紋谷のソコヂカラ 2011/6/20

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梅雨の与太話はどこまでいってもパッとしない話しなのでご注意

投稿日時:2011/06/20(月) 15:44

 
「ここんとこ パッとせんね~」

「パッとせんね~ ぜんぜんパッとせんね~
 世界全体で パッとせんね~」

「世界のことは 知らないけど 
 身の回りだけでも パッとせんかね~」

「世界…重要よ まずは 世界よ 次に日本 
 …で だんだんと 狭めて…身の回りは最後よ」

「そうかね~ …じゃあ まず 世界から
 …最近 気になったことはなにか ないかね?」

「あるね ある」

「なになに? パッとする話し?」

「ジョージア州でさあ」

「アメリカの…?」

「そう ジョージア州でさ
 税金を金で納めなさいってことになったらしいよ」

「金で…?ドルじゃなくて?」

「そうそう」

「まじ? 金本位?」

「そうそう 金本位 」

「ドルは信じられない
 …ってこと」

「そう オバマ信じないってこと」

「やるね ジョージア」

「やるね ジョージア」

「心のふるさと ジョージアなのにね」

「ジョージアってお金持ちの州って
 印象だったんだけどね。
 CNNにコカコーラだよね。デルタ航空で
 …日本の企業もたくさん行ってるし。
 アトランタもあるじゃんね 
 … 民族混合
 …社会保険からみの問題かね」

「…詳しくは知らないんだ
 …で、だれ情報?」

「石原さん」

「都知事?」

「そう あの石原さん
 定例記者会見で言ってた」

「あれは いいね 観るべきだね
 都民じゃなくても
 首相ぶらさがり会見の100倍いいね 」

「うん いいよ 本音だからね
 態度は悪いけど相変わらず」

「亀井さん推し なんだよね あの人 」

「そうそう 
 そこんとこがよくわかんない けどね」

「あの推しはすごいよ
 メディア選抜入りさせちゃう勢いだよ」

「そういえば この前も どこかの記者が
 亀井さんを推す理由は?って聞いていて
 …役人を恫喝できる
 なだめすかして やらせちゃう
 そういう能力が 備わっている
 そこんところが 政治家には必要で
 …みたいなこと言ってた」

「ふーん 本音だね あとは?」

「亀井さんの話しより 
 オリンピック招致の意気込みに
 関する質問が多かったよ」

「ああ 新聞にも出ていた
 石原都知事 招致に意欲 復興のシンボルに
 …的な見出しで」

「違うんだよね~ 定例会見では
 そういうトーンじゃなかった。
 むしろ JOCが IOCに
 ちゃんとロビー活動しろよ
 
 …とか 東北3県の知事に
 オリンピック招致の後押しお願いするとか
 …それは東京都の役割じゃなくてJOCの役目でしょ
 …ちゃんと仕事して欲しい とか

 なにより 次のオリンピック9年後には、
 日本経済はデフォルトしていて、
 オリンピックどころじゃなくなっているかもしれない
 ってことを何度も強調していたよ」

「それが …招致に意欲 …じゃ イラつくね」

「イラつくね」

「あとね 都知事選に敗れた 松沢さん
 …吉本興業入り だそうですが
 ご感想は?
 …とか」

「くだらないね 質問が 」

「くだらない」

「新宿新聞の記者さん がね
 どうも毎回いるようなんだけど
 …その記者が、質問するのよ
 …だけど
 …あんたの話は主旨がみえないんだよ~
 って石原さんに怒られちゃうんだよね」

「怒られちゃった?」

「その人がね 松ちゃんの最新作の
 …つか侍だっけ、さや侍?だっけ
 あの映画の主役の
 …素人さんに似てるんだよね」

「…ああ~ あの~」

「で、怒られても 怒られても 喰いつくの
 そんで質問繰り返すの…
 で、石原さん
 イライラすんだけど、それでもめげないのよ」

「さや侍」

「さや侍 …なんだか愚直でさ
 真面目でさ ひたむきでね
 …がんばれ って感じ」

「見てみたいね その人」

「たぶん 毎回 出てると思うよ
 質問が許されるかは わかんないけどね」

「…で どんな質問?」

「帰宅難民の対策として 都内の空き地に
 簡易トイレとか置かないのか?
 …要約するとそう言う話し、
 それが伝わるのに3,4回
 石原さんとのやりとりがあって
 やっとわかったんだけど(笑)」

