫婦らしきひと組だ。看護師が話しかけている。どうも、手術のために入院が決まり、その説明を受けている。放心状態の夫、看護師の説明を聞きもらさまいとする妻…失礼ながらわたしには見なれた光景であります。以前、にも同じようなご夫婦を見かけたことがある。「俺が死んだら…すまんな…俺が死んだら…すまんな」「ばか言ってないで…」「すまんな…すまん…」「……」　その後、その旦那さんと同じ病室になった。　旦那さんは一日中、元気がなく…同僚が訪ねてきても　娘がお見舞いに来てもあまり話さず　日がな静かに過ごしていた。　奥さんがやってきたときだけ、少ししゃべる。それも「ああ」とか「うん」とか…手術の説明に担当医が来た時も…質問するのはぜんぶ奥さん　本人はただ、黙って聞いている。それが手術が終わり、術後の経過も良かったようで　無事退院の日が決まると一変した。「ははは　心配することないんだよ。もうだいじょうぶ。　なあ…こいつが心配性だから…まったく大げさなんだよ」と見舞客に応え、「飯がうまけりゃ、もう少しいたいんだけどなあ…　おい明日　煮物でも持ってきてくれよ」と奥さんに言いつける。奥さんは、何も言わず　にこにこと黙って聞いている。まったく男とはなんと弱い生き物か…とも思うが…なんだかんだひっくるめてうらやましい。「CTの画像では、肺の腫瘍が大きくなってる以外は、　他への転移はみられませんね」パソコンには僕の輪切りの画像が映っている。首先から足の付け根まで、マウスの操作でパッパと切り替わる。どうもこの画像は見るに堪えない。なんだか、背中がむず痒くなる。直視できない。しかし、それでは困るので、これはそう。イカ飯だと思うことにした。「９月の検査では、GOTの値も高かったから…　肝臓転移も考えたのですが、　やはり画像には何もないですね」「もともとの首のリンパ節は？」「ええ。こちらも、変化ないですね」主治医はイカ飯の…一番太い部分　肺の画像を映し…「やはり　この肺の腫瘍が　AFP値を引き上げているんでしょうね」「でも、先生。１２０００にもなっているんですよ。　その原因がこの肺の腫瘍だけ？」「ええ。結局、数じゃないんです。　その腫瘍がひとつでも…　大きな作用があればAFP値はあがるんですよ」「まったく、こいつは…　わたしの体に何をする！！　って感じですね」実際、この腫瘍は悪の親玉というわけではないのだろう。あくまでひとつのアラート。こいつが消滅しても、体の中の微に入り細に入る癌細胞が、完全になくなることとイコールではない。それでも、目下の敵はこいつと断定すれば、目標が生まれる。見えざる敵と対する恐怖よりかは、ぜんぜんマシというものさ。「先生　この画像写真撮ってもいいですか？」「…？ああ…ははは…こんなの撮るのもんやさんだけですよ」「ついでに、先生も」　パチリ最近というか、ここ１年。会う人ごとに「もんやさんは元気そうだ」とか、「太った」とか「やせないんですか？」とか　「ぜんぜん病気に見えない」とか「まだ、死なないのですか？」とか、そんなことばっか言われて、まことにどうもくやしい思いをしていた。精一杯　元気そうに見せている　このわたしの気遣いがまったく伝わっていない。これではいかんと思っていたので、これ見よがしに、いやこれ幸いにと…　イカ飯画像を撮ってやった。「で…どうしましょうか？」きた。どうしましょうか？…ここでひいては男がすたる　抗がん剤は入れたくはない入れたくはないが、ここはひとついれておくべきだ。そして、目下の敵を駆逐するのだ。「はい。予定通りにお願いします」…といっても　この病院は混んでいる…すぐの治療は難しいのではと思っていたら「ああ。泌尿器の○○ですが…ええ。　入院の手配をお願いしたいのです。　お忙しい方で…ええ。　もんやさんと言って…ええ　　もう慣れていらっしゃる方なんで、ええ　一番早く日曜日の午後に入っていただき…ええ　月曜から治療を…どうでしょうか？」と病棟のナースセンターで婦長さんと話している。　…別に忙しくはないが　ナイスなフォローです先生。「ああ…だいじょうぶ。ではそれでお願します」ということで、２１日月曜日からの投薬が決まりました。入れてしまうと　体調がグダグダになるので　このブログが書けるよう回復するまでしばしお待ちください。また、投薬後の効果に感しましては、１カ月近くはかかると思われます。結果がでましたら、またここでご報告させていただきます。以上で報告は終わりです。　はじめに今回は宮田風　おもしろエッセイ風にすると言ったのですが、途中で、こりゃ無理がある…と。インドやミャンマーやラオスやカンボジアでのバックパッカーの見聞きする新鮮な体験や　珍妙なるベトナムの盆栽や南米のジェットコースターの話しでこそ、この文体は活きるのであって、病気や病院の話は　そもそもが暗すぎて　なんか妙にブラックな自虐的なユーモアが先立ってします。　したがってなんとも中途半端な形となりまして、まことにあいすいません。　文体を拝借しました宮田クンにはお礼として　最後に泌尿器外来の美人看護師さんの写真をお礼として、差し上げます。もちろん癌でもないし神奈川県民でもないあなたが、彼女と知り合うことはないとは思いますが。■宮田　珠己■　旅行記を中心に活躍している、おもしろエッセイスト。追いつき追い越せ“椎名誠”をテーマに著書多数。「ときどき意味もなくずんずん歩く」「わたしの旅に何をする。」「晴れた日は巨大仏を見に」：幻冬舎「ウはウミウシのウ」「旅の理不尽」：小学館　「東南アジア四次元日記」：旅行人　ほか読むと旅行に行きたく本ばかりなので、そこのところはご注意　また、あまりに面白すぎて　どうも本屋さんが仕入れ制限をしているらしく探しても書店にないものも多いので、ちゃんと注文してください。</summary>
    <content type="text">日々、自分の周辺で起こる、さまざまな出来事のせいで、困ったなあ…とか、嫌だなあ…とか、しんどいなあ…とか、面倒くさいなあ…とか、悲しいなあ…とか、なかったことにしたいなあ…とか、そういう感情が湧きあがったときに、「まあ、なんとかなるさ」と大きく構えていられる、そんな人間でありたいと思って生きた。今のボクとって、「病院に行き、検査を受け、病気の進行度合いを確認して、医師と治療方針を相談する」この行為は、もっか最大の関心事であり、癌野郎が（あえて野郎とする）ある日、ぴゅー…と煙とともに壺の中に消えてくれないことは、あらかじめわかっている以上、イージー！イージー！とも　ケセラセラとも、なんくるないさぁ～とも、マイペンライとも、なかなかに思えず、検査を受けに行く１週間前から、心の中にでっかくて黒い石があるような　そんな気分となってしまう。そしてこの黒い石は、毎日、どんどん、でっかくなる。男としての器が小さいなあ　小さい、小さい…と自覚はするものの、どうしようもない。１４日は件の病院へ行く日。…前の晩から眠れず、気が付いたら、この黒い石が最高にでっかくなっていた。このままではつぶされてしまうと思い、なにか手立てはないかと思案した。…そこで、思いついたことは、「今日は僕自身の体の具合を確認しにゆくのではなく…　誰か他人の、自分とは関係のない人の病状について　取材をしにゆく…　そういう風に考えられないか」と考えた。考えるだけでは、頑固な自分はだまされてくれないので、なにか具体的な手段は…と更に思案した。ひとつは、取材なんだから“カメラ”を持参して、いろいろ撮ってみるのは、どうだろう…そうそうこの手は昔も使ったが、撮影するという行為は客観的に物事を捉えるには最適な行為だった、よしよし…と決めた。そうなると、取材なんだから今日の出来事を文章にまとめる必要がある。はじめから、まとめるつもりで臨めば、ことらも客観的に見聞きする…よしよし。　こう考えると気持ちが楽になってくる。どうせなら、チャカしてしまおう。　…そうだ、わが友人、宮田クンの「おもしろエッセイ風」におもいっきりチャカしてしまおう。…となった。宮田君については後述する。「すまん…とりあえず宮田パクル！」　■■　ということで　以下、宮田風でまとめてみた　■■※注…あくまで“風”である。　あのフィレンツェ風チキンのローストの“風”であり、「うーんアールデコ風の素敵なお宅ですネ」の“風”であり、様子するに、「オマエ、今日の３ゲン…出る？…的な…」の“的な”と同意であり、「おっちゃん！これ…ヴィトンちゃうやん…　ロゴんとこ…BITON…てなってるやん！」の“B”に相当する…様子するに「偽物」であります。でありますから、わたしのまがい物の文章を読んで、宮田クンのエッセイがこの程度の代物とは思わないでもらいたい。彼のエッセイはとてもおもしろい。●●●今日は、検査だ。血液検査とCTのふたつを午前中にこなし、午後にもう一度出直し、主治医のもとに外来で伺うという段取りとなる。病院までは車で２０分…環状道路から幹線道を経由すれば、嵐のCDに併せてフン♪フン♪…と３、４曲鼻唄を歌っていれば着いてしまう。別に嵐でなくてもよいのでは…と思うのは素人の浅はかさ、やはりこういう時は嵐である。この桜井君のなんともノリにくいラップがいいのである。…と、僕のフン♪フン♪…が４曲目を越えたあたりで、なにやら今日は道が混んでいることに気付いた。さっきからぜんぜん前に進んでいないではないか。何をしているのだ、このままでは検査の時間に遅刻してしまう。前を見ると、環状道路から幹線道の曲がり角までに、車の長蛇の列ができている。もっと前に気付けよ…しかし、こういう時に冷静なのが大人というもの、決して桜井君のせいではない。おっ！目の前に信号が…よし！ここを曲がってしまえ！　行ったことはないが、なんとなく行けるのでは、と思ったらハンドルを切っていた。自慢ではないがわたしは、東大いや当代、稀にみる方向音痴である。駅からの帰宅途中、途中のコンビニに寄り、買い物を済ませ外に出て…また駅に向かう道を歩いてしまうことが“たびたび”　ある男である。不安がよぎらないわけではないが、こういう時は決断と実行である。…この決断は見事に当たった。なんとなく右曲がったり、左曲がったりしていたら…病院までつながる道に出たではないか。そういうことだ。たいていのことは成せばなるのである。「いまどき…ナビはないのか？」と不思議に思う方もいるだろう。もちろんない。文明の利器に頼るなど笑止千万。男子たるもの最後は自らの感に頼れ！である。なんとなく曲がっていれば、最後は目的地に着くようになっている。無事に病院に着いた。しかし駐車場に入れない。駐車場が、晴れた日曜日の原宿のH＆Mのセール前くらいに混んでいる(行ったことはない）。なんとか停めることができて、受付を済ませ、まずは「採血」に向かう。…ここがまた混んでいる。お隣のFOREVER 21も負けじとセールを始めてしまい歩道歩けないじゃないか！ってほど混んでいる。(行ったことはこちらもない）今日はとりわけ、神奈川県中の癌患者が勢ぞろいしているのでは…と思うほど混んでいる。見渡せば採血ルームには５０人くらいのじいさんばあさんが。部屋に入りきれず廊下にもじいさんばあさん…もうあたりかまわずじいさんばあさんである。そこに颯爽と凛々しく活力に溢れたわたしが登場する。受付のカードを渡すと、「…CTの検査入ってますね？…このままじゃ間に合わないので、　今、採血の受付だけされて、　先にCT行かれたほうがよいですよ」と看護師が言う。CTの予約時間には、まだ４０分もあるではないか。なんのために知らない道にチャレンジしたのだ。あえて危険を冒してまでたどり着いた苦労が水の泡ではないか。こんな凛々しい若者になにをする！しかしアナウンスされる受付番号は、まだわたしの１００番も前のようだ…くやしいが、ここは言うなりになるしかないようだ。少し、困った顔をしていると、じゃあ…CTに行っている間に、順番が来たら　適当に順送りにしてくれるという。　そいつはラッキイ。やはり凛々しく活力あるわたしにはそうでなくてはいけない。エレベーターに乗り、レントゲンの受付に行く。少し待って、僕の番となる…？　「もんやさん　すいません。　…造影剤の同意書書かれています？」「はあ？…ええ…先日　書きましたが」「そうですか。おかしいですね。　カルテの中に見当たらないのです」「はい？」「少しお待ちください」CT撮影を鮮明にするために入れる造影剤は、アレルギー症状がでることもあり、同意書が義務付けられている。前回来た折に、確かに記入しているはずなのだが、どうもそれが見当たらないらしい。　廊下のベンチで待たされてると、また看護師が…「どうも、ないようなんです。　同意したということでいいでしょうかね？」とやってきた。いいのかそれで、そっちがいいならこっちはいいが、そういう細かいところいい加減だと、倫理規定も紙くずになるぞ。「はい。もちろんかまいませんが。　わたしは、まじめに斜めに生きてきた人ですから、　終わりよければすべてよし。　なんてことが座右の銘だったりしていますし、　ただなんだか、そういう時に限って、　事故とか起こるような気がするというか…　ええ、もちろんたかが造影剤ですから…　事故って言ってもねえ。そりゃあもちろん。　ええ　心配なんかしていま…」「ありました　ありました！」と違う看護師が向こうから大きな声で言っている。「もんやさんのカルテ膨大でして…どうも同意書が、　紛れ込んでいたようですいません」　膨大で悪うござんした。ではこちらとCTルームに。受けたことのある方は、ご存知でしょうが、CTの撮影はあっという間に終わる。　MRIやPETに比べるとほんとうに短くて助かる。…とここで切りだしてみる。「　あの？このマシン…撮ってもいいですか？」と聞くと。「…ええ（笑）…どうぞ」と言うので、パチリ。　しかし、どうもマシンだけというのは味気ないこれでは、臨場感というものがでない。「看護師さん　…横に立ってもらえますか？」「ええ！？わたしなんか…でも…　お化粧もしてないし…困ったわ…どうしよう…」うーん長くなりそうなので、「じゃあ　僕を入れて撮ってもらっていいですか？」「ああ…はい（少し残念そうだ）」パチリ　「わたし　長くここにいますけど　写真撮られた方は初めてですよ」　いつの間にかレントゲン技師の医者も来ていて、笑いながらうなずいている。「はあ。癌だからって、　気持ち暗くしているだけじゃ、もったいないじゃないですか。　なんでも楽しくですよ」採血ルームに戻る。　相変わらずじいさんばんさんで溢れている。また来たな！この無駄に凛々しい若者め！と何人かが睨んでいる。どうも。僕の番号は呼ばれたばかりのようであったが、少し待つと約束通り呼んでくれた。無事に採血も済み…いったん自宅に戻るとする。～～～　　～～～夕方４時　出直してやってきた。　泌尿器外来は１階の一番奥…ここも日中は、じいさんばあさん…特にじいさんで溢れている。しかし、この時間ともなると受付にはほとんど人がいない。　わたしのほかには、ご夫婦らしきひと組だ。看護師が話しかけている。どうも、手術のために入院が決まり、その説明を受けている。放心状態の夫、看護師の説明を聞きもらさまいとする妻…失礼ながらわたしには見なれた光景であります。以前、にも同じようなご夫婦を見かけたことがある。「俺が死んだら…すまんな…俺が死んだら…すまんな」「ばか言ってないで…」「すまんな…すまん…」「……」　その後、その旦那さんと同じ病室になった。　旦那さんは一日中、元気がなく…同僚が訪ねてきても　娘がお見舞いに来てもあまり話さず　日がな静かに過ごしていた。　奥さんがやってきたときだけ、少ししゃべる。それも「ああ」とか「うん」とか…手術の説明に担当医が来た時も…質問するのはぜんぶ奥さん　本人はただ、黙って聞いている。それが手術が終わり、術後の経過も良かったようで　無事退院の日が決まると一変した。「ははは　心配することないんだよ。もうだいじょうぶ。　なあ…こいつが心配性だから…まったく大げさなんだよ」と見舞客に応え、「飯がうまけりゃ、もう少しいたいんだけどなあ…　おい明日　煮物でも持ってきてくれよ」と奥さんに言いつける。奥さんは、何も言わず　にこにこと黙って聞いている。まったく男とはなんと弱い生き物か…とも思うが…なんだかんだひっくるめてうらやましい。「CTの画像では、肺の腫瘍が大きくなってる以外は、　他への転移はみられませんね」パソコンには僕の輪切りの画像が映っている。首先から足の付け根まで、マウスの操作でパッパと切り替わる。どうもこの画像は見るに堪えない。なんだか、背中がむず痒くなる。直視できない。しかし、それでは困るので、これはそう。イカ飯だと思うことにした。「９月の検査では、GOTの値も高かったから…　肝臓転移も考えたのですが、　やはり画像には何もないですね」「もともとの首のリンパ節は？」「ええ。こちらも、変化ないですね」主治医はイカ飯の…一番太い部分　肺の画像を映し…「やはり　この肺の腫瘍が　AFP値を引き上げているんでしょうね」「でも、先生。１２０００にもなっているんですよ。　その原因がこの肺の腫瘍だけ？」「ええ。結局、数じゃないんです。　その腫瘍がひとつでも…　大きな作用があればAFP値はあがるんですよ」「まったく、こいつは…　わたしの体に何をする！！　って感じですね」実際、この腫瘍は悪の親玉というわけではないのだろう。あくまでひとつのアラート。こいつが消滅しても、体の中の微に入り細に入る癌細胞が、完全になくなることとイコールではない。それでも、目下の敵はこいつと断定すれば、目標が生まれる。見えざる敵と対する恐怖よりかは、ぜんぜんマシというものさ。「先生　この画像写真撮ってもいいですか？」「…？ああ…ははは…こんなの撮るのもんやさんだけですよ」「ついでに、先生も」　パチリ最近というか、ここ１年。会う人ごとに「もんやさんは元気そうだ」とか、「太った」とか「やせないんですか？」とか　「ぜんぜん病気に見えない」とか「まだ、死なないのですか？」とか、そんなことばっか言われて、まことにどうもくやしい思いをしていた。精一杯　元気そうに見せている　このわたしの気遣いがまったく伝わっていない。これではいかんと思っていたので、これ見よがしに、いやこれ幸いにと…　イカ飯画像を撮ってやった。「で…どうしましょうか？」きた。どうしましょうか？…ここでひいては男がすたる　抗がん剤は入れたくはない入れたくはないが、ここはひとついれておくべきだ。そして、目下の敵を駆逐するのだ。「はい。予定通りにお願いします」…といっても　この病院は混んでいる…すぐの治療は難しいのではと思っていたら「ああ。泌尿器の○○ですが…ええ。　入院の手配をお願いしたいのです。　お忙しい方で…ええ。　もんやさんと言って…ええ　　もう慣れていらっしゃる方なんで、ええ　一番早く日曜日の午後に入っていただき…ええ　月曜から治療を…どうでしょうか？」と病棟のナースセンターで婦長さんと話している。　…別に忙しくはないが　ナイスなフォローです先生。「ああ…だいじょうぶ。ではそれでお願します」ということで、２１日月曜日からの投薬が決まりました。入れてしまうと　体調がグダグダになるので　このブログが書けるよう回復するまでしばしお待ちください。また、投薬後の効果に感しましては、１カ月近くはかかると思われます。結果がでましたら、またここでご報告させていただきます。以上で報告は終わりです。　はじめに今回は宮田風　おもしろエッセイ風にすると言ったのですが、途中で、こりゃ無理がある…と。インドやミャンマーやラオスやカンボジアでのバックパッカーの見聞きする新鮮な体験や　珍妙なるベトナムの盆栽や南米のジェットコースターの話しでこそ、この文体は活きるのであって、病気や病院の話は　そもそもが暗すぎて　なんか妙にブラックな自虐的なユーモアが先立ってします。　したがってなんとも中途半端な形となりまして、まことにあいすいません。　文体を拝借しました宮田クンにはお礼として　最後に泌尿器外来の美人看護師さんの写真をお礼として、差し上げます。もちろん癌でもないし神奈川県民でもないあなたが、彼女と知り合うことはないとは思いますが。■宮田　珠己■　旅行記を中心に活躍している、おもしろエッセイスト。追いつき追い越せ“椎名誠”をテーマに著書多数。「ときどき意味もなくずんずん歩く」「わたしの旅に何をする。」「晴れた日は巨大仏を見に」：幻冬舎「ウはウミウシのウ」「旅の理不尽」：小学館　「東南アジア四次元日記」：旅行人　ほか読むと旅行に行きたく本ばかりなので、そこのところはご注意　また、あまりに面白すぎて　どうも本屋さんが仕入れ制限をしているらしく探しても書店にないものも多いので、ちゃんと注文してください。</content>
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    <id>http://www.monya-united.org,blog/3/99</id>
    <title>観なきゃね　2009　 &lt;紋谷のソコヂカラ&gt;</title>
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      <name>Monya-United</name>
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    <updated>2009-12-13T20:08:00+09:00</updated>
    <published>2009-12-13T20:34:09+09:00</published>
    <modified>2009-12-13T20:40:16+09:00</modified>
    <summary>■  年末特別対談　■ “アロハ坊主さんと、今年の映画を語る”今日は、わざわざ戸塚までお越しいただきありがとうございます。 さて、早速ですが、今年公開された映画、全般についてどんな感想をお持ちですか？ アロハ「全般的に、今年は面白い作品が少ない年でしたね。　あとは、これは、面白い作品と思える作品と、  そうでない“駄作”（笑）との差が激しかったような…  もんやさんはいかがですか？」 もん 「同感ですね。特に、大作ハリウッドものが…ひどい。    でも、そんな中、やはり　これは観てほしいという    作品を紹介したいと思います」 ……　まずは、お互いの今年のベスト５の発表から もん　 &#13;
１位：「サマーウォーズ」２位：「母なる証明」３位：「グッド・バッド・ウィアード」４位：「フィッシュストーリィー」　　５位：「スタートレック」６位：「カールじいさんの空飛ぶ家」７位：「レスラー」８位：「ディア・ドクター」９位：「愛のむきだし」10位：「ハルフウエイ」 &#13;
 アロハ　 &#13;
