紋谷のソコヂカラ

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群馬県月夜野町 奈女沢温泉 “釈迦の霊泉”[紋谷のソコヂカラ]

投稿日時:2012/05/21(月) 22:19

ここにきて体調が 
著しく思わしくない…


こういう形容はおかしい(笑)

…笑ってる場合ではないと 
心の声が言っている感じだ。


いろいろあるが 
一番は 咳が止まらない。 


朝から晩まで 晩から朝まで 
のべつまくなし 咳き込んでいる。

咳がこれほど体力を使うとは思わなかった 
汗だくになりながら咳をしている感じだ。


肺がんの最期はきつい 
とは聞いていましたが 
気管支を癌が侵食するということ 
つまり呼吸がしずらい
苦しさということ


肺がんでもない僕が 
そういう方向に向かうのは 
不条理ではないか!  と 
怒りを覚えるくらいに咳がしんどい。


また秋田に籠ることも考えましたが 
とり急ぎ こちらもカルチャーショックを受けて 
体調に変化もあった群馬の
釈迦の霊泉
に来週の土日の
2泊で行ってこようと思う。




前回は入院前の2月に小林氏の計らい
(治療前にもんやにラジウム吸わせて
   浴びさせて少しでもよくしよう企画)

で訪れた。

25℃ラジウム石膏泉
(ph9.4・ゲルマニウム含有) 

とにかく飲みなさい! 
の温泉なのです。


群馬県上毛高原駅から 
迎えの車で18分 

2月の月夜野はまだ雪が深い 
車で数分走り山道に分け入って行く。


途中 仏舎利が!! 
仏神道教会とある 

これも関連施設か 
細い山道には大きな看板があり 
「癌が治る!!」と
思い切り謳っているいる。


怪しい あまりにも怪しい 

著しくとてつもなく あやしい 

…形容はおかしいが  
たとえてみると

「山奥の新興宗教の施設に連れて行かれる」 

(行ったことはないが) 

そういう感じだ。


ほどなく着いた宿は 
どうみても もと校舎か
合宿所の体であります。


100人は座れるパイプ椅子の食堂を抜け 
宿泊の棟に…部屋は 
…??4畳半?に炬燵 

これでふたり布団敷けるのか
…という部屋。


トイレ 風呂? 
もちろん共同です。


食堂のテーブルで目を引くのは 
ここの水を飲んで病気が治ったという 
お手紙 FAXの数々 
その量のすさまじいこと…


似たような紹介はもちろん違う宿で
みたことがあるが 
ここはそのどことも違う 

その量のすさまじさと
なんというか「情念」を感じる。


癌に始まり糖尿病、脳内出血、
肝炎からボケ、ハゲまで。

パーキンソン病や
クローン病なんてのもある。


しかも効き方が凄い。
癌で医者からあと3日の命と宣告され、

慌てて釈迦の霊泉に来て
2日目には回復、

数カ月後には癌が消えた!

早速 飲んでみる 

玉川のお湯などに比べると 
その飲みやすいこと
普通に美味しい水だ。


…30分ほどして 
お腹がぐるぐると回りだす。


風呂場は なんかの実験場 
いやこれはやっぱり合宿所の風呂 
という感じだ 

お湯の成分が熱で盛り上がる感じで
5分入るとしんどい。


飲んでも 入っても 
…効くなあ~というのが 
2月に訪れた感想。


なにより小林氏の計らいがなければ 
絶対に知らなかった宿です。 

秋田の玉川温泉には
観光目的のお客も来るだろうが 
ここにはそういう

“物見遊山”は皆無だろう。 

怪しさも極まれりな宿…すがる宿

 … 僕はといえば


「癌は治さなくてもいいから
 とにかく この咳を止めてくれ!!!」


ということで 今週末行ってきます

※玉川温泉のレポートも 
「今度 乳がんの母を連れてゆきます」とか
「末期間癌でやる気のなかったおじさんに紹介したら
   …
行ってみたいとなった」とか
僕の情報が少しは役に立ったようなので。


ただ携帯の電波が届かないので 
リアルタイムなレポートはできません。



◆◆◆

「スミス都へ行く」

アメリカ人が選ぶアメリカ人が好きな映画… 

「市民ケーン」
僕の記憶の限りでは
もう30年くらいこの映画が第1位


以下、「カサブランカ」「ゴッドファーザー」
アラビアのロレンス」…などが続くが 

いかにもアメリカ ということにあると

「素晴らしき哉、人生!」「アラバマ物語」
などがその代表格となる  

そして僕の趣味を加味すると

フランクキャプラなら… 
ジェームススチュアートなら…  



「スミス都に行く」を推します。


愚直で真面目で清廉な青年が 
都(都とはワシントンのこと)に出て 
政界に担ぎ出され 翻弄され 
そして闘う その姿を描く。


難しいストーリィではありません 
ラブストーリィでもあります。


映画が人を育てると言う意味で 
若いうちに観ておきたい作品 
というか大人は観ておかないといけない

…そういう作品です。


こういう映画を2時間観て 
そうして この映画について語りながら 
お酒を飲むと 

「ああ 美味しいなあ~」と
思えますから
お試しください。

全部の都道府県に、行ったことがありますか?[紋谷のソコヂカラ]