「…で、石原さんはなんて?」

「はいはい 新宿新聞自身もがんばって、
 そのくらいやりなさい…って
 最後はバサッ!って
 一刀両断!」

「切られたんだね …さや侍だけに」

「そう さやだけだからね」

「その話し 作ってない?」

「作ってないよ
 本当に似てるんだよ あの人に 」

「うーん なんだかパッとしないね まだまだ」

「しないね~」

「最近 面白かったエンタメ情報はないの?」

「本屋さん 回るとね。
 小説がね なんか異常だよ 少し」

「異常…? って?」

「告白や悪の教典 あたりの影響なんだと思うけど
 なんだか ああいうおどろおどろしいい感じの物語
 増えてる 帯が派手でね~ 煽り方が…大げさすぎる
 …もともとそうなんだけど 最近はひどいよ」

「悪の教典も …後半、ぐだぐだじゃんね~」

「前半面白いのに…歯車狂い始めてから
 …はい?って感じ」

「なぞ解きはディナー…が本屋大賞??
 ってびっくりだね」

「びっくりだよね…キャラ弱いよね あれじゃね。
 …あっ 映画はあるよ パッした」

「パッとした?」

「したした
 久しぶりに 熱くなった」

「なになに?」

「イップマン」

「ん?…なに?…イップ??」

「イップマン」

「どこの映画? どんな話し?」

「連作なんだけどね
 イップマン序章 とイップマン葉問
 2010年度興行収入香港No.1のカンフー映画だよ」

「香港カンフーって 久しぶりだね」

「実在の中国武術の達人の半生をベースにしてるんだけど
 この人はブルースリーのお師匠さんでもあった人でね、
 序章が日本占領地下の中国での話し
 葉問が英国占領下の香港での話し なんだよ」

「そうすると 敵は 日本と英国 」

「そうそう 序章は日本の軍人がラストボス
 俳優の池内博之クンが演じてる。」

「よく受けたね その役?」

「そうだよね でも彼の下の日本人の軍人の設定が
 ほんとうに嫌なヤツで
  …もうそっちにムカついた」

「ふーん イップマン…強いの?」

「強い 強い …小男なんだよね
 でもね 正義の魂持っていてね
 常に静かなる巨人なの それがね
 虐げられて虐げられて
 …でもってね ついに…
 立ち上がるんだよね…ここがさ
 くう~ 熱いんだよ」

「健さん」

「とくにね 2作目の葉問
 …こっちは くるよ 必ずくる
 オトコだったら オンナでもくる…
 相手のイギリス人のボクシングチャンピオンがさ
 …もう くうううう~って感じのやなやつでね」

「くうう~ばっかだね
 対日本~対欧米 …その設定は
 ブルースリーの怒りの鉄拳~
 ブルースリーへの道と同じだね」

「イップマンの前にね
 サモハンがね闘うんだけどね…」

「サモハンってあのサモハンキンポー」

「もう 年よりのサモハンがね
 …くうう~熱いんだよね それでね
 …くううう~」

「くうくう~うるさいよ
 サモハンはどうなるの?」

「壮絶なんだよ そこが…
 CG慣れした人にはぜひ
 あのボクシングシーンは観て欲しい 」

「序章は、抗日ものじゃない
 公開されたの?」

「武蔵野館くらいじゃない
 あんまり面白くて すごかったらしいよ
 いまどき 抗日ものだからって
 ロードショー扱いできないのって
 ぜんぜんダメだね

 でもまあ そんなことより 観て
 面白いから くううう~ってなるから。

 主演はナイナイ 岡村似のドニー・イェン
 余談ですが…奥さん役の中国人女優
 …名前は知らないんだけど すんげえきれい 」

「でた アジア美人好き(笑)」

「葉問では脇に徹する役なんだけど
 序章では この奥さんがいい味だしてるんだよ
 そこんとこも注目 …単なるアクション映画
 ってだけでなく 日本占領下の中国の小都市と
 英国の臭いが漂う香港 の当時の街の感じをね
 …セットうまく造ってるんだよね。
 で、ドラマとしてはそこで生活する
 脇役の個性が、またよいんだよね」

