
紋谷のソコヂカラ
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全部の都道府県に、行ったことがありますか?
投稿日時:2011/07/11(月) 23:12僕は、昨年 やっと達成しました。
どの県もまだ行けていないエリアが
たくさん残っていますから、
制覇と呼ぶにはおこがましいですが、
それでも、最後の青森県に
足を運んだ時には小さな達成感がありました。
四十を過ぎても、温泉以外に
わざわざ日本のどこかに行こうと思ったことなどなく、
時間があるなら海外だ…
とここまで生きてきた僕が、
全県踏破(適当な言葉がないですね)できたのは、
友人の旅の仕事に便乗出来たおかげでした。
あるテーマが軸になる企画でしたが
訪れるエリアは僕が決めてよい
という話となり、だったらと
ここぞとばかりに行けていない
未踏エリアを推したわけです。
その段階で僕の未踏の県は
島根 鳥取 三重 和歌山 青森 鹿児島
の6県
どこかに行く途中で、思いついて下車して、
ぶらり散策ということができない。
「よし行こう!」と決意しないと
なかなか行く機会のないエリアです。
山陰の2県は 前からその存在は気になっていて
中国地方の北側に張り付き
山陽地方からも山越えになり容易に入れず
こうなんというか陸の孤島として取り残され、
独自の風土が形成されているそんな匂いが漂う場所。
同じ意味で紀伊半島の2県
こちらも 東から西への大動脈からは
外れている上に、半島の中央は険しい山ですから、
最短距離をすいすい行ける場所ではありません。
青森と鹿児島はともに本州の外れ
こちらも 目的がなければ訪れない場所。
そういう意味では残るべくして残った6県なのでした。
僕の場合
境界線(ボーダー)や吹き溜まり どん突き
こういう場所になぜか妙に惹かれてしまう。。
海外で言えば ボーダーの極みはイスタンブール
…アジアとアフリカとヨーロッパの文化が
行き交い混じり合い、長い年月の間に佇む…
もう、日がなボーっとしているだけでも
嬉しくなるそういう場所です。
吹き溜まりはチェコやボスニア・ヘルツェゴビナ
どん突きはポルトガルの感じ、
南米などは国と国との境界がしっかりしているのに、
全体的にあいまいで
コントラストをあまり感じないので、
境界線や吹き溜まり、
どん突きという観点では語れない気がします。
もちろん こちらは都市部のカオスな
感じがまた違う意味で良いのですが。
話を国内に戻します。
吹き溜まりを期待して島根、鳥取と三重、和歌山
どん突きの果てになにがあるのかを期待して
青森と鹿児島 分けるとこうなります。
ちなみにすべての県に友人がおります。
はい わかってます
吹き溜まりとか どん突きとか ひどいですよね
ごめんなさい差別表現(笑)
…でも、もちろん“良い意味で”ですから
えっ? 良い意味で吹き溜まりって、意味がわからん?
ですって。良い意味ですよ
わが故郷 静岡なんてどう頑張っても
吹きだまらないし どん突きらない …?
東から西から蹂躙され やれ、
「まだ静岡なのか?どんだけ長いんだ!」とか
「うなぎパイは夜のお菓子って…意味わかんね」とか
「毎日うなぎ食ってるだろ」とか
さんざん言われるのです
そのわりには 静岡の人って…
いいひとっぽいと決めつけられ
富士山と伊豆もそうだよね…
うん、もちろん知ってるし、
行ったことあるけど?
…全体的には知らないって県でして、
かなり悲しい立場なのです。
最後に残った4エリア6県
ひと旅ひと旅 なかなか趣のある道行きでした。
なかでも、個人的にいちばんよかったのは
青森です。
昨年の夏 ねぶた祭りにからめたことと、
らっせらー♪ だらけの居酒屋
ひとりで下北半島をバスで巡ったこと
夏の盛りの恐山 イカ釣り港のばあちゃん
やっと行けた寺山修司記念館
酸ケ湯温泉 青荷温泉
ぜんぶまとめて “どん突き”の濃さを感じました。

五能線を逃したので
次回はぜひ西回りでエントリーして、
津軽半島も回りたい。
さて、まあとにもかくにも
これで全県踏破をした もんや。
「それではもんやさん。
あなたが行った日本で、いちばんよかったと思える場所
いちばん好きな場所 何度でも行きたい場所
むしろ住んでもいいなあって思えるくらいの場所は
ありますか?」
と聞かれれば …
……あります。
たったひとつ。出来てしまいました。
日本でこんなに恋焦がれる場所ができるとは
実は思ってもいませんでした。
ということで 次回はその場所について
お話しします
って 前フリでございます。

梅雨の与太話はどこまでいってもパッとしない話しなのでご注意
投稿日時:2011/06/20(月) 15:44「パッとせんね~ ぜんぜんパッとせんね~
世界全体で パッとせんね~」
「世界のことは 知らないけど
身の回りだけでも パッとせんかね~」
「世界…重要よ まずは 世界よ 次に日本
…で だんだんと 狭めて…身の回りは最後よ」
「そうかね~ …じゃあ まず 世界から
…最近 気になったことはなにか ないかね?」
「あるね ある」
「なになに? パッとする話し?」
「ジョージア州でさあ」
「アメリカの…?」
「そう ジョージア州でさ
税金を金で納めなさいってことになったらしいよ」
「金で…?ドルじゃなくて?」
「そうそう」
「まじ? 金本位?」
「そうそう 金本位 」
「ドルは信じられない
…ってこと」
「そう オバマ信じないってこと」
「やるね ジョージア」
「やるね ジョージア」
「心のふるさと ジョージアなのにね」
「ジョージアってお金持ちの州って
印象だったんだけどね。
CNNにコカコーラだよね。デルタ航空で
…日本の企業もたくさん行ってるし。
アトランタもあるじゃんね
… 民族混合
…社会保険からみの問題かね」
「…詳しくは知らないんだ
…で、だれ情報?」
「石原さん」
「都知事?」
「そう あの石原さん
定例記者会見で言ってた」
「あれは いいね 観るべきだね
都民じゃなくても
首相ぶらさがり会見の100倍いいね 」
「うん いいよ 本音だからね
態度は悪いけど相変わらず」
「亀井さん推し なんだよね あの人 」
「そうそう
そこんとこがよくわかんない けどね」
「あの推しはすごいよ
メディア選抜入りさせちゃう勢いだよ」
「そういえば この前も どこかの記者が
亀井さんを推す理由は?って聞いていて
…役人を恫喝できる
なだめすかして やらせちゃう
そういう能力が 備わっている
そこんところが 政治家には必要で
…みたいなこと言ってた」
「ふーん 本音だね あとは?」
「亀井さんの話しより
オリンピック招致の意気込みに
関する質問が多かったよ」
「ああ 新聞にも出ていた
石原都知事 招致に意欲 復興のシンボルに
…的な見出しで」
「違うんだよね~ 定例会見では
そういうトーンじゃなかった。
むしろ JOCが IOCに
ちゃんとロビー活動しろよ
…とか 東北3県の知事に
オリンピック招致の後押しお願いするとか
…それは東京都の役割じゃなくてJOCの役目でしょ
…ちゃんと仕事して欲しい とか
なにより 次のオリンピック9年後には、
日本経済はデフォルトしていて、
オリンピックどころじゃなくなっているかもしれない
ってことを何度も強調していたよ」
「それが …招致に意欲 …じゃ イラつくね」
「イラつくね」
「あとね 都知事選に敗れた 松沢さん
…吉本興業入り だそうですが
ご感想は?