投稿日時:2011/07/11(月) 23:12

通過しただけ というのは含めずにです。

僕は、昨年 やっと達成しました。
どの県もまだ行けていないエリアが
たくさん残っていますから、
制覇と呼ぶにはおこがましいですが、
それでも、最後の青森県に
足を運んだ時には小さな達成感がありました。
 
四十を過ぎても、温泉以外に 
わざわざ日本のどこかに行こうと思ったことなどなく、
時間があるなら海外だ…
とここまで生きてきた僕が、
全県踏破(適当な言葉がないですね)できたのは、
友人の旅の仕事に便乗出来たおかげでした。
 
あるテーマが軸になる企画でしたが
訪れるエリアは僕が決めてよい
という話となり、だったらと
ここぞとばかりに行けていない
未踏エリアを推したわけです。
 
その段階で僕の未踏の県は
島根 鳥取 三重 和歌山 青森 鹿児島
の6県 
 
どこかに行く途中で、思いついて下車して、
ぶらり散策ということができない。

「よし行こう!」と決意しないと
なかなか行く機会のないエリアです。
 
山陰の2県は 前からその存在は気になっていて
中国地方の北側に張り付き 
山陽地方からも山越えになり容易に入れず
こうなんというか陸の孤島として取り残され、
独自の風土が形成されているそんな匂いが漂う場所。
 
同じ意味で紀伊半島の2県 
こちらも 東から西への大動脈からは
外れている上に、半島の中央は険しい山ですから、
最短距離をすいすい行ける場所ではありません。
 
青森と鹿児島はともに本州の外れ 
こちらも 目的がなければ訪れない場所。
 
そういう意味では残るべくして残った6県なのでした。
 
僕の場合  

境界線(ボーダー)や吹き溜まり どん突き 

こういう場所になぜか妙に惹かれてしまう。。
 
海外で言えば ボーダーの極みはイスタンブール 
…アジアとアフリカとヨーロッパの文化が
行き交い混じり合い、長い年月の間に佇む…
もう、日がなボーっとしているだけでも
嬉しくなるそういう場所です。
 
吹き溜まりはチェコやボスニア・ヘルツェゴビナ
どん突きはポルトガルの感じ、

南米などは国と国との境界がしっかりしているのに、
全体的にあいまいで
コントラストをあまり感じないので、
境界線や吹き溜まり、
どん突きという観点では語れない気がします。

もちろん こちらは都市部のカオスな
感じがまた違う意味で良いのですが。
 
話を国内に戻します。
 
吹き溜まりを期待して島根、鳥取と三重、和歌山
どん突きの果てになにがあるのかを期待して
青森と鹿児島 分けるとこうなります。
 
ちなみにすべての県に友人がおります。 

はい わかってます 
吹き溜まりとか どん突きとか ひどいですよね 
ごめんなさい差別表現(笑)

…でも、もちろん“良い意味で”ですから 

えっ? 良い意味で吹き溜まりって、意味がわからん?
ですって。良い意味ですよ 

わが故郷 静岡なんてどう頑張っても 
吹きだまらないし どん突きらない …?

東から西から蹂躙され やれ、
「まだ静岡なのか?どんだけ長いんだ!」とか
「うなぎパイは夜のお菓子って…意味わかんね」とか
「毎日うなぎ食ってるだろ」とか 

さんざん言われるのです 
そのわりには 静岡の人って… 
いいひとっぽいと決めつけられ 
富士山と伊豆もそうだよね…
うん、もちろん知ってるし、
行ったことあるけど?
…全体的には知らないって県でして、
かなり悲しい立場なのです。
 
 
最後に残った4エリア6県 
ひと旅ひと旅 なかなか趣のある道行きでした。
 
なかでも、個人的にいちばんよかったのは 
青森です。
 
昨年の夏 ねぶた祭りにからめたことと、
らっせらー♪  だらけの居酒屋 
ひとりで下北半島をバスで巡ったこと 
夏の盛りの恐山 イカ釣り港のばあちゃん
やっと行けた寺山修司記念館 
酸ケ湯温泉 青荷温泉 
ぜんぶまとめて “どん突き”の濃さを感じました。 



五能線を逃したので 
次回はぜひ西回りでエントリーして、
津軽半島も回りたい。 
 
さて、まあとにもかくにも 
これで全県踏破をした もんや。
 
「それではもんやさん。
 あなたが行った日本で、いちばんよかったと思える場所
 いちばん好きな場所 何度でも行きたい場所
 むしろ住んでもいいなあって思えるくらいの場所は
 ありますか?」
 