「パッとする?」

「するする 絶対にする」



「日本のものは 最近ダメかね?」

「うーん ダメじゃないんだろうけど
 なんだか小さい世界で、細かい技に走りすぎの
 独りよがりの 変わったことやりすぎの
 …そんなの多いよね もっとシンプルに
 面白いもの作ってって感じ
 “川の底から…”以降ないよね 」

「パイレーツオブカリビアンを
 面白いというのはやめようの会
 会長としては …ハリウッドものは?」

「僕、以前に…ジョニーディップ自身が
 もう いいんじゃね って言ってるらしいよ
 まあカリブの海賊はおいておいても、
 手放しで スカッとする作品は少ないよね」

「ブラックスワン 期待してなかった?」

「してた してた … でもね ダメでした」

「ナタリーの演技すごいんでしょ」

「話しがね … 痛いし
 最後はなんでもありだし… 」

「痛いって?」

「謎が 謎じゃないんだよね それがすべてかな。
 謎に期待して観ちゃうんだけど
 …ラスト…謎じゃないじゃん!?…って」

「はあ?」

「まあ 観れば
 アカデミーものなら ソーシャル…は好きだったよ
 ぜんぜんスカッとはしないけど」

「スカッと と言えば
 ヒーローものなんかでないの?」

「ないねえ~ エクスペンタブルスと…
 あっ…ロビンフット は良かったよ …
 ラッセルクロウはいいよね 最近すごくいい。
 ロビンフットものとしてもシナリオ新しいし
 そういう描き方もあったんだ って感心した」

「あとは ないの アメコミとか?」

「ないねえ アメコミねえ~
 主人公自身がやたら悩むじゃない
 設定として…あの傾向は
 そろそろやめなさいって思うよ」

「善と悪 
 …そもそも 同じだった的な…」

「そうそう 悪のフォースに取り込まれないで的な
 … アメコミじゃないけどトロンの最新作もそうだよね
 アイアンマンも スパイダーマンも
 X-menも ハルクも
 みんなそう そこのところ 主人公に悩まれると
 観てるこっちも困るんだよね 」

「ああ 確かに… 感情移入しずらい」

「勧善懲悪…単純でよいのに
 複雑にすることで 新しさ出そうという下心
 …そして後半失速する。

 意外にあたったんでキックアスも
 続編作るらしいけど、2作目は
 1作目の脇役の女の子 主人公だってさ。
 なりゆきシナリオだとしか思えない」

「自己矛盾みたいな設定は
 日本のアニメの十八番だから
 真似しようとしても無理なんだよね 」

「悩むよね~日本のアニメの主人公…
 ワンピースが受けてるのもその反動でしょ
 悩まないで突き進む 」

「ナルトあたりは 悩んでるもんね
 …さて、 主人公が屈折していて、
 それでもよくできている日本の
 アニメの代表と言えば、
 なんでしょう?」

「…なんだろう?
 エヴァ…ガンダム…
 あっ デビルマンだ!」

「デビルマン…古いね
 そうね 人間滅ぼそうと登場して
 早々に、女に惚れて転向しちゃうって

 おいおい!デビル軍団にしてみれば
 そりゃあ 怒るわ(笑)

 …正解は 装甲騎兵ボトムズ 」

「知らない」

「あの世界観は
 なかなか真似はできないと思うよ」

「ふーん」

「でも、パッとはしないから説明しないし、
 この季節には進めないけどね」

「じゃあ この季節 どう過ごすのさ
 どうやってパッとするの?」

「これ見てる」

「…島…図鑑」

「図鑑なんて 生まれてはじめて買ったよ(笑)
 …このサブタイトルが 惹かれるんだよね」

「有人島全収録!」

「そうそう ぐっとくるでしょ
 かつて日本人が住んでいて、
 今は無人島って島も網羅してるんだよ
 取材をはじめて30年がかりの図鑑
 前から気になっていたんだけどね

