紋谷のソコヂカラ

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せんぷうき

投稿日時:2010/09/01(Wed) 21:48

我が家にはクーラーがない。
正確にいえば、2台…あるにはあるのだが

動かない。

1台は、むかし、
…22~3年前(頃)に友人にもらったもの、
もらったというか、麻雀の負け分を
こいつでと、持ってきた。
別にいらないと言ったのだが、
それでは気が済まないと置いて行った。

以来、引っ越す度にただ持ってきた。
もう動かなくなってずいぶん経つ。

もう1台は、
戸塚に引っ越す際に、取り付けたもの。

こちらも壁の飾りになって…
10年は経つと思う。


いつだったか、なんかのついでに電気屋さんに 
直してもらおうとしたのだが、

「…うーん この型は
 もう部品もないし無理ですね。
 買い換えた方が…」

と 言われた。

やはりである。
最近の電気屋さんはやる気がない。

特に、都会の電気屋さんは、
…言いなおそう…

「僕の知る限りの範囲で、誠に恐縮ですが、
 都会の電気屋さんは

 …直そうという気構えがない」

そもそも、学研の付録が好きで、

メカ二ズムとか 
組み立てるとか 
配線とか…

ああでもないこうでもないが好きで、
始めた仕事ではないのか。

始めてみると、
町の電気屋さんならではの
きめ細やかなサービスを愛し愛され…

「ほら、奥さん映るようになりましたよ」

「…えっ? …ビールですか?
 …まだこれから仕事なんで
 …いや…はい…暑いですね 」

「…はい? …えっ
 仕事がら 重いものも持つんで
 ええ 筋肉ついちゃって…」

「… えっ 旦那さんは
 出張で今日はお留守…なるほど …」

「…汗?ええ …お風呂?
 …いや だうじょうぶです
 ……ほん…とに…いいんですか」

 … そういうこともあったりして、

電気屋さんになってよかったぁ!!
…ではないのか? 



クーラーを使わない。…などというと、
そういうポリシーなんですね。とか、

健康に気を使っているのですね。
とか、言われるが、

まったくそういう主張地味たことは、
1ミリもない。

ものぐさ なんです。単に。 

壊れたら壊れた… 
これが携帯やパソコンなら別、
白モノ家電なら 冷蔵庫は別…

それ以外は どうでもよい。 

たまたまタイミングで
電気屋さんに会ったら…

ところでうちのクーラー直りますか?
とは、聞くが、
相手にやる気がなければそれまで。

その程度のこと。

別に死にはしない。

 …いやいや 
 今年の暑さはそんなこと言っていられないのでは…

 …いられなかった。
 …というのも、数年前、から使っている
 扇風機も壊れてしまったからだ。

レトロ調なデザインが気に入って
買ってしまったのが いけなかったのか、
8月に入りお盆を待たずして風を送るという 
最大にして唯一の機能が失われた。

回るには回るものの、風がこない。
扇風機のアイデンティティーの崩壊。

少し、メカに強くて。 手先が器用なら…

「どれどれ、ふむふむ
 なるほど…チョイチョイ」 

なのだろうが。

こういう時に、
学研の付録にまった興味がなかった 
僕のような人間には、為す術がない。



Y電器に出かけた。  

相変わらずすごい人である。

ポイントなるものの
(まったく興味がないので詳しくはないが、
 来店すれば割引につながるらしい)が
なくなったようだが、

それでも週末には 
何を買う訳でもない
お客さんがたくさんやってくるようだ。

僕にはその心中はまったく理解できない。

…とにかく 扇風機を…と売り場に向かう…

??

この暑さなんだから 
各メーカーの商品が所狭しにあるかと思いきや

…ない 

業務用の大型のタイプと 
なんだか大きな冷風機 
なるものが数台あるだけで、
いわゆる家庭で普通に使う扇風機がない 

?? …

店員を捕まえ聞くと… 

「ああ …扇風機ですか。
 もう終わりですね」 

にべもない…とは、まさにこういう感じ。

もう…終わり? 

はい? …えっ? 
まだお盆前で こんだけ暑いのに?