…とか」
「くだらないね 質問が 」
「くだらない」
「新宿新聞の記者さん がね
どうも毎回いるようなんだけど
…その記者が、質問するのよ
…だけど
…あんたの話は主旨がみえないんだよ~
って石原さんに怒られちゃうんだよね」
「怒られちゃった?」
「その人がね 松ちゃんの最新作の
…つか侍だっけ、さや侍?だっけ
あの映画の主役の
…素人さんに似てるんだよね」
「…ああ~ あの~」
「で、怒られても 怒られても 喰いつくの
そんで質問繰り返すの…
で、石原さん
イライラすんだけど、それでもめげないのよ」
「さや侍」
「さや侍 …なんだか愚直でさ
真面目でさ ひたむきでね
…がんばれ って感じ」
「見てみたいね その人」
「たぶん 毎回 出てると思うよ
質問が許されるかは わかんないけどね」
「…で どんな質問?」
「帰宅難民の対策として 都内の空き地に
簡易トイレとか置かないのか?
…要約するとそう言う話し、
それが伝わるのに3,4回
石原さんとのやりとりがあって
やっとわかったんだけど(笑)」
「…で、石原さんはなんて?」
「はいはい 新宿新聞自身もがんばって、
そのくらいやりなさい…って
最後はバサッ!って
一刀両断!」
「切られたんだね …さや侍だけに」
「そう さやだけだからね」
「その話し 作ってない?」
「作ってないよ
本当に似てるんだよ あの人に 」
「うーん なんだかパッとしないね まだまだ」
「しないね~」
「最近 面白かったエンタメ情報はないの?」
「本屋さん 回るとね。
小説がね なんか異常だよ 少し」
「異常…? って?」
「告白や悪の教典 あたりの影響なんだと思うけど
なんだか ああいうおどろおどろしいい感じの物語
増えてる 帯が派手でね~ 煽り方が…大げさすぎる
…もともとそうなんだけど 最近はひどいよ」
「悪の教典も …後半、ぐだぐだじゃんね~」
「前半面白いのに…歯車狂い始めてから
…はい?って感じ」
「なぞ解きはディナー…が本屋大賞??
ってびっくりだね」
「びっくりだよね…キャラ弱いよね あれじゃね。
…あっ 映画はあるよ パッした」
「パッとした?」
「したした
久しぶりに 熱くなった」
「なになに?」
「イップマン」
「ん?…なに?…イップ??」
「イップマン」
「どこの映画? どんな話し?」
「連作なんだけどね
イップマン序章 とイップマン葉問
2010年度興行収入香港No.1のカンフー映画だよ」
「香港カンフーって 久しぶりだね」
「実在の中国武術の達人の半生をベースにしてるんだけど
この人はブルースリーのお師匠さんでもあった人でね、
序章が日本占領地下の中国での話し
葉問が英国占領下の香港での話し なんだよ」
「そうすると 敵は 日本と英国 」
「そうそう 序章は日本の軍人がラストボス
俳優の池内博之クンが演じてる。」
「よく受けたね その役?」
「そうだよね でも彼の下の日本人の軍人の設定が
ほんとうに嫌なヤツで
…もうそっちにムカついた」
「ふーん イップマン…強いの?」
「強い 強い …小男なんだよね
でもね 正義の魂持っていてね
常に静かなる巨人なの それがね
虐げられて虐げられて
…でもってね ついに…
立ち上がるんだよね…ここがさ
くう~ 熱いんだよ」
「健さん」
「とくにね 2作目の葉問
…こっちは くるよ 必ずくる
オトコだったら オンナでもくる…
相手のイギリス人のボクシングチャンピオンがさ
…もう くうううう~って感じのやなやつでね」
「くうう~ばっかだね
対日本~対欧米 …その設定は
ブルースリーの怒りの鉄拳~
ブルースリーへの道と同じだね」
「イップマンの前にね
サモハンがね闘うんだけどね…」
「サモハンってあのサモハンキンポー」
「もう 年よりのサモハンがね
…くうう~熱いんだよね それでね
…くううう~」
「くうくう~うるさいよ
サモハンはどうなるの?」
「壮絶なんだよ そこが…
CG慣れした人にはぜひ
あのボクシングシーンは観て欲しい 」
「序章は、抗日ものじゃない
公開されたの?」
「武蔵野館くらいじゃない
あんまり面白くて すごかったらしいよ
いまどき 抗日ものだからって
ロードショー扱いできないのって
ぜんぜんダメだね
でもまあ そんなことより 観て
面白いから くううう~ってなるから。
主演はナイナイ 岡村似のドニー・イェン
余談ですが…奥さん役の中国人女優
…名前は知らないんだけど すんげえきれい 」
「でた アジア美人好き(笑)」
「葉問では脇に徹する役なんだけど
序章では この奥さんがいい味だしてるんだよ
そこんとこも注目 …単なるアクション映画
ってだけでなく 日本占領下の中国の小都市と
英国の臭いが漂う香港 の当時の街の感じをね
…セットうまく造ってるんだよね。
で、ドラマとしてはそこで生活する
脇役の個性が、またよいんだよね」
「パッとする?」
「するする 絶対にする」

「日本のものは 最近ダメかね?」
「うーん ダメじゃないんだろうけど
なんだか小さい世界で、細かい技に走りすぎの
独りよがりの 変わったことやりすぎの
…そんなの多いよね もっとシンプルに
面白いもの作ってって感じ
“川の底から…”以降ないよね 」
「パイレーツオブカリビアンを
面白いというのはやめようの会
会長としては …ハリウッドものは?」
「僕、以前に…ジョニーディップ自身が
もう いいんじゃね って言ってるらしいよ
まあカリブの海賊はおいておいても、
手放しで スカッとする作品は少ないよね」
「ブラックスワン 期待してなかった?」
「してた してた … でもね ダメでした」
「ナタリーの演技すごいんでしょ」
「話しがね … 痛いし
最後はなんでもありだし… 」
「痛いって?」
「謎が 謎じゃないんだよね それがすべてかな。
