紋谷のソコヂカラ ブログテーマ:知らずに死ねるか!

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第3回 今年の映画BEST10 2011 “観ないでシネるか!”

投稿日時:2011/12/29(木) 20:51

ゲスト アロハ坊主さん
司会 ジャッキー みわち
 
「年内 ぎりぎりで 今年も今日の日がもてましたね 」
 
もんや「…よかった 1日帰省を延ばし 大掃除もできたし♪ 
でも篠塚さん、いま まだウチの風呂、
洗ってくれている最中なんだよね」
 
司会「マジですか!?…いまですか? 
いいんですか こんなことしていて?」
 
アロハ「そうですよ もんやさんの風呂でしょ!」
 
もんや「 ……… では、始めましょう」
 
司会「…いいのかなあ?? 
…でも まあ じゃあ始めますか。
まずは、今年の総括というか洋画邦画問わず
全体の印象とかありますか?」
 
アロハ「前半によい邦画が多くて、
逆に後半は洋画がよかったですね」
 
司会「なるほど年明けから 米アカデミー賞作品が相次いで
封切られたと思いますが、そのあたりはどうですか?」
 
アロハ「ソーシャル…はまあまあよかったかと…あとは…??
ナタリーポートマンの演技の新境地が見られた
ブラックスワンは、作りようによってはコミカルに
なってしまうのに、緊張感を持続させた力を感じますね」
 
もんや「そうですね。ソーシャルだけはまあまあよかった。
のと…ブラックスワンもおんなじ感想ですね。
相変わらず お金をかけた作品がつまらない。
低予算で面白い作品は増えましたね。
大きなバジェットにそぐう作品となると
極端にないですよね。

これは困ります。監督さんに力がないというより、
動いたお金の分だけ人も思惑も動いて
そこらへんを仕切れていないのかなと」
 
司会「それでは早速 おふたりのBEST10を発表してください 
ではまずアロハさんから」
 
 
アロハ「 1位 マイバック・ページ
 
     2位 海炭市叙景
 
     3位 灼熱の魂
 
     4位 マネーボール
 
     5位 ツレがうつになりまして
 
     6位 サラの鍵
 
     7位 ヤコブへの手紙
 
     8位 光のほうへ
 
     9位 サウダーヂ
 
     10位 奇跡
 
次点 ロックンロールは鳴りやまないっ
 
司会「じゃあ次にもんやさん」
 
もんや 「1位 ツレがうつなりまして
 
     2位 50/50
 
     3位 灼熱の魂
 
     4位 マネーボール
 
     5位 カイジ2
 
     6位 ミッション8ミニッツ
 
     7位 海炭市叙景
 
     8位 サラの鍵
 
     9位 メカニック
 
     10位 孫文の義士団
 
次点 クリスマス・ストーリィ カーズ2 
あぜ道のダンディ
ロックンロールは鳴りやまないっ
 
 
司会「なるほど~ 同じ作品が重なってますね 
よほどよい作品なのでしょう。
そのあたりからお伺いします
 
   まず洋画ですと…ふたりとも3位が灼熱の魂
4位がマネーボールですね」
 

 
「灼熱の魂」TOHOシネマズ シャンテ
12月17日(土)公開 全国順次ロードショー
http://shakunetsu-movie.com/pc/

アロハ「サスペンス仕立てで…最後まで分からなかった
…引きこまれましたね。」
 
もんや「サスペンスだと思って観ていなくてさ
…ヒューマンドラマかと?」
 
アロハ「双子の姉弟が、亡くなったお母さんの遺言に従って、
お父さんとお兄さんを探しにでる。
現在(双子)と過去(お母さんの人生)の話がテレコで
展開するんだけど…
そうなると 過去と現在の画面に変化をつけるのが
普通なんだけど、この映画はそうはしないから、
わかりにくい…でもその分考えてみることになって 
また挿入の仕方がうまいから…引きこまれてしまう。」
 
もんや「中東の乾いた感じと答えの分かったときの衝撃は…
今年1番でしょうね 女の情念ということでは、
ブラックスワンと対比して欲しい。
スケールが違うから…だけではなく話しの展開に
“これぞ映画” って観客にアピールするところがある。
それが黒い鳥には感じませんでした。」
 
アロハ「僕は母性を強く感じました
その意味では2年前の韓国映画
“母なる証明”と比べて欲しい」
 
司会「マネーボールは?」

 
特に後半が好きですね。成功してからの描き方…
あのピーターグラントとのからみとかお洒落です」
 
アロハ「貧乏球団が、既存のシステムを変えてゆき、
ワールドシリーズの優勝を目指す。
まずはこの話しが面白い。
それと、キャラクターが魅力的で、
やはりピーターグラント君ですね」
 
司会「それでおふたりとも4位ですか?」
 
アロハ「野球とはチームワークと思われがちなんだけど
…主人公のビリービーンや参謀の孤独 
最後はチームの監督や選手も…
結局はひとりで思い悩んでいる
ということを描いてくれているから
共感できましたね」
 
もんや「スカッとするようでしない 
なぜならマネー理論はある意味“せこい”から。
確率論で戦法を導く野球はつまらん!
って思いがあるから でも勝っちゃう。
それでいいのだっていう つまり球団ビジネスだし
同じ闘い方で大金持ち球団には勝てないんだから
仕方ないって開きなおり…
ここを確信的に演じているブラピがよかった」
 
司会「サラの鍵…は アロハさん6位 もんやは8位 」
 
アロハ「 途中…サラが麦畑 走るシーン 忘れられません。」
 
もんや「これも観るべき映画でしょうね 
真実探しというプロットは、灼熱の魂に似ているけど
観終った感想はぜんぜん違う」
 
アロハ「似てますね。主人公の女性が
「真実には代償はつきものなの…」と
旦那に言うところが印象的でした」
 
司会「では、邦画に移りますね…
海炭市叙景がアロハさん2位 
もんやさん7位 
ツレうつは、もんやさんが1位 
アロハさんは5位」
 
アロハ「海炭市叙景 
…地方が舞台の映画は多いんですけど 
ここまで情景と一体化した物語は珍しい」
 


もんや「オムニバスの傑作ですね。
アロハさん 好きなシーンはありますか?」
 
アロハ「3つくらいありますね 」
 
もんや「2つにしてください(笑)」
 
アロハ「ひとつは加瀬亮演じる2代目社長の足の上に 
ガスボンベが落ちて…動けない
あのあたりのシニカルさ
もうひとつは、帰ってこないことを
なんとなく察知しているのに
兄の帰りの待つ妹 ロープウェイの下で…
あのオープニングシーンでしょ 
行き場のない悲しみ…
この映画全体の印象を決めている
エピソードとしてよかった」
 
