紋谷のソコヂカラ 2011/3

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近況報告

投稿日時:2011/03/29(火) 18:40

CTを1回受けると6400マイクロシーベルトらしい。
とはいっても、1時間ずっと浴びているわけではない。

ものの1分…となると、106.7マイクロシーベルト。
年に3回ほどは受けているから300強マイクロシーベルト…
ミリに直せば…0.3と少々…

日本人の年間被ばく限度は1ミリシーベルトで、
福島第一原発の直近、3日間の累積放射線量が、
1.3~2.8ミリシーベルトかあ~ 

屋内への退避基準は、50ミリシーベルト、
30km圏内……北約45kmの相馬市は、
2日間で0.077ミリシーベルト

…180掛けると……うーん……。

こんなことを考えながら名前が呼ばれるのを待っていた。


地震の当日、我が家は夜中まで停電した。
寒いので、火鉢を引っ張り出した。
炭は2年前に長野の農家で買ったものの、
雑庫に放り込んであった。

真っ暗な部屋の中で、ずっと、炭を起して火を見つめていた。 
あとは、蝋燭3本を灯しラジオを聴いていた。

10年ほど前、モロッコでのひとり旅の最中で知り合って以来、
たまの便りを重ねる仲となったTさんと連絡が取れない。

なんとなく思い出し、年賀状を引っ張り出したら…
住所は宮城の安城市であった。
メールを入れてみたが返信はない。

わたし程度の関係で、伝言板にあげるのも迷惑なのだろう…
でも心配である。
元気であってほしい。


石原地知事の、「天罰発言」はその前後の発言の脈絡の意味を、
きっちり報道して欲しいと思った。
あれでは、真意が伝わらない。

有事の際に公人が、自分の本音を自分の言葉で言える
ということはすごいことで。
その内容の、不謹慎と不見識の違いは、
より正確でなければならないと思う。

今回の震災で、平時の際に見えてこない本質が、
いろいろと浮き彫りになっている。

人の在り方と同じですね。

その本質は、大変な時にこそ見えてくる。
分からないのは、見ていないから。

しんどい時こそ、地は出てしまう。
腹が立つことも多いが、発見もある。
求められていることは、
自分自身の心の中をみつめること。
文句を言うのは簡単だ。


ブログ書く気がおきず…
まぁ、わたしの私事などどうでもよいだろう
と思っていたら

「ブログがあがらないので心配しています」

とメールをいただいてしまった。
恐縮であります。


予定通り、2月の頭に抗がん剤を入れました。

●ひと山目の「副作用」 

前回、胃に激痛が続き、白血球が異常に下がり、
年末年始をつぶしてしまったのでビビっていたのですが、
今回はそれほどのこともなかったです。

一番の山でありました投薬後1週間のタイミングでも、
胃は痛むものの激痛というほどのものでもなく、
白血球も下がりはしたものの、
徐々に回復してくれて、ありがたいことです。

今回の投薬では、「補助薬品」の効果を実感しました。
たとえば “吐き気止め”、
これは、点滴で抗がん剤の前に入れるのですが、
この効果は大したもので、
15年前のはじめて…を思えば夢のような進化です。

肝心の抗がん剤も進んではいるものの、
その歩みの違いは歴然で、ぐだぐたになったあの日は昔です。

もちろんすべての気持ち悪さを取り去るわけではありませんが、
それでもかなり楽に投薬することができました。

聞けば、
「そうなんです。こういう薬は、どんどん良いものが出てきて…」
と看護師さん。
QCという意味では素晴らしいことです。



●ふた山目「効果」 

投薬直前のマーカー値は
「66000(前回のブログ時点からまたあがっていたのです)」

~投薬後、6日目の検査で「49000」 
それから5日後には「40000」
さらに1週間後には、「33000」

と徐々にですが順調に下がりました。

もう効かないかもしれないと、
内心では臆病になっていた自分がいたので、
この効果には素直にほっとしました。

●そしてみっつ目の山 

「効果の持続」です。

本日、3月28日(投薬後、1か月と11日)現在「42000」… 

……やはりというか、またあがってきています。

甘くはありません。

せめて、1万くらいには、落ちて欲しかった。
また同じくあがり始めることが歴然としている以上、
始まりがどのレベルからなのかは、
そのまま現実生活に直結しますから……。

本音は 「キツイなあ~」です。


さて、ここまでを、口笛吹きつつ、
軽妙な語り口で…と、報告したかったのですがそうもいきません。 

…それは、効果が持続せずに
がっかりしているせいではありません。


世の中を思えば、軽口は叩けない 
…そういうことで、僕自身が暗く落ち込んでいるわけではないので、
ご心配なさらずに。


津波が去って、見に行ったら家がなかった!?

