紋谷のソコヂカラ 2010/12

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知らずに シネるか 2010

投稿日時:2010/12/18(土) 11:58

司会:L.B ジャッキー 

もんや vsアロハ坊主 

◆◆◆

もんや「今年も懲りずに 開催できました(笑)」

アロハ「はい。よろしくお願いします」

もんや「今年は、ジャッキーさんが司会進行を務めてくれます」

アロハ「ジャッキーさんの 名前のL.B…って
           どういう意味なんですか?」

ジャッキー(以下J)「ロングビーチ です。」

アロハ「ロング…長い ビーチ…浜
           …長浜さんですか? 」

J   「…ははは まあいいじゃないですか。
    それでは早速、お二人に今年、お勧めの
       映画ランキングを発表していただきます。

    しらシネ の主旨は “知らずに死ねるか”って
       ことでしたよね。」

もんや「そうです。内藤陳さんの面白本紹介コラム
           “知らずに死ねるか”から頂いています」

アロハ「死ねをシネに… ですね」

もんや「つまんない映画にお金と時間を無駄にしているうちに、
             よいものを観る力がどんどん衰えちゃうよ…
              っていうわりと強い意味もあるんですが、
              まあ 大きなお世話な企画ですね」

アロハ「お互い、すべての上映作品に触れているわけではないですし、
              どうしても、好き嫌いにはなってしまう」

J    「つまるとこ 好き嫌い いいじゃないですか。
         大きな声で言いましょう…では、
         お二人のランキングを発表してください
         ♪♪ジャジャ~ン」

◆◆ もんやのBEST10 ◆◆◆
 
第1位:「ノーウェアーボーイ」

第2位:「義兄弟」

第3位:「君に届け」

第4位:「リミット」

第5位:「ヒックとドラゴン」

第6位:「クロッシング」

第7位:「ハングオーバー!」

第8位:「マイレージマイライフ」

第9位:「バンテ‐ジ」

第10:「スタッフ・ベンダビリリ~もうひとつのキンシャサの奇跡」



◆◆ アロハさんのBEST10 ◆◆◆
 
第1位:「悪人」

第2位:「第9地区」

第3位:「川の底からこんにちは」

第4位:「シングルマン」

第5位:「十三人の刺客」

第6位:「トイレット」

第7位:乱暴と待機

第8位:SR2/女子ラッパー傷だらけのライム

第9位:RED LINE

第10位:ハーブ&ドロシー
 
◆◆◆

J  「これはこれは、見事にかぶりませんね。
        確か昨年は 1位2位とまったく同じでしたよね。
        なにが違うんでしょう今年は?」

もんや「…確かに、ぜんぜんかぶってない(笑)
           まあ、そんな気はしましたけどね」

アロハ「水準が高いですよね今年は、
             どれをとっても惹かれるものが
             多かったように思います」

もんや「圧倒的な1位2位があるというより、
              僕も6位までは、どれが1位でも
              おかしくないなあ~と思ってつけました」

J     「分かりました では1位の作品について
          おふたりからご紹介ください」

もんや



「ノーウェアーボーイ …英国の作品です。
ジョンレノンの青春時代の実話をもとにしています。
僕自身、ビートルズの熱狂的な信者ではないんですが、
この映画は心にきました。

ジョンには、育ての母と生みの母
…ふたりの母親が存在するんですが、
その間での、主人公の葛藤や次第に音楽にはまってゆく様子 
ポールとの出会いなんて 
流れがとってもリアリティーがあって 
単なる青春バンド物ではない力を感じました。

特に、継母役のクリスティン・スコット・トーマス 
彼女は素晴らしかった。
ラスト近く、姉妹が裏庭の陽だまりで
椅子に座っているシーンは大好きですね」

アロハ



「悪人 …なんといっても満島ひかり 
深津絵里が良かった。
女性の描き方としては群を抜いている感じです。
もんやさんの好きなポンジュノを
彷彿とさせる映像も最高でした」