アロハ「…でもこの映画のすごいところは
最終的には小さな希望を観る人に与えることが
できている映画だと思います」
 
もんや「最後の猫んとこの長回し
どんな意味があったのか… 
余韻というには 謎です」
 
司会「ツレうつは? 1位ですかもんやさん」
 
もんや「100点ですね!!! 
傑作です!! なんの問題もない」
 
アロハ「僕は出来過ぎた感が気になった。
理想的な夫婦の形を描いている
という意味ではきれいすぎる」
 
もんや「その出来過ぎた感を感じてもなお、
チャーミングだなと思った。
暗くなって、つらくなって、
しんどくなって描けば描くほど、
そうなるはずなのに。
結果チャーミングしてあげられたのは、
作り手の力量だと思います。
宮崎あおいの衣装、日本家屋の庭のひだまり、
イグアナの存在感、漫画の挿入・・・・」
 
司会「アロハさんの1位の
マイバックページはいかがですか」
 
アロハ「山下監督が、これまで描いてきた
挫折した男の物語としては、最高傑作です。
ラストの主人公の妻夫木が涙を流すシーンは
ほんと泣けました。
もんやさんは、いかがでしたか」
 
もんや「あの空気感は大好きだし、
そこが表現されていた。
音楽もいいし。役者もみんないい。
ただ唯一残念なのが、新人記者の妻夫木の
引きづられることに無理があると思った」
 
司会「じゃあ、最後におふたり
他におすすめの作品はありますか?
あと、今年の演技で光った俳優などいましたら」
 
アロハ「ヤコブへの手紙ですね。
登場人物が2人しかいませんが、
ヒューマンドラマとして見ごたえがあります。
女優ですけど神楽坂恵さん 
恋の罪と冷たい熱帯魚 
この演技はよかった 」
 
もんや「ミッション 8ミニッツ、
メカニック、孫文の義士団の3作品ですね。
アクションものとしては、とても面白い。
リアルスチールや、ミッションインポシブル 
ゴーストプロトコルよりも、
数倍面白かったですね

俳優さんは 冷たい熱帯魚のでんでん 
あと8日目の蝉の…小池栄子
…最高ですね まことにうまい」
 
司会「わかりました わたしも観ていない作品ばかりで、
参考にして拝見します、楽しみです。 
来年もまたぜひ呼んでください」
 
アロハ「今日はありがとうございました 
あれっ? なんかゴージャスな
料理が並び始めましたが …?
 
もんや「それは篠塚さんに食べて欲しくて用意しているのさ 
篠塚さん お待たせしてすいません?」
 
アロハ「来年早々に “デビルスダブル” 
これは観たい」


http://devilsdouble.gaga.ne.jp/
2012年1月13日(金)
TOHO六本木ヒルズほか全国順次ロードショー.
 
もんや「今年もお付き合いいただきありがとうございました 
来年もよろしくお願いします」

梅雨の与太話はどこまでいってもパッとしない話しなのでご注意

投稿日時:2011/06/20(月) 15:44

 
「ここんとこ パッとせんね~」

「パッとせんね~ ぜんぜんパッとせんね~
 世界全体で パッとせんね~」

「世界のことは 知らないけど 
 身の回りだけでも パッとせんかね~」

「世界…重要よ まずは 世界よ 次に日本 
 …で だんだんと 狭めて…身の回りは最後よ」

「そうかね~ …じゃあ まず 世界から
 …最近 気になったことはなにか ないかね?」

「あるね ある」

「なになに? パッとする話し?」

「ジョージア州でさあ」

「アメリカの…?」

「そう ジョージア州でさ
 税金を金で納めなさいってことになったらしいよ」

「金で…?ドルじゃなくて?」

「そうそう」

「まじ? 金本位?」

「そうそう 金本位 」

「ドルは信じられない
 …ってこと」

「そう オバマ信じないってこと」

「やるね ジョージア」

「やるね ジョージア」

「心のふるさと ジョージアなのにね」

「ジョージアってお金持ちの州って
 印象だったんだけどね。
 CNNにコカコーラだよね。デルタ航空で
 …日本の企業もたくさん行ってるし。
 アトランタもあるじゃんね 
 … 民族混合
 …社会保険からみの問題かね」

「…詳しくは知らないんだ
 …で、だれ情報?」

「石原さん」

「都知事?」

「そう あの石原さん
 定例記者会見で言ってた」

「あれは いいね 観るべきだね
 都民じゃなくても
 首相ぶらさがり会見の100倍いいね 」

「うん いいよ 本音だからね
 態度は悪いけど相変わらず」

「亀井さん推し なんだよね あの人 」

「そうそう 
 そこんとこがよくわかんない けどね」

「あの推しはすごいよ
 メディア選抜入りさせちゃう勢いだよ」

「そういえば この前も どこかの記者が
 亀井さんを推す理由は?って聞いていて
 …役人を恫喝できる
 なだめすかして やらせちゃう
 そういう能力が 備わっている
 そこんところが 政治家には必要で
 …みたいなこと言ってた」

「ふーん 本音だね あとは?」

「亀井さんの話しより 
 オリンピック招致の意気込みに
 関する質問が多かったよ」

「ああ 新聞にも出ていた
 石原都知事 招致に意欲 復興のシンボルに
 …的な見出しで」

「違うんだよね~ 定例会見では
 そういうトーンじゃなかった。
 むしろ JOCが IOCに
 ちゃんとロビー活動しろよ
 
 …とか 東北3県の知事に
 オリンピック招致の後押しお願いするとか
 …それは東京都の役割じゃなくてJOCの役目でしょ
 …ちゃんと仕事して欲しい とか

 なにより 次のオリンピック9年後には、
 日本経済はデフォルトしていて、
 オリンピックどころじゃなくなっているかもしれない
 ってことを何度も強調していたよ」

「それが …招致に意欲 …じゃ イラつくね」

「イラつくね」

「あとね 都知事選に敗れた 松沢さん
 …吉本興業入り だそうですが
 ご感想は?
 …とか」

「くだらないね 質問が 」

「くだらない」

「新宿新聞の記者さん がね
 どうも毎回いるようなんだけど
 …その記者が、質問するのよ
 …だけど
 …あんたの話は主旨がみえないんだよ~
 って石原さんに怒られちゃうんだよね」

「怒られちゃった?」

「その人がね 松ちゃんの最新作の
 …つか侍だっけ、さや侍?だっけ
 あの映画の主役の
 …素人さんに似てるんだよね」

「…ああ~ あの~」

「で、怒られても 怒られても 喰いつくの
 そんで質問繰り返すの…
 で、石原さん
 イライラすんだけど、それでもめげないのよ」

「さや侍」

「さや侍 …なんだか愚直でさ
 真面目でさ ひたむきでね
 …がんばれ って感じ」

「見てみたいね その人」

「たぶん 毎回 出てると思うよ
 質問が許されるかは わかんないけどね」

「…で どんな質問?」

「帰宅難民の対策として 都内の空き地に
 簡易トイレとか置かないのか?
 …要約するとそう言う話し、
 それが伝わるのに3,4回
 石原さんとのやりとりがあって
 やっとわかったんだけど(笑)」