１位：「サマーウォーズ」２位：「ディアー・ドクター」３位：「南極料理人」４位：「母なる証明」５位：「精神（ドキュメンタリー）」６位：「あの日、欲望の大地で」７位：「愛のむきだし」８位：「グラントリノ」９位：「ラースと、その彼女」10位：「３時１０分　決断の時」 &#13;
 もん「…なるほど、事前に打ち合わせなしの割には、何作品か。　　　かぶってますね。実は正直、この企画の前に、　　　まったくかぶらないんじゃないかと、思ってたんです…」アロハ「それは、なぜですか？…僕は、先に言ったように…　　　　今年は落差が激しいってところ、おんなじ感想だから、　　　　選ぶとなるとかぶらざる負えないかな…と」もん「そうですね。その面白い感覚って、人それぞれで、　　　それを言ったら同じなんだけど　まあそれでいいわけで。　　　…でも、それでも、やっぱり観ておくべき、　　　面白いものというものは絶対にあって、　　　その面白いものを見分ける力もあると思うのです。　　　その意味では、お互い、その力はあるということで（笑）」アロハ「…でなけりゃ、年末にこんな　　　　愚にもつかない対談しませんよね。　　　　自画自賛ぽいですけど」もん「ただ、お互い、今年の全部を観ていない。　　　だから漏れてるかもしれませんし、厳密に順位というのは、　　　つけられないもんだから、　　　そこんところは、大目に見ていただくということで…　　　でも、せっかくですからこの場、２人のお勧めということで、　　　決められたらベスト３くらいきめましょ。」アロハ「確かに…　それでお願いします」 もんや「まず１位…ははは　お互い相当観ているのに…　　　　　見事に…おんなじですね」アロハ「おなじですねえ…　この作品は気持ちエグラレましたね。　　　　これがオリジナル脚本というのはもうすごいですね。」もんや「時をかける少女…で資金が集まったそうですからね」アロハ「田舎のお盆休みとバーチャルな世界　　　　　この対比の着想がすごいし、老若男女が楽しめる　　　　物語に仕上げているところがすごい」もんや「僕、この映画の感想を人に話す時に…　　　　泣いちゃってんですよね。ぼろぼろ。」アロハ「どのあたりで」もんや「…隠し子、侘助が、ばあちゃん訃報聞いて、　　　　戻るところ…あそこ！…あそこはやばい！」アロハ「僕は、なんと言っても、少し内気な理科系男子の、　　　　小磯健二クン。よそ者の彼が、最後まで奮闘する、　　　　そこに共感した。侘助クンもそうですが、　　　　いまの若者のキーワードは“疎外感”だと思うんですよ。　　　　そういうと、ネガティブな形容詞ですけど、　　　　その疎外感も時と場合によっては、　　　　生きるエネルギーに変えられるってことが伝わってくる」もんや「ばあちゃんの愛？」アロハ「そうそう」 もんや「じゃあもうこれは、もうお互い大絶賛ですから。　　　　文句なく今年の１位でよろしいいですかね？」アロハ「そうですね」 ■■　１位　「サマーウォーズ」　■■ もんや「２位は　かぶってますけど、　　　　　順位が違う…　点数化してみると…次が、母なる証明」もんや「ポン・ジュノ監督大好き。　　　　待望の新作で、楽しみにしていました。　　　　やっぱり、ただものじゃない」アロハ「世の中の倫理観とか、無視して、自分の信じる道、　　　　進む主人公…好きなんですよね」もんや「…母の愛…ですね」アロハ「今回は、そうですね」もんや「ラスト前の草原のダンス…どう見ますか？」アロハ「…あれは、監督の観客への挑戦ですね。　　　　だから、冒頭にも印象的に使ったんでしょうね。」もんや「…演出ですよね。バスの中で最後…乗客に合せて踊りだす　　　　あのシーンとは、ニュアンスが、違いますよね。　　　　原題はMATHERだけ。　　　　そこの邦題は“証明”をつけた。センスあるなあ」アロハ「キム・ヘジャとウォンビン…役者としては両方すごい。　　　　ちょっと意地悪な質問ですが、　　　　あえてどちらの演技がよかったですか」もんや「それは　もう　ウォンビンです」アロハ「なぜですか？」もんや「母の演技は極論言えば、ほかにできる　　　　韓国女優がいると思います。　　　　でも、あの精神薄弱さの演技は、　　　　できそうで誰にもできないところを感じました」アロハ「少年の無邪気さの怖さ」もんや「日本の俳優も見習ってほしい（笑）」 アロハ「では、第２位で」 ■■　２位　「母なる証明」　■■ もんや「次は、ディア・ドクター。アロハさんが進める根拠は？」アロハ「もんやさんにとって、ポン・ジュノが　　　　タダものじゃないように、　　　　僕にとっては西川美和監督がタダものじゃない」もんや「蛇イチゴ　ゆれる　…　西川監督、進化してますか？」アロハ「してますね。全体的に、人間って不可解…　　　　てところの描き方がより深かったです」 もんや「問題はラスト。ここは触れずにおけないですね」アロハ「その前に…いいですか。　　　　僕どうしてもいいたいんですが、　　　　“人間って不可解”ってことが、　　　　登場人物すべての設定に表れていました」もんや「みんなひと癖ある。特に後半の事情聴取…　　　　あの辺りの描き方はタダものじゃない」アロハ「普通なら、ああいう演出はしないですよね」もんや「…っていうかできない。　　　　余貴美子さんの看護師役なんて、　　　　相当に微妙で難しい役柄に設定している」アロハ「監督自身この作品は、ゆれるで大成功を収めて、　　　　周りから過度な期待を受けていたことに　　　　対しての答えって言ってます」もんや「期待に応えるってことは、演じるってこと。　　　　そこを突き詰めると、ほんとうの　　　　自分じゃないところも見せてしまう。　　　　その思いを登場人物に投影させたと…」アロハ「そうです…あと今回は“灯り”…この演出方法が秀逸です。　　　　鶴瓶演じる伊野医師が持っていたオヤジのペンライト…　　　　夜になると電灯ひとつない真っ暗な村の風景の中で、　　　　微かに輝くスーパーカブのライト…　　　　ここに彼女の繊細なこだわりが…」もんや「さすが、お勧め。気合いはいってますね。　　　　…で、その灯りは、なにを表現したかったのかな？」アロハ「人のよりどころ…を表現していた　　　　ペンライトは息子のよりどころであり、　　　　カブのライトは、村人のよりどころ。」もんや「なるほど。よりどころ…といえば　　　　一番は八千草薫演じる、かづ子さんが伊野医師のよりどころ…　　　　なんでしたかね？…だからあのラスト？」アロハ「その通り」もんや「僕は、あのラストは違和感あったんですけど」アロハ「人間の不可解さがテーマですからね。あれでよかったんですよ」 もんや「いいんですか　３位で（笑）？」アロハ「はい」 ■■　３位　「ディア・ドクター」　■■　  もんや「では　この会の順位つけは　ここまでで。　　　　ほかに挙げた作品でのお勧めコメント…まあ、　　　　全部観て欲しいけど、あえてひとこと言いたい放題で」 アロハ「“南極料理人”…男子寮のようなふじドーム基地で　　　　くりひろげられる汗臭い南極生活。　　　　見所はラーメンから伊勢エビまで、　　　　バリエーション豊富な料理の数々　　　　あと、パンチラ盗撮、破廉恥、お下品満載ながらも、　　　　溢れんばかりの愛を感じさせてくれた、“愛のむきだし”…　　　　家族の崩壊と再生の物語、“あの日、欲望の大地で”　　　　これは、なにせ衝撃のラスト！！　　　　シャーリーズセロンが、冒頭から裸！　　　　…彼女の過去がラップしての展開。　　　　ありきたりな不倫話しをここまで引きこませるのは　　　　大したもんです。」 もんや「全部観ろ！ですが…　　　　伊坂幸太郎原作の“フィッシュストーリィー”。　　　　映画化としては、“アヒルと鴨のコインロッカー”に並ぶ、　　　　お気に入り作品です。　　　　今年は、重力ピエロとラッシュライフは、観なくて良いので、　　　　こっち観て欲しい。　　　　来年のゴールデンスランバーが楽しみです。　　　　　　　　ハリウッド系では、“スタートレック”。　　　　…バットマンや００７シリーズと同様に、　　　　やっとリメイク重ねてよくなった。面白かったです。　　　　そして“ハルフウェイ”…北乃きい…おそるべし演技です」  もんや「ありがとうございました。　　　　このお互いのランキングは、厳選のお勧め作品ですから…　　　　このまま続けると夜が明けてしまう（笑）　　　　…来年もやりましょうね」アロハ「ぜひ。呼んでください」  </summary>
    <content type="text">■  年末特別対談　■ “アロハ坊主さんと、今年の映画を語る”今日は、わざわざ戸塚までお越しいただきありがとうございます。 さて、早速ですが、今年公開された映画、全般についてどんな感想をお持ちですか？ アロハ「全般的に、今年は面白い作品が少ない年でしたね。　あとは、これは、面白い作品と思える作品と、  そうでない“駄作”（笑）との差が激しかったような…  もんやさんはいかがですか？」 もん 「同感ですね。特に、大作ハリウッドものが…ひどい。    でも、そんな中、やはり　これは観てほしいという    作品を紹介したいと思います」 ……　まずは、お互いの今年のベスト５の発表から もん　 &#13;
１位：「サマーウォーズ」２位：「母なる証明」３位：「グッド・バッド・ウィアード」４位：「フィッシュストーリィー」　　５位：「スタートレック」６位：「カールじいさんの空飛ぶ家」７位：「レスラー」８位：「ディア・ドクター」９位：「愛のむきだし」10位：「ハルフウエイ」 &#13;
 アロハ　 &#13;
１位：「サマーウォーズ」２位：「ディアー・ドクター」３位：「南極料理人」４位：「母なる証明」５位：「精神（ドキュメンタリー）」６位：「あの日、欲望の大地で」７位：「愛のむきだし」８位：「グラントリノ」９位：「ラースと、その彼女」10位：「３時１０分　決断の時」 &#13;
 もん「…なるほど、事前に打ち合わせなしの割には、何作品か。　　　かぶってますね。実は正直、この企画の前に、　　　まったくかぶらないんじゃないかと、思ってたんです…」アロハ「それは、なぜですか？…僕は、先に言ったように…　　　　今年は落差が激しいってところ、おんなじ感想だから、　　　　選ぶとなるとかぶらざる負えないかな…と」もん「そうですね。その面白い感覚って、人それぞれで、　　　それを言ったら同じなんだけど　まあそれでいいわけで。　　　…でも、それでも、やっぱり観ておくべき、　　　面白いものというものは絶対にあって、　　　その面白いものを見分ける力もあると思うのです。　　　その意味では、お互い、その力はあるということで（笑）」アロハ「…でなけりゃ、年末にこんな　　　　愚にもつかない対談しませんよね。　　　　自画自賛ぽいですけど」もん「ただ、お互い、今年の全部を観ていない。　　　だから漏れてるかもしれませんし、厳密に順位というのは、　　　つけられないもんだから、　　　そこんところは、大目に見ていただくということで…　　　でも、せっかくですからこの場、２人のお勧めということで、　　　決められたらベスト３くらいきめましょ。」アロハ「確かに…　それでお願いします」 もんや「まず１位…ははは　お互い相当観ているのに…　　　　　見事に…おんなじですね」アロハ「おなじですねえ…　この作品は気持ちエグラレましたね。　　　　これがオリジナル脚本というのはもうすごいですね。」もんや「時をかける少女…で資金が集まったそうですからね」アロハ「田舎のお盆休みとバーチャルな世界　　　　　この対比の着想がすごいし、老若男女が楽しめる　　　　物語に仕上げているところがすごい」もんや「僕、この映画の感想を人に話す時に…　　　　泣いちゃってんですよね。ぼろぼろ。」アロハ「どのあたりで」もんや「…隠し子、侘助が、ばあちゃん訃報聞いて、　　　　戻るところ…あそこ！…あそこはやばい！」アロハ「僕は、なんと言っても、少し内気な理科系男子の、　　　　小磯健二クン。よそ者の彼が、最後まで奮闘する、　　　　そこに共感した。侘助クンもそうですが、　　　　いまの若者のキーワードは“疎外感”だと思うんですよ。　　　　そういうと、ネガティブな形容詞ですけど、　　　　その疎外感も時と場合によっては、　　　　生きるエネルギーに変えられるってことが伝わってくる」もんや「ばあちゃんの愛？」アロハ「そうそう」 もんや「じゃあもうこれは、もうお互い大絶賛ですから。　　　　文句なく今年の１位でよろしいいですかね？」アロハ「そうですね」 ■■　１位　「サマーウォーズ」　■■ もんや「２位は　かぶってますけど、　　　　　順位が違う…　点数化してみると…次が、母なる証明」もんや「ポン・ジュノ監督大好き。　　　　待望の新作で、楽しみにしていました。　　　　やっぱり、ただものじゃない」アロハ「世の中の倫理観とか、無視して、自分の信じる道、　　　　進む主人公…好きなんですよね」もんや「…母の愛…ですね」アロハ「今回は、そうですね」もんや「ラスト前の草原のダンス…どう見ますか？」アロハ「…あれは、監督の観客への挑戦ですね。　　　　だから、冒頭にも印象的に使ったんでしょうね。」もんや「…演出ですよね。バスの中で最後…乗客に合せて踊りだす　　　　あのシーンとは、ニュアンスが、違いますよね。　　　　原題はMATHERだけ。　　　　そこの邦題は“証明”をつけた。センスあるなあ」アロハ「キム・ヘジャとウォンビン…役者としては両方すごい。　　　　ちょっと意地悪な質問ですが、　　　　あえてどちらの演技がよかったですか」もんや「それは　もう　ウォンビンです」アロハ「なぜですか？」もんや「母の演技は極論言えば、ほかにできる　　　　韓国女優がいると思います。　　　　でも、あの精神薄弱さの演技は、　　　　できそうで誰にもできないところを感じました」アロハ「少年の無邪気さの怖さ」もんや「日本の俳優も見習ってほしい（笑）」 アロハ「では、第２位で」 ■■　２位　「母なる証明」　■■ もんや「次は、ディア・ドクター。アロハさんが進める根拠は？」アロハ「もんやさんにとって、ポン・ジュノが　　　　タダものじゃないように、　　　　僕にとっては西川美和監督がタダものじゃない」もんや「蛇イチゴ　ゆれる　…　西川監督、進化してますか？」アロハ「してますね。全体的に、人間って不可解…　　　　てところの描き方がより深かったです」 もんや「問題はラスト。ここは触れずにおけないですね」アロハ「その前に…いいですか。　　　　僕どうしてもいいたいんですが、　　　　“人間って不可解”ってことが、　　　　登場人物すべての設定に表れていました」もんや「みんなひと癖ある。特に後半の事情聴取…　　　　あの辺りの描き方はタダものじゃない」アロハ「普通なら、ああいう演出はしないですよね」もんや「…っていうかできない。　　　　余貴美子さんの看護師役なんて、　　　　相当に微妙で難しい役柄に設定している」アロハ「監督自身この作品は、ゆれるで大成功を収めて、　　　　周りから過度な期待を受けていたことに　　　　対しての答えって言ってます」もんや「期待に応えるってことは、演じるってこと。　　　　そこを突き詰めると、ほんとうの　　　　自分じゃないところも見せてしまう。　　　　その思いを登場人物に投影させたと…」アロハ「そうです…あと今回は“灯り”…この演出方法が秀逸です。　　　　鶴瓶演じる伊野医師が持っていたオヤジのペンライト…　　　　夜になると電灯ひとつない真っ暗な村の風景の中で、　　　　微かに輝くスーパーカブのライト…　　　　ここに彼女の繊細なこだわりが…」もんや「さすが、お勧め。気合いはいってますね。　　　　…で、その灯りは、なにを表現したかったのかな？」アロハ「人のよりどころ…を表現していた　　　　ペンライトは息子のよりどころであり、　　　　カブのライトは、村人のよりどころ。」もんや「なるほど。よりどころ…といえば　　　　一番は八千草薫演じる、かづ子さんが伊野医師のよりどころ…　　　　なんでしたかね？…だからあのラスト？」アロハ「その通り」もんや「僕は、あのラストは違和感あったんですけど」アロハ「人間の不可解さがテーマですからね。あれでよかったんですよ」 もんや「いいんですか　３位で（笑）？」アロハ「はい」 ■■　３位　「ディア・ドクター」　■■　  もんや「では　この会の順位つけは　ここまでで。　　　　ほかに挙げた作品でのお勧めコメント…まあ、　　　　全部観て欲しいけど、あえてひとこと言いたい放題で」 アロハ「“南極料理人”…男子寮のようなふじドーム基地で　　　　くりひろげられる汗臭い南極生活。　　　　見所はラーメンから伊勢エビまで、　　　　バリエーション豊富な料理の数々　　　　あと、パンチラ盗撮、破廉恥、お下品満載ながらも、　　　　溢れんばかりの愛を感じさせてくれた、“愛のむきだし”…　　　　家族の崩壊と再生の物語、“あの日、欲望の大地で”　　　　これは、なにせ衝撃のラスト！！　　　　シャーリーズセロンが、冒頭から裸！　　　　…彼女の過去がラップしての展開。　　　　ありきたりな不倫話しをここまで引きこませるのは　　　　大したもんです。」 もんや「全部観ろ！ですが…　　　　伊坂幸太郎原作の“フィッシュストーリィー”。　　　　映画化としては、“アヒルと鴨のコインロッカー”に並ぶ、　　　　お気に入り作品です。　　　　今年は、重力ピエロとラッシュライフは、観なくて良いので、　　　　こっち観て欲しい。　　　　来年のゴールデンスランバーが楽しみです。　　　　　　　　ハリウッド系では、“スタートレック”。　　　　…バットマンや００７シリーズと同様に、　　　　やっとリメイク重ねてよくなった。面白かったです。　　　　そして“ハルフウェイ”…北乃きい…おそるべし演技です」  もんや「ありがとうございました。　　　　このお互いのランキングは、厳選のお勧め作品ですから…　　　　このまま続けると夜が明けてしまう（笑）　　　　…来年もやりましょうね」アロハ「ぜひ。呼んでください」  </content>
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    <id>http://www.monya-united.org,blog/3/98</id>
    <title>復活！ブログ &lt;紋谷のソコヂカラ&gt;</title>
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      <name>Monya-United</name>
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    <updated>2009-12-02T01:05:00+09:00</updated>
    <published>2009-12-02T01:13:28+09:00</published>
    <modified>2009-12-02T01:13:28+09:00</modified>
    <summary>後輩のT君に言われた。僕は「ほぼ日刊イトイ新聞と高城剛ともんやさんのブログに影響を受けてます」すっかり生姜好きな伝説のコピーライターと、ハイパーなエリカとリミックスしている謎のおっさんから受ける大いなる影響と、僕からのそれとは著しく違うのだろうけれど…それでもこう言われると、たまには、後輩の為になることでも書かなければと思う。先週、インドの首相夫妻が訪米し、オバマ夫妻が盛大な歓迎の宴を催した。CNNでは、そのパーティーに招かれた招待客は誰それだの、宴の食事には何がでた…だの　そんなことをずっと放送していた。日本の首相の訪米とは、えらい違いだ。ちょうど、サンクスギビング前で、気が抜けていたのかもしれない。サンクスギビング＝感謝祭は日本ではあまり知られていないが、毎年１１月の第４週の木曜日…この日から週末まで、アメリカは、ある意味、お休みとなる。日本のお正月に近い感じです。由来は、遥か昔、イギリスから北米に移住した人たちが、冬の寒さで飢え死にしそうになった時に、アメリカの先住民達に助けられたことを感謝する日として始まったそうで、今年の実りに感謝というニュアンスもあり、日本の勤労感謝の日みたいな感じでもあります。もうひとつ、この期間は、アメリカの景気の動向を知る上でも重要な意味を持っています。米国のGDPの７０％は個人消費であります。小売りに限れば、１月～１０月は赤字でも　１１月、１２月で黒字にして帳尻を合せるのが常で、実に全体の４割をこの２カ月で売り上げるそうです。その皮切りが、サンクスギビングの金曜日…ブラックフライデーと言います。ブラックと言えば…？？　と思うかもしれませんが、ここでの意味は“黒字”という意味。金曜日の深夜〇時から、小売り業界は一斉に派手なディスカウントセールをはじめるそうで、以前はそこに人々が殺到して、死人が出る騒ぎまであったようです。また最近は、サンクスギビングが明けた月曜日を、サイバーマンデー　と呼び、ネットでの売り買いが一斉に始まる現象も起きているとのことです。つまり、この時期の売上が、今、そして来年のアメリカの景気動向を知る試金石でもあるわけです。日本のように、なんだか不安だから「買い物を控えましょう」「そうそう箪笥に貯金しましょう」という発想がないわけではないでしょうが、やはり、アメリカ人は使ってなんぼだから使う体力があるか否かが、景気というわけです。今のアメリカ国民の関心事は、“アフガニスタン”と“ヘルスケアー”の問題です。特に今まで医療保険の適用のなかった国民に、国が援助しましょうというオバマの公約は、「事業仕分け」しても微々たるもので、そもそもマニフェスト守る財源が、「ほら、やっぱりないじゃん」という鳩山さんが立たされている現状に似ている。共和党はここぞとばかりに批判する。自民党はここぞとばかりに採決を欠席するのです。…とここまで、きて、T君こんなことは、どうでもいいのかも…と不安になってきたので、話を変えます。でも、せっかくアメリカの話をしたので、その延長で…わが友人、MR:SHIN は北カリフォルニアに移り住んで12年。もとは果樹園だった盆地が、スタンフォード大学の卒業生が起業して成功する現象を受けて、シリコンバレーと呼ばれ、黄金を求めて、世界から人々が集まり、活況を呈してのち、現在までの時間を投資を生業として、ここで過ごしている。日本からも銀行をはじめ商社、VCなどなど数多くのビジネスマンが在留したが、一人消え、ふたり消え、ほんとうに力を持つものしか残っていない。このシリコンバレー現象、もともと、HPがパルアウトのガレージで始めたのが発祥とされ、北のパルアウトから南のサンノゼまでの地域一帯をこの名称で呼ぶようになった。いまではシリコン＝半導体からNETビジネスへと転換していて、グーグルやアップル、インテルやヤフー、シアトルのマイクロソフト以外の関連企業はみなここに拠点を構えている。