「ええ。もうこの時期ですから…ね」

…ね…じゃない ねじゃ。
「あなたももちろんお分かりでしょ。
 当然ですよね」みたいに言うな。

「…これだけ 暑いのに?
 置かないのはおかしいんじゃないの?」

「…はい。まだ暑いですよね」

…だめだ やる気がない。 

それでもこちらは死活問題と…

「なんかないですか?なんか?」と食い下がると
…少しお待ちを…と奥に向かう店員。

ほらみろ あるじゃないか 
そうだろそうだろ。 

マニュアルで動くなよ 
お客さんの立場に立ってみようよ。

…「これしかないですね」

「!?…ちっさあああ~(小さい)!」


…ということで 
わたくし こいつで 

8月は乗り切り、本日9月に突入した。

最後に、こいつの値段は1600円 


なんだかY電器のポイントがあり、 
そのポイントで買えると言うので、賄った。

勝ったのか負けたのか。 
よくわからない。  

電気屋さんにも事情があるのだ。

僕の飼い主と帰省

投稿日時:2010/08/17(Tue) 09:15


暑い 暑い … 
こんなことなら
プーヤンパパ(※)の家で 
クーラーのそばで寝ていたかった。

飼い主がお盆の帰省に帰ると言うので、
付き合ってやったのだが、
こんなに蒸し暑いとは… 参った。

飼い主の故郷は、静岡のなんちゃらという田舎の町だ。 
まあ…よくも と思うが、回りは茶畑と田んぼと
川と山と …またまた茶畑しかない。

飼い主が言うには 
「年越しは帰らずとも、盆には帰れ 」
と親に言われ続け、
お盆は、田舎で過ごすことが
当たり前になっちまったらしい。

とはいうものの、それほどのこともなく、
東海道線から新幹線に乗り継いでも、
東名高速を車で帰っても…
たかだか3時間の距離である。
ボクも小さい頃は、ミルキー(※)と一緒に
車に乗って、飼い主の帰省に付き合った。

ここ、最近は飼い主の事情で、
電車で帰ることばかりで、
ボクやミルキーは、おいてけぼり。

久しぶりのドライブでもあります。
ミルキーはプーヤン宅で涼んでいる。

…まあ、こうまで暑いと、そっちの方が、うらやましい。

都会と違いコンクリートの照り返しがないのが、
田舎のよいところではあるものの、それでも。
なんなんだこの蒸し暑さは。

着いた夜は、「お盆の行事」とやらを観に出かけた。
…といっても飼い主の家の目と鼻の先…
ボクは初めて観る

なんだなんだと待っていると

「いっちゃ よれよれ~」なんて掛け声をかけながら
提灯の一段が近づいてくる。

飼い主が言うには
「これは子供念仏…通称“かさんぼこ”って言うんだよ。
 村ごとに子供たちが、初盆の家を訪ねる行事なんだ」

なるほど、よく見れば、みんな子供である。



上から下まで真っ白で、麦わら帽子をかぶり…
リヤカーに大太鼓と小太鼓を積んで
囃しながら向かってくる。
先頭には、大きな番傘に赤い布を巻きつけ…

ああ、これが“かさんぼこ”という奴やね。

「そもそも遠州浜松のお~ 大念仏の始まりわぁ~
 元亀三年申の年い~頃は 五月の下旬なりい~
 家康公と信玄とぉ~三方が原にて戦してぇ~…」

突然、飼い主が唄い始めた。

「覚えてるもんだろ。
 こういう歴史絵巻なんかの唄を覚えてな。
 初盆のお宅で一列に並んで唄うんだよ。
 唄の最後は、だいたい
 “往住安楽 南無阿弥陀”で、終わるんだよ。
 だから歴史絵巻といっても、死者への弔いの唄だね。」