「…で、石原さんはなんて?」

「はいはい 新宿新聞自身もがんばって、
 そのくらいやりなさい…って
 最後はバサッ!って
 一刀両断!」

「切られたんだね …さや侍だけに」

「そう さやだけだからね」

「その話し 作ってない?」

「作ってないよ
 本当に似てるんだよ あの人に 」

「うーん なんだかパッとしないね まだまだ」

「しないね~」

「最近 面白かったエンタメ情報はないの?」

「本屋さん 回るとね。
 小説がね なんか異常だよ 少し」

「異常…? って?」

「告白や悪の教典 あたりの影響なんだと思うけど
 なんだか ああいうおどろおどろしいい感じの物語
 増えてる 帯が派手でね~ 煽り方が…大げさすぎる
 …もともとそうなんだけど 最近はひどいよ」

「悪の教典も …後半、ぐだぐだじゃんね~」

「前半面白いのに…歯車狂い始めてから
 …はい?って感じ」

「なぞ解きはディナー…が本屋大賞??
 ってびっくりだね」

「びっくりだよね…キャラ弱いよね あれじゃね。
 …あっ 映画はあるよ パッした」

「パッとした?」

「したした
 久しぶりに 熱くなった」

「なになに?」

「イップマン」

「ん?…なに?…イップ??」

「イップマン」

「どこの映画? どんな話し?」

「連作なんだけどね
 イップマン序章 とイップマン葉問
 2010年度興行収入香港No.1のカンフー映画だよ」

「香港カンフーって 久しぶりだね」

「実在の中国武術の達人の半生をベースにしてるんだけど
 この人はブルースリーのお師匠さんでもあった人でね、
 序章が日本占領地下の中国での話し
 葉問が英国占領下の香港での話し なんだよ」

「そうすると 敵は 日本と英国 」

「そうそう 序章は日本の軍人がラストボス
 俳優の池内博之クンが演じてる。」

「よく受けたね その役?」

「そうだよね でも彼の下の日本人の軍人の設定が
 ほんとうに嫌なヤツで
  …もうそっちにムカついた」

「ふーん イップマン…強いの?」

「強い 強い …小男なんだよね
 でもね 正義の魂持っていてね
 常に静かなる巨人なの それがね
 虐げられて虐げられて
 …でもってね ついに…
 立ち上がるんだよね…ここがさ
 くう~ 熱いんだよ」

「健さん」

「とくにね 2作目の葉問
 …こっちは くるよ 必ずくる
 オトコだったら オンナでもくる…
 相手のイギリス人のボクシングチャンピオンがさ
 …もう くうううう~って感じのやなやつでね」

「くうう~ばっかだね
 対日本~対欧米 …その設定は
 ブルースリーの怒りの鉄拳~
 ブルースリーへの道と同じだね」

「イップマンの前にね
 サモハンがね闘うんだけどね…」

「サモハンってあのサモハンキンポー」

「もう 年よりのサモハンがね
 …くうう~熱いんだよね それでね
 …くううう~」

「くうくう~うるさいよ
 サモハンはどうなるの?」

「壮絶なんだよ そこが…
 CG慣れした人にはぜひ
 あのボクシングシーンは観て欲しい 」

「序章は、抗日ものじゃない
 公開されたの?」

「武蔵野館くらいじゃない
 あんまり面白くて すごかったらしいよ
 いまどき 抗日ものだからって
 ロードショー扱いできないのって
 ぜんぜんダメだね

 でもまあ そんなことより 観て
 面白いから くううう~ってなるから。

 主演はナイナイ 岡村似のドニー・イェン
 余談ですが…奥さん役の中国人女優
 …名前は知らないんだけど すんげえきれい 」

「でた アジア美人好き(笑)」

「葉問では脇に徹する役なんだけど
 序章では この奥さんがいい味だしてるんだよ
 そこんとこも注目 …単なるアクション映画
 ってだけでなく 日本占領下の中国の小都市と
 英国の臭いが漂う香港 の当時の街の感じをね
 …セットうまく造ってるんだよね。
 で、ドラマとしてはそこで生活する
 脇役の個性が、またよいんだよね」

「パッとする?」

「するする 絶対にする」



「日本のものは 最近ダメかね?」

「うーん ダメじゃないんだろうけど
 なんだか小さい世界で、細かい技に走りすぎの
 独りよがりの 変わったことやりすぎの
 …そんなの多いよね もっとシンプルに
 面白いもの作ってって感じ
 “川の底から…”以降ないよね 」

「パイレーツオブカリビアンを
 面白いというのはやめようの会
 会長としては …ハリウッドものは?」

「僕、以前に…ジョニーディップ自身が
 もう いいんじゃね って言ってるらしいよ
 まあカリブの海賊はおいておいても、
 手放しで スカッとする作品は少ないよね」

「ブラックスワン 期待してなかった?」

「してた してた … でもね ダメでした」

「ナタリーの演技すごいんでしょ」

「話しがね … 痛いし
 最後はなんでもありだし… 」

「痛いって?」

「謎が 謎じゃないんだよね それがすべてかな。
 謎に期待して観ちゃうんだけど
 …ラスト…謎じゃないじゃん!?…って」

「はあ?」

「まあ 観れば
 アカデミーものなら ソーシャル…は好きだったよ
 ぜんぜんスカッとはしないけど」

「スカッと と言えば
 ヒーローものなんかでないの?」

「ないねえ~ エクスペンタブルスと…
 あっ…ロビンフット は良かったよ …
 ラッセルクロウはいいよね 最近すごくいい。
 ロビンフットものとしてもシナリオ新しいし
 そういう描き方もあったんだ って感心した」

「あとは ないの アメコミとか?」

「ないねえ アメコミねえ~
 主人公自身がやたら悩むじゃない
 設定として…あの傾向は
 そろそろやめなさいって思うよ」

「善と悪 
 …そもそも 同じだった的な…」

「そうそう 悪のフォースに取り込まれないで的な
 … アメコミじゃないけどトロンの最新作もそうだよね
 アイアンマンも スパイダーマンも
 X-menも ハルクも
 みんなそう そこのところ 主人公に悩まれると
 観てるこっちも困るんだよね 」

「ああ 確かに… 感情移入しずらい」

「勧善懲悪…単純でよいのに
 複雑にすることで 新しさ出そうという下心
 …そして後半失速する。

 意外にあたったんでキックアスも
 続編作るらしいけど、2作目は
 1作目の脇役の女の子 主人公だってさ。
 なりゆきシナリオだとしか思えない」

「自己矛盾みたいな設定は
 日本のアニメの十八番だから
 真似しようとしても無理なんだよね 」

「悩むよね~日本のアニメの主人公…
 ワンピースが受けてるのもその反動でしょ
 悩まないで突き進む 」

「ナルトあたりは 悩んでるもんね
 …さて、 主人公が屈折していて、
 それでもよくできている日本の
 アニメの代表と言えば、
 なんでしょう?」

「…なんだろう?
 エヴァ…ガンダム…
 あっ デビルマンだ!」

「デビルマン…古いね
 そうね 人間滅ぼそうと登場して
 早々に、女に惚れて転向しちゃうって

 おいおい!デビル軍団にしてみれば
 そりゃあ 怒るわ(笑)