…この絶望感に比べれば …屁

…失礼 

…屁 …みたいなもんです。



42000…基準値(13.4)の3000倍の濃度が検出されました。
ちなみに単には“ng/ml”です。

付近の住民の皆さんは速やかに…



基準はあくまで基準。
なにをもっての基準なのか?
人によってその症状はさまざま

…聞けばマーカー値二桁でも、
ボロボロな人もいる。



僕は勇者ではない 
でも、逃げるわけにはいけない。 
(ペイルライダー 名もなき人の台詞)


比べること自体、不謹慎ですが、
がんばりどころは人それぞれ、
まずは自分の回りからです。


次回から どうでももんや節  口調は復活するでしょう。 



※などと言っていましたら、
キーボードがまったく反応しなくなっちまいました。
後半は、スクリーンキーボードでひと文字ひと文字打ちました。




………サポートセンターのお兄さん曰く 

「機械的な故障ですね。工場に引き取らせて頂くことになります」

…だそうです。

いつわが手元に復活するのかは

…未定だそうです。

だから次回は未定です。



「…もんやブログあがらないけど…だいじょうぶなの?」


「もんやはだいじょうぶだけど、
   パソコンが三途の河原さ迷っているらしいよ」

という感じでお願いします。


神様は、乗り越えられる試練しか与えないぞ。

…もう試練はお腹いっぱいです。
 

あなたはわたしの特別枠

投稿日時:2011/03/08(火) 23:40

コンパスで 同心円を描いてみる。
中心からだんだんと 遠くに何重にも
真ん中の点は自分。

一つ目の円に入るのは 両親や兄弟
旦那さまや奥さん 子供はもちろんこの円の中に。

二つ目の円は 血縁の関係はないけれど 
自分にとってかけがえのない“他人”
…大切な友が入る。

このZONEに入る人数は少ないだろう。 
長く生きたからと言ってその数が増えるわけでなし、
ただ、最近疎遠だからと言って、消えることもない 
大切な友はいくつになっても変わらない存在。
別れた奥さん 僕の場合は彼女もこのZONE。

三つ目の円は 親友とは呼べないまでも、
一緒に居ると安心する他人のみなさん。

付き合った時期や長さはさまざまで、
学生時代 それも同じサークルであるかないか 
職場、こちらも同じ職場であるかないか
週末の趣味のサークル仲間やネットで
知り合いOFF会で仲良くなった同好の志。

男女 年齢はもちろん
「つながっている理由がさまざま」
いちばんバリエーションに富んでいるZONE。

知り合った当時はそれほどのこともなかったが、
環境が変わり、お互い大人になり、
ふとしたことで身近になった 
そんな友人がいたら、その方もこのZONE。

四つ目の円には、なんというか 
現実的に関係の深い友人が入る。 

いやらしい言い方だが、ここには、
ただ今現在の直属の上司や同じ課の同僚 
学生時代のサークル仲間 現在の愛人…

さまざまに深く関わり関わってきていて、
相手のことを“語ることのできる
”それくらいの距離にいる。

いま現在、頻繁に顔を会わせている。
このうち、現在の愛人などは、
突然一つ目の円に入ってくる可能性があるが、
ほかはない。
おそらくないということは知っている。

五つ目の円は さらに遠くなる。
けっこう飲みに行った前の職場の同僚の○○ 
中学時代あれほど毎日いっしょだったのに、
今何をしているのかも知らないし、
正直興味もない同じクラスだった○○。

毎朝、おはようございますと
声をかける隣の家の奥さん。
「いらっしゃい!!今日は早いねェ~
   ビールでいいかい」焼鳥屋のオヤジ。
息子の担任の先生なんかもこれくらいの距離か。

とても大切なクライアントだったのに 
取引がなくなり会うこともなくなったあの会社の部長も…
これが今も続いているなら、四つ目に昇格するけれど、
それもいつまで続くかわからない。
そうこのZONEは二つ目は難しいとしても 
付き合い次第では
三つ目の円くらいに入ってくる可能性がある。

六つ目ともなると もうどうでもよい(笑)
が 見知ってはいる 
…そういう顔ぶれ。
とりたてて例はあげない。

こうしてみると、中心点からの円までの距離が表すものは、
共に過ごした時間の長さではなく、
「心の距離」なのだと気がつく。

そう考えていると、どの円にも属さないのだけれど 
大切な人という存在があることに、また気がつく。

いわば、“特別枠”とでもいうのか。
顔を合せる機会は2年に1度、あるかないか。 

ふたりで酒を飲んだことはない 
趣味も考え方も正反対
住む場所も離れている 

そんなこんなで理由がなければ会うことがない。
それでも理由が出来て会うことになると、なんだか嬉しい。

いま なにをしているのか? 

なにが好きなのか? 