彼は、この１２年を振り返り、「結局、ディールの成否は人が勝負。ことさら技術に詳しい理系人間である必要もなく、要するにビジネスの先を見るイマジネーションがあるか否かだと思います」「日本人でありながら、  このラテンの性格が功を奏したんですかね（笑）　あっちの人間に、おまえはネイティブでもないのに、   説得力がありすぎるって（笑）   …なんだかつらの皮は厚くなりましたよ」いやいや性格だけではないでしょう。相当に苦労したのでしょうが、彼のよいところは、そういうしみったれた泣き言を言わないこと、加えて、仕事を楽しめる才能を持っていることだと思います。過去、４年間で○○○億の利益を会社にもたらし、そのすべての経過が彼の経験となっている、あちらに在留している日本人で、本当の意味でこういう経験ができた人はほとんどいないのだろうと思う。重ねて聞くとこんなことも…「アメリカに行って、はじめて自然体でいられる。  自分の弱虫な部分を、みんなそれでいいじゃんと認めてくれる。  日本にいるときは、秀才の“ふり”をしていたけれど、  あっちではそういうことがくだらないと思えるようになった」“ふり”というのは、嘘をついているということだからね、…なかなかに耳が痛い。コンピュータサイエンスはプログラミングありき、その意味ではアメリカ人は向かず、だから、中国人をはじめ、移民であるアジア人が活躍している。インドの首相が三顧の礼でもてはやされるのは、その自国のマーケットはもちろん、エンジニアリングの人手であるということも関係があると思う。「トヨタ　ソニーは　ソフトウエアーの世界では生き残れない」とSHIN。「だって、プログラムの不具合は必要悪…バグでてもいいじゃん！　つぶしてゆきましょ！」　そういう発想は真面目な日本人にはできないでしょ、ということ。IBMまでは違ったのですが、バージョンという概念を取り入れたマイクロスフトから、ビジネスのあり方が大きく変わったらしい。僕も、どちらかというと いいじゃん！の性格なので、すぐにでも暮らせそうと思うが、プログラミングのプの字もわからないので残念であります。最後にSHINをご存じの方に　彼のプライベートを少しご紹介。ロスガトスという閑静でこじんまりとした上品な街並みが気に入り、近くのサンノゼに奥さんと３人の子供に囲まれての生活。もともと奥さんとの出会いは「メアリィー・J・ブリッジ」のコンサートのチケットをネットで売りに出した奥さんに、彼がコンタクトを取ったことが始まりらしいです。奥さん曰く　「山本小鉄の“それでもプロレスの味方…”を知っていたり、We AreThe Worldの全員の名前が言えたり…、なまこ好きな私のために、こっちでなまこが食べられるレストラン探してくれたり…」「とにかくいろいろ物知りなうえに、   私にもわかるように解説してくれる」「カリフォルニアに来て１カ月くらいで知り合ったのですが、  ああ　ここにほっとする日本人がいた…って感じでした」長女のハナは地元の小学校に通い（土曜日には日本語の補習校にも通う）、２歳になる妹のサラは、ママ大好きで、手のかかる盛り、加えて、生後７か月のルーク…と夫婦の日常は、なかなかに騒がしいようですが、この先、子供たちが成長するに従い、向こうでの生活も変わってきて、それもまた楽しい…そう思えるご夫婦でしょうから安心です。月に１度くらいは日本に来られるので　またお会いできる日を楽しみに僕はしています。</summary>
    <content type="text">後輩のT君に言われた。僕は「ほぼ日刊イトイ新聞と高城剛ともんやさんのブログに影響を受けてます」すっかり生姜好きな伝説のコピーライターと、ハイパーなエリカとリミックスしている謎のおっさんから受ける大いなる影響と、僕からのそれとは著しく違うのだろうけれど…それでもこう言われると、たまには、後輩の為になることでも書かなければと思う。先週、インドの首相夫妻が訪米し、オバマ夫妻が盛大な歓迎の宴を催した。CNNでは、そのパーティーに招かれた招待客は誰それだの、宴の食事には何がでた…だの　そんなことをずっと放送していた。日本の首相の訪米とは、えらい違いだ。ちょうど、サンクスギビング前で、気が抜けていたのかもしれない。サンクスギビング＝感謝祭は日本ではあまり知られていないが、毎年１１月の第４週の木曜日…この日から週末まで、アメリカは、ある意味、お休みとなる。日本のお正月に近い感じです。由来は、遥か昔、イギリスから北米に移住した人たちが、冬の寒さで飢え死にしそうになった時に、アメリカの先住民達に助けられたことを感謝する日として始まったそうで、今年の実りに感謝というニュアンスもあり、日本の勤労感謝の日みたいな感じでもあります。もうひとつ、この期間は、アメリカの景気の動向を知る上でも重要な意味を持っています。米国のGDPの７０％は個人消費であります。小売りに限れば、１月～１０月は赤字でも　１１月、１２月で黒字にして帳尻を合せるのが常で、実に全体の４割をこの２カ月で売り上げるそうです。その皮切りが、サンクスギビングの金曜日…ブラックフライデーと言います。ブラックと言えば…？？　と思うかもしれませんが、ここでの意味は“黒字”という意味。金曜日の深夜〇時から、小売り業界は一斉に派手なディスカウントセールをはじめるそうで、以前はそこに人々が殺到して、死人が出る騒ぎまであったようです。また最近は、サンクスギビングが明けた月曜日を、サイバーマンデー　と呼び、ネットでの売り買いが一斉に始まる現象も起きているとのことです。つまり、この時期の売上が、今、そして来年のアメリカの景気動向を知る試金石でもあるわけです。日本のように、なんだか不安だから「買い物を控えましょう」「そうそう箪笥に貯金しましょう」という発想がないわけではないでしょうが、やはり、アメリカ人は使ってなんぼだから使う体力があるか否かが、景気というわけです。今のアメリカ国民の関心事は、“アフガニスタン”と“ヘルスケアー”の問題です。特に今まで医療保険の適用のなかった国民に、国が援助しましょうというオバマの公約は、「事業仕分け」しても微々たるもので、そもそもマニフェスト守る財源が、「ほら、やっぱりないじゃん」という鳩山さんが立たされている現状に似ている。共和党はここぞとばかりに批判する。自民党はここぞとばかりに採決を欠席するのです。…とここまで、きて、T君こんなことは、どうでもいいのかも…と不安になってきたので、話を変えます。でも、せっかくアメリカの話をしたので、その延長で…わが友人、MR:SHIN は北カリフォルニアに移り住んで12年。もとは果樹園だった盆地が、スタンフォード大学の卒業生が起業して成功する現象を受けて、シリコンバレーと呼ばれ、黄金を求めて、世界から人々が集まり、活況を呈してのち、現在までの時間を投資を生業として、ここで過ごしている。日本からも銀行をはじめ商社、VCなどなど数多くのビジネスマンが在留したが、一人消え、ふたり消え、ほんとうに力を持つものしか残っていない。このシリコンバレー現象、もともと、HPがパルアウトのガレージで始めたのが発祥とされ、北のパルアウトから南のサンノゼまでの地域一帯をこの名称で呼ぶようになった。いまではシリコン＝半導体からNETビジネスへと転換していて、グーグルやアップル、インテルやヤフー、シアトルのマイクロソフト以外の関連企業はみなここに拠点を構えている。彼は、この１２年を振り返り、「結局、ディールの成否は人が勝負。ことさら技術に詳しい理系人間である必要もなく、要するにビジネスの先を見るイマジネーションがあるか否かだと思います」「日本人でありながら、  このラテンの性格が功を奏したんですかね（笑）　あっちの人間に、おまえはネイティブでもないのに、   説得力がありすぎるって（笑）   …なんだかつらの皮は厚くなりましたよ」いやいや性格だけではないでしょう。相当に苦労したのでしょうが、彼のよいところは、そういうしみったれた泣き言を言わないこと、加えて、仕事を楽しめる才能を持っていることだと思います。過去、４年間で○○○億の利益を会社にもたらし、そのすべての経過が彼の経験となっている、あちらに在留している日本人で、本当の意味でこういう経験ができた人はほとんどいないのだろうと思う。重ねて聞くとこんなことも…「アメリカに行って、はじめて自然体でいられる。  自分の弱虫な部分を、みんなそれでいいじゃんと認めてくれる。  日本にいるときは、秀才の“ふり”をしていたけれど、  あっちではそういうことがくだらないと思えるようになった」“ふり”というのは、嘘をついているということだからね、…なかなかに耳が痛い。コンピュータサイエンスはプログラミングありき、その意味ではアメリカ人は向かず、だから、中国人をはじめ、移民であるアジア人が活躍している。インドの首相が三顧の礼でもてはやされるのは、その自国のマーケットはもちろん、エンジニアリングの人手であるということも関係があると思う。「トヨタ　ソニーは　ソフトウエアーの世界では生き残れない」とSHIN。「だって、プログラムの不具合は必要悪…バグでてもいいじゃん！　つぶしてゆきましょ！」　そういう発想は真面目な日本人にはできないでしょ、ということ。IBMまでは違ったのですが、バージョンという概念を取り入れたマイクロスフトから、ビジネスのあり方が大きく変わったらしい。僕も、どちらかというと いいじゃん！の性格なので、すぐにでも暮らせそうと思うが、プログラミングのプの字もわからないので残念であります。最後にSHINをご存じの方に　彼のプライベートを少しご紹介。ロスガトスという閑静でこじんまりとした上品な街並みが気に入り、近くのサンノゼに奥さんと３人の子供に囲まれての生活。もともと奥さんとの出会いは「メアリィー・J・ブリッジ」のコンサートのチケットをネットで売りに出した奥さんに、彼がコンタクトを取ったことが始まりらしいです。奥さん曰く　「山本小鉄の“それでもプロレスの味方…”を知っていたり、We AreThe Worldの全員の名前が言えたり…、なまこ好きな私のために、こっちでなまこが食べられるレストラン探してくれたり…」「とにかくいろいろ物知りなうえに、   私にもわかるように解説してくれる」「カリフォルニアに来て１カ月くらいで知り合ったのですが、  ああ　ここにほっとする日本人がいた…って感じでした」長女のハナは地元の小学校に通い（土曜日には日本語の補習校にも通う）、２歳になる妹のサラは、ママ大好きで、手のかかる盛り、加えて、生後７か月のルーク…と夫婦の日常は、なかなかに騒がしいようですが、この先、子供たちが成長するに従い、向こうでの生活も変わってきて、それもまた楽しい…そう思えるご夫婦でしょうから安心です。月に１度くらいは日本に来られるので　またお会いできる日を楽しみに僕はしています。</content>
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    <id>http://www.monya-united.org,blog/3/97</id>
    <title>インフル &lt;紋谷のソコヂカラ&gt;</title>
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      <name>Monya-United</name>
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    <updated>2009-11-17T23:13:00+09:00</updated>
    <published>2009-11-17T23:15:20+09:00</published>
    <modified>2009-11-17T23:15:20+09:00</modified>
    <summary>坂を転げ落ちるように寒くなってきた。深まる秋という情緒さを感じる間もない。年の瀬を迎える前に…今年1年のことを思い出し…整理して反省して来年を準備する…そういうことをゆっくり考えるために、この季節はある。せわしない師走の前にこそ意味があるのだが…この寒さでは一挙に今年の終わりが来てしまう。都市(正解には近郊)特有の薄寒い感じが、なんだか忘れ物をしている気にもなり落ち着かない。ボクは風邪をあまり引かない。思い返しても…ここ2、3年は引いていないと思う。まぁそれどころではなかったから…ウィルスも遠慮してくれたのだろう。周りには、風邪を引いた…と言う友人が増えている。新型なのか季節性なのか、はたまたただの風邪(笑)なのかわからないので、簡単にお見舞いの言葉も言えない。「なんか食べて、あったかくして、じゃんじゃん寝なさいね」なんて訳ではないこともある。後輩のTは、よく風邪を引く…それも春先や盛夏だったりするものだから…聞かされても、あまり緊張感はない。ただ、T君の風邪は、家族の誰かがいったん風邪にかかると…必ず家族全員に伝染するらしく…大事となる。たいていは、まず子供たちが順番にかかり、ついで奥さん…最後に本人という順になることが多いという。小学生の持ち込んだウィルスにやられるって、どこまで免疫ないんだキミは…なんて軽口を この時期は言えない。新型インフルエンザと言えば、文春で小林信彦さんが怒っていた…しかも2回に渡り。いつも思慮深く 博学明晰な彼が、ある人物を名指しで実名で怒っていたのでびっくりした。発端は同誌の阿川さんのコラムに、厚労省医系技官の木村盛世さんがゲストに来られ「健康局長のU氏は、新型インフルエンザのワクチン輸入を阻止し、　ワクチンを国内の弱小4社にしか製造を許可していない…　この理由がU氏個人の利権と天下り先のため」と暴露したことによる。厚労省には医師免許をもった医系技官が250人いて…まるで役に立たないことは…なんだか聞いていたが、ご自分が“実際に見聞き”したことをお書きになる小林氏が、「たまったものではない」と他人のコラムを読んでここまで怒ることも珍しく…そちらの方が気になった。風邪を引かない馬鹿ものは鈍感なのだろうか。しかしこの件のU氏…事実ならばもっと糾弾すべきなのだが…あまり報道されている記憶がない。自らの不勉強を顧みず「官僚主導がおかしい」と言う輩が可笑しい…と思っていたが、おかしい官僚を白日に晒すことが出来ないモラルが蔓延していることがもっとおかしいと思う。…と ここまで書いたらパソコンが 落ちた。…半年前から…液晶画面を持ち上げると真っ白くなってしまうので…キーボードから10cmしか持ち上がらず…覗き込んで使っていたが…ついに先ほど…旅立たれたようだ。最期に「キュウン…」と一声哭いて。良純さんのアドバイスに従ってタウンページを探すことにします …携帯で打つのは疲れるので…復旧まで お休みです。寒くなります 風邪などに負けませんよう…ご自愛を</summary>
    <content type="text">坂を転げ落ちるように寒くなってきた。深まる秋という情緒さを感じる間もない。年の瀬を迎える前に…今年1年のことを思い出し…整理して反省して来年を準備する…そういうことをゆっくり考えるために、この季節はある。せわしない師走の前にこそ意味があるのだが…この寒さでは一挙に今年の終わりが来てしまう。都市(正解には近郊)特有の薄寒い感じが、なんだか忘れ物をしている気にもなり落ち着かない。ボクは風邪をあまり引かない。思い返しても…ここ2、3年は引いていないと思う。まぁそれどころではなかったから…ウィルスも遠慮してくれたのだろう。周りには、風邪を引いた…と言う友人が増えている。新型なのか季節性なのか、はたまたただの風邪(笑)なのかわからないので、簡単にお見舞いの言葉も言えない。「なんか食べて、あったかくして、じゃんじゃん寝なさいね」なんて訳ではないこともある。後輩のTは、よく風邪を引く…それも春先や盛夏だったりするものだから…聞かされても、あまり緊張感はない。ただ、T君の風邪は、家族の誰かがいったん風邪にかかると…必ず家族全員に伝染するらしく…大事となる。たいていは、まず子供たちが順番にかかり、ついで奥さん…最後に本人という順になることが多いという。小学生の持ち込んだウィルスにやられるって、どこまで免疫ないんだキミは…なんて軽口を この時期は言えない。新型インフルエンザと言えば、文春で小林信彦さんが怒っていた…しかも2回に渡り。いつも思慮深く 博学明晰な彼が、ある人物を名指しで実名で怒っていたのでびっくりした。発端は同誌の阿川さんのコラムに、厚労省医系技官の木村盛世さんがゲストに来られ「健康局長のU氏は、新型インフルエンザのワクチン輸入を阻止し、　ワクチンを国内の弱小4社にしか製造を許可していない…　この理由がU氏個人の利権と天下り先のため」と暴露したことによる。厚労省には医師免許をもった医系技官が250人いて…まるで役に立たないことは…なんだか聞いていたが、ご自分が“実際に見聞き”したことをお書きになる小林氏が、「たまったものではない」と他人のコラムを読んでここまで怒ることも珍しく…そちらの方が気になった。風邪を引かない馬鹿ものは鈍感なのだろうか。しかしこの件のU氏…事実ならばもっと糾弾すべきなのだが…あまり報道されている記憶がない。自らの不勉強を顧みず「官僚主導がおかしい」と言う輩が可笑しい…と思っていたが、おかしい官僚を白日に晒すことが出来ないモラルが蔓延していることがもっとおかしいと思う。…と ここまで書いたらパソコンが 落ちた。…半年前から…液晶画面を持ち上げると真っ白くなってしまうので…キーボードから10cmしか持ち上がらず…覗き込んで使っていたが…ついに先ほど…旅立たれたようだ。最期に「キュウン…」と一声哭いて。良純さんのアドバイスに従ってタウンページを探すことにします …携帯で打つのは疲れるので…復旧まで お休みです。寒くなります 風邪などに負けませんよう…ご自愛を</content>
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    <id>http://www.monya-united.org,blog/3/96</id>
    <title>祭りのあと &lt;紋谷のソコヂカラ&gt;</title>
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      <name>Monya-United</name>
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    <updated>2009-11-11T09:51:00+09:00</updated>
    <published>2009-11-11T09:51:57+09:00</published>
    <modified>2009-11-11T09:51:57+09:00</modified>
    <summary>祭り最終日の夜の舞児還しの舞台は、三島神社。境内から　各々の町の舞児を担いだ男衆が　人波を、かき分けかき分け　屋台へと運ぶ。 氏子の屋台がすべて集合して、今や遅しと、わが町の舞児を待つ。 去年は改築中であった境内へと続く石段が今年は完成して、舞児還しに併せての杮落としたようだ。 ボクはいつも、この石段の脇の木立の中に入り込み、この行事を上から観ることにしている。 上から見ると　舞児が屋台に引き上げられ、練りながら引き回すさまがよく見える。 下からの熱気が伝わってきて…元気をいただく。 会社を辞めようと決意した１０年前を思い出した。あの時は、ほんとうに思いついて、新幹線に飛び乗ったなあ…今年は　違う気分で観ているが…もらう元気は変らない。  秋晴れが続き　よい帰省でした。 来年も必ず観ようと思っています。自宅に戻ると　後輩から電話が来た。  「お食い初め」に来てくれないかというお誘いであります。 お食い初め…知識としては知っている　生まれてちょうど１００日目　子供にご飯を食べさせる真似をさせ、一生、食うにこまりませんように…と祈願する願いの儀式。  しかし、やったこともなければ、見たこともテレビであるかないか…そもそもごく身内で行うものと理解していたが、まさかその席に呼ばれるとは… みなさんはありますか　お食い初め… しかし世知辛いとはいえ、この飽食の時代に…こういう慣わしをやろうという　その気持ちに…喜んで参加させていただくことにする。 人生、何事も経験であります。  そうこうしているうちに、鳥取の女は見境のない事件を起こしている。 ボクは、鳥取　島根をいつか旅してみたいと思っているので　こういう事件は迷惑だ。 以前知りあった　女性は 「出身が　鳥取の人間に知り合う確率は　全都道府県の中で一番低いんですよ」 と言っていた。　ご本人は、それだけ希少価値…といいたかったらしい、 これは、人口が一番少ないという単純な理由なのですが…なるほどです。 そういえば　回りに鳥取出身者はいない。 皆さんのまわりには…いかがですか？微妙な整形を繰り返した若者もついにお縄になり、　酒井さんは、勉強を始めるらしい。予算委員会の国会質疑は面白い。特にラジオで聴くのがボクのお気に入り。 長妻対升添は、なぜか緊張して聞き入ってしまった。やはり論客同士は盛り上がる。 普天間基地問題の最中に、また米軍がしでかした。海の上ではもと同じ民族が、銃撃戦…。 祭りが終わっても　なにかと騒がしい…こういう熱気はけっこうだ。 もう少し静かにならないかと思う。 森繁さんが亡くなった…　屋根の上のヴァイオリン弾き…９６歳…静かな往生であります。  </summary>