もんや「僕は、観てないんです。
              原作は、本屋に並んですぐに読んで、
              読み終わって放り投げちゃった…
              つまんね!って。

              でも、映画は観たかったんです。
              妻夫木君は、悪役が似合うと
              ずっと言ってきましたし、
              映像にも惹かれていたから…

             でもアロハさん、満島ひかり好きだよね(笑)

         3位の川の底から…も出てる(笑)
            …確かに、去年の  愛のむきだし  強烈でしたからね」

アロハ「…そうですね そう 好きだ」

J    「2作品とも主人公は男性ですけど、
        おふたりとも女優さんで評価しているような…
        では続いて第2位!」

アロハ「第9地区 …はじめは異星人のキャラつくりとか
            笑ってみていて なんじゃこりゃって…
              でも主人公が奮闘するラスト近くから
              どんどん引き込まれてしまいました」

もんや「ドキュメンタリーチックな映像が
            新しいこういう作品はなかった」

J      「確かになんというかグロいし
         感情移入しずらいんですが 
           …その分、ラストの流れのギャップが
          響いたってことですね」

アロハ「そうですね」

もんや「義兄弟… 
              このタイプは僕のストライクですから
           仕方ない って作品です。
             もう、ソンガンホらしい役柄で…
           監督はキム・ギドク監督の愛弟子で、
             前作映画は映画だがいまひとつ消化不良でしたけど
          今回はやってくれました」

アロハ「北と南のテーマは旬ですね」

もんや「6位のクロッシングも南北問題という
              テーマは同じですが、シュリあたりの描き方から
           最近はどんどん変わってきていますね。
             タブーがなくなって先鋭化してきている」

もんや「ラスト が ああじゃなければ
           1位だった気がします。
             なしではない終わり方ですけど
           冒頭とラストの銃撃シーンが見ごたえありです。

              ハリウッドや日本じゃああは撮らない 撮れない。
           北の刺客が こわいこわい」

J      「アロハさん 川の底から…は?」

アロハ「しじみ会社を立て直す満島ひかりの
            面白くもたくましい 描写がよいです。
              監督 剥きだしニッポンの石井裕也 

             この監督の製作作品にはどれも独特のリズムがあって
          そこんとこの、オリジナリティー推しです」

J   「…アロハさんは、オリジナリティー溢れる作品が、
        今年のテーマですね。」

アロハ「はい。万人に喜ばれるってことより、
              大好きが少数いる…それでよいかと」

J「おっ?以外ですね 
       もんやさん 君に届け…3位ですか?」

もんや「多部未華子…に尽きますね。
           この手の学園恋愛ものってもう食傷気味じゃないですか
           でも、これは飽きない。
           なんと2時間の映画なんですが、
             やたらのご都合シナリオじゃなくて 
             風変わりな主人公が活きているんです。

          ARTAの先生役も以外にはまっていたり、
            脇の同級生も活躍している。
          
            このジャンルでは 久しぶりにヒットでしたんで、
            あえて3位にあげてみました。
            これは、今の高校生みんなに観て欲しいかな。

            僕もオリジナリティーは尊重したいです、
            でもアロハさんより、少しだけ間口が広いのかも…」

アロハ「…僕も広いですよ (笑)」

J    「4位は いかがですか?…」

アロハ「シングルマン…これも、はじめは大したことないか
               …って思ったんですが 随所に挟みこまれる
            映像が美しくて、このショットの挟み込みが、物語をダレさせない
            …で観てゆくうちに、この愛すべき中年オヤジの
           主人公を応援していたんです」

J     「トム・フォード…デザイナーなのに
          デザイナーがゆえに映像はほんとうに美しい。
             ニコラスホルトがああいう成長をするとは思わなかった」