謎に期待して観ちゃうんだけど
…ラスト…謎じゃないじゃん!?…って」
「はあ?」
「まあ 観れば
アカデミーものなら ソーシャル…は好きだったよ
ぜんぜんスカッとはしないけど」
「スカッと と言えば
ヒーローものなんかでないの?」
「ないねえ~ エクスペンタブルスと…
あっ…ロビンフット は良かったよ …
ラッセルクロウはいいよね 最近すごくいい。
ロビンフットものとしてもシナリオ新しいし
そういう描き方もあったんだ って感心した」
「あとは ないの アメコミとか?」
「ないねえ アメコミねえ~
主人公自身がやたら悩むじゃない
設定として…あの傾向は
そろそろやめなさいって思うよ」
「善と悪
…そもそも 同じだった的な…」
「そうそう 悪のフォースに取り込まれないで的な
… アメコミじゃないけどトロンの最新作もそうだよね
アイアンマンも スパイダーマンも
X-menも ハルクも
みんなそう そこのところ 主人公に悩まれると
観てるこっちも困るんだよね 」
「ああ 確かに… 感情移入しずらい」
「勧善懲悪…単純でよいのに
複雑にすることで 新しさ出そうという下心
…そして後半失速する。
意外にあたったんでキックアスも
続編作るらしいけど、2作目は
1作目の脇役の女の子 主人公だってさ。
なりゆきシナリオだとしか思えない」
「自己矛盾みたいな設定は
日本のアニメの十八番だから
真似しようとしても無理なんだよね 」
「悩むよね~日本のアニメの主人公…
ワンピースが受けてるのもその反動でしょ
悩まないで突き進む 」
「ナルトあたりは 悩んでるもんね
…さて、 主人公が屈折していて、
それでもよくできている日本の
アニメの代表と言えば、
なんでしょう?」
「…なんだろう?
エヴァ…ガンダム…
あっ デビルマンだ!」
「デビルマン…古いね
そうね 人間滅ぼそうと登場して
早々に、女に惚れて転向しちゃうって
おいおい!デビル軍団にしてみれば
そりゃあ 怒るわ(笑)
…正解は 装甲騎兵ボトムズ 」
「知らない」
「あの世界観は
なかなか真似はできないと思うよ」
「ふーん」
「でも、パッとはしないから説明しないし、
この季節には進めないけどね」
「じゃあ この季節 どう過ごすのさ
どうやってパッとするの?」
「これ見てる」
「…島…図鑑」
「図鑑なんて 生まれてはじめて買ったよ(笑)
…このサブタイトルが 惹かれるんだよね」
「有人島全収録!」
「そうそう ぐっとくるでしょ
かつて日本人が住んでいて、
今は無人島って島も網羅してるんだよ
取材をはじめて30年がかりの図鑑
前から気になっていたんだけどね
最近、あまりにパッとしないからね
気分かえようかと、手に入れたんだよ」
「おもしろい?」
「おもしろいよ
全部の島が写真と解説付きなんだよ
瀬戸内海とか九州とか
はじめて聞く小さい島がいっぱいでさ…」
「ふーん おれにはわかんね
もう日本が島じゃん
本州が島じゃん おれたちみんな
“島んチュ”じゃん」
「小さくないと島は
…そこに凝縮されるんだよ いろんなものが
…で 島だから 孤立してたたずむ
…その沈殿する空気が…」
「はいはい わかった
もういいよ… 沈殿してんじゃん 今日もさ。
パッとしてないんだからさ
次回は もう少し パッとした話にしようよ 」
「旅行記書いてくれ
ってリクエストが 多いんだよねいちばん」
「みんなも パッとしたいんじゃないの
…2番のリクエストは?」
「あとは 与太話と料理と犬とエンタメが 同列…
病気の話しは なんとなく入れといてって感じ(笑)」
「…わかるね その感じ…
でも 旅行記書くなら どこかに行かないとね」
「行かないとね 行け行け言って
自分が沈殿してたんじゃ 意味ないよね」
「そういえば ANAのCM 久しぶりにいいね」
「見た 見た いいね
シンプルだけど いいね」
「商品はもちろん違うけど
SMAPのシンガのCMの予算1/100
くらいだろうけど
ANAの“休夏”の方が、ずっといい」
「言っていることは普通なんだけど
なんといったも間がね…うまいよね」
「うまいね。作った人に拍手だね 」
「島巡りの企画とか 誰か持ってこないかね」
「やっぱり 島なんだ
まずはどこあたりから 攻めますか?」
「ここ数年で気になっているのは
…小笠原」
「近いけど…遠い やつね
ある意味 地球の反対側行くより 遠い」
「伊豆諸島の 御蔵島までは
ポツポツあるんだけど 小笠原は未踏でね。
機会はあったんだけど…行かず仕舞。
南鳥島や硫黄島までは 無理としても
父と母には 行きたいね」
「バリ島の半分でも 他に傾けてればね…(笑)」
「いま思えば それは言えるかも
でも まだまだこれからよ
思い立った時が行く時よ」
「ここに来て 思ったの?」
「そう 40歳までは
日本に興味なかったからね」
「…で 島?」
「都道府県は 全部制覇したんだよね
なんだかんだで。
だから県単位じゃなくて 地域単位
で いちばんの興味は“島”って形態
…ここに惹かれるんだよね」
「おれは行かないよ 別に
惹かれないから。
どこかのイカシタ姉ちゃんと…
そうねえ グアムとかで…」
「グアムも島じゃん
チャモロ族の文化とか観るものあるよ」
「なんだそれ
イカシタ姉ちゃんは
チャモロ族とか興味ないんだよ
シャトルでDFSめぐり
…グアムと言えばこれしかない」
「だめだね イカシタ姉ちゃん分かってないね。
本当にイカシタ姉ちゃんは…
グッチやシャネルやクロムハ-ツとかじゃなくて、
チャモロ族の村で洞窟壁画のペンダント欲しがるんだよ 」
「そんなのいらないよ」
「いらない姉ちゃんは イカシテない“ただの姉ちゃん”
そんなこともわかってないと
石原さんに叱られるよ」
「…ほんとかよ じゃあ
今度さあ~グアム行かない?