確かに、一行は、松明の焚かれた家の縁側に勢ぞろいして、
唄を歌い始めた。
??…あれっ?
また違う唄だ。

「亡くなった方が子供だったり親だったりしても違うし
 リクエストなんかもあるからね。
 十曲くらい覚えてるよ」

ふーん。 ん? 
今度は 大勢だぞ。
しかも大人…みんな衣装着てるし、
銅鑼まであるぞ。

「こっちは 大念仏。
 ほら、さっきの唄の歌詞にもあっただろ。
 これは天竜地方の伝統芸能で、
 わざわざ呼んできてもらうのさ」



へ~。 
ボクが死んだら飼い主はどうすんだろ。
浄土なんとかとか宗教とか入ってないから。
関係ないのかなぁ。なんか踊ってくれたらいいなあ。

翌日は、飼い主と2人で海へ。
やったあ 海大好き… 
もうどんどん飛び込むぞ。

…あれ? 波高いぞ。台風の影響って、ひええ~

…もう ボールを うっ …投げ …ないで … 
塩水が口の中に …うっ …だから 投げないで 
投げると 走って…うっ しま…う

ボクの…悲しい…うっ…さが… 
もうへろへろ …みなさん聞いてください。 

飼い主が海に連れてきたわけ…
その魂胆はボクを洗濯しようってことなんです。
日ごろ、洗わないから、こういう機会に。

ひどいでしょ。…でも、海大好きなボク。

涼しくなったのもつかの間、
夜はまた蒸し蒸し、昼間の疲れもあって、
ボクはもうへろへろです。


翌日は、飼い主の幼馴染の家に
ここにはボクと同じ
黒いレトリーバーのメスがいます。

ボクが8歳で 彼女は4歳…
人間の歳に直すと…
うーん人間の歳に直すって意味ないよね 
いつも思うけど 
まあとにかく、
ボクには子供すぎて
パスですわ。

まとわりつくのが面倒くさい。
飼い主は、なんだか幼馴染の子供の
夏休みの宿題を見ている。

「日本の一番西の島は?…
 ふん 与那国島じゃん
 
 日本の一番南の島? …
 そんなの波照間に決まってるじゃん。
 
 …ん?違う 沖の鳥島…はあ?
 …ああ、無人島ありえね。

 あれ?そうなると…南鳥島じゃないのか?
 えっ、そうか200海里の話ね。
 なるほど…中学生…わかりにくい~」

とかなんとかぶつぶつ言っているけど大丈夫かな。
しばらくして幼馴染と通った
小学校にみんなで行くことに。

途中、かぶと虫を採るらしい。
まさに、夏休みっぽいね。



ぽいけど 暑い。
ボクには辛い。
かぶと虫も小学校もどうでもいい。

ちなみに、飼い主は
「電動車(シニアカー)に乗っている。
倉庫から埃まみれを引っ張り出してきた。 

「おおっ!最高時速6Kmだぞ。
 いいねえ。快適 快適♪」

あんたはいいけどこっちは辛い。
かくして大人2人(ひとりはシニアカー)
子供3人と黒いラブ2頭の
珍妙な行列が田舎を行進することに。

畑仕事のおばあちゃんとか
近所のかあちゃんが、なんだか変な目で見ているぞ。

しかし、気にしない、
この飼い主はそういうことは無頓着。

こんにちは~なんて 
言っている。

 
かぶと虫も無事に採れて、


帰るときボクのリードを外してくれたので、
田んぼを越えてお散歩してみた。


水路があった。! 
もう我慢できないので飛び込んで泳いでしまった。 

ああ、気持ちいい~ 
こういうことは田舎ならでは、
探しにきた飼い主が笑っていた。



最後の晩は 花火を観に出かけた。
延々と続く田んぼの先の
大きな川の縁で上げるらしい。
これまた、へろへろになった。

「田舎の花火 下から見るか 上から見るか」

なんだかわけわかんないことを言っている飼い主。

飼い主のお母さんと
その友達らしきおばさんも一緒でしたが、
途中で別れてボクと飼い主の二人で観る。

「この田舎のしょぼさが ボクは好きだな。
 何十万発とかさ 何尺玉だとかさ
 そういう大きさや数じゃないんだよね。
 都会のはさ。
 もう人がうざくて
 なにしに来たのかわかんなくなるからなあ。」

そういうものか。
それでも、この町中の人が観ているらしく、
けっこうな人出である。

「隣の市の花火は 全国的にもその規模で有名な
 花火大会だったんだけど、不況で去年から中止だと。
 小規模でも継続する、ちょっとづつでも
 ボランチィアでも、頑張って毎年上げる
 そいういうことが大切なんだよな」



また、この飼い主は 
わかった風なひとりごち。 
地道にこつこつ、継続する…

が苦手なのはあんたじゃないか。

そして、今朝飼い主の渋滞は嫌いの一言で
朝5時に自宅に戻ることになり、
家に戻ってきました。

…ん? 
…こっちはこっちでまた暑いじゃないか! 

なに!36℃!! ありえねえ。

海飛び込みたい 

川泳ぎたい 

はあ~ そんなボクの旅日記。


※「プーヤンパパ」:
 神奈川県随一の犬好きと飼い主が言う
 ペットシッターさん。
 おまえら愛犬をどこの馬の骨には
 預けられねえ~とか、なんとか言って
 いつもお世話になっている。 

※「ミルキー」:
 飼い主の初めての飼い犬。
 メスのシェルティー。
 もうおばあちゃんで、目も耳もあまり聴こえない。
 どうもボケもキテいるらしい。
 でも、飼い主が来るとわかるようで
 元気になる…とプーヤンさんが言っていた。
 そういうところが飼い主はたまらないらしく。
 たまに泣いている。

女優!