もんや「確かに。ぽっちゃり坊やが(笑)
           冒頭の水の中のシーンから 絵のつくりはただものじゃない
             って感じでしたね。
            ジュリアンムーア好きなので、話にもう少し切れがあると
          個人的にはよかったかなあ…と」

J      「もんやさんリミットは?」

もんや「これは言えないですね。
           まあ 観て ってそれしか言えない。 」

アロハ「僕は、まだ観てないんですが
           たしか…埋められる男の…」

もんや「しー」

J      「携帯電話で…」

もんや「しー」

J&アロハ「それじゃ わかんないですよ」

もんや「しー(笑)
              ……ソリッド系のシチュエーションムービー、
             今風だとこういう言いかたなんでしょうかね。
          すごくつまらないと感じる人が
            10人中7人いるような作品です」

J&アロハ「もんやさんは3人の方…?」

もんや「しー (笑)」

J   「なんだかわかりませんが、気を取り直して
          …5位をお願いします」

アロハ「十三人の刺客 リメイクですが
              …三池の才能満載です」

もんや「伊勢谷と吾郎ちゃん お見事!
              …岸部さんのおかま堀りのシーン
         よく撮ったよね
         あれは三池監督のエゴ? 」

アロハ「あのシーンと手の…グロいところは、
              台本になくて現場で三池さんが撮りたいと?
           プロデューサーもお任せだったそうです」

もんや「なるほどね。
            今年、時代劇ブームを演出してたけど
           これがいちばんでしたね。
              最後の忠臣蔵は観ていないけれど」

アロハ「もんやさん ヒックとドラゴンは 
             …よかったですよね。あのドラゴンの飛ぶシーン
             …アバターよりぜんぜんよかった」

もんや「はい。このアニメ映画は、
              男の子を持つお父さんは 
              絶対にいっしょに観て欲しい。
           大きな声で言いたい作品です。」

アロハ「随所におしゃれだし」

もんや「そうそう ラスト前 目を覚ますヒック
            ここからのシーンは注目ですただのアニメ映画じゃない
            演出が細かい」

アロハ「大作ほど演出が雑になる、
              アバターもこの映画観て勉強した方がよいです」

もんや「完全に同感ですね 」

J    「おおっ 盛り上がってますね
        それほどよいですか?
        同じアニメで、トイストーリィー3も評判でしたが・」

もんや「よかったですよ すごく。
           同様にテーマがちゃんとあって
             トイスト3も観ていない人はぜひ家族で

              …でもどちらか推せ…となると、ヒックとドラゴン
          もう文句なし100点です」

J     「わかりました。では、あとの6位以下は
         ひとことづつ掛け合いで、ご紹介ください」

アロハ「トイレットは社会性がストレートに伝わってきた」

もんや「メガネ~プール
            とどんどんつまんなくなってましたからね」

J     「そうですね その意味ではかもめ食堂より
         ぼくはトイレットの方が上かも」

もんや「クロッシングも 家族で観て欲しい。
              個人的には北朝鮮のところはもう少し描いて欲しかったけれど、
              十分に伝わる内容です」

アロハ「ラストは あれしかない?」

もんや「あの逆でも 評価は変わりません」

アロハ「乱暴と待機は 
              浅野がはじめてみせた方向性がよかった」

もんや「でた 浅野! 
              …アンニュイ路線ではなく
           おとぼけ3枚目への転身を早く定着すればよいのです。
             事務所がこだわっているのかなあ?」

アロハ「今回は冨永監督がうまい
           不条理感とユーモアの融合ですかね
          小池栄子よいです」

もんや「原作の本谷有希子さんは
           演出家として興味があるので
           舞台もぜひ観てみたいです」

アロハ「SR2は 1と連続で観て欲しい。
              ふたりの主人公にどんどん愛着わきます。
           乱暴と待機とSR2は、今年の中では
             断トツのオリジナリティーです」