チャモロ族のペンダント買いにさあ~
…とか誘ったら…」
「そこで喜べば イカシタ姉ちゃん。
反応なしは…ただの姉ちゃん
分かれ目だね」
「誰もいわない 気がするけどなあ~」
「それは 彼女がイカシテないんじゃんくて
あんたがパッとしてないから」
「それなら イカシテない姉ちゃんでいいよ」
「パッとせんねえ~そんなことじゃあ
今回のテーマを忘れたのかい?
世界がパッとしても
そんなんじゃ身の回りは
パットしないよいつまで経っても…」
「そうか じゃあ
…ダメもとで チャモロ族
…で 身の回りのイカシタ姉ちゃんから
…ってことで 」
「がんばって こっちは 旅行考えるから
ひとり旅 」
「じゃまた 報告よろしく
チャオ」
「ダスビダーニャ アディオス スラマツジャラン♪」

僕と飼い主のこと そのに
投稿日時:2011/06/05(日) 22:13なんだか 最近 眠い。
どうにもこうにも眠い。

飼い主が言うには
「この季節は まだ自然界は寝ているのが当たり前で
それを やれ春だ それ新学期だなんて
浮かれているのは 人間だけ
…でも 本来のメカニズムはお休みモードだから
その反動が体に出るんだよ。
だから人間も調子落とす時期だし
…5月病とかその典型だ。
無理して頑張っても、結果はついてこないんだよ。
人間様はみんなまじめだから…なあ。
本領発揮は梅雨明けからで、
今はエネルギーを溜める時期なのだ」
などと わが飼い主にして情けないことを。
このブログも書きたくない。
…などと、
不謹慎なので ワン!
と吠えるも効き目がない。
仕方ないので 僕が書くことになった。
1年ぶりの登場なので、
なにか気の利いたことなど言いたいが、
比較的平和な毎日にとくに不満もなく
毎日だらだらと
「あらあ~海ちゃん かわいいわねえ~」
などと 近所の奥さんのご機嫌など
とりつつ暮しているので改めてなにか
…といっても特にはないのです。
それでも、
「おまえは ご飯とボール遊びとおしっこと
ウンチとお散歩と撫でてくれる人さまがいれば
それでいいのか?
人生 それだけか!」
と飼い主に言われ続け
「ほかになにか
犬にとって大切なことなどあるのか?!」
と日々 考えてはいる。
東北の震災のあと、世界のレスキューが
駆け付けている写真を雑誌で見た。

確かフランスだったかのチームは
たくさんの救助犬を連れて来ていて
その犬たちが活躍していた。
なんと僕と同じ犬種だった。
心が動いた。
同じ種類の仲間が
人さまの役に立っているのを見るのは、
誇らしい…反面
ここでこうしてじゃがりこ君を食べながら
雑誌を見ているだけの自分を情けなくも思った。
東京のどこかの倉庫の中に山と止まれた支援物資
届かないまま朽ちてゆく食料…
もったいないなあ~
美味しそうだなぁ~
などと、とんちんかんなことを
考えている自分を無き父が見たら嘆くだろうなぁ~
飼い主から、昔 聞かされた話だと、
父親は山岳救助犬だったらしい。
それもけっこう活躍した
優秀な犬であったようだ…と。
人間は「馬と犬は血統だ」と珍重する。
その意味ではこんな飼い主に飼われなければ…
僕だって…と思わないではない。
むしろ、今からでも
「行け!」と言われればその気はある。
本当だ。
血が騒ぐというのは…これだと感じる。
「機会は自ら造り出すもの」
言うのは簡単だ…できないひと
いや 犬もいる。
ここにいる。
気分を変えようと公園に行くと
向こうから “せいな”が走ってきた。
「なにしてるのお~♪」
土日の昼間には彼女によく会う。
見かけると、嬉しそうに走ってくる。
どうも僕に気があるらしい。
いつか飼い主が
「“せいな”ってどんな字?」と聞いたのだが、
地面に小枝で「聖菜」「清奈」と書いても
「違う!」とだけ
…「静奈か …じゃあ 星名かな?」
と意地になって書いても
…首を縦に振らない
…こういうところがわが飼い主は面倒くさい
…字なんてなんでもよいではないか。
“せいな”も飽きている
…早く僕とボールで遊びたいのだ。
始まったボール遊びはなかなか終わらない
というかぜんぜん終わらない。
子どもと言うのはどういうのだろう
飽きないことにはぜんぜん飽きない。
同じことを同じように、
ケラケラ笑いながら続けるこの根気
…さすがのボール好きの僕も参った。
渡せば 投げられる
…そのうちベンチの下に逃げ込んで
ボールを彼女に渡さないようにするのだが、
彼女は、いつまでも僕を覗き込んで
「ねえ~ボールちょうだい♡」と諦めない。
「投げられても取りに行かなきゃ良いんじゃん 」
と笑って言うが それは無理なのだ
投げられたら体が…
体が勝手に反応してしまうのだ。
“せいな”はこの町内に半年前に引っ越して来た。
前は団地だったらしい。
今は2階建ての新築。
家には“せいな”が生まれる前から飼っているシーズー犬が2匹。
“せいな”本人には弟なのか妹なのか
まだ赤ちゃんの兄弟がいるらしい。
もしかしたら お休みの日に遊ぶ友達が
まだいないのかもしれない。
そう思うととことん遊んであげたい気もするし
なにより彼女は僕のことが好きなのだから
…とがんばるのだが
…もう無理だ。
ベンチの下から SOSの目線を飼い主に投げる