話してみたい…そういう気分になることが不思議だ。
自分にとって「意味のある人」

片思いかも…一方的な存在なのかもしれない。


先日コピーライターの神戸真さんがお亡くなりになりました。

享年51歳 
ひとり暮らしの彼が世を去ったその姿を 
最初に見たのは大家さん。

玄関のドアの鍵穴からだったそうです…

解剖されて判明した死因は「脳梗塞」 
実際にいつ倒れたのかは知る術もなし。

その訃報を僕が聞いた時には 
もうお骨にされていて、
ご実家のある三重県に戻っていました。

数日後、神戸さんの住んでいたマンションの部屋で
簡単なお焼香ができたのは、
お兄さんお姉さんのおかげ。

あいだを繋いでくれた友人たちのおかげ。


広告の発注主であり、ディレクターとして、
僕が神戸さんと仕事を頻繁にしていた時代は 
もう15年以上前になります。

「神戸さんは 生まれる時代が違ったんじゃないですか?」

「…なぜ?…じゃあ いつが良かったというんじゃ」

「明治維新 改革の時代ですね。
   知り合った当時は、室町のお公家さんの
   イメージだったんですが」

「うーん どっちも嫌だな」

「日本がわさわさとしている時代
 絣の着物に革靴履いて 山高帽子にステッキ持って
  … そうだなあ 大手新聞社なんかじゃなくて、
    大衆が喜びそうなカストリ雑誌に好きなこと書いて
 編集者から 先生…先生 なんて呼ばれて…
 けっこう締め切りに追われているのに、
    書かないで、言いたいことばかり言って…
 なんだかそういうイメージなんです」

「…うーん 大手出版社がいいな
 それに状況的には今となにも変わらんじゃないか!」

「なんというか ストレスのかかり具合が違うというか
 あの時代なら感じずに過ごせたのかと…」

「へんなこと言うなあ~はじめて言われたなぁ~」

こんな会話をしたのを覚えています。

あるFCの取材で沖縄に行った時に、
接待され連れて行かれた 

地元のクラブでは、ホステスさんに囲まれて 
恥ずかしいんだけれど、
なんか言わなきゃ気が済まなくて 
言ったら言ったで恥ずかしくて 
それでも言っちゃう神戸さん…

「その 見えそうで見えない
    胸元はなんとかならんものか」

「♡…ええ~ダメですかぁ~♡」

「見せるんなら見せる
 見せないんなら見せない
 はっきりしなさい」

「♡~チラッ」

「……け…けしからん!」

「♡…でも
 うちィ~あんまり大きくないんです~♡」

「………!
 そうか よいよい
 想像してしまったじゃないか」

「エッチやわあ~お客さん」

「エッチでなにが悪い
 ふんっ!!」

「胸の小さい女の娘はキライデスかぁ~」

「…それは そうだなあ~……
   くっ…苦しゅうない」

「あとお ワタシ 乳の輪が大きいんです
 ~きゃ 恥ずかしい」

「……… ! だ…だいじ オッほん !
 大事なのは乳首じゃ
 キミの乳首はなにか

 …その色はなに色じゃ」

「ええっ~ 普通ですよ 」

「普通なんて返事があるか愚か者!
 ピンクなのか…と聞いておるんじゃ」

「ええっ~じゃあ~
 ミテ ミマスカ?♡~」

「…… ……?
 いや その …いい
 結構じゃ!
   み…見るに堪えん!!」

こんな神戸さんが僕は大好きでした。

他の誰かだと聞くに堪えない 
古典的ですらあるこんな下世話な会話でも、
神戸さんならずっと聞いていたくなるのです。


亡くなられてなお 
こんなことを暴露して 

…それでも僕は最後まで神戸さんをいじります。
いじられて嬉しい神戸さん

素顔はとても真面目な神戸さん 
頑固で筋が通らないことは大嫌い…
それでいて温かみとユーモアがある神戸さんは 
僕にとっての特別枠です。

神戸さん。

よく散歩をしていただいた 
ミルキーがそちらにいるハズです。

朝、起きたら1日2回朝夕にお散歩お願いします。
そして、散歩の途中に雲の隙間から下界を覗き込んで…

「いかんな もんやさん それはいかんよ」

と 声をかけてください。 

たとえその声が聴こえてこなくても 
そう言ってくれているんだと思い 
日々 生きていこうと思います。



お焼香に連れて行ってくれたM君
(副作用でフラフラしていたので
   車で送り迎えしてくれたのです)が、
帰りの車中で言いました。

「思い出したんですよね。前に見た西部劇の映画で…
 若いアンちゃんが 老ガンマンに拳銃を向け…

   『ジジイは引っ込んでろ!…』

 とかなんとか言うシーンがあって、
 そう言われた老ガンマンが言うんです

 『オマエはそのジジイになることはないだろう』って…

 …今の時代でも、ジジイになるのって、
 大変なことなのかもしれないなあって 
 神戸さんの遺影みて
 なんだかそんなこと思いだして…」

確かに、なんだかいろいろちゃんとしないと、
ジジィになるまで生きられないかもしれない。

ただ、生き抜いた先にジジイがあるなら(ババァでも)
…だらだらと過ごしていて 
なんとなくジジイになるよりは 
満足のゆくジジイになっていたいと思う。 

また。この老ガンマンの台詞は

「お前の生き方では 俺の年にはなれないぞ!」

と戒めてくれているなら、
生き抜けるようなスタイルを身につけていたいと思う。

それがアランラッドも真っ青な
早撃ちなら極めてしまえと思う。


「ご冥福など けっこうじゃ」


そう怒られるので 
空に聴こえるのなら…
そんな言葉は言いません。

死に方がどうでも 
そんなことは関係ありません。
死んだ時が死ぬ時 
それだけのことですよね 神戸さん。

あなたは素敵なジジイでした。

安らかに…。

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