 …正解は 装甲騎兵ボトムズ 」

「知らない」

「あの世界観は
 なかなか真似はできないと思うよ」

「ふーん」

「でも、パッとはしないから説明しないし、
 この季節には進めないけどね」

「じゃあ この季節 どう過ごすのさ
 どうやってパッとするの?」

「これ見てる」

「…島…図鑑」

「図鑑なんて 生まれてはじめて買ったよ(笑)
 …このサブタイトルが 惹かれるんだよね」

「有人島全収録!」

「そうそう ぐっとくるでしょ
 かつて日本人が住んでいて、
 今は無人島って島も網羅してるんだよ
 取材をはじめて30年がかりの図鑑
 前から気になっていたんだけどね

 最近、あまりにパッとしないからね
 気分かえようかと、手に入れたんだよ」

「おもしろい?」

「おもしろいよ
 全部の島が写真と解説付きなんだよ
 瀬戸内海とか九州とか
 はじめて聞く小さい島がいっぱいでさ…」

「ふーん おれにはわかんね
 もう日本が島じゃん
 本州が島じゃん おれたちみんな
 “島んチュ”じゃん」

「小さくないと島は
 …そこに凝縮されるんだよ いろんなものが
 …で 島だから 孤立してたたずむ
 …その沈殿する空気が…」

「はいはい わかった
 もういいよ… 沈殿してんじゃん 今日もさ。
 パッとしてないんだからさ
 次回は もう少し パッとした話にしようよ 」

「旅行記書いてくれ
 ってリクエストが 多いんだよねいちばん」

「みんなも パッとしたいんじゃないの
 …2番のリクエストは?」

「あとは 与太話と料理と犬とエンタメが 同列…
 病気の話しは なんとなく入れといてって感じ(笑)」

「…わかるね その感じ…
 でも 旅行記書くなら どこかに行かないとね」

「行かないとね  行け行け言って
 自分が沈殿してたんじゃ 意味ないよね」

「そういえば ANAのCM 久しぶりにいいね」

「見た 見た いいね
 シンプルだけど いいね」

「商品はもちろん違うけど
 SMAPのシンガのCMの予算1/100
 くらいだろうけど
 ANAの“休夏”の方が、ずっといい」

「言っていることは普通なんだけど
 なんといったも間がね…うまいよね」

「うまいね。作った人に拍手だね 」

「島巡りの企画とか 誰か持ってこないかね」

「やっぱり 島なんだ
 まずはどこあたりから 攻めますか?」

「ここ数年で気になっているのは
 …小笠原」

「近いけど…遠い やつね
 ある意味 地球の反対側行くより 遠い」

「伊豆諸島の 御蔵島までは
 ポツポツあるんだけど 小笠原は未踏でね。
 機会はあったんだけど…行かず仕舞。
 南鳥島や硫黄島までは 無理としても
 父と母には 行きたいね」

「バリ島の半分でも 他に傾けてればね…(笑)」

「いま思えば それは言えるかも
 でも まだまだこれからよ
 思い立った時が行く時よ」

「ここに来て 思ったの?」

「そう 40歳までは
 日本に興味なかったからね」

「…で 島?」

「都道府県は 全部制覇したんだよね
 なんだかんだで。
 だから県単位じゃなくて 地域単位
 で いちばんの興味は“島”って形態
 …ここに惹かれるんだよね」

「おれは行かないよ 別に
 惹かれないから。

 どこかのイカシタ姉ちゃんと…
 そうねえ グアムとかで…」

「グアムも島じゃん
 チャモロ族の文化とか観るものあるよ」

「なんだそれ
 イカシタ姉ちゃんは
 チャモロ族とか興味ないんだよ
 
 シャトルでDFSめぐり
 …グアムと言えばこれしかない」

「だめだね イカシタ姉ちゃん分かってないね。
 本当にイカシタ姉ちゃんは…
 グッチやシャネルやクロムハ-ツとかじゃなくて、
 チャモロ族の村で洞窟壁画のペンダント欲しがるんだよ 」

「そんなのいらないよ」

「いらない姉ちゃんは イカシテない“ただの姉ちゃん”
 そんなこともわかってないと
 石原さんに叱られるよ」

「…ほんとかよ じゃあ
 今度さあ~グアム行かない?
 チャモロ族のペンダント買いにさあ~
 …とか誘ったら…」

「そこで喜べば イカシタ姉ちゃん。
 反応なしは…ただの姉ちゃん
 分かれ目だね」

「誰もいわない 気がするけどなあ~」

「それは 彼女がイカシテないんじゃんくて
 あんたがパッとしてないから」

「それなら イカシテない姉ちゃんでいいよ」

「パッとせんねえ~そんなことじゃあ
 今回のテーマを忘れたのかい?
 世界がパッとしても
 そんなんじゃ身の回りは
 パットしないよいつまで経っても…」

「そうか じゃあ 
…ダメもとで チャモロ族
 …で 身の回りのイカシタ姉ちゃんから
 …ってことで 」

「がんばって こっちは 旅行考えるから
 ひとり旅 」

「じゃまた 報告よろしく
 チャオ」

「ダスビダーニャ アディオス スラマツジャラン♪」

知らずに シネるか 2010

投稿日時:2010/12/18(土) 11:58

司会:L.B ジャッキー 

もんや vsアロハ坊主 

◆◆◆

もんや「今年も懲りずに 開催できました(笑)」

アロハ「はい。よろしくお願いします」

もんや「今年は、ジャッキーさんが司会進行を務めてくれます」

アロハ「ジャッキーさんの 名前のL.B…って
           どういう意味なんですか?」

ジャッキー(以下J)「ロングビーチ です。」

アロハ「ロング…長い ビーチ…浜
           …長浜さんですか? 」

J   「…ははは まあいいじゃないですか。
    それでは早速、お二人に今年、お勧めの
       映画ランキングを発表していただきます。

    しらシネ の主旨は “知らずに死ねるか”って
       ことでしたよね。」

もんや「そうです。内藤陳さんの面白本紹介コラム
           “知らずに死ねるか”から頂いています」

アロハ「死ねをシネに… ですね」

もんや「つまんない映画にお金と時間を無駄にしているうちに、
             よいものを観る力がどんどん衰えちゃうよ…
              っていうわりと強い意味もあるんですが、
              まあ 大きなお世話な企画ですね」

アロハ「お互い、すべての上映作品に触れているわけではないですし、
              どうしても、好き嫌いにはなってしまう」

J    「つまるとこ 好き嫌い いいじゃないですか。
         大きな声で言いましょう…では、
         お二人のランキングを発表してください
         ♪♪ジャジャ~ン」