…と
「じゃあ “せいな”またね」と
やっと解放される。

“せいな”のご両親は 自分の愛娘が
こんな得体のしれないおっさんと
近所の公園で仲良しなのを知らない。
こちらが知らないのだから
向こうも知らないはずだ。
もし、こんな光景を見かけたら
不安がるに違いない。
「だいじょうぶですよ お母さん
…飼い主は胡散臭いですが
僕は立派な血統をもった
どこに出しても恥ずかしくない、
むしろ誇らしい ちゃんとした犬ですから」
たいがにしてほとんどは
目の前の公園で済まされるお散歩が
ごくたまに少し先の森まで行くこともある。
よほど天気がよい時と
飼い主の気分がよい時と
そういう偶然が重なると
ごくたまにある。
小さい旅がめったにないせいか、
森まで片道15分の道行きでも
僕には冒険だ。
電柱がある度に、
さまざまな犬のおしっこの臭いを嗅ぐ。
おそらくはここを散歩コースにしているのであろう
近所の恵まれた犬たちの臭い。
あんまりに頻繁に立ち止まり、
フガフガと嗅ぐので、
飼い主は
「そんなに他の臭いが気になるのか?
嗅いでも仕方ないだろう。
まっすぐ歩け!」と怒る。
仕方ない…たしかに嗅いでも仕方ない
…のだが、そういう性分なのだから仕方ない。
森のスケールは小さい
といっても東京近郊の中では
緑はかなり潤沢にある方だと思う。
それでも、去年の飼い主の田舎などとは
比べるべくもない。
茶畑も田んぼも
…なんといっても
飛び込みたくなるような
川がないのは残念だ。
また夏が来る
あの楽しかった夏
暑いけど楽しい夏…
今年は一緒に帰省できるのかなあ~。
飼い主は 最近、少し調子が悪いようだ
あまり言うと叱られるので 言わないが、
去年とは体調はあきらかに違うように思う。
それでも、「生きているだけで丸儲け♪」と
散歩しながら歌っている。
たぶん人より神経が鈍いのだと思う。
困ったものだ。
かとおもえば
「お前は あと30年生きろよ!」
などと無茶をよく言う。
ラブラドールがそんなに生きられるわけないじゃないか、
ラブに限らず犬はみんなそうだ。
「…長生きするペットがいいなら
象亀でも買えば?」
と切り返すと、
「あれはダメだ
なんというか“生きる”っう
…やる気を感じない」
そうだ。
小さい森を適当にさ迷う。
「あれえ~こんなとこにまた家が建っている!?」
とびっくりしている。
たしかに、少し見ない間にまた住宅が増えたようだ。
このあたりは通勤圏なので、人はどんどん増える。
すこしでも土地があれば…
いつの間にか更地となり、
いつの間にか家が建って、
いつの間にか人が住んでいる。
放射能は怖くないのか
もっと田舎に行けよ
田舎は楽しいぞ と思うが。
まあ犬の言うことだから流して欲しい。
「緑が元気になってくると
森がもりもりしてきて
…いよいよ夏だあ~って
気分になるんだよなあ」
飼い主はいつもこういう
…どこまで夏好きなんだとあきれる。
太陽さえ浴びていればそれでいいという人だ。
ちなみに こちらは あんたの20倍暑いんだ
と言いたくなるが そこまで好きならまあ仕方ない
とひたすら我慢して…もう8年。
前にも言ったが
どんなに暑くてもわが家には
クーラーがないから大変だ。
正確には あるにはあるのだが
10年以上動かしていないから、
動かないまま そのままである。
こういうことを言うと
いまは節電だから…と
話を結びつけてしまいがちだが、
そんなこととは関係ない
「太陽のエネルギーもらって
暑くて 汗をかいて 体の老廃物が出て
…ああ気持ちいい~」
なんて飼い主は
「エコだの 節電だの
…後付けで したり顔で
うるさいなあ~ 冷房は気持ち悪い、
使わないから灯りは消して、だけじゃん!
別に、仙人の暮らしには
あこがれないけど、もっと裸のままで
いいじゃん!」
という発想でしかなくて
マクロ的にどうしたより
自然に目の前にある
気持ちの良いことを普通にすれば
…ってだけのようで、
いちいち 大げさに言うなよってだけで、
そう考えると 目の前にボールがあるから
それを追っかけてしまう
僕の行動となんら変わりはないのだと
この飼い主に親近感が湧く
…というわけでもない。
さて、散歩もそろそろ終わりの様だし
…このへんで失礼します。
飼い主に替って書いた割には
思い立ったことを繋げているだけの
感じで申し訳ない。
まあ 犬と言うものはそういうもので
あまり前の話は忘れるし
いま目の前のことに反応してしまう
性分なので、勘弁して欲しい。
去年 ここに登場したあとに
見ず知らずの人何人かから
飼い主の携帯にメールを頂いた。
飼い主も知らない人らしく、…
「こんなメール来たぞ!」と見せられた。
みなさん 無類の犬好きの方で、
なんとなく迷い込んで 見つけられたようです。
「これを機会にお前のサイトとか作るか?
写真集とか …グッズ とか(笑) …?」
その気もないくせによく言うものだ。
そういうありがちが一番嫌いなくせに。
「テーマ次第では面白いかもだぞ。
もうこの辺りとか
うちの田舎じゃ芸がないから。
どこか……そうだ!
八重山の島はどうだ。
世界でいちばんの海だぞ。
あそこで散歩したら
死ぬほど気持ちいいぞ!