もんや「ハング・オーバーとマイレージマイライフ
           両極端ですが 今年のハリウッド公開作品では
            この2作品を推します」

アロハ「ハングは…どこが?」

もんや「この手は アメリカ人にしかわからないつくりが多いのですが
           この映画は、洒落ていて楽しめます。
              役者のキャラが個性的に立っていて、
              話にのせてゆく掛け合いが好きですね。
           マイレージは、大人が大人向けに作った秀作です。
              ジョージクルーニーになりたいと思いました」

アロハ「バンテージ入りましたか
               …うれしいですね。
              音楽モノですと BECKでしたか
           あれと比較してどうですか?」

もんや「BECKはもう残念ですね 
              期待していたのに 原作の良さ台無しです。
           バンテージは、はい!
      なんといっても北乃きい(笑)
              なにはなくても、北乃きい!!」

アロハ「ははは 相変わらず絶賛!!」

もんや「ストリーはなんてことなくて、
             バンドの崩壊と再生みたいな、
             過去にもいくつもあったテーマ。
            
             でも、彼女がいることで、どんどん深みがでてくる。
             間違いなく この年代のナンバーワン女優でしょう。
           
             ほんとうに日本の映画界は彼女を大切に育てて欲しい、
             心からそう願います 」

アロハ「赤西くんも意外によかった」

もんや「普通 あの役の設定で赤西クンだと、
              ブチ切れる感じになるのが普通なのでしょうが、
              見事に押さえた演技でしたね。
              アメリカなんか行かなくて
              日本で俳優やれば成功する予感がしました」

アロハ「RED LINEはつくり手の情熱に負けてしまった
              ハーブ&ドロシーはドキュメンタリーの痛々しさの中に、
             心のなごみ…人生を豊かにするヒントを感じさせてくれます」

もんや「僕も10位は ほぼドキュメンタリーもの。
            コンゴは昔、行ったことあるのですが、
              あの世界にこんなやつらがいたののか
              …って嬉しくなりました。」


J     「…ありがとうございます。
          総括して感想はありますか?

         去年はおふたりのランキングをひとつに集約しましたけど」

もんや「今年は、それぞれってことでよいのでは」

アロハ「はい。そう思います」

J      「もんやさんは、それぞれの好き嫌いの先に
             …前に?

         “ほんとうに面白いものはある”って
      
          主義でしたよね」

もんや「はい。そうです。
              なんでも、好き嫌いで片付けちゃいけないと
              信じています。

              でも、アロハさんとは、ベースの
             “観る価値のあるクオリティーか否か…”
              って部分は、共有出来ていて、
             その上で、個人のお勧めをしています。

         だから、無理やりに合せた
            ランキングにしなくてもよいかな…と」

J    「そうですか。わかりました
           …ちなみにランキング外で、お勧めは他にありますか?」

アロハ「パーマネント野バラ
           マチューテ
           堀川中立売 」

もんや「ヒーローショー
            シークレット
            小さな村の小さなダンサー
            息もできない」

J   「ありますね~」

もんや「観ていないのも多くて…
           玄牝
           闇の列車光の旅
           瞳の奥の秘密
      
           このあたりは見逃しています。すいません
              でも、まずは、ランキングにあがった20作品
            DVDで良いので、ひとつでも観て欲しいですね」

J   「来年に向けて…なにか」

アロハ「僕は 独自の世界観、作り手のオリジナリティー
              …に最近どんどん惹かれてしまっているので、
             来年もそういう作品いっぱい観たいと思います」

もんや「僕はシナリオ(台詞回し 役者の演技含め)70%
         映像や音楽30% という見方は変わらないと思います。
              とにかく、面白いかどうか
              …ここに絞って 紹介してゆきたいです
           来年もぜひよろしくお願いします」

J    「それでは みなさんさようなら 」

もんや アロハ 「よいお年を…」


アロハ「 …長浜さんなのに、どうしてジャッキーさんなんですか ?」

J「……それは秘密です」 







 

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