◆◆ もんやのBEST10 ◆◆◆
 
第1位:「ノーウェアーボーイ」

第2位:「義兄弟」

第3位:「君に届け」

第4位:「リミット」

第5位:「ヒックとドラゴン」

第6位:「クロッシング」

第7位:「ハングオーバー!」

第8位:「マイレージマイライフ」

第9位:「バンテ‐ジ」

第10:「スタッフ・ベンダビリリ~もうひとつのキンシャサの奇跡」



◆◆ アロハさんのBEST10 ◆◆◆
 
第1位:「悪人」

第2位:「第9地区」

第3位:「川の底からこんにちは」

第4位:「シングルマン」

第5位:「十三人の刺客」

第6位:「トイレット」

第7位:乱暴と待機

第8位:SR2/女子ラッパー傷だらけのライム

第9位:RED LINE

第10位:ハーブ&ドロシー
 
◆◆◆

J  「これはこれは、見事にかぶりませんね。
        確か昨年は 1位2位とまったく同じでしたよね。
        なにが違うんでしょう今年は?」

もんや「…確かに、ぜんぜんかぶってない(笑)
           まあ、そんな気はしましたけどね」

アロハ「水準が高いですよね今年は、
             どれをとっても惹かれるものが
             多かったように思います」

もんや「圧倒的な1位2位があるというより、
              僕も6位までは、どれが1位でも
              おかしくないなあ~と思ってつけました」

J     「分かりました では1位の作品について
          おふたりからご紹介ください」

もんや



「ノーウェアーボーイ …英国の作品です。
ジョンレノンの青春時代の実話をもとにしています。
僕自身、ビートルズの熱狂的な信者ではないんですが、
この映画は心にきました。

ジョンには、育ての母と生みの母
…ふたりの母親が存在するんですが、
その間での、主人公の葛藤や次第に音楽にはまってゆく様子 
ポールとの出会いなんて 
流れがとってもリアリティーがあって 
単なる青春バンド物ではない力を感じました。

特に、継母役のクリスティン・スコット・トーマス 
彼女は素晴らしかった。
ラスト近く、姉妹が裏庭の陽だまりで
椅子に座っているシーンは大好きですね」

アロハ



「悪人 …なんといっても満島ひかり 
深津絵里が良かった。
女性の描き方としては群を抜いている感じです。
もんやさんの好きなポンジュノを
彷彿とさせる映像も最高でした」


もんや「僕は、観てないんです。
              原作は、本屋に並んですぐに読んで、
              読み終わって放り投げちゃった…
              つまんね!って。

              でも、映画は観たかったんです。
              妻夫木君は、悪役が似合うと
              ずっと言ってきましたし、
              映像にも惹かれていたから…

             でもアロハさん、満島ひかり好きだよね(笑)

         3位の川の底から…も出てる(笑)
            …確かに、去年の  愛のむきだし  強烈でしたからね」

アロハ「…そうですね そう 好きだ」

J    「2作品とも主人公は男性ですけど、
        おふたりとも女優さんで評価しているような…
        では続いて第2位!」

アロハ「第9地区 …はじめは異星人のキャラつくりとか
            笑ってみていて なんじゃこりゃって…
              でも主人公が奮闘するラスト近くから
              どんどん引き込まれてしまいました」

もんや「ドキュメンタリーチックな映像が
            新しいこういう作品はなかった」

J      「確かになんというかグロいし
         感情移入しずらいんですが 
           …その分、ラストの流れのギャップが
          響いたってことですね」

アロハ「そうですね」

もんや「義兄弟… 
              このタイプは僕のストライクですから
           仕方ない って作品です。
             もう、ソンガンホらしい役柄で…
           監督はキム・ギドク監督の愛弟子で、
             前作映画は映画だがいまひとつ消化不良でしたけど
          今回はやってくれました」

アロハ「北と南のテーマは旬ですね」

もんや「6位のクロッシングも南北問題という
              テーマは同じですが、シュリあたりの描き方から
           最近はどんどん変わってきていますね。
             タブーがなくなって先鋭化してきている」

もんや「ラスト が ああじゃなければ
           1位だった気がします。
             なしではない終わり方ですけど
           冒頭とラストの銃撃シーンが見ごたえありです。

              ハリウッドや日本じゃああは撮らない 撮れない。
           北の刺客が こわいこわい」

J      「アロハさん 川の底から…は?」

アロハ「しじみ会社を立て直す満島ひかりの
            面白くもたくましい 描写がよいです。
              監督 剥きだしニッポンの石井裕也 

             この監督の製作作品にはどれも独特のリズムがあって
          そこんとこの、オリジナリティー推しです」

J   「…アロハさんは、オリジナリティー溢れる作品が、
        今年のテーマですね。」

アロハ「はい。万人に喜ばれるってことより、
              大好きが少数いる…それでよいかと」

J「おっ?以外ですね 
       もんやさん 君に届け…3位ですか?」

もんや「多部未華子…に尽きますね。
           この手の学園恋愛ものってもう食傷気味じゃないですか
           でも、これは飽きない。
           なんと2時間の映画なんですが、
             やたらのご都合シナリオじゃなくて 
             風変わりな主人公が活きているんです。

          ARTAの先生役も以外にはまっていたり、
            脇の同級生も活躍している。
          
            このジャンルでは 久しぶりにヒットでしたんで、
            あえて3位にあげてみました。
            これは、今の高校生みんなに観て欲しいかな。

            僕もオリジナリティーは尊重したいです、
            でもアロハさんより、少しだけ間口が広いのかも…」

アロハ「…僕も広いですよ (笑)」

J    「4位は いかがですか?…」

アロハ「シングルマン…これも、はじめは大したことないか
               …って思ったんですが 随所に挟みこまれる
            映像が美しくて、このショットの挟み込みが、物語をダレさせない
            …で観てゆくうちに、この愛すべき中年オヤジの
           主人公を応援していたんです」

J     「トム・フォード…デザイナーなのに
          デザイナーがゆえに映像はほんとうに美しい。
             ニコラスホルトがああいう成長をするとは思わなかった」

もんや「確かに。ぽっちゃり坊やが(笑)
           冒頭の水の中のシーンから 絵のつくりはただものじゃない
             って感じでしたね。
            ジュリアンムーア好きなので、話にもう少し切れがあると
          個人的にはよかったかなあ…と」

J      「もんやさんリミットは?」

もんや「これは言えないですね。
           まあ 観て ってそれしか言えない。 」

アロハ「僕は、まだ観てないんですが
           たしか…埋められる男の…」

もんや「しー」

J      「携帯電話で…」

もんや「しー」

J&アロハ「それじゃ わかんないですよ」

もんや「しー(笑)
              ……ソリッド系のシチュエーションムービー、
             今風だとこういう言いかたなんでしょうかね。
          すごくつまらないと感じる人が
            10人中7人いるような作品です」

J&アロハ「もんやさんは3人の方…?」

もんや「しー (笑)」

J   「なんだかわかりませんが、気を取り直して
          …5位をお願いします」

アロハ「十三人の刺客 リメイクですが
              …三池の才能満載です」

もんや「伊勢谷と吾郎ちゃん お見事!
              …岸部さんのおかま堀りのシーン
         よく撮ったよね
         あれは三池監督のエゴ? 」