    <content type="text">祭り最終日の夜の舞児還しの舞台は、三島神社。境内から　各々の町の舞児を担いだ男衆が　人波を、かき分けかき分け　屋台へと運ぶ。 氏子の屋台がすべて集合して、今や遅しと、わが町の舞児を待つ。 去年は改築中であった境内へと続く石段が今年は完成して、舞児還しに併せての杮落としたようだ。 ボクはいつも、この石段の脇の木立の中に入り込み、この行事を上から観ることにしている。 上から見ると　舞児が屋台に引き上げられ、練りながら引き回すさまがよく見える。 下からの熱気が伝わってきて…元気をいただく。 会社を辞めようと決意した１０年前を思い出した。あの時は、ほんとうに思いついて、新幹線に飛び乗ったなあ…今年は　違う気分で観ているが…もらう元気は変らない。  秋晴れが続き　よい帰省でした。 来年も必ず観ようと思っています。自宅に戻ると　後輩から電話が来た。  「お食い初め」に来てくれないかというお誘いであります。 お食い初め…知識としては知っている　生まれてちょうど１００日目　子供にご飯を食べさせる真似をさせ、一生、食うにこまりませんように…と祈願する願いの儀式。  しかし、やったこともなければ、見たこともテレビであるかないか…そもそもごく身内で行うものと理解していたが、まさかその席に呼ばれるとは… みなさんはありますか　お食い初め… しかし世知辛いとはいえ、この飽食の時代に…こういう慣わしをやろうという　その気持ちに…喜んで参加させていただくことにする。 人生、何事も経験であります。  そうこうしているうちに、鳥取の女は見境のない事件を起こしている。 ボクは、鳥取　島根をいつか旅してみたいと思っているので　こういう事件は迷惑だ。 以前知りあった　女性は 「出身が　鳥取の人間に知り合う確率は　全都道府県の中で一番低いんですよ」 と言っていた。　ご本人は、それだけ希少価値…といいたかったらしい、 これは、人口が一番少ないという単純な理由なのですが…なるほどです。 そういえば　回りに鳥取出身者はいない。 皆さんのまわりには…いかがですか？微妙な整形を繰り返した若者もついにお縄になり、　酒井さんは、勉強を始めるらしい。予算委員会の国会質疑は面白い。特にラジオで聴くのがボクのお気に入り。 長妻対升添は、なぜか緊張して聞き入ってしまった。やはり論客同士は盛り上がる。 普天間基地問題の最中に、また米軍がしでかした。海の上ではもと同じ民族が、銃撃戦…。 祭りが終わっても　なにかと騒がしい…こういう熱気はけっこうだ。 もう少し静かにならないかと思う。 森繁さんが亡くなった…　屋根の上のヴァイオリン弾き…９６歳…静かな往生であります。  </content>
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    <id>http://www.monya-united.org,blog/3/94</id>
    <title>女性の井戸端会議が「世界の嘘を解き明かす」という話し…ではない &lt;紋谷のソコヂカラ&gt;</title>
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      <name>Monya-United</name>
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    <updated>2009-11-02T21:35:00+09:00</updated>
    <published>2009-11-02T21:48:49+09:00</published>
    <modified>2009-11-02T21:58:44+09:00</modified>
    <summary>川上弘美の新作「これでよろしくて?」を柴門ふみが評していた。 ◆男たちが不況だ 政変だ 世界の石川遼だと騒いでいる一方、世界の半分を構成する女性は、〈日々は些事からのみ、できあがっている〉ことを知り、目に見える数字や、耳にする言葉以外のことの方が重要であることがわかっているのだ。 人は「頑張れ」より「それでいいんだ」を求めている。◆こういうモノの伝え方は…分かっていても出来ないなぁと思った。そもそも読みたいと思っていた小説だったので、彼女の評論そのものでその気分が変わったわけではなく、どこにでもいそうな主婦の井戸端会議ストーリィの意味することを、端的に本質をつくコメントにしてしまう柴門さんの表現の力に感心してしまいました。言われてみれば当たり前で…そんなことは分かってるさ…と言う話しも、伝え方次第で…なるほど…と改めて感じさせる力に変わる。25年勤め、今年の春に役員に昇進したばかりの友人から、会社辞めるわ…と連絡が来た。叩き上げと外様とが…まことにもって意味のない闘いを日々繰り広げる経営ボードを目の当たりにして…不毛地帯だわ…と愚痴ってはいたが…もともと先代の会長の人柄に惹かれ、不採算部門を立て直しに躍起になっていた時代を知っていたので…これはまたどうして?…と尋ねずにはいられなかった。「この前さ…久しぶりにマトリックス観たんだわ…　でさ…あの黒人の船長がキアヌに言うのさ…　分かっていることとやるってことは全然違う…って」「…?…で?」「役員になって風景変わったんだよね…　やっぱり 経営が身近になって…　会社や事業を上や外から見る感覚が生まれた。　…でウチの会社の社長って、こんなんなんだって…　想像ついたんだよね」「…でも やってみなけりやわからないってことなら…」「そうなんだけど…社長にはなってみなけりゃわからないから…　なろうと思ったんだけど…　どうせなら出来上がった今の会社の上に立つんじゃなくて…　新しく自分で始めようかと」「マトリックス観て…?」「マトリックス観て(笑)」会社を辞めようが、起こそうが、どこにでもある話しではあるので…特段のことはないが…きっかけがマトリックスというのは…なんだか面白い。そもそも…マトリックスにそんなシーンがあったのかも思い出せないし…あったとしても…ボクの鈍さでは人生訓などとは思わないし…いわんや、マトリックス観て人生の決断はしないだろう。後日…「オマエさぁ…退職して会社作るってことさぁ　ほんとは前から決めてたんだろ。　マトリックス観てって…相手がオレだから考えた…後付けだろ?」「…いやいや…悩んではいたんだけど…ほんと、　何も決めてなくてさ…DVDがあったからなんとなく観ててさ…　で…あのシーンでハッ!と思ったんだよ…マジです」今いる現実の世界は…まったくの嘘で…その支配からいっしょに抜け出す為に、ともに闘おう…と誘われるシチュエーションを、彼の今の立場と考え合わせてみる…なんて陳腐なことはしませんが…「言うとやるとじゃ大違い」 使い古された言い回しですが…マトリックスじゃなければ彼の人生を変えなかった…ってとこが妙に可笑しかった</summary>
    <content type="text">川上弘美の新作「これでよろしくて?」を柴門ふみが評していた。 ◆男たちが不況だ 政変だ 世界の石川遼だと騒いでいる一方、世界の半分を構成する女性は、〈日々は些事からのみ、できあがっている〉ことを知り、目に見える数字や、耳にする言葉以外のことの方が重要であることがわかっているのだ。 人は「頑張れ」より「それでいいんだ」を求めている。◆こういうモノの伝え方は…分かっていても出来ないなぁと思った。そもそも読みたいと思っていた小説だったので、彼女の評論そのものでその気分が変わったわけではなく、どこにでもいそうな主婦の井戸端会議ストーリィの意味することを、端的に本質をつくコメントにしてしまう柴門さんの表現の力に感心してしまいました。言われてみれば当たり前で…そんなことは分かってるさ…と言う話しも、伝え方次第で…なるほど…と改めて感じさせる力に変わる。25年勤め、今年の春に役員に昇進したばかりの友人から、会社辞めるわ…と連絡が来た。叩き上げと外様とが…まことにもって意味のない闘いを日々繰り広げる経営ボードを目の当たりにして…不毛地帯だわ…と愚痴ってはいたが…もともと先代の会長の人柄に惹かれ、不採算部門を立て直しに躍起になっていた時代を知っていたので…これはまたどうして?…と尋ねずにはいられなかった。「この前さ…久しぶりにマトリックス観たんだわ…　でさ…あの黒人の船長がキアヌに言うのさ…　分かっていることとやるってことは全然違う…って」「…?…で?」「役員になって風景変わったんだよね…　やっぱり 経営が身近になって…　会社や事業を上や外から見る感覚が生まれた。　…でウチの会社の社長って、こんなんなんだって…　想像ついたんだよね」「…でも やってみなけりやわからないってことなら…」「そうなんだけど…社長にはなってみなけりゃわからないから…　なろうと思ったんだけど…　どうせなら出来上がった今の会社の上に立つんじゃなくて…　新しく自分で始めようかと」「マトリックス観て…?」「マトリックス観て(笑)」会社を辞めようが、起こそうが、どこにでもある話しではあるので…特段のことはないが…きっかけがマトリックスというのは…なんだか面白い。そもそも…マトリックスにそんなシーンがあったのかも思い出せないし…あったとしても…ボクの鈍さでは人生訓などとは思わないし…いわんや、マトリックス観て人生の決断はしないだろう。後日…「オマエさぁ…退職して会社作るってことさぁ　ほんとは前から決めてたんだろ。　マトリックス観てって…相手がオレだから考えた…後付けだろ?」「…いやいや…悩んではいたんだけど…ほんと、　何も決めてなくてさ…DVDがあったからなんとなく観ててさ…　で…あのシーンでハッ!と思ったんだよ…マジです」今いる現実の世界は…まったくの嘘で…その支配からいっしょに抜け出す為に、ともに闘おう…と誘われるシチュエーションを、彼の今の立場と考え合わせてみる…なんて陳腐なことはしませんが…「言うとやるとじゃ大違い」 使い古された言い回しですが…マトリックスじゃなければ彼の人生を変えなかった…ってとこが妙に可笑しかった</content>
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    <id>http://www.monya-united.org,blog/3/93</id>
    <title>人柄の通う場所 &lt;紋谷のソコヂカラ&gt;</title>
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      <name>Monya-United</name>
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    <updated>2009-10-18T22:09:00+09:00</updated>
    <published>2009-10-18T22:22:39+09:00</published>
    <modified>2009-10-20T14:38:36+09:00</modified>
    <summary>ここ１年…「人を集めるので　飲みましょう」と誘われることが多い。 うれしい話しなのですが…どうも囲まれて呑むことに慣れていないので臆してしまう。 仕事で大人数を仕切りなさい…なんてことであれば　大丈夫なのですが… ボクを囲んでまあ…いっぱい　なんて場は、どうも気が引けてしまう。  それでも　なるべく参加しようと思っている。お誘いを受けたら断らないと決めたからだ。 以前なら　まあそういうこともそんなにはないわけで、最近、多いということは　まあそういうことなのだから…　行かねばと思っている。  ただ、なんとなく集まるという場所はそもそも苦手で、そういう場所には　楽しいだろうなあ…というイメージは湧かない。　「単なる飲み会」が、「もんやを囲む単なる飲み会」に、変っただけで、少しでも楽しく意味のある場所になるのなら　参加させていただいた甲斐もあるというものだ。  もっとうれしい場所は、いっしょに飲むことで　僕自身がパワーを頂く場所だ。 年齢も男女の別も職業も地位も関係なく一生懸命、生きているなぁ～…という人と話すことは大好きです。一昨日の「マッシーン」さんでのPATYはそんな場所でした。  新しい事務所と新しいメンバーのお披露目を兼ねているとはいえ、ボクを呼んで　ボクの知り合いを呼んでくださることは伺っていて、ボクにとっては知り合いでも、お互いは、見ず知らずだったりしているので、いくら大人の会とはいえ、全員が楽しいのだろうか…と初めは気になったのですが、途中から忘れてしまった。 やはりPATYは、適当な飲み屋さんではなく、プライベートな空間が楽しい。 仕事の忙しい合間を縫って　手作りのつまみを用意してくれていた。こういうことが素晴らしいと思う　デリバリーでも出来合いでも簡単にすれば都合がつく。そのほうが気が楽ということを言うが、ボクはそうは思わない。 PATY料理と言うものは作るのであります。そのほうが美味しいし盛り上がる。 聞けば仕込みや調理に前日の午前１時までかかったそうだ。  ボクは、デザイン会社のテーブルに「お刺身の盛り合わせ」が乗る光景を初めてみた。味の濃い鳥の唐揚げは、ボク好みでした。 鳥でかぶり最後残ってしまった、手羽の唐揚げはおみやげに頂けばよかったと、帰ってから後悔しました。 わざわざ、実家のお父さんに頼んで　東北の焼酎を手配してくれたかねこ君ありがとう。普段は食べない杏仁豆腐も美味い美味いと食べてしまった。 コピーライターの神戸さんと、デザイナーの富田さんが、たこ焼きを焼いてくれた。  料理もよいが　人はもっとよかった。新人２人は採用されたばかり、これからが楽しみな存在。興味が湧いて、それぞれと話をしてみましたが、なかなかに面白かったです。 なにより人柄が、このマッ シーンさんと言うデザイン会社に　合っているなあ…と感じました。 顔見知りはゼロだと思いますが…感覚が合うだろうと誘った西谷君も楽しかったらしい。馬渡と高原は初対面だと思うが…同じ関西同士、話せたのだろうか。 お花屋さんの彼女達も、クリリティブなものづくりということでは　同じデザイナーさんと話していて楽しそうでありましたが　…どうだったのかまた聞いてみます。井上さんと平岡さんと話せなかったのが心残りでした。 テルちゃんの転職の思い…これが聞けたのが新鮮でした。高田は　高田　なので　高田らしく　高田でした。 マッシーンさん。ありがとうございました。 知らない人には　まったく関係ない内輪ネタで恐縮です。 まあ…楽しい宴は大歓迎です。という話しです（笑）</summary>
    <content type="text">ここ１年…「人を集めるので　飲みましょう」と誘われることが多い。 うれしい話しなのですが…どうも囲まれて呑むことに慣れていないので臆してしまう。 仕事で大人数を仕切りなさい…なんてことであれば　大丈夫なのですが… ボクを囲んでまあ…いっぱい　なんて場は、どうも気が引けてしまう。  それでも　なるべく参加しようと思っている。お誘いを受けたら断らないと決めたからだ。 以前なら　まあそういうこともそんなにはないわけで、最近、多いということは　まあそういうことなのだから…　行かねばと思っている。  ただ、なんとなく集まるという場所はそもそも苦手で、そういう場所には　楽しいだろうなあ…というイメージは湧かない。　「単なる飲み会」が、「もんやを囲む単なる飲み会」に、変っただけで、少しでも楽しく意味のある場所になるのなら　参加させていただいた甲斐もあるというものだ。  もっとうれしい場所は、いっしょに飲むことで　僕自身がパワーを頂く場所だ。 年齢も男女の別も職業も地位も関係なく一生懸命、生きているなぁ～…という人と話すことは大好きです。一昨日の「マッシーン」さんでのPATYはそんな場所でした。  新しい事務所と新しいメンバーのお披露目を兼ねているとはいえ、ボクを呼んで　ボクの知り合いを呼んでくださることは伺っていて、ボクにとっては知り合いでも、お互いは、見ず知らずだったりしているので、いくら大人の会とはいえ、全員が楽しいのだろうか…と初めは気になったのですが、途中から忘れてしまった。 やはりPATYは、適当な飲み屋さんではなく、プライベートな空間が楽しい。 仕事の忙しい合間を縫って　手作りのつまみを用意してくれていた。こういうことが素晴らしいと思う　デリバリーでも出来合いでも簡単にすれば都合がつく。そのほうが気が楽ということを言うが、ボクはそうは思わない。 PATY料理と言うものは作るのであります。そのほうが美味しいし盛り上がる。 聞けば仕込みや調理に前日の午前１時までかかったそうだ。  ボクは、デザイン会社のテーブルに「お刺身の盛り合わせ」が乗る光景を初めてみた。味の濃い鳥の唐揚げは、ボク好みでした。 鳥でかぶり最後残ってしまった、手羽の唐揚げはおみやげに頂けばよかったと、帰ってから後悔しました。 わざわざ、実家のお父さんに頼んで　東北の焼酎を手配してくれたかねこ君ありがとう。普段は食べない杏仁豆腐も美味い美味いと食べてしまった。 コピーライターの神戸さんと、デザイナーの富田さんが、たこ焼きを焼いてくれた。  料理もよいが　人はもっとよかった。新人２人は採用されたばかり、これからが楽しみな存在。興味が湧いて、それぞれと話をしてみましたが、なかなかに面白かったです。 なにより人柄が、このマッ シーンさんと言うデザイン会社に　合っているなあ…と感じました。 顔見知りはゼロだと思いますが…感覚が合うだろうと誘った西谷君も楽しかったらしい。馬渡と高原は初対面だと思うが…同じ関西同士、話せたのだろうか。 お花屋さんの彼女達も、クリリティブなものづくりということでは　同じデザイナーさんと話していて楽しそうでありましたが　…どうだったのかまた聞いてみます。井上さんと平岡さんと話せなかったのが心残りでした。 テルちゃんの転職の思い…これが聞けたのが新鮮でした。高田は　高田　なので　高田らしく　高田でした。 マッシーンさん。ありがとうございました。 知らない人には　まったく関係ない内輪ネタで恐縮です。 まあ…楽しい宴は大歓迎です。という話しです（笑）</content>
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    <id>http://www.monya-united.org,blog/3/92</id>
    <title>秋祭り &lt;紋谷のソコヂカラ&gt;</title>
    <link href="http://www.monya-united.org/blog_detail/id=92"/>
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      <name>Monya-United</name>
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    <updated>2009-10-13T09:33:00+09:00</updated>
    <published>2009-10-13T09:54:07+09:00</published>
    <modified>2009-10-13T09:54:07+09:00</modified>
    <summary>生まれも育ちも「世田谷区奥沢で…」という友人などと、プライベートや仕事で　いっしょに地方に行くと目を輝かせる。　僕にとっては当たり前に親しんだ、森や林や川や田んぼにであります。 出身が地方でも比較的市街地に生まれて、東京に出てきたという方などは、逆にそういう感覚はないようで、俗に言う「田舎は苦手」という方が比較的多い気がする。 両親が居て、代々の墓がある場所だから　帰省はするものの森は森でしかなくて　川は川でしかない…なにか？　という具合だ。 「旦那が九州で　私が秋田でしょ…　大変なのよね…子供も居るし」 いくら帰省したくても簡単ではないことも多い。 一説には　同じ都市圏に住んでいても居を構えるとなると、無意識に「自分の田舎に近い場所を選ぶ」のだそうだ。 西の出身者は神奈川県に…東京在住なら　世田谷　目黒　大田区　…などなど 逆に東の出身者は新宿に近かったり　池袋だったりというように… 僕の場合はそういわれるとそうだなあ…と気がつく。 最初が高田馬場　これは学校の関係…　つぎに　祐天寺　学芸大学　自由が丘　と風呂なしアパートを　転々として 埼玉に勤務してから　大山　石神井公園　…などなどでありましたが　またすぐ西に越して以来　２０年近く神奈川県に住んでいる。 おかげで…と言うのも可笑しいが、　帰省には車でも電車でも、２時間半で済む。  地方の公共事業問題が、またまた“かまびすしい”わが静岡の例でいえば　「第二東名」と「静岡空港」　この２大事業であります。 「静岡空港」に関しては、そもそも論から、建設工事の不手際　など“ミソ”は漬け放題ですが、メディアが取り上げた話をなぞるのも無駄ですから　私見を詳しく言いませんが…正直…「建設する意味がわからない派」でした。 ところが　先日　長崎出身のある女性からこう言われた 「静岡空港行きたいわあ…だって富士山見たいもの…」と言われた 北海道の出身の友人も　「　母ちゃんがさあ　富士山見たいっていうからさあ　　…空港出来たでしょ…招待しようかと思うんだよね」という。 ついでに言うと　韓国人の知り合いも　「こんど静岡に富士山見にハムニダ（謝）」とメールが来た。 …なるほど　他県の人はそう感じているのか。　富士山ばっかだなあ…と苦笑しつつも、 地元は「行くニーズ」だけを必要論の判断の基準にしてしまうが、「来てくれる」ということは実は盲点か。 もちろん、試算のシュミレーションでは観光収入も織り込み　ロジステックスに纏わる経済効果も見込まれているのでしょうが、地域感情としてはやはり「オラはのらねえだら～」から発意してしまう。 それでも運行開始から半年くらい経ちましたか…　沖縄や北海道路線くらいが採算ベースで後は下回っているらしい。JALに足りない分を２億ばかり払わなければとなっていて、　またまた“かまびすしい”。今のJALには　焼け石に水にも足りない誤差なのでしょうが。 「第二東名」はどうなるのだろう。 まあ中止と言うことはないのだろうが　…もし凍結とかなる可能性が今後増すのであれば非常ににみっともない。 うちの近所を通過する（正確には実家の２Kmほど裏）ために、森は切り開かれ　造成工事の最中であります。 また、目の前の田んぼには　巨大なコンクリートの柱がバンバン…バン！（まさにこういう感じ）で立ち並んでいて、頭に乗っかる道路の完成を待っている。ここで止められたらたまらない。　 積年の思いが凝縮された、某ダム問題とは比べるのも申し訳ないが、気持ちの根幹は同じように思う。 もし、この異形の柱が…このまま放置されることになるようなら…　ボクは落書きしてやる！　絶対に！  ◆◆　お誘い　◆◆ １１月６日～８日　わが故郷　　森町ではお祭りがあります。  少しご紹介します… 静岡県西部地区最大のお祭りといえば、浜松の祭りが有名です。 これは　城下町浜松のお殿様が第一子誕生の祝いと始めたのがそもそもの起こりで、今も「我が家の初子を町内で祝う」というもの。市内１７０の町内で　巨大な凧揚げ合戦をしたり、御殿屋台を引き回したりと…なかなかに盛況な夏のイベントであります。地元、森町を出て、浜松市内に居を構えている親戚は、「ボクはここのお祭りの意味がわからないただ騒ぐだけで　…だからなんなんだと感じる」 と言うが、浜松出身者に言わせると　 「このお祭りは地元のわれわれだけのためにある。　子供が産まれたことを内輪で祝う　だから身内同士…そういうもの」…らしい。 