投稿日時:2010/08/06(Fri) 00:43


美人は3割手間がかかるらしい。
口説く側も、3割増しで
努力しないといけないことになっている。

美人本人に言わせると 維持するのが大変で 
やはり3割くらいは、
時間やお金やお手間がかかってまあ大変…
寄ってくる男も3割増しで、
これまた手間がかかるらしい。

なにをもって美人とするかは、
趣味の分かれるところ …ではなく、
やはり、美人は美人。 
好き嫌いは別にして、どうにもならない。


伊坂幸太郎の新作
「バイ バイ ブラックバード 」に出てくる
女優曰く、媚へつらいすり寄ってくるか 
わざと意識していない風を装うか… 
こんな男しかいない…

辟易と言っているが、 
美人というのは兵器に近い 
そうであるというだけで 
まずは身構えてしまうのは
仕方がない。

韓国ドラマ「IRIS」のキャンペーンで 
テヒが日本のテレビに生で登場した。
論客イケメンの国際弁護士が 
その傍らに立つが 
いつものクールな立ち居振る舞いはどこにやら、
まったく落ち着かない 

挙句に「あなたが好きです」みたいな 
韓国語を喋り 伝わらず 
同様にゲストだったビョンホンに 
「日本語かと思った」と
揶揄(本心でしょうが)されてしまった。
格好悪い…が仕方ない 

テヒはそこにいるだけで兵器なのですから。

しかし、「IRIS」はいただけない。 

あまりにいただけないので、
悲しさを通り越し、怒りを感じる(笑)
原因は 日韓双方にある。

日本側の問題は 
①本来の1話分の放映時間をCFの尺分カットしていること 
②黒木メイサ

韓国側の問題は 
①脚本がダメダメであるということ。

「IRIS」なんて観ていない 
という人も多いので詳しくは省きますが、
テヒの魅力すら感じさせない

このドラマの臨場感のなさは 
もう 特筆もので、
これをして韓国ドラマを誤解されてしまうのは 
とても辛いということだけ言いたい。

そして、もし
「なんだ、この程度??
 韓国ドラマってやっぱりまだまだね」

なんて思っている人がいるのでしたら、 
本当に面白い韓国ドラマを
1本だけ紹介したいと思う。

そもそも観てもいない
「IRIS」を取り上げたことを反省しています。 
(正確にはテヒという女優を紹介したのですが)

やはり、自分の目で見て、
ほんとうによいと思えるものを 
ちゃんとお勧めしなければならないと
改めて思いました。

「ファンタスティック カップル」 
&nbsp;2006 韓国MBC放映 全16話


この年の韓国の演技大賞で4冠を獲得した作品です。
日本でもBSジャパンやKNTVはもちろん、
民放でも昼の枠で放送されました。

韓国の友人に前々から薦められていたのですが、
観る術がなく機会もなく、放映からだいぶん経ち、
1WEEKレンタル</a>の安価版でやっと観る事ができました。
※すでにTSTAYAでもレンタルができます。


どう話せば、この魅力が伝わるか 
正直 わかりません。 

小学生からエンターテイメントに浸かって生きてきた
僕のような人間は、功もあれば、罪もあります。

罪というのは、あまりに観すぎてしまっているために、 
小説でも映画でもドラマでも、
大概の事には心を動かされない 
という罪です。

たとえば 泣けない 笑えない。
面白いとは感じるのですが
泣いたり笑ったりまで行く前に 
心が止めてしまうのです。

それほどものでもなかろうと…。
そんな僕が、ほんとうに久しぶりに 
ボロボロと泣いてしまいました。 

ゲラゲラと笑い、喉が痛くなりました。

その原因が主演の 
ハン・イェスルの存在と演技です。
 

もちろん脚本や台詞が秀逸であるのですが、 
ちなみにこのドラマ、お金はかかっていません 
おそらく「IRIS」の十分の一程度の製作費でしょう。

韓国ドラマお得意の海外ロケもなく 
田舎町、南海(ナメ)ですべてのシーン(たぶん)が
製作されています。

カテゴリーはコメディーですが、 
前半と最終話し付近では同じドラマ? 
と思うほど様相が変わります。

このギャップは 前半からの布石が
観る側に相当深く根付くので
そのギャップともいえ、
ここが僕の 涙の理由でもあるのですが…

イェスルの美人度は相当なものなのですが、
はじめ観た印象は「タイプじゃないな」でした(笑) 