アロハ「あのシーンと手の…グロいところは、
              台本になくて現場で三池さんが撮りたいと?
           プロデューサーもお任せだったそうです」

もんや「なるほどね。
            今年、時代劇ブームを演出してたけど
           これがいちばんでしたね。
              最後の忠臣蔵は観ていないけれど」

アロハ「もんやさん ヒックとドラゴンは 
             …よかったですよね。あのドラゴンの飛ぶシーン
             …アバターよりぜんぜんよかった」

もんや「はい。このアニメ映画は、
              男の子を持つお父さんは 
              絶対にいっしょに観て欲しい。
           大きな声で言いたい作品です。」

アロハ「随所におしゃれだし」

もんや「そうそう ラスト前 目を覚ますヒック
            ここからのシーンは注目ですただのアニメ映画じゃない
            演出が細かい」

アロハ「大作ほど演出が雑になる、
              アバターもこの映画観て勉強した方がよいです」

もんや「完全に同感ですね 」

J    「おおっ 盛り上がってますね
        それほどよいですか?
        同じアニメで、トイストーリィー3も評判でしたが・」

もんや「よかったですよ すごく。
           同様にテーマがちゃんとあって
             トイスト3も観ていない人はぜひ家族で

              …でもどちらか推せ…となると、ヒックとドラゴン
          もう文句なし100点です」

J     「わかりました。では、あとの6位以下は
         ひとことづつ掛け合いで、ご紹介ください」

アロハ「トイレットは社会性がストレートに伝わってきた」

もんや「メガネ~プール
            とどんどんつまんなくなってましたからね」

J     「そうですね その意味ではかもめ食堂より
         ぼくはトイレットの方が上かも」

もんや「クロッシングも 家族で観て欲しい。
              個人的には北朝鮮のところはもう少し描いて欲しかったけれど、
              十分に伝わる内容です」

アロハ「ラストは あれしかない?」

もんや「あの逆でも 評価は変わりません」

アロハ「乱暴と待機は 
              浅野がはじめてみせた方向性がよかった」

もんや「でた 浅野! 
              …アンニュイ路線ではなく
           おとぼけ3枚目への転身を早く定着すればよいのです。
             事務所がこだわっているのかなあ?」

アロハ「今回は冨永監督がうまい
           不条理感とユーモアの融合ですかね
          小池栄子よいです」

もんや「原作の本谷有希子さんは
           演出家として興味があるので
           舞台もぜひ観てみたいです」

アロハ「SR2は 1と連続で観て欲しい。
              ふたりの主人公にどんどん愛着わきます。
           乱暴と待機とSR2は、今年の中では
             断トツのオリジナリティーです」

もんや「ハング・オーバーとマイレージマイライフ
           両極端ですが 今年のハリウッド公開作品では
            この2作品を推します」

アロハ「ハングは…どこが?」

もんや「この手は アメリカ人にしかわからないつくりが多いのですが
           この映画は、洒落ていて楽しめます。
              役者のキャラが個性的に立っていて、
              話にのせてゆく掛け合いが好きですね。
           マイレージは、大人が大人向けに作った秀作です。
              ジョージクルーニーになりたいと思いました」

アロハ「バンテージ入りましたか
               …うれしいですね。
              音楽モノですと BECKでしたか
           あれと比較してどうですか?」

もんや「BECKはもう残念ですね 
              期待していたのに 原作の良さ台無しです。
           バンテージは、はい!
      なんといっても北乃きい(笑)
              なにはなくても、北乃きい!!」

アロハ「ははは 相変わらず絶賛!!」

もんや「ストリーはなんてことなくて、
             バンドの崩壊と再生みたいな、
             過去にもいくつもあったテーマ。
            
             でも、彼女がいることで、どんどん深みがでてくる。
             間違いなく この年代のナンバーワン女優でしょう。
           
             ほんとうに日本の映画界は彼女を大切に育てて欲しい、
             心からそう願います 」

アロハ「赤西くんも意外によかった」

もんや「普通 あの役の設定で赤西クンだと、
              ブチ切れる感じになるのが普通なのでしょうが、
              見事に押さえた演技でしたね。
              アメリカなんか行かなくて
              日本で俳優やれば成功する予感がしました」

アロハ「RED LINEはつくり手の情熱に負けてしまった
              ハーブ&ドロシーはドキュメンタリーの痛々しさの中に、
             心のなごみ…人生を豊かにするヒントを感じさせてくれます」

もんや「僕も10位は ほぼドキュメンタリーもの。
            コンゴは昔、行ったことあるのですが、
              あの世界にこんなやつらがいたののか
              …って嬉しくなりました。」


J     「…ありがとうございます。
          総括して感想はありますか?

         去年はおふたりのランキングをひとつに集約しましたけど」

もんや「今年は、それぞれってことでよいのでは」

アロハ「はい。そう思います」

J      「もんやさんは、それぞれの好き嫌いの先に
             …前に?

         “ほんとうに面白いものはある”って
      
          主義でしたよね」

もんや「はい。そうです。
              なんでも、好き嫌いで片付けちゃいけないと
              信じています。

              でも、アロハさんとは、ベースの
             “観る価値のあるクオリティーか否か…”
              って部分は、共有出来ていて、
             その上で、個人のお勧めをしています。

         だから、無理やりに合せた
            ランキングにしなくてもよいかな…と」

J    「そうですか。わかりました
           …ちなみにランキング外で、お勧めは他にありますか?」

アロハ「パーマネント野バラ
           マチューテ
           堀川中立売 」

もんや「ヒーローショー
            シークレット
            小さな村の小さなダンサー
            息もできない」

J   「ありますね~」

もんや「観ていないのも多くて…
           玄牝
           闇の列車光の旅
           瞳の奥の秘密
      
           このあたりは見逃しています。すいません
              でも、まずは、ランキングにあがった20作品
            DVDで良いので、ひとつでも観て欲しいですね」

J   「来年に向けて…なにか」

アロハ「僕は 独自の世界観、作り手のオリジナリティー
              …に最近どんどん惹かれてしまっているので、
             来年もそういう作品いっぱい観たいと思います」

もんや「僕はシナリオ(台詞回し 役者の演技含め)70%
         映像や音楽30% という見方は変わらないと思います。
              とにかく、面白いかどうか
              …ここに絞って 紹介してゆきたいです
           来年もぜひよろしくお願いします」

J    「それでは みなさんさようなら 」

もんや アロハ 「よいお年を…」


アロハ「 …長浜さんなのに、どうしてジャッキーさんなんですか ?」

J「……それは秘密です」 







 

