紋谷のソコヂカラ

いーじー らいだー [スポーツ]

投稿日時:2009/08/01(土) 00:40




オバマ大統領が、白人の警官と黒人の教授を、
ホワイトハウスに招待?して、一緒にビールを飲んだ。
 
「 一日の仕事終わりに 男3人がビールを呑んだ…それだけだよ 」
とプレジデントは言う。 
 
事件への発言が、人種問題の論議を巻き起こす騒動になったことに対して…
ここまでやるか…とは思うが、
そのあたりの過敏さは、日本的な感覚では、図れないことであって、
確かに、異例なことではあるが、さすがアメリカンは、打つ手が早く、
分かりやすいパフォーマンスを心得ている。
 
麻生さんが そのあたりのジイサンやバアサンを、
首相官邸に招待?して、
“あのですね…後期高齢者という意味はですね…みなさんが考えている…
あぁ…”その差別的な表現ではないのです”
などと、いいながら焼酎を飲んでも、絵にならない上に、
本質的には効果がない…
 
だから、
「しない…よなあ 官房長官 …」 
とかいうだけで…結局、しない…やっぱりしない。
 
当事者が限定されている出来事なのに、
孕んでいる問題が果てしなく大きいからこその、
この対処法であった…のだろうが、
孕んでいる問題が問題だけに、
「あえて、触れない」と言う選択はあったろうに…、
などと思うのは日本人だからか。
 
あえて火中の栗を拾いに行く…
その行動力に限れば…
ボクは好きであります。
 
息子がいれば、こんなニュースを観た後に、
いっしょに映画を借りに行くだろうなあ…と思う。
 
「ドラゴンボール エボルーション 観たいなあ~」
 
「息子よ…それは間違った選択だ」
 
「どうして?」
 
「亀仙人が チョウ・ユンファだぞ! そんな映画観たいか?」
 
「チョウ・ユンファが誰だか知らないし…」
 
「そうか。あれはもう…君のイメージするドラゴンボールじゃないから」
 
「そうなの?」
 
「ヤムチャとかありえないし…ピッコロに愛がない…
   そこがなにより気に入らない…
   関めぐみちゃんが出ているのはびっくりしたし、
   田村英里子頑張れ…とは思うが…」
 
「…えっ?…父さん観たの?」
 
「…観た…わ…わるいか?…観ないでケチはつけないぞ!」
 
「…じゃあ…なんにするの?」
 
 
ここで、旧作コーナーに連れて行くのであります。
手に取るタイトルは… 「アラバマ物語」と「夜の大捜査戦」
(ひとり言)…いやいや ふたつとも人種問題はきついか…
そうだ!人種問題だけじゃないな…
 
「夜の…」を戻し、アメリカンニューシネマのコーナーに移動する。
 
「おまえいつかは アメリカに行くだろうな」
 
「えっ?…去年行ったよ。」
 
「なに? そうなのか?」
 
「うん。高校の修学旅行で…」
 
「なんだと?修学旅行!? 
   …母さん…そんなことはひと言も…まあいい。…でどこに行った?」
 
「どこって、ディズニーランドとヤンキース」
 
「なに?それでなにを感じた?」
 
「でかい 楽しい… あと、ケーキが甘かった…」
 
「それだけか?」
 
「うん」
 
(ひとり言)…いかん。いかん。これはいかん。
アメリカの本質を分かってないじゃないか。

まずは、「俺たちに明日はない」からか…いやいや
「卒業」か…うーん。

「真夜中のカーボーイ」よりは
「スケアクロウ」の方がが分かりやすいか?
 
「父さん…早くしてよ」
 
(ひとり言)…「タクシードライバー」を昼間に観るというのもなんだし、
「狼たちの午後」もなあ…
「ワイルドバンチ」も…うーん…ドンパチドンパチは、まずは避けて…
 
「それにするの?」
 
「そう。これ!イージーライダー」
 
「面白いの?」
 
「面白くはない」
 
「ええッ~面白くないの?」
 
「面白くはないが…オマエには 観ておいて欲しい映画で、
   こういうところから、アメリカの本質を感じて欲しい」
 
「…それって、この前、読め!って持ってきた 
    ジャックケルアックの『路上』って小説みたいなこと?」
 
「そうだ」
 
「あれも、ぜんぜん面白くなかったよ」
 
「…そうか。父さんも、ぜんぜん面白くなかった(笑)
   …でも、まずは ボーントゥビーワイルドだ」
 
「なにそれ?」
 
「まあ、いい。とにかく観よう…話はそれからだ」
 
 
 
…川崎の友人宅に 招かれた。
 
ひと晩ごやっかいになり、翌朝、送ってもらうことに。
 
「ハーレーダビッドソン ダイナローライダー」 のケツに乗る。
 
このカラーリングは オリオンといって 
世界に200台 日本に3台しかないらしい。
 
その希少性よりも、ハンドルの形状と ピカピカの車体…
なによりエンジン音に圧倒された。
 
排ガス規制の適合で、現行のモデルはキャブから、
インジェクション化され、運転状況に応じた
空熱比の制御で、燃費の向上と環境配慮されているらしい。
 
…でも、そこんところをいじって、…ほらこの音…

「ズドドドド!!!」(あえて形容するとこんな感じ)…

アイドリング時の音…これが最高!

…でもね…ほら 高速に回すと…
とたんに静かになるんですわ。
 
しかし、このハンドルは…なんというか …なに?
 
まるで鉄棒をつかんでいるようだ…
それでも、乗る姿のバランスで見ると、格好いい。
 
チョッパーというのは、ハンドルの形状のことじゃないんですわ。
カスタムするってことの総称。
ハーレー乗りは、自分流にカスタムすることで
楽しんでる人が多いんですよ。
 
 
初の2人乗り…とのことで、後ろのボクとしては、
少しでも運転しやすいように気を使う。
 
特に、信号の多い一般道路では、乗り難いようで、
特に停まる際のブレーキング…は少し怖い。
 
ハーレーは日本のバイクなんかと比べると、
ブレーキの効きが悪いんです。

だって、アメリカ大陸を、旅するバイク…
ちょろちょろ停まる必要もないから、
ブレーキなんて重要じゃないんです。
 
なるほど。
 
むかし、日本のバイクに乗っている時は、
横を他のバイクに抜かれると…
なにをこら!…と追いかけたもんですが、

こいつに乗ってからは…はいはい、
どうぞお先に…って気持ちになれるから不思議ですね。
 
途中、赤いフェラーリが横に並んだ。 

まことにもって対極の極み。
 
向こうのドライバーの心境になってみる。
 
「横にポルシェがきたら死んでも負けない。
   レくサス?…ちゃんちゃらだぜ!
   …おいおい。またエコカーかよ。やる気でねえなあ。
   ……おっ!? ハーレーか…おまえにゃ敵わねえ~ある意味な。」
 
 


ハーレーに乗るようになって、
他の趣味はほとんどしなくなったらしい。
 
僕自身は 乗れないと思う…乗ってはいけないし、
乗るキャラではない。
 
 
でも、こういう人生の楽しみを持っていることはうらやましい…
その姿はまことに格好よかった。
 
 
コミューンもなければ、ドラックもなく、拒絶すら感じない 
…大田区から戸塚までの30分の旅…
 
しばしのジャックニコルソン でありました。

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