それが、中盤に差し掛かるにつれ、
「おお、もう あなたのためなら何でもするぞ、
このやろう!」に変わってゆきます。

「ファンタステック・カップル」はファンの間では 
通称“ファンカ”と呼ばれています。

細かいあらすじやなんかは、書きません。 
興味があればオフィシャルや
ファンのサイトを観てください。

ただ、3割どころではなく 
軽く10倍、手間がかかる大富豪で
高飛車の極みな主人公が、
性格はそのままに、記憶喪失になり、
超貧乏な家庭で暮すことになる 
…そんな話しです。

観て欲しい個所は、彼女のせりふ回し…と 
記憶がなく不安なのに、態度が女王さま 
もっというと 本音でしか喋らない 
おもねらない本質的な優しさを感じさせる
その振る舞いです。
 
韓国ドラマは、あまりにはまり込み、
観終わっても放心状態になることを
「廃人」と言いますが、
このファンカは間違いなく 
廃人養成ドラマです。

僕に限らず「時間は大切」 
無駄なものに使えません。

映画などは
2時間観てつまらないと 
お金返せ …というか
時間を返せと言いたい。

特に、韓国ドラマは話数が長いので、
半端なものはお勧めできません
(まあつまらなければ止めればよいのですが)

それでも、話に乗るのに何話分かは観ないと 
良いのか悪いのか判断がつきませんから、
結果…つまらないでは困ります。

実際、このファンカも3話までは 
どんな印象でも観てください 
そして、
5話までいけば
もう止められません。

あと、観終わると
マッコリが呑みたくなり 
ジャージャー麺が食べたくなります。
これは保障します。

また余談ですが、これを観て 
イエスル ファンになったら 
「いかさま師 タチャ」を次にお勧めします。
さらに美しくなって 
画面すべてを持って行ってしまう
存在感のイエスルに会えます。

タチャは「オールイン」をかなり意識して
つくられていますが、 最近の分だけ
スタイリッシュですし、シナリオが抜群に面白いです。

今回は夏休み お暇なら観てよね 
お暇でなくても観てよね 
企画でした。

もんやヶ村の平和…

投稿日時:2010/07/14(Wed) 12:45

この村では…
男たちは狩りにでかけ 
女たちは畑仕事をして留守を守る。

村の平和は受け継がれてきた掟と 
村人自身による自浄努力でなりたっている。

貧しいながらも慎ましく平和な村。

そこに悪童が生まれる。 
祟り神の差し向けた悪魔の子。

成長するとともにしたい放題。 
畑を荒らし、人の家に盗みに入り、火をつける。

喧嘩をしては村人を脅し、しまいには徒党を組んで、
村を自分のものにしようと企む。

「ぐふぁぐふぁ!!この村は俺たちのもんじゃ。
 金目のモノと女どもを差し出せえ!!」

「悪童!オマエという奴は! 
 育ててもらった恩を忘れたか!」

「恩だと? 
 ぐふぁぐふぁ!!そんなものかけらもないわ!
 がたがた言うとたたっ切るぞ!」

ズバッ!! 

~きゃ~あああ あなた~ 

オギャぁ オギャぁ~

もう勘弁ならんと村人も黙ってはいない。
おらが村を守らんと悪童どもに戦いを挑む。

… さてこの村の平和は どうなるのか 乞うご期待!!


この村でのこんな出来事は 人間の体では毎日起っている。

骨髄でつくられる赤血球は、血液中に流れ出て、
肺で受け取った酸素を体内に運び 
不要となった二酸化炭素を運び出す 
生活の基本を司る女たち。

他にも、血管壁に傷がついたり出血した時に、
傷口をふさぎ止血してくれる娘もいて、
これが血小板。

かたや男たちは、体内に侵入した細菌や異物(癌細胞)に
対抗し病気の進行を抑制する。

そして、この血球ファミリーの結束とやる気が 
体を悪童から守っている。

だから健康な体は、毎日この悪童たちとの
戦いに勝利している。


もんやヶ村の平和を診ていただいた。


場所は原宿竹下通りど真ん中にある原宿クリニック。



2週間前に血液と尿を差し出していて、
今日はその結果を伺いにきた。

まず、驚いたのは僕の血液データが一冊のファイルで、
30ページにもわたり詳細に分析されていることでです。

しかも、イラスト図解入り。 



アルファベットと数字のデータ報告に慣れている
僕にはまことに新鮮で、しかもよく分かる。

たとえば 
「今回のあなたの赤血球」のページでは 
正常~扁平~奇形~いが状など血球の形がイラスト化されていて、
もんやの赤血球は「楕円」のところにチェックがされている。