実は、ボクはこの歳まで浜松祭りを見たことがなかった。去年、今年とはじめて体感した。結論を言えば、その親戚の意見に同感であります。 これは同じ静岡西地区のものが近いが故により感じる独特の感情かもしれません。 あの…ただ騒ぐだけ…な感じに共感できない　…のでしたが、「身内のお祭り」といえばそうなのでしょう、そもそもお祭りとはそういうものなのでしょう。…それにしても感じる違和感は…規模のでかさかもしれない。 どうにも　何を観てよいのか…わからない あと、初子のお祝いがベースにあるとはいえ、祭りのコンセプト…うーん　一本筋が通っていない感じが　どうも乗れないのであります。 このあたりは好き嫌いの範疇ですから仕方ないのですが…それにしても、身内の大騒ぎ…というわりには観光客に向けてのパフォーマンスは大掛かりでありました。 森のお祭りはこれに比べては規模も小さい大凧も上がらない…それでも　ボクは大好きなのです。 そもそもは２つの神社の氏子町だけの祭礼だったらしいのですが　大正までの村の細分化や融合を経て、１４の町内が参加する現在の形になったお祭りです。 そもそもは今年の豊年への御礼と来年の五穀豊穣祈願…いわゆる秋祭りです。 お祭りの開催中は、町内にはそれぞれ２輪屋台を引き回します。 この屋台がなかなか美しく屋上の浜床には歌舞伎などを模した三車人形がライトアップされ、車体は総漆塗り。中には　大太鼓　小太鼓が乗り込み、笛を鳴らす手木には　肉襦袢姿の若い衆が入り　「おっそら」の掛け声も勇ましく　練る。 屋台の前方の長い綱は　町内の子供たちの担当…　おそろいの法被姿で、屋台と一緒に町内を巡るのであります。 森の町内は道が狭く、入り組んでいて　家々の軒をかすりながら右に左に…練るさまは　見ているだけで心が沸き立ちます。 違う町内の屋台がその狭い道で鉢合わせるようなら　喧嘩がはじまります。 どちらも譲らないつばぜり合い…　それが故で遠州の喧嘩祭りとも言われてきました。 ただ、昔、この喧嘩が行き過ぎて…死人がでたこともあり、現在では自粛…まあ睨み合い…という感じに落ち着いています。 祭りの見どころは２つの神社前に全部の屋台が並ぶ　「お渡り」と最終日の「舞児還し」 「舞児還し」は、 毎年各町内から選び出された子供が舞楽を奉納し、最終日にはこの舞児を各々の家に送り返すという行事のことで、舞楽を終えた舞児を　町内の男集が担ぎ、社から地面につけることなく屋台の前面に納め帰ってゆくという　慣わしなのです。 ボクは　特にこの舞児返しが　大好きで…実は　サラリーマンの時代にひとり新幹線に飛び乗り　この舞児返しだけ観て帰る…なんてことをしていました。 奉納される神社の社へと続く石段の脇の木立から下を見下ろすと狭い道に町内の屋台が舞児の帰りを待ちながら、ひしめき合っています。「おそらおっそら！」と掛け合い、大太鼓小太鼓と笛が醸す独特の調子が響き渡ります。　日が落ちて行く中に　数百の提灯が乱れ　見物客の熱気も重なり、それは活気がある眺めです。 これを観ていると　元気が出てくるのです。ということで、今年は帰省してじっくり堪能することに決めています。 森の町に住む従兄弟のひとりは、英悟が堪能で　海外の友人をこのお祭りによく誘っていました。 「小さい町の小さいお祭り　　…でもそこが　他にはない独特の日本の伝統を感じる。　そのなんというか凝縮された熱が好き」　という感想を　言ってくれるそうです。小さいが故に　参加している感じを楽しめるのかもしれません。  東京から新幹線で２時間半…掛川駅から　天竜浜名湖線という在来線で３０分　…そこが森町です。 元気のあるなしに関わらず　秋深い田舎のお祭りの気分を味わいたい方は　ふらっと…寄ってください。 知らない町のお祭り　というのもよいものです。</summary>
    <content type="text">生まれも育ちも「世田谷区奥沢で…」という友人などと、プライベートや仕事で　いっしょに地方に行くと目を輝かせる。　僕にとっては当たり前に親しんだ、森や林や川や田んぼにであります。 出身が地方でも比較的市街地に生まれて、東京に出てきたという方などは、逆にそういう感覚はないようで、俗に言う「田舎は苦手」という方が比較的多い気がする。 両親が居て、代々の墓がある場所だから　帰省はするものの森は森でしかなくて　川は川でしかない…なにか？　という具合だ。 「旦那が九州で　私が秋田でしょ…　大変なのよね…子供も居るし」 いくら帰省したくても簡単ではないことも多い。 一説には　同じ都市圏に住んでいても居を構えるとなると、無意識に「自分の田舎に近い場所を選ぶ」のだそうだ。 西の出身者は神奈川県に…東京在住なら　世田谷　目黒　大田区　…などなど 逆に東の出身者は新宿に近かったり　池袋だったりというように… 僕の場合はそういわれるとそうだなあ…と気がつく。 最初が高田馬場　これは学校の関係…　つぎに　祐天寺　学芸大学　自由が丘　と風呂なしアパートを　転々として 埼玉に勤務してから　大山　石神井公園　…などなどでありましたが　またすぐ西に越して以来　２０年近く神奈川県に住んでいる。 おかげで…と言うのも可笑しいが、　帰省には車でも電車でも、２時間半で済む。  地方の公共事業問題が、またまた“かまびすしい”わが静岡の例でいえば　「第二東名」と「静岡空港」　この２大事業であります。 「静岡空港」に関しては、そもそも論から、建設工事の不手際　など“ミソ”は漬け放題ですが、メディアが取り上げた話をなぞるのも無駄ですから　私見を詳しく言いませんが…正直…「建設する意味がわからない派」でした。 ところが　先日　長崎出身のある女性からこう言われた 「静岡空港行きたいわあ…だって富士山見たいもの…」と言われた 北海道の出身の友人も　「　母ちゃんがさあ　富士山見たいっていうからさあ　　…空港出来たでしょ…招待しようかと思うんだよね」という。 ついでに言うと　韓国人の知り合いも　「こんど静岡に富士山見にハムニダ（謝）」とメールが来た。 …なるほど　他県の人はそう感じているのか。　富士山ばっかだなあ…と苦笑しつつも、 地元は「行くニーズ」だけを必要論の判断の基準にしてしまうが、「来てくれる」ということは実は盲点か。 もちろん、試算のシュミレーションでは観光収入も織り込み　ロジステックスに纏わる経済効果も見込まれているのでしょうが、地域感情としてはやはり「オラはのらねえだら～」から発意してしまう。 それでも運行開始から半年くらい経ちましたか…　沖縄や北海道路線くらいが採算ベースで後は下回っているらしい。JALに足りない分を２億ばかり払わなければとなっていて、　またまた“かまびすしい”。今のJALには　焼け石に水にも足りない誤差なのでしょうが。 「第二東名」はどうなるのだろう。 まあ中止と言うことはないのだろうが　…もし凍結とかなる可能性が今後増すのであれば非常ににみっともない。 うちの近所を通過する（正確には実家の２Kmほど裏）ために、森は切り開かれ　造成工事の最中であります。 また、目の前の田んぼには　巨大なコンクリートの柱がバンバン…バン！（まさにこういう感じ）で立ち並んでいて、頭に乗っかる道路の完成を待っている。ここで止められたらたまらない。　 積年の思いが凝縮された、某ダム問題とは比べるのも申し訳ないが、気持ちの根幹は同じように思う。 もし、この異形の柱が…このまま放置されることになるようなら…　ボクは落書きしてやる！　絶対に！  ◆◆　お誘い　◆◆ １１月６日～８日　わが故郷　　森町ではお祭りがあります。  少しご紹介します… 静岡県西部地区最大のお祭りといえば、浜松の祭りが有名です。 これは　城下町浜松のお殿様が第一子誕生の祝いと始めたのがそもそもの起こりで、今も「我が家の初子を町内で祝う」というもの。市内１７０の町内で　巨大な凧揚げ合戦をしたり、御殿屋台を引き回したりと…なかなかに盛況な夏のイベントであります。地元、森町を出て、浜松市内に居を構えている親戚は、「ボクはここのお祭りの意味がわからないただ騒ぐだけで　…だからなんなんだと感じる」 と言うが、浜松出身者に言わせると　 「このお祭りは地元のわれわれだけのためにある。　子供が産まれたことを内輪で祝う　だから身内同士…そういうもの」…らしい。 実は、ボクはこの歳まで浜松祭りを見たことがなかった。去年、今年とはじめて体感した。結論を言えば、その親戚の意見に同感であります。 これは同じ静岡西地区のものが近いが故により感じる独特の感情かもしれません。 あの…ただ騒ぐだけ…な感じに共感できない　…のでしたが、「身内のお祭り」といえばそうなのでしょう、そもそもお祭りとはそういうものなのでしょう。…それにしても感じる違和感は…規模のでかさかもしれない。 どうにも　何を観てよいのか…わからない あと、初子のお祝いがベースにあるとはいえ、祭りのコンセプト…うーん　一本筋が通っていない感じが　どうも乗れないのであります。 このあたりは好き嫌いの範疇ですから仕方ないのですが…それにしても、身内の大騒ぎ…というわりには観光客に向けてのパフォーマンスは大掛かりでありました。 森のお祭りはこれに比べては規模も小さい大凧も上がらない…それでも　ボクは大好きなのです。 そもそもは２つの神社の氏子町だけの祭礼だったらしいのですが　大正までの村の細分化や融合を経て、１４の町内が参加する現在の形になったお祭りです。 そもそもは今年の豊年への御礼と来年の五穀豊穣祈願…いわゆる秋祭りです。 お祭りの開催中は、町内にはそれぞれ２輪屋台を引き回します。 この屋台がなかなか美しく屋上の浜床には歌舞伎などを模した三車人形がライトアップされ、車体は総漆塗り。中には　大太鼓　小太鼓が乗り込み、笛を鳴らす手木には　肉襦袢姿の若い衆が入り　「おっそら」の掛け声も勇ましく　練る。 屋台の前方の長い綱は　町内の子供たちの担当…　おそろいの法被姿で、屋台と一緒に町内を巡るのであります。 森の町内は道が狭く、入り組んでいて　家々の軒をかすりながら右に左に…練るさまは　見ているだけで心が沸き立ちます。 違う町内の屋台がその狭い道で鉢合わせるようなら　喧嘩がはじまります。 どちらも譲らないつばぜり合い…　それが故で遠州の喧嘩祭りとも言われてきました。 ただ、昔、この喧嘩が行き過ぎて…死人がでたこともあり、現在では自粛…まあ睨み合い…という感じに落ち着いています。 祭りの見どころは２つの神社前に全部の屋台が並ぶ　「お渡り」と最終日の「舞児還し」 「舞児還し」は、 毎年各町内から選び出された子供が舞楽を奉納し、最終日にはこの舞児を各々の家に送り返すという行事のことで、舞楽を終えた舞児を　町内の男集が担ぎ、社から地面につけることなく屋台の前面に納め帰ってゆくという　慣わしなのです。 ボクは　特にこの舞児返しが　大好きで…実は　サラリーマンの時代にひとり新幹線に飛び乗り　この舞児返しだけ観て帰る…なんてことをしていました。 奉納される神社の社へと続く石段の脇の木立から下を見下ろすと狭い道に町内の屋台が舞児の帰りを待ちながら、ひしめき合っています。「おそらおっそら！」と掛け合い、大太鼓小太鼓と笛が醸す独特の調子が響き渡ります。　日が落ちて行く中に　数百の提灯が乱れ　見物客の熱気も重なり、それは活気がある眺めです。 これを観ていると　元気が出てくるのです。ということで、今年は帰省してじっくり堪能することに決めています。 森の町に住む従兄弟のひとりは、英悟が堪能で　海外の友人をこのお祭りによく誘っていました。 「小さい町の小さいお祭り　　…でもそこが　他にはない独特の日本の伝統を感じる。　そのなんというか凝縮された熱が好き」　という感想を　言ってくれるそうです。小さいが故に　参加している感じを楽しめるのかもしれません。  東京から新幹線で２時間半…掛川駅から　天竜浜名湖線という在来線で３０分　…そこが森町です。 元気のあるなしに関わらず　秋深い田舎のお祭りの気分を味わいたい方は　ふらっと…寄ってください。 知らない町のお祭り　というのもよいものです。</content>
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    <id>http://www.monya-united.org,blog/3/91</id>
    <title>歯にもの着せぬ &lt;紋谷のソコヂカラ&gt;</title>
    <link href="http://www.monya-united.org/blog_detail/id=91"/>
    <author>
      <name>Monya-United</name>
    </author>
    <updated>2009-10-05T11:14:00+09:00</updated>
    <published>2009-10-05T11:20:56+09:00</published>
    <modified>2009-10-05T11:20:56+09:00</modified>
    <summary>お店をしていた頃の話。来店されたのは、あるリクルート時代の先輩の女性。といっても在職中、ボクと彼女に仕事上の接点はなく、遡ること１年前くらいに、ボクがお店を始めほどなくして別の知り合いといらして頂き、以来、何を気に入ってくれたのか、時折、顔を見せてくれるようになった。といっても、来店は遅い時間、もうそろそろ〆ようかという頃に、 「…いまから２人だけど、いいですか？」と電話をいただく。 広報などの責任者をされていた関係で、人脈も広く、仕事柄知り合われた、社外の方を連れられて見えられるのが常だった。 来ると必ずカウンターに座る。ほかにお客さんがいないときなどは、片付けなどしながら、会話に混ぜて頂いた。 歯に衣着せぬ…とはよく言うが、彼女の場合それが、押し付けがましくなく、聞いているこちらも思わず釣り込まれてしまう、そんなお客様というのは、ご来店されるとうれしいものでした。ある晩、話していると、あるリクルートの人間の話しになった。ボクがよく知っている方で、歳は下だが尊敬していた方なので、おもわず 「…僕が知る中では　リクルート１０傑に入る男性ですね…」 というと　彼女の顔が一瞬変り、刹那に 「女性はいないの？」 と切り返された。…女性に１０傑に値する人はいないのか？…という意味ではなく、あなたには“女性１０傑”というランキングはないのか？…という意味の質問であります。 といっても、挑むような感じではなく、ごく自然に…そう　たしなめられた感じで… あっ！？　と言葉につまる…　そう言ってしまった以上　適当にごまかすこともできず、 「改めて思い直せば　います。　でも、普段は意識していないかもしれません」 と答えた。 その改めて思い出す女性とは　誰か？…などと無粋なことを聞かないのがこの方の素敵なところで、その話しはそれで終わったのだが、ボクの中ではその不用意な発言のことがずっと気になっている。 何かを決め付けるときは　責任がいる それがこちらが些細なことと気にしないでも　相手には違って聞こえることはよくあるが、そういうものは生きるマナーに属し、身につけているにこしたことはない。 マナーがなっていないとたしなめられたのだ。　反省した。 店を離れて３年になるが　彼女とカウンター越しに話せないと思うと寂しいし、もし、リクルート女性１０傑をあげるなら彼女はその中に紛れもなく入る。もちろん入れられても、彼女には露のほどにもどうでもよいことなのでしょうが。  ◆◆◆ 女流作家の台頭がすさまじい。  山田詠美　林真理子　よしもとばなな　らが確立した　女性ならではの繊細な目線はどんどん進化をしている 途中… 宮部みゆき　や　高村薫　が登場し、 単なるミステリーが、広義のエンターテイメント～文学作品にしてしまう一連の流れの立役者を牽引したことはエッセンスとなり　女性の柔らかな視線は　鋭利なものを生み出してきた気がする。  恩田陸　森絵都　佐藤多佳子　瀬尾まいこさんらが持つ路線男では現しきれない　優しさは　相変わらずなのでありますが、 それとは別　…たとえば芥川賞を獲った　川上未映子　この　歯に衣着せぬ　感じはなんなのだろう…オロオロとしてしまった。 そこまで言わない…いわないでわかってください…というのが男の弱さですから、（時に美徳などと表す） たぶんほとんどの男は　弱虫であるから　とくに　こういう小説を前にすると　どうしてよいのかわからない。 直木賞を受賞した、桜庭一樹さんの「私の男」にはそれほどの　怖さを感じなかったのは、ボクが前作の「赤朽葉家の伝説」がとても好きで、あの小説を書く人は、信じられるというか　怖くないんだ…と情けなくも言い訳して読んだからでしょう。 女流作家の台頭に、どんな変化があったのか…こんなことを感じたのは、 今年、「告白」　湊かえで　が　本屋大賞を受賞してからで、…　ちょっとおかしいのではないか？ と思ってしまったのがその理由です。 するどいのは素晴らしいことですが　その切っ先の向きようがヘンなのではないのか？ 衣を着せずに言えば、「この本はなし！」であります。 こういう小説が世に出回り、新しいチャレンジなどと　その表現技法も併せ　論じるのはよしとしても、本屋さんの賞は、全国の書店員さんが　「ぜひ読んで欲しい」という年間の最高峰なわけで、この本の持つ救いのなさを…ほんとうに読んで欲しいと感じているのか？　ボクには分からない。 だから　昨今の女流作家さんの本を　今年、テーマを持って、暇さえあれば読んでみたのですが。 そこで、感じた収穫は…  女性の目線や表現力は　男のそれを　はるかにしのぐ　と改めて感じたことです。 そして、その目線や表現力を感じさせてくれる　素晴らしい作品は　どんどん生み出されている とわかり安心したのです。 すべての小説に目を通したわけでもなく　ここでもんやの女流作家作品ランキングをあげつらうのもセンスがないので、 ここまで読んでの　ナンバーワン作家と代表作２作を紹介します   「８日目の蝉」　「対岸の彼女」　：角田光代 両作品とも　有名な作品ですから　ご存知の方も多いとおもいます。 でも、男性は意外と未読なのでは…。ぜひ読んで見てください。というか　読まなきゃ　ダメです（笑）　 読むといいことが必ずあります。そういう小説です。</summary>
    <content type="text">お店をしていた頃の話。来店されたのは、あるリクルート時代の先輩の女性。といっても在職中、ボクと彼女に仕事上の接点はなく、遡ること１年前くらいに、ボクがお店を始めほどなくして別の知り合いといらして頂き、以来、何を気に入ってくれたのか、時折、顔を見せてくれるようになった。といっても、来店は遅い時間、もうそろそろ〆ようかという頃に、 「…いまから２人だけど、いいですか？」と電話をいただく。 広報などの責任者をされていた関係で、人脈も広く、仕事柄知り合われた、社外の方を連れられて見えられるのが常だった。 来ると必ずカウンターに座る。ほかにお客さんがいないときなどは、片付けなどしながら、会話に混ぜて頂いた。 歯に衣着せぬ…とはよく言うが、彼女の場合それが、押し付けがましくなく、聞いているこちらも思わず釣り込まれてしまう、そんなお客様というのは、ご来店されるとうれしいものでした。ある晩、話していると、あるリクルートの人間の話しになった。ボクがよく知っている方で、歳は下だが尊敬していた方なので、おもわず 「…僕が知る中では　リクルート１０傑に入る男性ですね…」 というと　彼女の顔が一瞬変り、刹那に 「女性はいないの？」 と切り返された。…女性に１０傑に値する人はいないのか？…という意味ではなく、あなたには“女性１０傑”というランキングはないのか？…という意味の質問であります。 といっても、挑むような感じではなく、ごく自然に…そう　たしなめられた感じで… あっ！？　と言葉につまる…　そう言ってしまった以上　適当にごまかすこともできず、 「改めて思い直せば　います。　でも、普段は意識していないかもしれません」 と答えた。 その改めて思い出す女性とは　誰か？…などと無粋なことを聞かないのがこの方の素敵なところで、その話しはそれで終わったのだが、ボクの中ではその不用意な発言のことがずっと気になっている。 何かを決め付けるときは　責任がいる それがこちらが些細なことと気にしないでも　相手には違って聞こえることはよくあるが、そういうものは生きるマナーに属し、身につけているにこしたことはない。 マナーがなっていないとたしなめられたのだ。　反省した。 店を離れて３年になるが　彼女とカウンター越しに話せないと思うと寂しいし、もし、リクルート女性１０傑をあげるなら彼女はその中に紛れもなく入る。もちろん入れられても、彼女には露のほどにもどうでもよいことなのでしょうが。  ◆◆◆ 女流作家の台頭がすさまじい。  山田詠美　林真理子　よしもとばなな　らが確立した　女性ならではの繊細な目線はどんどん進化をしている 途中… 宮部みゆき　や　高村薫　が登場し、 単なるミステリーが、広義のエンターテイメント～文学作品にしてしまう一連の流れの立役者を牽引したことはエッセンスとなり　女性の柔らかな視線は　鋭利なものを生み出してきた気がする。  恩田陸　森絵都　佐藤多佳子　瀬尾まいこさんらが持つ路線男では現しきれない　優しさは　相変わらずなのでありますが、 それとは別　…たとえば芥川賞を獲った　川上未映子　この　歯に衣着せぬ　感じはなんなのだろう…オロオロとしてしまった。 そこまで言わない…いわないでわかってください…というのが男の弱さですから、（時に美徳などと表す） たぶんほとんどの男は　弱虫であるから　とくに　こういう小説を前にすると　どうしてよいのかわからない。 直木賞を受賞した、桜庭一樹さんの「私の男」にはそれほどの　怖さを感じなかったのは、ボクが前作の「赤朽葉家の伝説」がとても好きで、あの小説を書く人は、信じられるというか　怖くないんだ…と情けなくも言い訳して読んだからでしょう。 女流作家の台頭に、どんな変化があったのか…こんなことを感じたのは、 今年、「告白」　湊かえで　が　本屋大賞を受賞してからで、…　ちょっとおかしいのではないか？ と思ってしまったのがその理由です。 するどいのは素晴らしいことですが　その切っ先の向きようがヘンなのではないのか？ 衣を着せずに言えば、「この本はなし！」であります。 こういう小説が世に出回り、新しいチャレンジなどと　その表現技法も併せ　論じるのはよしとしても、本屋さんの賞は、全国の書店員さんが　「ぜひ読んで欲しい」という年間の最高峰なわけで、この本の持つ救いのなさを…ほんとうに読んで欲しいと感じているのか？　ボクには分からない。 だから　昨今の女流作家さんの本を　今年、テーマを持って、暇さえあれば読んでみたのですが。 そこで、感じた収穫は…  女性の目線や表現力は　男のそれを　はるかにしのぐ　と改めて感じたことです。 そして、その目線や表現力を感じさせてくれる　素晴らしい作品は　どんどん生み出されている とわかり安心したのです。 すべての小説に目を通したわけでもなく　ここでもんやの女流作家作品ランキングをあげつらうのもセンスがないので、 ここまで読んでの　ナンバーワン作家と代表作２作を紹介します   「８日目の蝉」　「対岸の彼女」　：角田光代 両作品とも　有名な作品ですから　ご存知の方も多いとおもいます。 でも、男性は意外と未読なのでは…。ぜひ読んで見てください。というか　読まなきゃ　ダメです（笑）　 読むといいことが必ずあります。そういう小説です。</content>