ヤギとかいるぞ。
野生のクジャクとか…」
うーん そういうことなら大歓迎だ
…でもヤギってなに?
くじゃくって美味しいのか?
「…うーん でも なあ
画とお前がな~合わないなあ
…クリームソーダ色の海に
おまえがいてもなあ~
もっと緊張感あるところでないとなあ
おまえのとぼけ具合に現実感がでないからなあ~」
緊張感ってなんだ?…
いやな予感がするから…遠慮したい。
それに…僕はとぼけてなんかいない。
これでもまじめに生きているぞ。
よく考えれば飛行機に乗るなんて
考えただけでも無理だ。
ドライブは好きだから
江の島くらいでいいのだ。
江の島万歳!…
… ? 聞いてない?
はあ~犬の気持ちは伝わらない。
ではまた、夏の盛りでも…みなさんお体大切に。

暑い夏にでも。
1/32
投稿日時:2011/05/21(土) 08:26以前にも話しました。
薬によっては鼻毛やまつ毛まで抜けてしまい、
その存在意味を再発見した…とかなんとか。
それぞれの体毛は、必ず生え換わるのですが、
その順番やスピードに個性がある。
僕の場合は、とにかく鼻毛がいちばん早い
どこよりも早く生えそろう
というかじゃんじゃん伸びてくる。
次に鼻の下の髭
そしてあご髭…
シモの毛や脇の下などは
なかなか もとに戻らない。
要するに、このあたりは、
あってもなくても、
それほど困らないからではないかと推察する。
髪の毛などは なかなか微妙で、
生え換わると…
「柔らかくなる」などと言うが
その通りのようだ。
どうせ、生え換わるんなら、
じゃんじゃん生えて欲しいものなのだが…
薄い個所は やはり遅く
生えない個所は …やはり生えない
よくしたものである。
僕の場合 かれこれ 20回以上は
抜けたり生えたりしているので
体の方も面倒くさくなっている
のではないかと思う。
「また 抜けたの?
また 生やすの?
…もういい加減にしてくれ」
その気持も分かる 髪の毛とか
もう伸ばすのは面倒くさい
と本人が思っているのだから。
さて、そんな僕の体毛には
ひとつ不可思議なことがある。
たまに「黄金の毛」が生えてくるのです。
最近のことではなく
小さいころから…
髪の毛はもちろん二の腕やむこうずねや
髭が伸びるようになってからは、
鼻の下や顎の下 シモの毛にまで
時折 「黄金の毛」が生えてくる。
ドサッっと生えてくるわけでなし
ごくたまにポツポツと生えてくる。
この歳になっても変わらず生えてくる。
それがここ数年では、抗がん剤の効き目が抜けて
新しく生えてくるタイミング、
わりと早いタイミングで生えてくる
「おっ! 毛が生えてきたな
…あれ!? 金色の毛だ!」
という感じ…
かなり目立つようになってきた。
このままゆくとそのうち全部
金色の毛に生え換わるのではないかと
…実はひそかに期待している。
ということで たぶん僕の祖先には
外人さんがいたように思う。
というかそうに違いない。
じいちゃん世代までは
生粋の日本人であることは分かっているので
そのもっと先…5世代くらい遡ったあたりに
金髪の祖先がいるはずである。
5世代遡ると…250年くらい前
…江戸中期あたりか。
ヨーロッパのどこかの国の船が
嵐に難破して東洋の果て
ジパングに流れついた。
たったひとり生き残った若き将校…
それを助けた漁村の娘
そしていつしか… 恋に落ち…
生まれ落ちる禁断の証…
隠して育てられ数奇な運命を…
とか、そういうことに違いない。
スペインやオランダというのではつまらないので
この際、アイルランドということにしよう。
いいねアイルランド。
ということで僕には
「 1/32 アイルランド人の血が混じっている 」
ふふふ どうだ。
嘘だと思うのなら
こんどわが黄金の毛を
見せてさしあげようではないか。
これから 気軽に話しかけないでもらいたい。
なにせ僕は 1/32アイルランド人なのだから。
◆◆◆
2週間ほど前
左の胸に差し込まれるような
痛みが走った。
はじめて経験する痛み。
激痛であります。
いよいよきたか!?
…と翌日、病院に。
肺の腫瘍は大きくなれば
胸の神経に触れて痛みだす
…とは聞いていて理解していたので
ついにきたのか、
始まったのか…と。
急なことでレントゲンだけでの診断
…確かに大きくはなっているものの
胸の内側の神経に触れているのか
どうかは、その画像ではわからない。
結局、主治医も断定はできなかったものの
おそらく…腫瘍のせいであろう
ということになって、
2種類の痛み止めを処方してもらう。
ひとつは軽めのクスリ
もうひとつは強いクスリ
(こちらは 調剤薬局で…
処方についてくどくど聞かれた
なかなか処方しないクスリらしい)
…それから痛みは徐々に治まっている。
はじめは息をすると痛みが走る状態でしたが、
今は、大きく息を吸い込んでも痛まない。
癌の痛みは波の様だと主治医が教えてくれた。
痛んだり痛まなかったり
大きな波から小さい波へと進むらしい。
…それでも ただいま現在、
まったく痛まないのだから
…まあ よしとしよう。
先のことは先に考えればよい。と思っている。
◆◆◆
いま、旧友が47歳にして
はじめてインドネシアにひとり旅をしている。
インドネシアが “はじめて”なのではなく、
ひとりで海外に旅行する
ということ自体がはじめてということだ。
「ひとり旅をするやつなんて
友達のいない奴だとしか思えない」
と嘯いていた彼が、
この旅をするまでには
いろいろな用件が重なった。
そもそも、ひとりで行く予定ではなかったのだが、
偶然が重なり 期日も直前になり…開き直った感はある。
僕には 誰かれ構わず
ひとり旅を薦める性癖があるので、