大 中 小 とある血球の大きさは 小。

染色性(トリパンブルーという染色液に浸す 
→ 中味がスカスカだと染色できない 
→機能を果たしていない 
→逆に濃すぎると
→これも障害で脳卒中のような症状を起こす)は正色素性 
なのだそうで、そういうことが一目で分かる。

白血球にもさまざまな種類があることがわかり、
自分の白血球はどの型のタイプが多いか、一目瞭然。

異型リンパや骨髄球、後骨髄球などはそれ自体が
たとえ1%でも存在すると 
大変なことらしく幸いにしてなかった。

血球のみならず肝臓機能、肝炎ウイルスの検査結果  
腎臓に関する血液検査 
脂質の代謝や 
もちろん腫瘍マーカーまで、

どうしてここまで必要かと言えば 
答えは簡単 … 

「そもそも、もんやヶ村は悪童に立ち向かう
 “基礎能力”があるか?」
ここを診てもらっているのであります。

血球ファミリーの体力があるか否かはもちろん、 
血液の量の調節や解毒、代謝機能まで管轄する 
肝臓さま(村の長老)の状態、
体内の老廃物をろ過し尿をつくる
腎臓さま(おばあたち)の状態 

…悪童どもを蹴散らすにはこういう
村全体の機能が正常であることが重要なのです。

ちなみに、もんやの村の長老は「しわしわ型」だそうで 
おばあたちは「くたびれモード」と診断されました。

体液のバランスは悪くない→芯は丈夫  

糖尿病などの疑いもなければ 
脂質も善玉→ 血液もよく巡り、
ゴミ捨て能力も高い

ということも分かり、
村としては十分に基礎能力がある
ということが分かりました。

これは以前から疑問でした

「癌マーカーは相当に高いのに、
 自覚症状がまだ出ていないのは…なぜ?」

という疑問にも応えてくれていて、
代謝や体力、血球や栄養、肝機能や腎機能など、
そもそもの基本的な体の機能が、
もんやは強くできている そうなのです。

ありがとう 母さん なのです。

組織学的な悪性度は
癌の進行には関係ないということです。

よかった。 

ここで挫折するようなら 
つまり守る価値のない村もしくは、
そもそも「悪童に滅ぼされる宿命を持った村」
ということにもなりかねない。

そして、いよいよ本丸…リンパ球。
もんやの免疫機能は、どれくらいの
「やる気があるのか?」という話しです。

リンパ球と一口にいっても、
細胞それぞれの役割はさまざまで、

たとえばB細胞(抗体兵器)は病原体の侵入を防いだり
病原体を破壊する助けをしたりするのですが、
その成分をもっと詳しく見れば、

「粘膜を感染から防御する局所免疫のA君」もいれば、
「防衛ラインを補体すC4君」なんてのもいて、
相対的な彼らの量や質が重要であったり、

攻めを司るT細胞にしても、
「癌を見分ける力を持つ“スーパーT”」の数が重要であったり、
病原体や不要細胞をバクバク食べる
NK(ナチュラルキラー)細胞が
どれだけ活性しているかが重要であったり 
と かなり複雑です。

結論だけ言うと
もんやのNK細胞はけっこうある 
→ 戦う戦力はある 

しかし、Tリンパ球が少ないため
「見分けるチカラ」が弱いのだそうであります。

まあ、平たく言えば、中途半端に見分けている
 
雑! 

やる気がない! 

…そういうこと。


いくら、そもそもの村の機能が健全で 
悪童軍団を退治できる村の若い衆も揃っているのに 

「悪童が来たぞ!!」
「そこにいるぞ!!」

という見張りが怠けている

かなり平たく言うと 
これがもんやの村の実情なのです。

…ということで、
もんやの村では長老の家で毎晩 
話し合いが続きました。

「どうすんべ」

「見張り役ったって、悪童のやつら、
 見た目はオレ達とかわんね…
 いつの間にか近くにいるんだわ」

「若い衆も 相手が分かんないから疲れてきてるべ」

「そうだべそうだべ」

「いっそ、誰か助っ人を呼んでみちゃどうだろ」

「そいつはいい考えだべ そうすべそうすべ」

ということで、新しい免疫療法を始めることになりました。

今回の主目的は 
「自分のリンパ球のやる気や能力を活性させるために
 他人のリンパ球を注入する」ということです。

自身のリンパ球を取り出し、そこに抗体を認識させ、
体内に戻すという免疫療法に関しては、
以前、お話したと思いますが、

今回は、他人のリンパ球に
「僕の癌を認識させるマーカーをつけて」
体内に入れるというやり方になると思います。

順番としては、そもそもそんなに多くない
もんやのリンパの数をまず増やす
 → そこでの状態を見て
 → マーカーをつけたあらたなリンパ球を送り込む
という段取りです。