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    <id>http://www.monya-united.org,blog/3/90</id>
    <title>検査結果のご報告 &lt;紋谷のソコヂカラ&gt;</title>
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      <name>Monya-United</name>
    </author>
    <updated>2009-09-24T11:14:00+09:00</updated>
    <published>2009-09-25T11:26:31+09:00</published>
    <modified>2009-09-25T11:26:31+09:00</modified>
    <summary>今朝、血液の検査とCTを撮り、さきほどその結果を聞きに癌センターに行ってきました。 AFP（腫瘍マーカー）値は　４１００ ３年前に体の異常を感じて病院に行った時の値が５０００位でしたから、いよいよ上がってきたなあ…という感じです。 ◆◆◆　多少省きますが以下、会話形式＋αで参ります　◆◆◆ 他の血液データーで、目だった異常は、GPT値がかなり高い…　 「もんやさん　お酒けっこう飲んでますか？」　と聞くので 「いいえ。週に１、２度　深酒はありませんが…」と応えると、 「このAFP値の高さだと他への転移は考えられますね…　もしかしたら肝臓に転移していうのかも…」 というので、 「先生　CTの画像はまだ上がってきていないのですか？」　と聞くと 「さっき確認したら、まだだったのですが…　えっとどれどれ…あっ！きてますね」　　 パソコンに広がる僕の輪切り画像。マウスをいじると画像がどんどん切り替わる。 首…肺…内臓…下腹部…　これが自分の断面かと思うとかなり気持ち悪い。 以前は大きなネガフィルムで見ていたので　この画像のコンパクトさは少し衝撃。 先生は、おかまいなしにどんどん切り替えて画像を診ている。 「…肝臓には　ないですね　…う～ん　肺には…　以前押さえ込んだところに　影ができてますね」 「首のリンパにあった腫瘍はどうですか？」 「あれえ？…こっちは　変らないですね　…というか　　目だって見えない…造影剤入れないとわからないかなあ」 「先生？ということは、ボクの数値を引き上げているのは　　この肺の腫瘍ということですかね」 「…うーん　そうですね…ただ頭はCTで撮っていないので、　１００％とはいえませんが…」 「…けっこう高い数値なのに、あまり転移がないというのは　　どういうことなんでしょう」 「もんやさんは…いい方のケースと言うことですね。　　少し、極端な言い方になりますが、この数値なら　体中に転移していてもおかしくはない。　場合によってはもっと値が低い人でも、　肺の中にボコボコ腫瘍が出来て、　倒れて救急車で運ばれてくるなんてこともある。　　癌細胞は変異するんです…AFP値が低くても、　癌自体は進行しているということもあって、　そういう人は１０位の値で、そういう症状が出た」 「…えっ？…つまり　AFT値では計れないこともある　　ということですか？」 「そうですね　腫瘍マーカーは癌の進行を計る一番の目安　ではありますが、絶対なものではないということです」 「そうなんですか　それは初めて知りました　　…整理すると、数値が高いということは、　癌は順調に進行している（笑）、　でも、体調や他の部位への転移などの状況を鑑みると、　最悪の状態ではない…ということですね」 「そうですね」 ここで、考える。 免疫療法のおかげなのか？　ボクの体のメカニズムの力なのか？ そこのところはわからないが、同じ状態の他人よりは　“強い作用”が働いているようだ。 ただ、４１００という数値は絶対的に高いし、楽観できる状態ではもちろんないが、…まあ、よしだ。 「先生…抗がん剤を１２月に入れようと思います」 「そうですか」 「理由と呼べるほどのものではないのですが、　こう考えるのは間違っていますか？　…いま　最悪でないならあせって投与しないで　　区切りの１２月に入れてみたい。　ひとつは、数値を引き上げている根源が肺の腫瘍なら、　しめたものではないか。　ボクの抗がん剤は、肺に転移した腫瘍にはよく効きますよね…　ぎりぎりまでひっぱって、叩くことで　最大公約数の効果を見てみたい。　　そこでの数値の落ち具合を見ると、今後の予測が　見える気がするんです。　今の段階で首の腫瘍が大きくなっているなら…　なかなか効き難い場所ですから、　早急に叩いておかなければとも思うのですが、　肺なら効く…しかも間を空けてますから効きもよいかなと（笑）　…そういう風に思うのですが…」 「確かに　間欠治療という手はあります。　抗がん剤ではあまり用いないのですが、　確かに連続して薬を入れすぎることは、　癌細胞に薬に対する抵抗力をつけることにならないとも限りません。　よいと思いますよ…では、抗がん剤投与を念頭にして、　１２月に、また検査してから、判断しましょう。　…日程はどうしますか？」 　「１０日が誕生日なので…そのあとで？」 　「では、１４日に血液検査してCT…造影剤入れましょう　…はい予約OKです」 パソコンに映る僕のデータを見ながら、先生がつぶやく… 「…◆□●○？」 「…えっ？」 「４８歳になるのですね」 「あっ！？はい。」 病気と治療以外のことは一切お話しにならない先生ですので…聞き漏らした  「還暦は無理かもしれませんが、５０歳は越えてゆきましょう」 …ははは　冗談　なのか？　…いやいや（苦笑） 「わかりました　よろしくお願いします」  ◆◆◆ というのが　もんや最新の状況です。相変わらず　最高のご報告といかず…誠にすいません。  蛇足に想う事は… 想像することは　出来るが　現実は　現実　 期待することも　出来るが　現実は　現実 どう死ぬかより、どう生きるか　…ここは曲げないでいたい。  今日の検査の１週間前くらいから気持ちは落ちていました。頭で理解していても、心に重石が乗っているようでした。どうあれ、検査から主治医との話しを乗り切ると　重石が、取れている。 ここは不思議だ。 …もしかりに、最悪の結果だったとしても、これは同じ。 だったらだったで、開き直ることが出来る。過去に出来たので　出来る。 結論がでないことを、悩むことが一番愚かなことなのだが、そうそうに達観は出来ない。 最悪でもまあまあでも、結論が出れば　心が立ち向かう。そういうことだと思います。 少し前に　おもわず唸ってしまった　言葉があります。 バカボンドの武蔵のセリフ… 　あなたは　神に完全に支配されています。　その前提を踏まえた中で、あなたは完全に自由だ。 ※一字一句は、正確ではないと思いますが、ニュアンスはこうです。  ボクは、あまりこういう精神論に気が向かない性質なのですが、この文句の前半部分は、僕自身も小さい頃からよく考えていて、人の人生は、神様によって予め決められているもの。…と、どこか考えていました。 でも、だからなに？ …の結論は、判断に迷っても、結果失敗の選択をしても、それは決まっていたことだからくよくよすんなよ…という具合に解釈していたのです。 まあ、神様に責任転嫁ですね（笑） でも、このバカボンドのセリフ… 「…あなたは　完全に自由だ　」 は素晴らしく。　見事に心に落ちたのでした。 これが正解だ。と感じました。  先日、NHKで作者、井上雄彦氏の　特集をやっていました。ストーリーは考えない。登場人物になりきることが勝負で、なりきることが出来れば言葉が生まれる。 登場人物らしからぬことをさせてしまうと…死んでしまうんです。 と語っていた。 ネームに命を削って対峙している姿に、ああ、ここまでしているんだ…と驚き。 だから、ボクなどではたどり着けない領域に行けているんだなあ…と納得。 たとえたどり着けても　表現する力が備わっているということも大切で、そこのところが　うらやましいのでした。  以上でございます。</summary>
    <content type="text">今朝、血液の検査とCTを撮り、さきほどその結果を聞きに癌センターに行ってきました。 AFP（腫瘍マーカー）値は　４１００ ３年前に体の異常を感じて病院に行った時の値が５０００位でしたから、いよいよ上がってきたなあ…という感じです。 ◆◆◆　多少省きますが以下、会話形式＋αで参ります　◆◆◆ 他の血液データーで、目だった異常は、GPT値がかなり高い…　 「もんやさん　お酒けっこう飲んでますか？」　と聞くので 「いいえ。週に１、２度　深酒はありませんが…」と応えると、 「このAFP値の高さだと他への転移は考えられますね…　もしかしたら肝臓に転移していうのかも…」 というので、 「先生　CTの画像はまだ上がってきていないのですか？」　と聞くと 「さっき確認したら、まだだったのですが…　えっとどれどれ…あっ！きてますね」　　 パソコンに広がる僕の輪切り画像。マウスをいじると画像がどんどん切り替わる。 首…肺…内臓…下腹部…　これが自分の断面かと思うとかなり気持ち悪い。 以前は大きなネガフィルムで見ていたので　この画像のコンパクトさは少し衝撃。 先生は、おかまいなしにどんどん切り替えて画像を診ている。 「…肝臓には　ないですね　…う～ん　肺には…　以前押さえ込んだところに　影ができてますね」 「首のリンパにあった腫瘍はどうですか？」 「あれえ？…こっちは　変らないですね　…というか　　目だって見えない…造影剤入れないとわからないかなあ」 「先生？ということは、ボクの数値を引き上げているのは　　この肺の腫瘍ということですかね」 「…うーん　そうですね…ただ頭はCTで撮っていないので、　１００％とはいえませんが…」 「…けっこう高い数値なのに、あまり転移がないというのは　　どういうことなんでしょう」 「もんやさんは…いい方のケースと言うことですね。　　少し、極端な言い方になりますが、この数値なら　体中に転移していてもおかしくはない。　場合によってはもっと値が低い人でも、　肺の中にボコボコ腫瘍が出来て、　倒れて救急車で運ばれてくるなんてこともある。　　癌細胞は変異するんです…AFP値が低くても、　癌自体は進行しているということもあって、　そういう人は１０位の値で、そういう症状が出た」 「…えっ？…つまり　AFT値では計れないこともある　　ということですか？」 「そうですね　腫瘍マーカーは癌の進行を計る一番の目安　ではありますが、絶対なものではないということです」 「そうなんですか　それは初めて知りました　　…整理すると、数値が高いということは、　癌は順調に進行している（笑）、　でも、体調や他の部位への転移などの状況を鑑みると、　最悪の状態ではない…ということですね」 「そうですね」 ここで、考える。 免疫療法のおかげなのか？　ボクの体のメカニズムの力なのか？ そこのところはわからないが、同じ状態の他人よりは　“強い作用”が働いているようだ。 ただ、４１００という数値は絶対的に高いし、楽観できる状態ではもちろんないが、…まあ、よしだ。 「先生…抗がん剤を１２月に入れようと思います」 「そうですか」 「理由と呼べるほどのものではないのですが、　こう考えるのは間違っていますか？　…いま　最悪でないならあせって投与しないで　　区切りの１２月に入れてみたい。　ひとつは、数値を引き上げている根源が肺の腫瘍なら、　しめたものではないか。　ボクの抗がん剤は、肺に転移した腫瘍にはよく効きますよね…　ぎりぎりまでひっぱって、叩くことで　最大公約数の効果を見てみたい。　　そこでの数値の落ち具合を見ると、今後の予測が　見える気がするんです。　今の段階で首の腫瘍が大きくなっているなら…　なかなか効き難い場所ですから、　早急に叩いておかなければとも思うのですが、　肺なら効く…しかも間を空けてますから効きもよいかなと（笑）　…そういう風に思うのですが…」 「確かに　間欠治療という手はあります。　抗がん剤ではあまり用いないのですが、　確かに連続して薬を入れすぎることは、　癌細胞に薬に対する抵抗力をつけることにならないとも限りません。　よいと思いますよ…では、抗がん剤投与を念頭にして、　１２月に、また検査してから、判断しましょう。　…日程はどうしますか？」 　「１０日が誕生日なので…そのあとで？」 　「では、１４日に血液検査してCT…造影剤入れましょう　…はい予約OKです」 パソコンに映る僕のデータを見ながら、先生がつぶやく… 「…◆□●○？」 「…えっ？」 「４８歳になるのですね」 「あっ！？はい。」 病気と治療以外のことは一切お話しにならない先生ですので…聞き漏らした  「還暦は無理かもしれませんが、５０歳は越えてゆきましょう」 …ははは　冗談　なのか？　…いやいや（苦笑） 「わかりました　よろしくお願いします」  ◆◆◆ というのが　もんや最新の状況です。相変わらず　最高のご報告といかず…誠にすいません。  蛇足に想う事は… 想像することは　出来るが　現実は　現実　 期待することも　出来るが　現実は　現実 どう死ぬかより、どう生きるか　…ここは曲げないでいたい。  今日の検査の１週間前くらいから気持ちは落ちていました。頭で理解していても、心に重石が乗っているようでした。どうあれ、検査から主治医との話しを乗り切ると　重石が、取れている。 ここは不思議だ。 …もしかりに、最悪の結果だったとしても、これは同じ。 だったらだったで、開き直ることが出来る。過去に出来たので　出来る。 結論がでないことを、悩むことが一番愚かなことなのだが、そうそうに達観は出来ない。 最悪でもまあまあでも、結論が出れば　心が立ち向かう。そういうことだと思います。 少し前に　おもわず唸ってしまった　言葉があります。 バカボンドの武蔵のセリフ… 　あなたは　神に完全に支配されています。　その前提を踏まえた中で、あなたは完全に自由だ。 ※一字一句は、正確ではないと思いますが、ニュアンスはこうです。  ボクは、あまりこういう精神論に気が向かない性質なのですが、この文句の前半部分は、僕自身も小さい頃からよく考えていて、人の人生は、神様によって予め決められているもの。…と、どこか考えていました。 でも、だからなに？ …の結論は、判断に迷っても、結果失敗の選択をしても、それは決まっていたことだからくよくよすんなよ…という具合に解釈していたのです。 まあ、神様に責任転嫁ですね（笑） でも、このバカボンドのセリフ… 「…あなたは　完全に自由だ　」 は素晴らしく。　見事に心に落ちたのでした。 これが正解だ。と感じました。  先日、NHKで作者、井上雄彦氏の　特集をやっていました。ストーリーは考えない。登場人物になりきることが勝負で、なりきることが出来れば言葉が生まれる。 登場人物らしからぬことをさせてしまうと…死んでしまうんです。 と語っていた。 ネームに命を削って対峙している姿に、ああ、ここまでしているんだ…と驚き。 だから、ボクなどではたどり着けない領域に行けているんだなあ…と納得。 たとえたどり着けても　表現する力が備わっているということも大切で、そこのところが　うらやましいのでした。  以上でございます。</content>
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    <id>http://www.monya-united.org,blog/3/89</id>
    <title>大阪モンや &lt;紋谷のソコヂカラ&gt;</title>
    <link href="http://www.monya-united.org/blog_detail/id=89"/>
    <author>
      <name>Monya-United</name>
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    <updated>2009-09-14T15:21:00+09:00</updated>
    <published>2009-09-14T15:29:48+09:00</published>
    <modified>2009-09-16T19:28:43+09:00</modified>
    <summary>岩田さんの仕事の手伝いで、大阪に行ってきた。めっきり涼しくなった関東とは違い、まだまだ暑い。大阪は、サラリーマン時代に、仕事で、何度も訪れているのですが、大概は、支社で打ち合わせしてお客さんのところに行き…あとは梅田とかで飲んで…ほなさいなら！ って強行軍ばかりで、まともに観光なんてしたことがなかった。 そんな僕を楽しませようと、 「もんやさんに見せたい場所がある…」と、関空から、バスに乗って岩田さんに連れてこられた。 そこは、大阪天王寺近くの飛田新地…。現在でも戦前の遊郭がそのままに残っている場所です。真昼間に男３人　ふらふらと散歩。 こんな時間に歩いて　感じるものがあるのだろうか…と思ったが、 なかなかどうして趣がある。 それぞれの店は、それぞれの屋号の看板がある小さな木造二階建て。 一階部分は顔見せの場所になっていて、面白いのは通りに対して　間口が垂直に面しているところ。 わざわざ覗き込まなくても、よく見えるようにという造りなのでしょう。 昼と言うのに、１間ほどの玄関の中には、怪しい照明があたっていて、 その真ん中にお姉さんが座布団に座っていて、脇には、客引き役のオバちゃんが椅子に腰掛けています。 そういう店が…数十件も。 風営法の強化で、この手の商売は、かなり縮小されたと聞かされていたのですが、 ここは、治外法権なのでしょうか？ 大正初期に開かれたという飛田遊郭は、街全体が文化財の風格。もちろん売春防止法があるために、おおっぴらな売春活動は出来ないので、「小料理屋」という名目で営業しているそうなのですが、 それでも、どの店も堂々と営業されています。不思議だ。 興味で料金システムを聞くと、かなりの高額…いまどきこの料金で成り立つものなのか？ これも、不思議だ。  ほんとうは、そのあたりを、客引きのおばちゃんに聞きたかったのですが、 ひやかしはエライ目に合うということらしいので、遠慮しました。  利用させていただく機会はないと思いますが、この不思議…いつか、調べてみたいと思います。  散歩は、山谷や寿町が裸足で逃げ出すといわれる 日本最大最強の労働者地区「西成　あいりん」へと向かう。 「ここから　空気がかわりますから」 と岩田さんに言われたのだが、ほんとうに変った。体感温度が低くなったようだ。 ほんとうは、三角公園まで探検したかったのだが…いちおうスーツ姿の自分が　風景から浮きまくっているのがわかり、遠慮せざる負えない。 無気力の威圧とでもいうのか、目を合わせたわけでもないのに、そこの住人やたむろする労働者から、拒絶を感じる。  職業安定所の前も、「ボクはただ歩いているだけですよお～」 と今は、素通りするしかない。残念だ。 マカオも九龍も　NYのABCアベニューも　ロンドンやリオの裏街も　…爆弾と地雷の恐怖さえなければ　どこでも大丈夫と自負している自分だが、ここはそうもいかない。 同じ日本人のせいだと感じる。 しかし　くやしいので　ここも身なりを整えて（笑）　カメラを片手に　いつかかならずリベンジと決めた。  ここ、「あいりん総合センター」のシャッターが上がるのは午前５時で、それ以前に下請けや孫請け企業の手配師がやってくるらしい、 １日の求人は２０００人位で、これに対して求職の労働者は約１０倍。  手配師が真っ先に声をかけるのは、４０代の若手層ばかりで、ご年配の労働者は「おこぼれ」を待つということになるらしい。  センターというか、大きな倉庫のような建物の前には、労務者が等間隔で　座っていた。  我々の少し前を　女性が歩いている。どうみても　体にぴっちぴちの寝巻き姿である、　茶髪に買い物のビニール袋を片手に　…そのうちに携帯を手に取る。  「今日は　仕事行くって　いうたなあ～　　なんで　パチンコ屋におんねん？！」 　おおっ～きたあ！！ 「はあ～知らんわ！うちは忙しいねん。！あほ！死ね！」 追い越すに追い越せず…男３人　彼女の歩調に併せて　後ろを歩く。  「ボケ！カスゥ！　だから　知らんわ！　電話してくんな！」 「もう　聞き飽きたわ！　…うるさい！　ボケ！　カス！」 新今宮駅前の横断歩道を渡り　彼女とはさよなら。   「もんやさん　どこでもあんなんじゃ　　ないですわ　ここだから　特別」 と岩田さんがこっそりと耳打ちする。 でも、ボクは、一度でいいから、あんな風に叱られたい…となぜか思ってしまった。 気持ちよいだろうなあ…と。  「じゃんじゃん横丁」は串揚げブームが続いている。ここは２回目ですが、日曜日の賑わいは　相当で、有名な串揚げやさんの前には長蛇の列。 そこまで味が違うのか？と思うが、食べないで論じるのは反則なので、ここもいつか来れたらいいなあと思った。 しかし、このあたりの店の作りは　派手さが色っぽいなあと　つくづく思う。 看板文字のフレーズはもちろん　書体や色使い　すべてに調和が取れていて、 その下世話なきわどさに　センスを感じてしまう、 歌舞伎町あたりのネオンの洪水とは　同じ「煽り」でもだいぶんと違う。 目にうるさくなく、気持ちよくはいってくる。 東京のそれは　どこまでも無機質でつめたい派手さ　…この違いは大きいなあと思う。  岩田さんのもと部下であった　日置君の家に泊めていただいた。 男２人　銭湯に…いやあ気持ちのよくひなびたお湯処で　なんとも最高でした。 大阪も梅田あたりから離れると　非常に静かで、落ち着く場所があることを知りました。 最後の夜は　十三なる場所に言ったのですが　ここも面白かった。 あまり東京と比べるのもなんですが、大阪のよさは　嘘っぽくないところ　ですね。 そりゃ　みんないろいろ事情がありましょうが、　あまりカッコウつけず　本質的に生きています…というスタイルが　気持ちよいです。 岩田さん　日置君　ありがとうでした。  </summary>