結果、この旧友の旅をうれしく思っている。
たとえ、どこでも構わない
もちろん国内でも…なんなら
隣の県でも構わないので
ひとり旅を薦める。
月日は百代の過客にして、
行かふ年も又旅人也。
舟の上に生涯をうかべ、
馬の口とらえて老をむかふる物は、
日々旅にして旅をすみかとす。
…そういう意味では 人生、
そのものが旅だから
もう十分ともいえるのでありますが、
そぞろ神の物につきて心をくるはせ、
道祖神のまねきにあひて、
取るもの手につかず。
…という心持にならない
人がいるというのが
僕には信じられないのであります。
なにかブームが起きないと、
もう日本人はうちにこもる方向しかないのか
…と思ってしまいます。
ブームと言う意味では
沢木耕太郎 「深夜特急」
という本は若者を世界に向かわせた代表作。
それより以前となると
「なんでもみてやろう」小田実 です。

左翼の運動家でもあって
「人間の行動原理は
財産欲より性欲だ!」
なんてことを唱えるような人で、
彼が 僕の生まれた年に発表した作品が
「なんでもみてやろう」であります。
「深夜特急」がアジアを東から西に向かわせる
ブームなら「なんでも…」はベストセラーになり
若者をヨーロッパに向かわせるブームとなった本です。
この本が出版された時代は、
「知りたい 見てみたい 感じたい」
と自然に欲求が高まったのでしょうが、
知識としてなら 手に入らないものは
ほとんどない現代で
「聞くと見るとじゃ大違い」
ってことを叫んでも、
大きなお世話になってしまうのが
…なんともつまらないです。
…旧友から メールが入りました
「明日は いよいよ ジェゴク(民族音楽)を聴きに
…という段になり 原因不明の下痢と嘔吐に悩まされ
びびりましたが …寝たら治りましたひとり旅は奥が深い…」
帰国した彼から
みやげ話を聞くのが楽しみであります。
屁理屈礼賛
投稿日時:2011/05/05(木) 15:03ここ数年、このあたりまえのことに、こだわっている。
あたりまえすぎて、日常の行動に活かしずらい
そう、あまりに当たり前すぎて…。、
「これって意味あるの?」
こう自問することで
行動の取捨選択は分かりやすくなる。
何事も単純化できるかにかかっているのだ。
単純化できないことも多いし、
また、意味があろうがなかろうが
やらなきゃならないこともある
…むしろそんなことばかりだ。
がしかし、
ほんとうにそうだろうか?
「意味がないように感じたのなら
あるようにする術はないのか?」
こう考えてから“はじめること” “ことを起すこと”に
こだわっている時間には…意味がある。
こだわってみて
それでも うーん 無意味だ…と思うなら
思い切ってやらない
そちらが正しい。
まあ それくらいちっちゃなことに、
こだわるだけでも、意外に日常の無駄は解消できる。
ここ数年そういう意味ではいろいろスリムになった。
今までが、いかに適当になんとなく
「昨日の次が今日で 明日は今日の先にある」
という緩やかな怠惰のもとで
生きていたのかと思えたりする。
…なんと理屈っぽい(笑)
GWに帰省してわが実弟と話すと…
嗚呼!もんや兄弟の
なんと理屈の多いことか。
弟の嫁さんのまた始まった…
という横顔を見るにつけ、
嗚呼! 確かに
われわれ兄弟の会話の理屈の多いことか。
そもそも父親のせいには違いない。
物ごころつくぐらいから
理屈の中で暮していた気がする。
もういま思い返すと それは屁理屈だろう…
というようなことも
理屈となって、刷り込まれていた。
「お誕生日おめでとう 今夜は豚の丸焼きを食べよう」
「?? …これって 豚の丸焼きなの?」
「そうだよ 美味しいだろう」
「美味しいけど この 細長いのはなに?」
「それは 豚のおちんちんだよ」
「ええっ! おちんちんなの?… こっちは?」
「それは足に決まっているじゃないか?」
「ええっ!? 豚は足よりおちんちんの方が 長いの?」
「そうだよ」
それはただの鳥の丸焼きであり、
その長細い部位は、おちんちんなどではなく
ただの“首”なのですが、
小学校をあがるまで
僕は あの長いものを
豚のおちんちんだと信じていた。
中学になり
「父さん 嘘をついたね
あれはただの鳥肉じゃないか!?」
と、父親に指摘すると、
「すぐ答えが分かるのは、冗談であり、
分からないのが 嘘である。
それがわからないのは、長男よ
お前が未熟なだけなんだ。
わたしは単なる冗談を言ったまでで、
嘘などついていない」
と怒られた。
完全に 屁理屈である。
ちなみに、この歳になる今でも
クリスマスに七面鳥の丸焼きなどを見ると
一瞬、長い首がおちんちんに思えてしまう。
「どうして シェーンはどこかに行っちゃうの?
悪者をやっつけたんだから
いっしょに暮せばいいじゃん?」
「シェーンにはあの山のむこうに家族がいるんだよ。
だからそこに帰んなきゃならないのさ」
「ええっ~!? 家族がいるの?
ふーん。でもさあ、家族がいるのに
この女の人を助けたの…なんかへんなの?」
「じゃあ 助けない方がよかったと思うのか?」
「そうは思わないけど…
可哀想じゃん いなくなったらさあ」
「シェーンはもう死んでいるんだよ あの馬の上で…
ほら 手をだらんと伸ばしてただろ 」
「ええっ!!
死んでいるの!?
死んでいるのに…??」
「それでも帰るんだよわが家に男だから
この西部劇は 男はわが家が一番って話しなんだよ」
翌日 学校で担任の先生と
お弁当食べながら シェーンの話しになった。
「シェーンは家に残した奥さんのもとに帰るんだよ」
というと…訳が分からないという顔になり?