自身のリンパ球を信用していないわけではないのですが、
そもそも、もんやの癌は、僕自身が持つ
「抗がん免疫力(監視機能)…
 特に癌細胞を殺傷するリンパ球など」に打ち勝ち、
ここまで増殖しているわけですから、
僕自身になんらかの問題
(キラー活性を抑制あるいは妨害する因子)が
あるとすれば、いったん体内から出し、
教育して、また体内に戻しても 

まあなんというか、

いじめられっこのトラウマは消えないというか、
負け犬は負け犬というか 
そういうところは否めないわけで … 

であるならば せめて、よいお手本を
身近に置いてみましょうと
いう風にも言えるわけなのです。

ただ、思うに 
結局は 僕自身が日々つくりだしているリンパ 
そのリンパの機能が活性している状態が続かないと 
この治療も短期の回復をみました…
で終わってしまいます。

「勝ったのはおれたちではない…村人だ」と 

助っ人にいわせるくらいでないと 
意味はないのだと思います。

まあ とりあえず 

たのむぞ三船 
よろしく志村さん 

という感じで 
せっぱつまりながらも 
他力本願ながらも 
おらが村を立て直したい気持ちです。

また随時 ご報告させてください。

◆◆◆

私信

潔おにいちゃん ありがとうございます。 

前提条件は悪くないようなので、
あとは体内の勝負 気持ちでのエールを送りながら臨みます。
経過をみまして落ち着きましたら伺わせてください。 

楽しく呑みたいです。 もんや


ご報告を ふたつ

投稿日時:2010/06/29(Tue) 01:05


まず、検査結果のご報告です。

今回、主治医と確認したいと思っていたことは以下の3点

①昨年1年間でAFP値(腫瘍マーカー)200→1200まで上昇、
その後、年末の治療で6000まで下がった
(…しか下がらなかったが適切か) 

昨年の上昇の度合いからみると 
半年で、2,30000 くらいにはなっていると思われるが、
僕自身が感じる症状に大きなものはみられない。なぜか? 
肺の腫瘍の進行度合いもあわせて、
そのあたりの因果関係を伺いたい。

②抗がん剤に関して 
同様にNI(先進治療)を投与する手にこだわらず、 
思い切ってはじめのクスリに戻してみるという選択はないのか?
明確なロジックはないが、そけい部の腫瘍に変化がないのは 
やはり悪玉(癌マーカーの数値をあげるもと)は
肺の腫瘍と思われる、
そちらに効くということを考えれば 
薬を戻すという選択も有効なのでは?

③「同種免疫療法(ミニ移植)」」という考えの 
免疫療法を聴いた、エビデンスも出てきているらしい 
このあたりの情報はご存じか?


→主治医のお応え

① ただいま現在のAFP値 1,5000 
肺の腫瘍は3→4cm 
新たにもうひとつ小さいものが増えた
確かに AFP値は高くなっているものの 
腫瘍は肺全体からみればまだ小さい、
今の段階で体の異常を感じるほどではないのだと思われる。
数値にリンクして大きくなるとはいえ、
そのリンクの度合いはさまざま、 
少しの腫瘍で大きく悪さをするものもあれば、
そうでないものもある、
今後はなんともいえないが、
現段階では症状を引き起こすことに
直接関係していないということに思う。

② なんともいえない。
もんやさんの場合は、もう現状の医学では
「未知の領域」まで来ていますから、
なににしろ絶対はない。

③ 知らない。
チャレンジしてみるのはよいことなのでは。


このような感じでした。

病気の進行は、ある意味予想の範囲で、
それに対する対処方法は 僕が決めるしかない。 
ということです。

③に関しては 専門の先生にお話を聴けることになり、
さっそく行ってまいります。
その上で新しい免疫療法が受けられるようなら
トライしてみるつもりです。
その後、抗がん剤(どのクスリにするかは未定です)を
投与しようかと思っています。

ということで、相変わらず、
よい話をお聞かせできずにすいません。 
主治医をして未知の領域…でどう抗うか 
考えながら進みます。

もうひとつご報告

2008年 
前年からの治療を経て、いったん完治したものの、
またもや再発した病気と闘う もんやを
「応援」という形で このサイトを立ち上げていただきました。

その後の治療が先進医療の領域になること
併せて「免疫療法」を受けるという選択を 
ご理解いただき、そこへの資金の援助を募らせていただくという 
主旨でありました。 