僕は頭が悪い…

投稿日時:2010/05/12(水) 17:32

頭が悪いというのは、
お馬鹿さんということです。

経験で見聞きしたことは多くあっても、
それを自分の言葉にして語るという作業がなかなかうまくできない。

無駄な修飾を出来る限り、そぎ落とし、
物事の理を多面的な角度から、スパッと言い切りたい。

言い切りたいのにできない。

だからお馬鹿さん。

「たとえば…」は僕の口癖ですが、これなどは、
お馬鹿さんの常套句…なにかを喋り、
相手が理解していないかもしれないと、
なにかほかの例にたとえて、
違う言い方で同じ中身を何度も繰り返す。

くどくて、長い…結局、ずれてしまう。

僕としては、なんとか理解してほしいものごとは、
相手の“知”の部分にいかにコミットするかにかかっていると思い、
なんとか言語調整をして、共通理解にしたい訳なのですが、
ほんとうに頭のよい人は、そんな作業はしないで、
簡潔に誰にでもわかるように噛み砕き、
どんな物事も説明してしまう 

ソウイウヒトニワタシハナリタイのですが…


普段、他人に対して、なにか一見、“徳”になるようなことを喋っても、
それは「いつか、どこかで、誰かが」もうすでに言っていたことで、
それを聞いていた僕が、いつの間にかそれをちゃっかり
自分の“意見”のようなことにしてしまっている。

ボクの言葉は誰かのモノマネ。

ほんとうに自分の「思想」として発信できていないと、
いつも感じています。

これは、ほんとうに考えるべき時に、
ちゃんと考えてきていなかったせいだと自覚していて、
普段、新しい情報に触れると、
その“本質について”自分の言葉で考え、
口にするように…努力はしているのですが、

なかなか切れ味するどく…とはいかない。 

何度、考えても同じところをぐるぐる回っていたり、
本質より“我(が)”が勝ってしまい、
それ以上思考が先に進まないということがいつもなのです。

◆◆◆

昨年から今年にかけてベストセラーになった新書の数々は、
こういう僕の頭の悪さを補ってくれる貴重なアイテム。
最近のお気に入りは、

 「日本辺境論」内田樹:新潮新書



これはとても面白い本です。
“辺境論”などというタイトルを見ると、
ああ、そういう島国モノね…などとイメージしてしまいますが、
その“そういう…”ってところを、そのままにしないで、
「なんなんじゃ?」とページをめくり始めると
もう、止まりません。

「日本人は自分でルールを作っていない。
   誰かがつくったルールに乗るのが大好き…なぜか?」

「知識人を自認している方々も、なにか起こると…
   ○○の国ではどうしたこうした…とすぐ諸外国を例に
   善し悪しを論じる…どうして?」

「水戸黄門はただの爺いなのに、狐たち(助さん格さん)が、
   騒ぐ立てると虎に見えてきてしまう。
   場違いに態度がデカイただの爺いが、前の副将軍であるかなんて、
   誰も分からないのに、悪者は虎のイメージにひれ伏してしまう
   …なぜなのでしょう?」

難しい本質をわかりやすく教えてくれる…
こういう本こそ“良書”と呼ばれてよいのでしょう。

第一次世界大戦に勝利したこと、
そしてその後の我が国の立ち居振る舞い…
国際人ではない日本人 このくだりと、

日本の小説(特に日本人が大好きな琴線に触れる文学)は
英語をはじめ、諸外国で翻訳化されていない…というくだり
が特に好き…というか個人的に勉強になりました。

知の巨人…養老猛司さんは、
この本についてこんなことを語っておられます。

「自分で骨組みまで考える人は非常に少ないのです。
   骨組みはどこか他所にお願いして、
   その内側で細かいことをやる人がほとんどです。

   これは文系も理系も同じ。むしろ理系のほうが
   文系より酷いかもしれません。
   大きな枠組みを考える人が少ない。<中略>
 
   内田さんは日本、日本人について
   大きな枠組みを作って考えている。
   しかもこんなに真面目なテーマを扱いながら
   笑えるところがあるのは珍しいでしょう。」

そうそう「自分で骨組みを考えたい」
これが僕のお馬鹿さんからの脱却です。
しかし、道のりは果てしなく遠い、気がします。

蛇足ではありますが、「日本辺境論」は
昨年1500冊ほど出版された「新書」の中で
いちばん読まれている本だそうです。
未読の方は、ぜひ。

ちなみに、今年、いまのところ面白かった新書は

「不幸な国の幸福論」加賀乙彦:集英社新書

 「人間の器量」福田和也:新潮新書

器量をあげることも、僕自身の重要なテーマではありますが(笑)、
これも言っているそばから道のりは遠い…
と感じさせてもらいました。


俳優T

投稿日時:2010/03/28(日) 21:43

スポンサーがCM出稿を手控え、
お金がなく、手間暇かけない、
結果、つまらないものが出来上がり、
視聴率はどんどん落ち、余計にスポンサーは、
お金を出さない。

どこから始まるのかはしれないが、
この負の連鎖、スパイラルは下にむかって、
どんどん加速して、
もうどうしようもないところまできている。

漢字をはじめとするお勉強モノ 
グルメランキング 
綺麗になりましょ 
政治経済批
判モノ などが、
バラェティーやお笑いとひっついて、
低予算、スタジオものが跋扈し、
ひな壇なしの画面を観ないことはない。

どんなに真面目な話でも、最後がひな壇での
コメントになるため、出演している芸人さんや
なんだか芸能人の、人となりだけは、
詳しくなるものの、
肝心のテーマはあまり印象には残らない。

テレビが人を馬鹿にする…
こう言われたのは何十年も前ですが、
最近は表面的な知識が身に着く?という利点は
置いておいて、すべてがインスタントで進行し、
その意味で「残らないもの」を
生み出す温床になっている。

…と、ここまでは、周知の事実。
いまさら僕が偉そうに
言うほどのことでもないのですが、

この現象に関して、僕が少し気になることは、

「テレビの前で家族が揃い、一家の団らんをする」
という生活文化が、いまどうなっているのか?

ということです。

そもそも、テレビの前で…は死語なのでしょうか? 
それともそんな環境(chを変えたくなるという意味)でも、
団らんは、ちゃんと成立しているのでしょうか? 

「いい胸ね … 取って見せたら …○○○○○ 」

「うーん川柳かぁ? ○○○○○を当てればいいんだな…! 
   わかったぞ…
   いい胸ね … 取って見せたら …“いいブラね” …どうだ」 

「正解!! すごい父さん」

「ははは、昔、ちょっとな川柳かじってたんだよ」

「へえ~」 

「◇◇も、覚えるだけの勉強ばかりじゃダメだぞ、
  こういうユーモアを理解しなきゃな」

「は~い」

とか、盛り上がっているのでしょうか? 