    <content type="text">岩田さんの仕事の手伝いで、大阪に行ってきた。めっきり涼しくなった関東とは違い、まだまだ暑い。大阪は、サラリーマン時代に、仕事で、何度も訪れているのですが、大概は、支社で打ち合わせしてお客さんのところに行き…あとは梅田とかで飲んで…ほなさいなら！ って強行軍ばかりで、まともに観光なんてしたことがなかった。 そんな僕を楽しませようと、 「もんやさんに見せたい場所がある…」と、関空から、バスに乗って岩田さんに連れてこられた。 そこは、大阪天王寺近くの飛田新地…。現在でも戦前の遊郭がそのままに残っている場所です。真昼間に男３人　ふらふらと散歩。 こんな時間に歩いて　感じるものがあるのだろうか…と思ったが、 なかなかどうして趣がある。 それぞれの店は、それぞれの屋号の看板がある小さな木造二階建て。 一階部分は顔見せの場所になっていて、面白いのは通りに対して　間口が垂直に面しているところ。 わざわざ覗き込まなくても、よく見えるようにという造りなのでしょう。 昼と言うのに、１間ほどの玄関の中には、怪しい照明があたっていて、 その真ん中にお姉さんが座布団に座っていて、脇には、客引き役のオバちゃんが椅子に腰掛けています。 そういう店が…数十件も。 風営法の強化で、この手の商売は、かなり縮小されたと聞かされていたのですが、 ここは、治外法権なのでしょうか？ 大正初期に開かれたという飛田遊郭は、街全体が文化財の風格。もちろん売春防止法があるために、おおっぴらな売春活動は出来ないので、「小料理屋」という名目で営業しているそうなのですが、 それでも、どの店も堂々と営業されています。不思議だ。 興味で料金システムを聞くと、かなりの高額…いまどきこの料金で成り立つものなのか？ これも、不思議だ。  ほんとうは、そのあたりを、客引きのおばちゃんに聞きたかったのですが、 ひやかしはエライ目に合うということらしいので、遠慮しました。  利用させていただく機会はないと思いますが、この不思議…いつか、調べてみたいと思います。  散歩は、山谷や寿町が裸足で逃げ出すといわれる 日本最大最強の労働者地区「西成　あいりん」へと向かう。 「ここから　空気がかわりますから」 と岩田さんに言われたのだが、ほんとうに変った。体感温度が低くなったようだ。 ほんとうは、三角公園まで探検したかったのだが…いちおうスーツ姿の自分が　風景から浮きまくっているのがわかり、遠慮せざる負えない。 無気力の威圧とでもいうのか、目を合わせたわけでもないのに、そこの住人やたむろする労働者から、拒絶を感じる。  職業安定所の前も、「ボクはただ歩いているだけですよお～」 と今は、素通りするしかない。残念だ。 マカオも九龍も　NYのABCアベニューも　ロンドンやリオの裏街も　…爆弾と地雷の恐怖さえなければ　どこでも大丈夫と自負している自分だが、ここはそうもいかない。 同じ日本人のせいだと感じる。 しかし　くやしいので　ここも身なりを整えて（笑）　カメラを片手に　いつかかならずリベンジと決めた。  ここ、「あいりん総合センター」のシャッターが上がるのは午前５時で、それ以前に下請けや孫請け企業の手配師がやってくるらしい、 １日の求人は２０００人位で、これに対して求職の労働者は約１０倍。  手配師が真っ先に声をかけるのは、４０代の若手層ばかりで、ご年配の労働者は「おこぼれ」を待つということになるらしい。  センターというか、大きな倉庫のような建物の前には、労務者が等間隔で　座っていた。  我々の少し前を　女性が歩いている。どうみても　体にぴっちぴちの寝巻き姿である、　茶髪に買い物のビニール袋を片手に　…そのうちに携帯を手に取る。  「今日は　仕事行くって　いうたなあ～　　なんで　パチンコ屋におんねん？！」 　おおっ～きたあ！！ 「はあ～知らんわ！うちは忙しいねん。！あほ！死ね！」 追い越すに追い越せず…男３人　彼女の歩調に併せて　後ろを歩く。  「ボケ！カスゥ！　だから　知らんわ！　電話してくんな！」 「もう　聞き飽きたわ！　…うるさい！　ボケ！　カス！」 新今宮駅前の横断歩道を渡り　彼女とはさよなら。   「もんやさん　どこでもあんなんじゃ　　ないですわ　ここだから　特別」 と岩田さんがこっそりと耳打ちする。 でも、ボクは、一度でいいから、あんな風に叱られたい…となぜか思ってしまった。 気持ちよいだろうなあ…と。  「じゃんじゃん横丁」は串揚げブームが続いている。ここは２回目ですが、日曜日の賑わいは　相当で、有名な串揚げやさんの前には長蛇の列。 そこまで味が違うのか？と思うが、食べないで論じるのは反則なので、ここもいつか来れたらいいなあと思った。 しかし、このあたりの店の作りは　派手さが色っぽいなあと　つくづく思う。 看板文字のフレーズはもちろん　書体や色使い　すべてに調和が取れていて、 その下世話なきわどさに　センスを感じてしまう、 歌舞伎町あたりのネオンの洪水とは　同じ「煽り」でもだいぶんと違う。 目にうるさくなく、気持ちよくはいってくる。 東京のそれは　どこまでも無機質でつめたい派手さ　…この違いは大きいなあと思う。  岩田さんのもと部下であった　日置君の家に泊めていただいた。 男２人　銭湯に…いやあ気持ちのよくひなびたお湯処で　なんとも最高でした。 大阪も梅田あたりから離れると　非常に静かで、落ち着く場所があることを知りました。 最後の夜は　十三なる場所に言ったのですが　ここも面白かった。 あまり東京と比べるのもなんですが、大阪のよさは　嘘っぽくないところ　ですね。 そりゃ　みんないろいろ事情がありましょうが、　あまりカッコウつけず　本質的に生きています…というスタイルが　気持ちよいです。 岩田さん　日置君　ありがとうでした。  </content>
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    <title>中村君と出会った &lt;紋谷のソコヂカラ&gt;</title>
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    <updated>2009-09-05T21:47:00+09:00</updated>
    <published>2009-09-05T22:11:12+09:00</published>
    <modified>2009-09-05T22:11:12+09:00</modified>
    <summary>東北大学 マスター1年 中村君は 珊瑚の研究をしている理学研究課地学専攻…地学なのにどうして珊瑚なのかといえば、珊瑚や貝の死骸は、堆積して海底で「地」となるからだ。 石灰岩の地質も元は、珊瑚礁なのです。 ひょうんなことで、話をすることになた。聞けば、夏中、民宿に素泊まりで泊り込み、毎日 ひとりで海に潜り 海水を採取し、 宿の自分の部屋に持ち込んで 解析しているという。出身は岩手 盛岡一高 。妹と弟も 未だ、脛かじり のため、自分は両親に負担をかけまいと バイトして 奨学金で学んでいるが…今の研究の先に自分の目指すポジションが得られるか不安だという。いっそのこと、就活してしまおうかと悩みながら …今は、この珊瑚の繁殖を、地質学の見地で考察するフィールドワークに立ち向かう毎日。ロクなものを食べてないようなので呑みに誘い 肉を食わせ 酒を呑ませた 。卒論の話し…研究テーマの話し…リタイアしてもなお、若い頃、果たせなかった夢のために勉強をしているというオヤジさんを尊敬している話し… 就職の話し…彼女が出来ない話し…いろいろ話した。 「稲見一良を知っていますか？」と聞かれ、僕がもっとも好きな小説家のひとりだったので、 「もちろん」…と盛り上がった。 和田誠　村上春樹　大沢在冒　が好きだという。 ハードボイルドな主人公に会うと、影響を受けちゃうんです…と笑う。まだまだ、読んでみたいのだけど、大学には、同じジャンルを好きな友達が いない…というので、ここは、一番、同好の先輩が人肌脱ぎましょう…と古本屋を一緒に回ることにした。 四半世紀も歳が離れているのに…好きなものが同じと言うのは距離が縮まるものです。  大学では、ワンダーフォーゲル部に所属している。現在は、マスターなので、正確にはOB.。山が好きで、よくトライするという。体型は完全な逆三角、二の腕の圧は相当なトレーニング賜物とみた。 部は、もうすぐ５０周年の伝統あるクラブながら、最近は新入部委員の獲得に苦労しているという。 女子が入ってくれると盛り上がるんですが…というが、部の活動はかなりハード。入部して後に20Kg（ひとによる）前後の荷物を背負い、何Kmも行軍、体力はもちろん、精神力がなければ続けられない。 「もっと楽なプログラムにしてあげないと、女の子は敬遠するんじゃないの？」 「でも、それがうちの伝統ですから、　曲げるわけにはいかないんです」 体はすごいが、顔は優しい。 シャイ…という形容が彼ほど当てはまる子は、そうはいないのではと感じた。「相手の目を見て話しなさい」 「…よく言われるんですよ、でもなかなかできない」 「…ボクもそうだったから、コツを教えよう…」 「見すぎてはイケナイんですよね…失礼になるって…」 「違う違う気にすんな…目に気持ちを込めなきゃ、　なんも伝わらんよ…」 別れの日… 自転車で見送りに来てくれた 少し照れた顔で…これ……どうぞ…と言うモダマ……南から流れ着いた大きなエンドウ豆の種…を お守りになると 手書きのメッセージとともに差し出す …もんやさんを夜の海に連れて行きたかった…とうれしいことを言う ちなみに「夜の海へ」とは、浜を散歩…という意味ではなく、沖までいっしょに潜りましょう…ということ。「海ホタル見たことありますか？…　ほんとうにすごくきれいで…　見上げる満点の星は言葉を忘れるんですよ」 とうれしそうに語る。 少し、僕の目を見て話してくれるようになった。次回必ず…と再開の約束をして別れた何かしてあげたくなる若者に遇うとうれしくなるこちらこそありがとう。　力をもらいましたよ。  また、かならず　どこかで。</summary>
    <content type="text">東北大学 マスター1年 中村君は 珊瑚の研究をしている理学研究課地学専攻…地学なのにどうして珊瑚なのかといえば、珊瑚や貝の死骸は、堆積して海底で「地」となるからだ。 石灰岩の地質も元は、珊瑚礁なのです。 ひょうんなことで、話をすることになた。聞けば、夏中、民宿に素泊まりで泊り込み、毎日 ひとりで海に潜り 海水を採取し、 宿の自分の部屋に持ち込んで 解析しているという。出身は岩手 盛岡一高 。妹と弟も 未だ、脛かじり のため、自分は両親に負担をかけまいと バイトして 奨学金で学んでいるが…今の研究の先に自分の目指すポジションが得られるか不安だという。いっそのこと、就活してしまおうかと悩みながら …今は、この珊瑚の繁殖を、地質学の見地で考察するフィールドワークに立ち向かう毎日。ロクなものを食べてないようなので呑みに誘い 肉を食わせ 酒を呑ませた 。卒論の話し…研究テーマの話し…リタイアしてもなお、若い頃、果たせなかった夢のために勉強をしているというオヤジさんを尊敬している話し… 就職の話し…彼女が出来ない話し…いろいろ話した。 「稲見一良を知っていますか？」と聞かれ、僕がもっとも好きな小説家のひとりだったので、 「もちろん」…と盛り上がった。 和田誠　村上春樹　大沢在冒　が好きだという。 ハードボイルドな主人公に会うと、影響を受けちゃうんです…と笑う。まだまだ、読んでみたいのだけど、大学には、同じジャンルを好きな友達が いない…というので、ここは、一番、同好の先輩が人肌脱ぎましょう…と古本屋を一緒に回ることにした。 四半世紀も歳が離れているのに…好きなものが同じと言うのは距離が縮まるものです。  大学では、ワンダーフォーゲル部に所属している。現在は、マスターなので、正確にはOB.。山が好きで、よくトライするという。体型は完全な逆三角、二の腕の圧は相当なトレーニング賜物とみた。 部は、もうすぐ５０周年の伝統あるクラブながら、最近は新入部委員の獲得に苦労しているという。 女子が入ってくれると盛り上がるんですが…というが、部の活動はかなりハード。入部して後に20Kg（ひとによる）前後の荷物を背負い、何Kmも行軍、体力はもちろん、精神力がなければ続けられない。 「もっと楽なプログラムにしてあげないと、女の子は敬遠するんじゃないの？」 「でも、それがうちの伝統ですから、　曲げるわけにはいかないんです」 体はすごいが、顔は優しい。 シャイ…という形容が彼ほど当てはまる子は、そうはいないのではと感じた。「相手の目を見て話しなさい」 「…よく言われるんですよ、でもなかなかできない」 「…ボクもそうだったから、コツを教えよう…」 「見すぎてはイケナイんですよね…失礼になるって…」 「違う違う気にすんな…目に気持ちを込めなきゃ、　なんも伝わらんよ…」 別れの日… 自転車で見送りに来てくれた 少し照れた顔で…これ……どうぞ…と言うモダマ……南から流れ着いた大きなエンドウ豆の種…を お守りになると 手書きのメッセージとともに差し出す …もんやさんを夜の海に連れて行きたかった…とうれしいことを言う ちなみに「夜の海へ」とは、浜を散歩…という意味ではなく、沖までいっしょに潜りましょう…ということ。「海ホタル見たことありますか？…　ほんとうにすごくきれいで…　見上げる満点の星は言葉を忘れるんですよ」 とうれしそうに語る。 少し、僕の目を見て話してくれるようになった。次回必ず…と再開の約束をして別れた何かしてあげたくなる若者に遇うとうれしくなるこちらこそありがとう。　力をもらいましたよ。  また、かならず　どこかで。</content>
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    <title>とにかく黙って、観るべし　読むべし &lt;紋谷のソコヂカラ&gt;</title>
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      <name>Monya-United</name>
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    <updated>2009-08-19T21:44:00+09:00</updated>
    <published>2009-08-19T21:45:26+09:00</published>
    <modified>2009-08-19T21:50:55+09:00</modified>
    <summary>８月１７日　月曜日　…お盆休みが終わったのと同時に…風が変わりました。 日差しは、まだまだ夏の勢いがあるのに、蝉もじゃんじゃん鳴いているのに…感じる風が涼しくなってしまった。 季節の変わり目の中で、僕は、この瞬間がいちばん悲しい。 他の季節は、なんとなく終わり、なんとなくそれなりに、次の季節がやってくる感じなのに、 夏の終わりは、わかりやすく訪れる。 そこがまたなんとも悲しい。 そのうちに、秋の気配が色濃くなってきました…なんて言い始めるのだろうが、 この風の変わり目を感じると、もう、僕の気持ちは充分、秋となってしまいます。 これから年末大晦日までの季節は、嫌いではないのですが、また１年も夏を待たなければならないと思うと、どうにも悲しい。 いっそのこと歳が改まったら、梅雨に入り、２月からまた夏になればと思う。 そもそも、正月から３月までは、どうにも白っちゃけていて、盛り上がりに欠けるし、 春…と持てはやすが、自然界はまだ寝ている最中に、狂い花「桜」で強引に盛り上げてもそれほどの感慨はないのではないか。 どうしても　というなら　桜は　元旦あたりで　ばあっ！！　とおめでたく咲いてもらってもいい。 とにかく　桜が散ったら　すぐ梅雨で…　また夏…とならないものか。 こんなくだらないことを真剣に考えるほど、この風の変わり目は悲しい。休みが終わり、会社に行きたくないなあ…と思って、行き始めると…それはそれでまた変らぬ日常。 …で　また週末。　そんな週末は、お出かけしないでご自宅で楽しみませんか。  ◆◆◆ 「故郷の香り」　という中国映画　 中国現代文学の巨人…莫言（モォ・イェン）の原作とか、「山の郵便配達」のフォ・ジェンチィが監督…とか、まあそういう注釈を書けばキリがあるいませんが、そんなことは、ネットで適当に調べてください。 そんな注釈とは、関係なくこの映画は素晴らしい作品です。僕は、見終わって、しばらくの間、ボーっとしてしまいました。 中国映画をアンディーラウやジェットリーや金城 武だけだと思っているのは大きな間違いです。 最近の「ラストコーション」　や　「エグザイル/絆」　なんかを観た人はもうご存知だと思いますが、 今の中国映画は、とてもいい感じです。 閉鎖状態が長かったせいで、表現の自由や技術レベルが、韓国よりは遅れていましたが、ここにきて、見事に進化されています。 ああ…そういう注釈はどうでもいいですね。  ある青年が、故郷に帰郷します。　そこから物語りははじまります。そんでもって、初恋の女性とすれ違います。 初恋の女性は、もう故郷の村で結婚していて、女の子の母親でもあります。 その旦那が　香川照之…そうあの日本人俳優。 青年は、彼女の家を訪ねます。 香川扮する夫は言葉が喋れません。　貧しい暮らしです。 そこまで見せて、映画は３人がまだ若かった頃（といっても数年前）を描いてゆきます。 …細かく書いてしまうと申し訳ないし、あの空気感を表すなんて無理なので止めます。 とにかく、ラストまで観て欲しい。　絶対に損はありません。  ◆◆◆ 「悪い男」　という韓国映画 これは、すごいです。　 キム・ギドクは、べネチュアに出した「受取人不明」から評価を得た監督ですが、こちらは薦めません。 戦争の影と地方のあり方みたいなメッセージが中途半端で、出来損ないのATG映画のような陰湿な猥雑さが、まだ消化されていない感じ。でもわずか１年で「ここまで進化するのか！」という驚きの完成度が、この「悪い男」。 ヤクザな男がお嬢さんを見初めます。 お嬢さんを嵌めて、売春婦にしてしまいます。その展開にびっくり。 女は、男を憎みます。でも、それでも男は純愛です。 話の真ん中まで、男はひとことも喋りません（ギドク作品にはこういうの多い・笑）…でも、その理由がわかります　ここでびっくり。 男は女を逃がします。 でも、女は戻ります。なぜ？…このあたりの心象描写と女優の演技はすごいです。 売春宿の小部屋　マジックミラー　雨の日の花の鉢植え…　映像も素敵です。 人のいない海岸で、少しファンタジーな仕掛けが　見る側を惑わせます…こういう仕掛けもお洒落。 この映画、日本の監督さんや脚本家なら、「ここで終わりにするだろう」というシーンが２回あります。 でもギドクはそこでは　…そこでも終わらせません。 ラスト…これまた　なかなか　「悪い男」 ちょっと余談ですが、 最後の最後走り去るトラックを空撮で引きで…の絵　…エンドロールにつながる　このセンスは　そうとうにお洒落です。  ◆◆◆  「最も遠い銀河」　白川道　小説  「1Q84」も「運命の人」も「鷺と雪」も「骸骨ビルの庭」も…それぞれに楽しませてはいただきましたが、いまひとつ消化不良でした。 そんな中、文句なしに　今年のいまのところのNo1はこの作品。 主人公の幼少期や　過去のトラウマが　物語の軸をなす　…こういう作品を　僕は「砂の器系」と呼んでいますが、この「最も遠い銀河」もジャンルは砂器系。 作者　白川氏曰く　「自分が面白いと思うことが、読者と合致しなければ止めるだけ」「生活のために本は書かない」 さすが、もと犯罪人（笑） しかし、ほんとうに面白いので恐れ入ってしまいます。 ストーリィーは才能にも容姿にも恵まれた建築士と　小樽のリタイアした元刑事　この２人の話が、テレコで展開します。 主人公はもちろん　脇に出てくる登場人物が　みんな魅力的で…総がかりで話を盛り上げてくれるもんだから　困ります（笑） 実は、途中から、このもと刑事のおっさん　…どうしてここまで、この事件に執着するんだ…と思えて仕方なかったのですが、ラスト近くのあるシーン　「５００円玉のシーン」と呼びましょう　このシーンの話の進め方で　そんなフラストレーションも吹っ飛んでしまいました。  上下段で１０００枚を優に超える文章量で　この面白さ　…ありがとうございました。 </summary>