まことに身勝手なお願いにも関わらず 
半年間で300万円に近いご支援を頂戴し、
1年間の治療に役立たせていただくことができました。 
ほんとうにありがとうございました。 

その半年は、実際無収入でありましたので、
皆様のご支援なくしては、満足な治療は望むことができず 
いまこうして生きているのもみなさんのおかげと心から思っています。 
ありがとうございました。

僕自身、治療を受けながら 感じていたことは 
「元気でいることをブログを通じてメッセージする」
なにより「完治を勝ち得て、早くご報告したい」ここだけでした。 
やはり、ご支援いただいた気持ちに応えるのは 

「治りました」このひとこと 
そして復活し恩返しすること と信じていました。

しかし、現状はさきほど書きましたように 
完治するでもなく 
すぐ死ぬわけでもなく 
… 誤解を恐れずに言えば、
中途半端な期間が続いています。

その都度の、検査結果に一喜一憂しながら 
気がつけば 2010年夏です。

治療自体も「完治」から「延命」にシフトし、
続けて抗がん剤を投与するという方法ではなくなり、
体内に入れたクスリの効果が切れれば、
日常生活も順調に出来るようになり、
仕事もポツポツと始めることができ、
みなさんに会う機会も格段に増えています。

そうした状況にも関わらず 
相変わらずサイト上で「ご支援募ります」
という文言が記されているのは 
おかしいことです。

これまた、誤解を恐れずに言うなら 
この文言がある以上、
みなさんと本音で語れない自分がいます。

「 あんたは病人なんだから 」と 
見られることはよいのです 
その上でご心配いただくことも、うれしい話、

でも、日常生活を普通に行い 
仕事も出来ているのに 
このご支援の文言は おかしい。

なんだか、いつまでも甘えているようでもあり、
現実と乖離してもいます。
とっとと 元気印を打ち出したいのに 
「治ってないので 報告もできない」 
このねじれをこの際に直したい。

お礼をのべさせていただいた上で 
外させていただきたいと思い 
あえてご報告する次第です。

サイト上、発起人のみなさまの直接のメッセージの中にも 
「ご支援をお願いする」文言がございますが、
こちらは、その気持を僕が忘れないという意味で、
原文ママ 残させていただきます ご容赦ください。 

本来は、こういう話は 僕本人の口からではなく 
事務局発信の事柄なのでしょうが、 
「僕個人に対するご支援」へのお礼とご報告ですから
僕自身で言うことにします。 

なにを大げさな…と思われる方もいらっしゃると思いますが、
ひとつのけじめとして ご容赦ください。
また、このご報告がいまさらになりましたのは、
特に他意はなく もんやの怠慢です。

重ねてごめんなさい。

「ご支援ありがとうございました」 
この気持ちは これからもずっと持っています。


…こんな風に書きますと 
「もんやは生きることを諦めたのか?」と思われてしまう


僅かに、そんな誤解を受ける気もしますので、
そうではないということを最後に。

サイトが立ち上がり 現在までの過程で 
支援していただいた友人がふたり 
ひとりは病気で もうひとりは交通事故で 
他界しました。

交通事故で亡くなったのは、
僕の古い友人の息子さん まだ中学生です。 

2年前に会ったときに、
「もんやのおじちゃん はい がんばって」
と五百円玉 一枚 手渡されました。

また、お父様 お母様を亡くされた方もいらっしゃいます。 

ご本人が「癌を告知された」という方も
僕が知る限りでおふたりいらっしゃいます。

聞き及んでいるだけで、これだけですから、
実際はもっといろいろな事件が…

僕が中途半端に生きている最中に 
ご支援いただいた方の身の上に 
いろいろなことが起っているのだと思います

そういう風に思いをはせますと 
自分自身に「甘えてるんじゃない!」 
と更に活をいれなければと思うのです。

別に、実際、甘えているわけでもないのですが… 
どちらかと言えば 

「もんやは もう元気」としてしまおう 

です。

背中にのぼりをたて、
そののぼりには
「もんや よろず相談 受付けます なんでもご用命を」と 

ご支援いただいた全員に、押し売りしたい気分なのです。

だから 生きることを諦めているわけではありません。 


ある人に言われました 
「人生 ななめに まっすぐ 生きるのだ」 

病気のせいでの中途半端は、ある意味幸せなこと、
よいではないか 

中途半端の中にしか 
感じられないことも多いと思っています。


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