 最近、あまりにパッとしないからね
 気分かえようかと、手に入れたんだよ」

「おもしろい?」

「おもしろいよ
 全部の島が写真と解説付きなんだよ
 瀬戸内海とか九州とか
 はじめて聞く小さい島がいっぱいでさ…」

「ふーん おれにはわかんね
 もう日本が島じゃん
 本州が島じゃん おれたちみんな
 “島んチュ”じゃん」

「小さくないと島は
 …そこに凝縮されるんだよ いろんなものが
 …で 島だから 孤立してたたずむ
 …その沈殿する空気が…」

「はいはい わかった
 もういいよ… 沈殿してんじゃん 今日もさ。
 パッとしてないんだからさ
 次回は もう少し パッとした話にしようよ 」

「旅行記書いてくれ
 ってリクエストが 多いんだよねいちばん」

「みんなも パッとしたいんじゃないの
 …2番のリクエストは?」

「あとは 与太話と料理と犬とエンタメが 同列…
 病気の話しは なんとなく入れといてって感じ(笑)」

「…わかるね その感じ…
 でも 旅行記書くなら どこかに行かないとね」

「行かないとね  行け行け言って
 自分が沈殿してたんじゃ 意味ないよね」

「そういえば ANAのCM 久しぶりにいいね」

「見た 見た いいね
 シンプルだけど いいね」

「商品はもちろん違うけど
 SMAPのシンガのCMの予算1/100
 くらいだろうけど
 ANAの“休夏”の方が、ずっといい」

「言っていることは普通なんだけど
 なんといったも間がね…うまいよね」

「うまいね。作った人に拍手だね 」

「島巡りの企画とか 誰か持ってこないかね」

「やっぱり 島なんだ
 まずはどこあたりから 攻めますか?」

「ここ数年で気になっているのは
 …小笠原」

「近いけど…遠い やつね
 ある意味 地球の反対側行くより 遠い」

「伊豆諸島の 御蔵島までは
 ポツポツあるんだけど 小笠原は未踏でね。
 機会はあったんだけど…行かず仕舞。
 南鳥島や硫黄島までは 無理としても
 父と母には 行きたいね」

「バリ島の半分でも 他に傾けてればね…(笑)」

「いま思えば それは言えるかも
 でも まだまだこれからよ
 思い立った時が行く時よ」

「ここに来て 思ったの?」

「そう 40歳までは
 日本に興味なかったからね」

「…で 島?」

「都道府県は 全部制覇したんだよね
 なんだかんだで。
 だから県単位じゃなくて 地域単位
 で いちばんの興味は“島”って形態
 …ここに惹かれるんだよね」

「おれは行かないよ 別に
 惹かれないから。

 どこかのイカシタ姉ちゃんと…
 そうねえ グアムとかで…」

「グアムも島じゃん
 チャモロ族の文化とか観るものあるよ」

「なんだそれ
 イカシタ姉ちゃんは
 チャモロ族とか興味ないんだよ
 
 シャトルでDFSめぐり
 …グアムと言えばこれしかない」

「だめだね イカシタ姉ちゃん分かってないね。
 本当にイカシタ姉ちゃんは…
 グッチやシャネルやクロムハ-ツとかじゃなくて、
 チャモロ族の村で洞窟壁画のペンダント欲しがるんだよ 」

「そんなのいらないよ」

「いらない姉ちゃんは イカシテない“ただの姉ちゃん”
 そんなこともわかってないと
 石原さんに叱られるよ」

「…ほんとかよ じゃあ
 今度さあ~グアム行かない?
 チャモロ族のペンダント買いにさあ~
 …とか誘ったら…」

「そこで喜べば イカシタ姉ちゃん。
 反応なしは…ただの姉ちゃん
 分かれ目だね」

「誰もいわない 気がするけどなあ~」

「それは 彼女がイカシテないんじゃんくて
 あんたがパッとしてないから」

「それなら イカシテない姉ちゃんでいいよ」

「パッとせんねえ~そんなことじゃあ
 今回のテーマを忘れたのかい?
 世界がパッとしても
 そんなんじゃ身の回りは
 パットしないよいつまで経っても…」

「そうか じゃあ 
…ダメもとで チャモロ族
 …で 身の回りのイカシタ姉ちゃんから
 …ってことで 」

「がんばって こっちは 旅行考えるから
 ひとり旅 」

「じゃまた 報告よろしく
 チャオ」

「ダスビダーニャ アディオス スラマツジャラン♪」

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