    <content type="text">８月１７日　月曜日　…お盆休みが終わったのと同時に…風が変わりました。 日差しは、まだまだ夏の勢いがあるのに、蝉もじゃんじゃん鳴いているのに…感じる風が涼しくなってしまった。 季節の変わり目の中で、僕は、この瞬間がいちばん悲しい。 他の季節は、なんとなく終わり、なんとなくそれなりに、次の季節がやってくる感じなのに、 夏の終わりは、わかりやすく訪れる。 そこがまたなんとも悲しい。 そのうちに、秋の気配が色濃くなってきました…なんて言い始めるのだろうが、 この風の変わり目を感じると、もう、僕の気持ちは充分、秋となってしまいます。 これから年末大晦日までの季節は、嫌いではないのですが、また１年も夏を待たなければならないと思うと、どうにも悲しい。 いっそのこと歳が改まったら、梅雨に入り、２月からまた夏になればと思う。 そもそも、正月から３月までは、どうにも白っちゃけていて、盛り上がりに欠けるし、 春…と持てはやすが、自然界はまだ寝ている最中に、狂い花「桜」で強引に盛り上げてもそれほどの感慨はないのではないか。 どうしても　というなら　桜は　元旦あたりで　ばあっ！！　とおめでたく咲いてもらってもいい。 とにかく　桜が散ったら　すぐ梅雨で…　また夏…とならないものか。 こんなくだらないことを真剣に考えるほど、この風の変わり目は悲しい。休みが終わり、会社に行きたくないなあ…と思って、行き始めると…それはそれでまた変らぬ日常。 …で　また週末。　そんな週末は、お出かけしないでご自宅で楽しみませんか。  ◆◆◆ 「故郷の香り」　という中国映画　 中国現代文学の巨人…莫言（モォ・イェン）の原作とか、「山の郵便配達」のフォ・ジェンチィが監督…とか、まあそういう注釈を書けばキリがあるいませんが、そんなことは、ネットで適当に調べてください。 そんな注釈とは、関係なくこの映画は素晴らしい作品です。僕は、見終わって、しばらくの間、ボーっとしてしまいました。 中国映画をアンディーラウやジェットリーや金城 武だけだと思っているのは大きな間違いです。 最近の「ラストコーション」　や　「エグザイル/絆」　なんかを観た人はもうご存知だと思いますが、 今の中国映画は、とてもいい感じです。 閉鎖状態が長かったせいで、表現の自由や技術レベルが、韓国よりは遅れていましたが、ここにきて、見事に進化されています。 ああ…そういう注釈はどうでもいいですね。  ある青年が、故郷に帰郷します。　そこから物語りははじまります。そんでもって、初恋の女性とすれ違います。 初恋の女性は、もう故郷の村で結婚していて、女の子の母親でもあります。 その旦那が　香川照之…そうあの日本人俳優。 青年は、彼女の家を訪ねます。 香川扮する夫は言葉が喋れません。　貧しい暮らしです。 そこまで見せて、映画は３人がまだ若かった頃（といっても数年前）を描いてゆきます。 …細かく書いてしまうと申し訳ないし、あの空気感を表すなんて無理なので止めます。 とにかく、ラストまで観て欲しい。　絶対に損はありません。  ◆◆◆ 「悪い男」　という韓国映画 これは、すごいです。　 キム・ギドクは、べネチュアに出した「受取人不明」から評価を得た監督ですが、こちらは薦めません。 戦争の影と地方のあり方みたいなメッセージが中途半端で、出来損ないのATG映画のような陰湿な猥雑さが、まだ消化されていない感じ。でもわずか１年で「ここまで進化するのか！」という驚きの完成度が、この「悪い男」。 ヤクザな男がお嬢さんを見初めます。 お嬢さんを嵌めて、売春婦にしてしまいます。その展開にびっくり。 女は、男を憎みます。でも、それでも男は純愛です。 話の真ん中まで、男はひとことも喋りません（ギドク作品にはこういうの多い・笑）…でも、その理由がわかります　ここでびっくり。 男は女を逃がします。 でも、女は戻ります。なぜ？…このあたりの心象描写と女優の演技はすごいです。 売春宿の小部屋　マジックミラー　雨の日の花の鉢植え…　映像も素敵です。 人のいない海岸で、少しファンタジーな仕掛けが　見る側を惑わせます…こういう仕掛けもお洒落。 この映画、日本の監督さんや脚本家なら、「ここで終わりにするだろう」というシーンが２回あります。 でもギドクはそこでは　…そこでも終わらせません。 ラスト…これまた　なかなか　「悪い男」 ちょっと余談ですが、 最後の最後走り去るトラックを空撮で引きで…の絵　…エンドロールにつながる　このセンスは　そうとうにお洒落です。  ◆◆◆  「最も遠い銀河」　白川道　小説  「1Q84」も「運命の人」も「鷺と雪」も「骸骨ビルの庭」も…それぞれに楽しませてはいただきましたが、いまひとつ消化不良でした。 そんな中、文句なしに　今年のいまのところのNo1はこの作品。 主人公の幼少期や　過去のトラウマが　物語の軸をなす　…こういう作品を　僕は「砂の器系」と呼んでいますが、この「最も遠い銀河」もジャンルは砂器系。 作者　白川氏曰く　「自分が面白いと思うことが、読者と合致しなければ止めるだけ」「生活のために本は書かない」 さすが、もと犯罪人（笑） しかし、ほんとうに面白いので恐れ入ってしまいます。 ストーリィーは才能にも容姿にも恵まれた建築士と　小樽のリタイアした元刑事　この２人の話が、テレコで展開します。 主人公はもちろん　脇に出てくる登場人物が　みんな魅力的で…総がかりで話を盛り上げてくれるもんだから　困ります（笑） 実は、途中から、このもと刑事のおっさん　…どうしてここまで、この事件に執着するんだ…と思えて仕方なかったのですが、ラスト近くのあるシーン　「５００円玉のシーン」と呼びましょう　このシーンの話の進め方で　そんなフラストレーションも吹っ飛んでしまいました。  上下段で１０００枚を優に超える文章量で　この面白さ　…ありがとうございました。 </content>
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    <id>http://www.monya-united.org,blog/3/86</id>
    <title>夏の不条理　 &lt;紋谷のソコヂカラ&gt;</title>
    <link href="http://www.monya-united.org/blog_detail/id=86"/>
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      <name>Monya-United</name>
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    <updated>2009-08-10T09:39:00+09:00</updated>
    <published>2009-08-10T09:47:02+09:00</published>
    <modified>2009-08-10T09:47:02+09:00</modified>
    <summary>天候が、異常なせいなのか。月が太陽を隠してしまったせいなのか… ここのところ、　普通ではない出来事や、有名人の唐突な訃報が、連日、報道され、どうも　なんというか　落ち着かない。  中学時代に　カミューの異邦人を読んで　主人公ムルソーの行動がさっぱり理解できないまま書いた夏休みの読書感想文をなんとなく思い出した。 「太陽が　まぶしい　からって　他人を殺めていたら、　夏は誰もいなくなってしまう　」とかなんとか　そういうことを書いた。 現国の鈴木光子先生は、「不条理って　感じ　わかる？」　と聞かれ、「　そういうのは　ごまかしなんではないか　」と答え、笑われた思い出をなんとなく思い出した。 社会に出てから（ボクの場合は　東京に来てからの方が近いか）さまざまな不条理と思われる出来事にぶつかるたびに…すべてが　理のあるがままにあるわけではなく、　なんだかわかんないけど　世の中は未完成なものだから、いくら突き詰めても　“それが正しい”ってことはないんだ などと、納得した（つもり）で　生きてきて、　この歳になっても、自分に言い訳するときに、都合よくそう解釈している。 しかし　世の中　不条理で満ちている。  ノリピーの失踪に衝撃を受けた。 「マンモスラッピイ」には、まったく同調できなかったが、「うさぎって…寂しいと…死んじゃうんだよ…」　この台詞は、おまえはウサギなのか！？…と突っ込む隙を与えず、心に突き刺さり、彼女の純粋で無垢なイメージは、絶対普遍なものと僕の中では定着した。 ちなみに、ファンではない。 ファンではないが、「よいイメージのまま机にしまった」そういう存在。 そういうようなことを、若い女性に話すと、 「…はあ？…あの娘は　はじめから胡散臭い臭いが　プンプンあったじゃない！気がつかなかったの？」なんてことを言われた。 そうか？そうなのか？…おかしい　不条理だ…　 事件の真相は　暴かないでくれ　「藪の中に…」でいい。　うさぎは白いままで…。  音楽業界では、最近、CD購入世代を見越して、往年のバンドが、ぞくぞくと再結成をしている。 バンドに限らず、おっさんシンガーの活躍も然り…往年のスターが　昔のご自身のヒット曲を　今のお歳で歌われると…どうも落ち着かない。 声が違い…ノリが違い…サビなど、音程を落とし、歌われたりすると　余計に違和感を感じ、やっぱり　ボクは、あの時代の　あの声が好きであって、今、歌われても　逆にがっかりだなあ…と感じる。 そんな中、忌野清志郎さんを聴き直してみた。 「雨上がりの夜空に」と「OH! RADIO」　 テーマの変化、もちろんある。　とんがったメッセージが、応援歌になっている…そういう違いは抜きにして、メロディーやリズムに限れば昔は昔、今は今で　自分の最高のパフォーマンスに仕上げている感じがよくわかる。時代を経てもかすれない力を感じるのです。 理由は、かんたん。歌い続けているからなのでしょうが、歌い続けることが出来ていることは即ち、それだけ一線にいることができる力を維持していたということで、その意味でもすごい人だなあ…と思う。 「こんな夜に発射できない…」　ここにも不条理が　これほどの不条理が…（笑） 大原麗子さんの、人生が報道されている。天然のおおらかさ…わがままさ　みたいなことを。ボクが、芸能マネージャーとしてある大御所の付き人をしていたのは…もう２５年ほど前の話し。 忘れもしない初仕事は、渋谷PARCO劇場の舞台でした。 門前仲町の稽古場での練習期間を終え、ゲネプロ前から　渋谷入り…ちょうどいま頃の季節。 「カサノバ８5’」　暴君カサノバが、現代のニューヨークで復活したら…というお話し。 主演は　「おい！ちーぼー」の石立鉄男さん　脇に川崎麻世君　西岡徳馬さん　などなど演出は福田陽一郎先生 わがボスは…東宝のニューフェイス　宝田　明　 同じ年の２月　「愚かな女」で夏目雅子さんと競演していて、ボクはどうにもこうにも夏目雅子ファンでありましたから、もう少し前に　この仕事を始めていたらと…残念でたまりませんでした。 初日の幕が開き　ほどなくしてのシーン　主役の石立さんが　…「オレは　カサノバだあ～」と立ち上がり　叫ぶシーン。 振り上げた手が　勢い余り…石立さんのカツラが客席に飛んでしまう…そんなハプニングがケチのつけ始め。 この劇は、よせばよいのにミュージカル仕立て…テレビでの活躍が多い石立さんは歌が苦手なのです。 舞台でのライブ音は、出番を待ち、準備しているほかの俳優さんの楽屋のスピーカーから流れてきます。 舞台経験の長い、特に歌には自信のある宝田には、そのスピーカーから聞こえてくる音痴？な歌が気に入りません。 聞くほどに、腹が立つご様子。 そうなると、その怒りの矛先は僕に向きます。 「おい！もんや　あの歌止めさせてこい！」 「この靴下は　気に入らない　他のもってこい！」 「おまえは　どうしてそんなにトロイんだ！…ボケ！　カス！」 大御所は、PARCO劇場に車でやってきます。 自分で運転してやってきます。 大御所は、入りの時間もギリギリのため、駐車場に入れていたら、間に合わないタイミングもしばしばで、 そういう時は…僕が公園通りの真ん中あたりで　待ちうけ…彼が車を止め、降りるや否や、運転を替わり駐車場に入れる役です。たとえ、公園通りが、どんなに混んでいても　大御所は気にしません。スモークを張った巨大なキャデラックを堂々と道の真ん中に停め…さっさと降りてしまいます。 真夏の公園通りで　時間を気にしながら、汗だくの３０分　…いつくるかいつくるかと　丸いの交差点を凝視し続け、「きたあ…！！」　見つけるや　僕は走ります。　前が詰まった瞬間に　大御所は　車を止めて降りてしまので、とにかく　見つけて走るのです。 予め　丸いの交差点付近に　いれば？…　いやいや　彼はとにかく、なるべくPARCO劇場近くで降りたいので、前が空いていれば…どんどん公園通りをあがっていってしまうのです。たとえ、交差点付近で　僕を発見しても…お構いなし…「おまえはこんなとこで何をしているにだ！！」と怒鳴れらるだけなのです。 つまり、僕が交差点で待ち受けていても、結局は追いかけて坂を登らねばならず、そうであるならば　坂の上から下って駆けたほうが、まだ楽と言うわけです。 公演４日目に　宝田　石立　川崎とからむシーン。　台本で言うと６Pに渡るシーンで石立さんが台詞を飛ばします。しかも２ページ分…　そこは芸達者な　宝田と川崎…とっさのアドリブで事なきを得ますが… その後が大変　「それみたことか！　だから舞台経験のない役者と組むのは嫌なんだ」　と怒鳴り散らします。 そのシーンの少しあと、舞台の裏手　上下を入れ替える細い通路で　宝田と石立さんがすれ違いました。 暑く狭い通路　…僕は宝田を団扇で扇ぎながら　進んでいました。 石立さんが「さっきは　すいませんでした」と丁寧に頭をさげます。…しかし　大御所　ちらっと一瞥をくれただけ、ほとんど無視をしたまま　行過ぎます。  僕は思いました。その態度はいくらなんでも　ひどいのではないか…と。 同じ舞台の仲間として、人のありようとして…いかがなものかと。 しかし、付き人は虫けらです　虫けらが大御所に　物申すなどありえません。 その晩、夜の公演のあと、僕は石立さんの楽屋を訪ねました。 「今日は、宝田が失礼しました。」と頭をさげ、田舎から届いた新茶を差しあげました。 何日か後、帰りのエレベーターで石立さんとご一緒に… 「おう…君は　宝田さんとこの…このまえは　　ありがとな。　…これやるよ」 …とファンの方々から頂いた大きなダンボールの中から日本酒を二本引き出し　僕に差し出します。 「…あっ！ありがとうございます」 やはり　人と人とは　こういうものなんだ　…と　うれしくなりました。 その晩、次の仕事があったので、いただいた日本酒は　宝田の楽屋にいったん置き、PARCO劇場を後にしました。  翌日は僕が　違う仕事でPARCO劇場には行かず　その翌日… 楽屋に行って見ると　…いただいた日本酒がありません。 あれ…？と思っていると　宝田が現われ　言います。 「…おい　昨日　ここにあった日本酒　　…オレに差し入れだろ　昨日帰って飲んだぞ　…なかなかうまかった」 世の中は不条理で満ちている　絶対に　満ちている。  「…ところで、誰の差し入れだ？」 「…はい…あっ…あれは…」 「なんだ…はっきりしろ！」 「はい　石立さんが　先日のお詫びにと…ボスにいただいたものです」 「…　おっ！　そうか。　あいつもなかなか気が効くなあ　…ちゃんとお礼、言っておけよ…オマエが！」 思い返せばまだ経験も浅く仕事に不慣れなこんな若造の僕…不条理？…なにを言っているのだ １００年早い…そんなことを考える前に、動け、走れ　…なのだなあ。 太陽がまぶしい　夏でありました。</summary>
    <content type="text">天候が、異常なせいなのか。月が太陽を隠してしまったせいなのか… ここのところ、　普通ではない出来事や、有名人の唐突な訃報が、連日、報道され、どうも　なんというか　落ち着かない。  中学時代に　カミューの異邦人を読んで　主人公ムルソーの行動がさっぱり理解できないまま書いた夏休みの読書感想文をなんとなく思い出した。 「太陽が　まぶしい　からって　他人を殺めていたら、　夏は誰もいなくなってしまう　」とかなんとか　そういうことを書いた。 現国の鈴木光子先生は、「不条理って　感じ　わかる？」　と聞かれ、「　そういうのは　ごまかしなんではないか　」と答え、笑われた思い出をなんとなく思い出した。 社会に出てから（ボクの場合は　東京に来てからの方が近いか）さまざまな不条理と思われる出来事にぶつかるたびに…すべてが　理のあるがままにあるわけではなく、　なんだかわかんないけど　世の中は未完成なものだから、いくら突き詰めても　“それが正しい”ってことはないんだ などと、納得した（つもり）で　生きてきて、　この歳になっても、自分に言い訳するときに、都合よくそう解釈している。 しかし　世の中　不条理で満ちている。  ノリピーの失踪に衝撃を受けた。 「マンモスラッピイ」には、まったく同調できなかったが、「うさぎって…寂しいと…死んじゃうんだよ…」　この台詞は、おまえはウサギなのか！？…と突っ込む隙を与えず、心に突き刺さり、彼女の純粋で無垢なイメージは、絶対普遍なものと僕の中では定着した。 ちなみに、ファンではない。 ファンではないが、「よいイメージのまま机にしまった」そういう存在。 そういうようなことを、若い女性に話すと、 「…はあ？…あの娘は　はじめから胡散臭い臭いが　プンプンあったじゃない！気がつかなかったの？」なんてことを言われた。 そうか？そうなのか？…おかしい　不条理だ…　 事件の真相は　暴かないでくれ　「藪の中に…」でいい。　うさぎは白いままで…。  音楽業界では、最近、CD購入世代を見越して、往年のバンドが、ぞくぞくと再結成をしている。 バンドに限らず、おっさんシンガーの活躍も然り…往年のスターが　昔のご自身のヒット曲を　今のお歳で歌われると…どうも落ち着かない。 声が違い…ノリが違い…サビなど、音程を落とし、歌われたりすると　余計に違和感を感じ、やっぱり　ボクは、あの時代の　あの声が好きであって、今、歌われても　逆にがっかりだなあ…と感じる。 そんな中、忌野清志郎さんを聴き直してみた。 「雨上がりの夜空に」と「OH! RADIO」　 テーマの変化、もちろんある。　とんがったメッセージが、応援歌になっている…そういう違いは抜きにして、メロディーやリズムに限れば昔は昔、今は今で　自分の最高のパフォーマンスに仕上げている感じがよくわかる。時代を経てもかすれない力を感じるのです。 理由は、かんたん。歌い続けているからなのでしょうが、歌い続けることが出来ていることは即ち、それだけ一線にいることができる力を維持していたということで、その意味でもすごい人だなあ…と思う。 「こんな夜に発射できない…」　ここにも不条理が　これほどの不条理が…（笑） 大原麗子さんの、人生が報道されている。天然のおおらかさ…わがままさ　みたいなことを。ボクが、芸能マネージャーとしてある大御所の付き人をしていたのは…もう２５年ほど前の話し。 忘れもしない初仕事は、渋谷PARCO劇場の舞台でした。 門前仲町の稽古場での練習期間を終え、ゲネプロ前から　渋谷入り…ちょうどいま頃の季節。 「カサノバ８5’」　暴君カサノバが、現代のニューヨークで復活したら…というお話し。 主演は　「おい！ちーぼー」の石立鉄男さん　脇に川崎麻世君　西岡徳馬さん　などなど演出は福田陽一郎先生 わがボスは…東宝のニューフェイス　宝田　明　 同じ年の２月　「愚かな女」で夏目雅子さんと競演していて、ボクはどうにもこうにも夏目雅子ファンでありましたから、もう少し前に　この仕事を始めていたらと…残念でたまりませんでした。 初日の幕が開き　ほどなくしてのシーン　主役の石立さんが　…「オレは　カサノバだあ～」と立ち上がり　叫ぶシーン。 振り上げた手が　勢い余り…石立さんのカツラが客席に飛んでしまう…そんなハプニングがケチのつけ始め。 この劇は、よせばよいのにミュージカル仕立て…テレビでの活躍が多い石立さんは歌が苦手なのです。 舞台でのライブ音は、出番を待ち、準備しているほかの俳優さんの楽屋のスピーカーから流れてきます。 舞台経験の長い、特に歌には自信のある宝田には、そのスピーカーから聞こえてくる音痴？な歌が気に入りません。 聞くほどに、腹が立つご様子。 そうなると、その怒りの矛先は僕に向きます。 「おい！もんや　あの歌止めさせてこい！」 「この靴下は　気に入らない　他のもってこい！」 「おまえは　どうしてそんなにトロイんだ！…ボケ！　カス！」 大御所は、PARCO劇場に車でやってきます。 自分で運転してやってきます。 大御所は、入りの時間もギリギリのため、駐車場に入れていたら、間に合わないタイミングもしばしばで、 そういう時は…僕が公園通りの真ん中あたりで　待ちうけ…彼が車を止め、降りるや否や、運転を替わり駐車場に入れる役です。たとえ、公園通りが、どんなに混んでいても　大御所は気にしません。スモークを張った巨大なキャデラックを堂々と道の真ん中に停め…さっさと降りてしまいます。 真夏の公園通りで　時間を気にしながら、汗だくの３０分　…いつくるかいつくるかと　丸いの交差点を凝視し続け、「きたあ…！！」　見つけるや　僕は走ります。　前が詰まった瞬間に　大御所は　車を止めて降りてしまので、とにかく　見つけて走るのです。 予め　丸いの交差点付近に　いれば？…　いやいや　彼はとにかく、なるべくPARCO劇場近くで降りたいので、前が空いていれば…どんどん公園通りをあがっていってしまうのです。たとえ、交差点付近で　僕を発見しても…お構いなし…「おまえはこんなとこで何をしているにだ！！」と怒鳴れらるだけなのです。 つまり、僕が交差点で待ち受けていても、結局は追いかけて坂を登らねばならず、そうであるならば　坂の上から下って駆けたほうが、まだ楽と言うわけです。 公演４日目に　宝田　石立　川崎とからむシーン。　台本で言うと６Pに渡るシーンで石立さんが台詞を飛ばします。しかも２ページ分…　そこは芸達者な　宝田と川崎…とっさのアドリブで事なきを得ますが… その後が大変　「それみたことか！　だから舞台経験のない役者と組むのは嫌なんだ」　と怒鳴り散らします。 そのシーンの少しあと、舞台の裏手　上下を入れ替える細い通路で　宝田と石立さんがすれ違いました。 暑く狭い通路　…僕は宝田を団扇で扇ぎながら　進んでいました。 石立さんが「さっきは　すいませんでした」と丁寧に頭をさげます。…しかし　大御所　ちらっと一瞥をくれただけ、ほとんど無視をしたまま　行過ぎます。  僕は思いました。その態度はいくらなんでも　ひどいのではないか…と。 同じ舞台の仲間として、人のありようとして…いかがなものかと。 しかし、付き人は虫けらです　虫けらが大御所に　物申すなどありえません。 その晩、夜の公演のあと、僕は石立さんの楽屋を訪ねました。 「今日は、宝田が失礼しました。」と頭をさげ、田舎から届いた新茶を差しあげました。 何日か後、帰りのエレベーターで石立さんとご一緒に… 「おう…君は　宝田さんとこの…このまえは　　ありがとな。　…これやるよ」 …とファンの方々から頂いた大きなダンボールの中から日本酒を二本引き出し　僕に差し出します。 「…あっ！ありがとうございます」 やはり　人と人とは　こういうものなんだ　…と　うれしくなりました。 その晩、次の仕事があったので、いただいた日本酒は　宝田の楽屋にいったん置き、PARCO劇場を後にしました。  翌日は僕が　違う仕事でPARCO劇場には行かず　その翌日… 楽屋に行って見ると　…いただいた日本酒がありません。 あれ…？と思っていると　宝田が現われ　言います。 「…おい　昨日　ここにあった日本酒　　…オレに差し入れだろ　昨日帰って飲んだぞ　…なかなかうまかった」 世の中は不条理で満ちている　絶対に　満ちている。  「…ところで、誰の差し入れだ？」 「…はい…あっ…あれは…」 「なんだ…はっきりしろ！」 「はい　石立さんが　先日のお詫びにと…ボスにいただいたものです」 「…　おっ！　そうか。　あいつもなかなか気が効くなあ　…ちゃんとお礼、言っておけよ…オマエが！」 思い返せばまだ経験も浅く仕事に不慣れなこんな若造の僕…不条理？…なにを言っているのだ １００年早い…そんなことを考える前に、動け、走れ　…なのだなあ。 太陽がまぶしい　夏でありました。</content>
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