…とはいえ、娘も息子もいない僕にとっては、
それ以上の関心事でもなく、それ以上に勘弁して欲しいこと…

それは、

やっぱり、CM収入が賄えない民放各局は、
最近の製作委員会方式の映画産業に乗り出して久しく…

おかげで、映画製作そものもが、薄利多売化してきていて、 
低予算が質の低レベル化を招いているという点です。

低予算でもよいのです。
主役が歌手でもお笑い芸人でもよいのです。
監督が俳優でもよいのです。
もっと言えば、出演者が、
タイアップの番宣に出まくり…でもよいのです。 

…おもしろければ。
…とにかく出来上がった作品が、
おもしろければよいのです。

そうでなければ、わざわざ映画館に足を運んだり 
Tさんにレンタルしに行く意味がないのですから。

そもそもの本業のテレビドラマの質の低下が
先にきているのですから、そんなこと言われても…
というクレームがきそうですが。

それは本末転倒です。
よろしければ、本業回帰…
ここにお戻りいただきたい。

昨年良かったと思えるドラマ、
観たいなあ…と思わせるドラマの少ないこと少ないこと。

最近は、個人的な事情と歳のせいで、
あまりテレビドラマなるものを観なくなっていますが、
それでも、気になるドラマをHDDに録画…
ということはたまにしています。

昨年よかったのは、12chで春の深夜枠で放送した
CXの深夜枠「深夜食堂」ともに原作は漫画。



前者が温泉宿のベタロケ、
後者はスタジオベタ…

出演者も、遠藤憲一、小林薫と、主役のそれぞれ以外は、
あまりギャラの高くない方々で、
そこに深夜枠の自由さが加わり、
作り手も楽しんでいる感じがうかがえた良作品でした。
(湯けむりの、でんでんさんは最高でした)

2時間モノも松本清張ブーム+昭和回顧ブームで、
数多く作られましたが、おもしろいものは少なく、
10CHの「刑事一代」これが素晴らしかったくらいでした。



民放が体たらく…ここぞとばかりに
NHKが攻勢をしかけているのが笑えますが…
うれしいです。

それでも、最近の、「ざらつき 暗め 画面」の
オンパレード(ハゲタカあたりからか…)は、辟易です。
大河も観ていません。やはり福山=竜馬は違和感で、
ほかの役者が一生懸命になればなるほど、
浮いて見えてしまうのがどうにも…
でも、ここのところは好き嫌いレベルの蛇足です。
はい。ごめんなさい。

一生懸命といえば、香川照之さんの 
出まくり状態はすごいです。
「坂の上の雲」
(これは良いドラマ こっちを大河にして欲しかった)
「竜馬伝」…「ディアドクター」
「20世紀少年」「カイジ」「沈まぬ太陽」
「ゴールデンスランバー」
…そのすべてで存在感、すごい役者さんだなあ…と思います。

その天才香川をもってしても、
どうしようもなかった映画…「○○」。

それが、今回のテーマ 「俳優T」の存在。 
… ここままでの、どこかで聞いたことのある話は、
このTの話がしたいがための 前フリなのです。

前フリ長え~ まだるっこしイ~ ふざけるなあ~ …(笑)


◆◆◆

僕はこの「俳優T」が苦手です。
はっきりいって、サヨナラして欲しい。

それはなぜかと言えば、彼(男なのです)が出演していると 
どんなに良い作品もよくて3割、下手すると5割 
つまらなくなってしまう…という効果の持ち主だからです。

映画のお初デビューは 20年くらい前ですか…
あるコミックスの映画化 ちょっと変わったスポコン+恋愛モノ 
高校生の主役二人は別にいて、彼は準主役。

以来、数多くの映画に出演、
…90’の岩井俊二の映画あたりがきっかけで、
その起用方法が確立されてしまい…なんだか、
アナーキーで今風の空気感の代名詞的な存在になり、
主役扱いがどんどん増えていった役者さんです。

もちろん、中には、映画自体の出来が
すばらしいものもあるのです。
…でも、しかし、そのほとんどは、
「ただのなんとなく作った、雰囲気よいだろう的な凡作」

その原因は、もう紛れもなくこの「俳優T」の存在。

素人が演技についてとやかく言うのはなんですが、
台詞は棒読み ぎこちない動き 凡庸な顔つき…そのすべてが 
作品自体をグレー色に包んでしまうのです。

去年、ある大御所の監督が彼を起用することとなり、
その演技を見てこう言ったそうです。

「キミ…そのままじゃ駄目だよ もっとなんとかしようよ」 
…と。 
そうなんです
なんとかしてもらいたいのです。

しかし、その映画も 
ほんとうに日本を代表する女優さんをはじめ 
出演者みんな芸達者なのに、彼が出ていることで…
駄作となっていました。

どんなに緊張感があるシーンでも、彼が演じ 
喋りはじめると…とたんに白けてしまう。
ある意味、すごい効果です。

先の天才香川さんが アカデミー助演を獲得した映画も、 
お金をかけ、時間をかけ役者も揃え 
原作もよく撮影技術も最高で、 
どうやってもよい作品になるだろうという
下地のしっかりしたものでしたが…これまた…彼のせいで
…陥落 没落 都落ち…でした。 

まことに残念です。

こうならうと、演じる方も演じる方ですが、使う方も使うほうだろ…と思うのです。

この映画などは、そもそも監督は彼をよく知らず、
その前に観た“モンゴルの大地を馬で駆け回る役の彼”を見て、
こういう過酷な撮影に耐えられるなら、
今回の僕の作品に出てもらおう…となったらしいのですが 
そもそも、この映画、モンゴル人役の彼は、
台詞をほとんど喋らない設定なのです。

そういう安易なキャスティングが、
監督本人の、後の身の不幸を招くとは、
思いもよらなかったのでしょうが、
そういうことでは困ります。

別に、ひとりの役者がどうでもこうでも、
そんなことは、そもそもどうでもいいのではないか?

ごもっとも…と言えないのです。 
だって、本当は良い作品を、彼のせいで台無しにしてしまわれたら、
他の役者さんも勘弁して欲しいはずであり、
観客は離れ、映画文化の質はさらに落ちてしまうのです。

見過ごすわけにはゆきません。
頑張っている役者さん、映画を楽しみにしている観客のためにも、
ここは敢えて僕が言います。

「Tさん 引退してください」 

もしくは 

「演技をもういちど、イチから勉強してください」 

お願いします。

…しかし、悲しいかな…小さな庶民の声は届かず
…彼は映画に出続けている。

サムライミがあきらめ…巡って 
クラウディアシファーの旦那が監督することとなった
「ソー」にも出演しているらしい…
世界が認めた 
…とか付けて紹介するのだけは勘弁してほしい。

とひそかに願うくらいしかできない自分がくやしい。

ハリウッドが出たので 
最後に本年度の米国アカデミー作品賞 
「ハート・ロッカー」を観ました。

途中で、映画館を出たくなりました。

「かつて、ヴェトナム映画がそうだったように 
  アメリカがイラク…アフガンから完全に撤退し
  …なにも解決していないというところまで時代が進み、 
  …生み出されたさまざまな悪夢が、歴史として
  国民の感情の中に消化されたのであれば、
  かのディアハンターや
  キリングフィールドのような名作が、 
  きっと生まれるに違いない」

と、いかにも映画通のような小癪なコメントを送ります。


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