「それは 間違いだと思うよ。
シェーンは自分がいてはいけないと決めて
その信じる心に従っただけだよ」
と言われたので
帰ってその話を父親にすると
「おまえの担任は独身だからな。
まだ わからないんだよ。
男はとにかくわが家に帰る
撃たれても なんでも
死んでも帰る。
そういうもんだ」
こうなると これはもう屁理屈ですらなく
単なる曲解の押しつけでしかなく、
いいのかそういう教育で
…といえなくもないのだが、
…「撃たれても帰る」って
なんだかかっこいいなあ
…と思わないでもなく
そうやって僕の価値観は出来あがっていった。
なんにしても
「理屈を語ることは大切で
そこに本質が見えてくる」
こういうことを小さいころから
なんだか毎日していた。
学生時代
映画が三度の飯より…
の類の先輩と映画談議に。
「シェーンのラスト さあ
…どこがラストシーンか覚えてるか?」
と先輩。
友人A
「シェーンカンバック~でしょ
草原を去るシーン 有名じゃないですか」
友人B
「違う 違う 甘いね…
その後 馬が駆け上がる山の上のシーン
あそこがラストだよ 」
そして先輩
「駆け上がった 山の向こう側に
遠くの方に墓地が見える
その墓地は シェーンが今まで
ガンマンとして葬った数々の悪人が眠っている
そんな墓地が ちらっと映るんだよ …」
A B
「ええっ~ そうなんですか?」
「そうそう もうあの時点でシェーンは死んでいるからね。
そういうことも墓地で示唆したんだよね」
AB 「へえ~」
映画好きには有名なエピソード
「シェーンのラスト」僕は知っていた。
尾ひれがついた伝説のようなもの。
ラストの去り際があまりに美しいがゆえに
こういうエピソードがついたのですが、
でも、その時 僕は思い出していた。
「あの山の向こうにあるのは
墓地じゃないんです…
あれはシェーンのわが家、
そこに家族が待っているんですよ」
先輩
「?? なんじゃそれ 」
「あの映画は 男は撃たれても家に帰る
そういうもんだ
愛する女が出来てしまっても
自分を待つ家族のもとに帰らなきゃ…
ってそういう話しなんです」
先輩
「そうなのか? そうなんだ
…へえ~」
すぐわかるのが冗談
わからないのが嘘なら…
これはもう嘘の部類に違いないが
そう感じることが本質であれば
それでよいのだろう。
家族がいるのに
ほかの女性に惚れてしまい
苦労している男性はこの世に多いとは思うが、
昔見た映画を見直して観ると言うのも手である。
苦労していないならどうでもよいが… 。
理屈好きの父親は
齢七十九にして健在であります。
「たかし(弟の名)が買った
あの 四角い やつはなんて言ったかなあ?」
「あい ぱっど だよ 最新のモデルだね」
「あ い ぱっど
…ふーん 何度聞いても覚えんなあ~
2ってことは3も4も出るってことだな 」
「最近は、そういう商売が主流だからね。
いったん入り込むと その商品から抜けられないような仕組み
…でも、僕は本屋をさ迷うのが趣味だから、
あれで本を読む気にはなれないなあ 」
「それはおまえの理屈だろ。
4とかになれば、さ迷いたくなるかもしれない。
よいわるいじゃなくて
そうなるってことでしかないよ」
「そうなんだろうけど…」
「いまは読める本の数も少ないんだろうけど
…それは今だけのことで
いまにああいう機械で本を読むことが
普通になるだけのことさ 」
「あの中の本屋でさ迷うのはどうも抵抗がある」
「…とにかくそうなる
文句を言っても仕方ない
世の中は便利な方に流れるしかないんだから」
「便利で失うこともある」
「だから失うと感じるのは
お前の理屈で…
そういう理屈はこねていても仕方がない
4を手に取る人の問題 」
いい歳をした息子が
もっといい歳をした父親に
諭される内容としては
あまりに当たり前すぎる会話ですが、
こういう会話がもんや家の会話であり
こういう会話も 親孝行なのだと
あえて、してしまう 。
そして こういう会話は
いつかなにかを考えるヒントになる。
口にしないでわかった顔をしていることでも、
誰かと話してみると 自分がほんとうは
どう感じているのか
相手はどう感じているのか
その根っこが分かる。
その根っこは本質で
…いつかなにかの役にたつ。
近い将来、僕に
“iPAD4”のセールスプロモーションの
依頼が来るかもしれない
…どうやったら高齢者が手に取るか
なんて話が…
そう言う時に 役に立つ
…くればの話だ(笑)
もし来ても断ると思うが
…くればの話だ(笑)
◆◆◆
村のお寺の「茅葺屋根造り」に駆り出された。
正確には 母が出ることになっていたのだが、
母の日に孝行も出来ないから…と自ら買って出た
(結局 母親も参加して孝行もへったくれもなくなったのだが)
朝の8時から午後の4時近くまで
休憩をはさみながら…大量の茅と格闘した。
こんなに小さな寺の門にこんな大量の茅が乗るのか…
ってくらいの量であります。

村の各組から当番が参加しての作業
僕と母以外はみんなおっさんやおじいさん
若きおっさま(ご住職)も参加した
…茅葺屋根造りははじめての人ばかり、
それでも畑仕事で何十年も生きてきたおっさん達は逞しい
段取りもよく動きも軽快。
負けてたまるかと ひたすら茅を運び
束ね ザクザクと切り また運ぶ …
体中がぐわぐわになった。
ザクザク切る道具は、昔からあるデカイ包丁
(名前を聞いたが忘れてしまった)
村の○○さんの家に眠っていたのを借りてきたらしい。

田舎は神仏一体の文化 お盆はお寺、
お祭りはお宮さん(神社)、
正月はお寺とお宮さん、
日々の暮らしや行事も
お寺とお宮さんは密接に関わっている。
とくにお墓のあるお寺の行事となると
村の結束は高い。
こんな小さな門で
こんなに大変なんだから
白川郷は…ありえない
などと思う
「見るとやるとじゃ違うねェ~」
とおっさんの声に、確かに…
とヘロヘロになりながら頷き、
茅と格闘した。
門の屋根に竹で土台を汲み
その上にまず“葦”を敷く
そして大量の茅の束を隙間なく
みっしりと積み上げてゆくらしい。
でもわれわれ素人の作業は
その茅の束を作るところまで
あとは任せることとなり、作業終了。
最後に記念撮影に混じった。
夏の帰省では完成している姿が見られる。
楽しみであります。
はじめに 意味があるかどうかはわからず
参加してみたが やり終えた今は
「意味があった」と思える。
こういうこともある。
考える前に動いたからといって
時間を無駄にしたわけではい。
一生懸命に それだけで意味があるということなのでしょう。
…久しく忘れていた。
(寺門と若きおっさま)

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