と聞かれれば …
……あります。 

たったひとつ。出来てしまいました。 

日本でこんなに恋焦がれる場所ができるとは 
実は思ってもいませんでした。
 
ということで 次回はその場所について 
お話しします 

って 前フリでございます。

僕の飼い主と帰省[紋谷のソコヂカラ]

投稿日時:2010/08/17(火) 09:15


暑い 暑い … 
こんなことなら
プーヤンパパ(※)の家で 
クーラーのそばで寝ていたかった。

飼い主がお盆の帰省に帰ると言うので、
付き合ってやったのだが、
こんなに蒸し暑いとは… 参った。

飼い主の故郷は、静岡のなんちゃらという田舎の町だ。 
まあ…よくも と思うが、回りは茶畑と田んぼと
川と山と …またまた茶畑しかない。

飼い主が言うには 
「年越しは帰らずとも、盆には帰れ 」
と親に言われ続け、
お盆は、田舎で過ごすことが
当たり前になっちまったらしい。

とはいうものの、それほどのこともなく、
東海道線から新幹線に乗り継いでも、
東名高速を車で帰っても…
たかだか3時間の距離である。
ボクも小さい頃は、ミルキー(※)と一緒に
車に乗って、飼い主の帰省に付き合った。

ここ、最近は飼い主の事情で、
電車で帰ることばかりで、
ボクやミルキーは、おいてけぼり。

久しぶりのドライブでもあります。
ミルキーはプーヤン宅で涼んでいる。

…まあ、こうまで暑いと、そっちの方が、うらやましい。

都会と違いコンクリートの照り返しがないのが、
田舎のよいところではあるものの、それでも。
なんなんだこの蒸し暑さは。

着いた夜は、「お盆の行事」とやらを観に出かけた。
…といっても飼い主の家の目と鼻の先…
ボクは初めて観る

なんだなんだと待っていると

「いっちゃ よれよれ~」なんて掛け声をかけながら
提灯の一段が近づいてくる。

飼い主が言うには
「これは子供念仏…通称“かさんぼこ”って言うんだよ。
 村ごとに子供たちが、初盆の家を訪ねる行事なんだ」

なるほど、よく見れば、みんな子供である。



上から下まで真っ白で、麦わら帽子をかぶり…
リヤカーに大太鼓と小太鼓を積んで
囃しながら向かってくる。
先頭には、大きな番傘に赤い布を巻きつけ…

ああ、これが“かさんぼこ”という奴やね。

「そもそも遠州浜松のお~ 大念仏の始まりわぁ~
 元亀三年申の年い~頃は 五月の下旬なりい~
 家康公と信玄とぉ~三方が原にて戦してぇ~…」

突然、飼い主が唄い始めた。

「覚えてるもんだろ。
 こういう歴史絵巻なんかの唄を覚えてな。
 初盆のお宅で一列に並んで唄うんだよ。
 唄の最後は、だいたい
 “往住安楽 南無阿弥陀”で、終わるんだよ。
 だから歴史絵巻といっても、死者への弔いの唄だね。」

確かに、一行は、松明の焚かれた家の縁側に勢ぞろいして、
唄を歌い始めた。
??…あれっ?
また違う唄だ。

「亡くなった方が子供だったり親だったりしても違うし
 リクエストなんかもあるからね。
 十曲くらい覚えてるよ」

ふーん。 ん? 
今度は 大勢だぞ。
しかも大人…みんな衣装着てるし、
銅鑼まであるぞ。

「こっちは 大念仏。
 ほら、さっきの唄の歌詞にもあっただろ。
 これは天竜地方の伝統芸能で、
 わざわざ呼んできてもらうのさ」



へ~。 
ボクが死んだら飼い主はどうすんだろ。
浄土なんとかとか宗教とか入ってないから。
関係ないのかなぁ。なんか踊ってくれたらいいなあ。

翌日は、飼い主と2人で海へ。
やったあ 海大好き… 
もうどんどん飛び込むぞ。

…あれ? 波高いぞ。台風の影響って、ひええ~

…もう ボールを うっ …投げ …ないで … 
塩水が口の中に …うっ …だから 投げないで 
投げると 走って…うっ しま…う

ボクの…悲しい…うっ…さが… 
もうへろへろ …みなさん聞いてください。 

飼い主が海に連れてきたわけ…
その魂胆はボクを洗濯しようってことなんです。
日ごろ、洗わないから、こういう機会に。

ひどいでしょ。…でも、海大好きなボク。

涼しくなったのもつかの間、
夜はまた蒸し蒸し、昼間の疲れもあって、
ボクはもうへろへろです。


翌日は、飼い主の幼馴染の家に
ここにはボクと同じ
黒いレトリーバーのメスがいます。

ボクが8歳で 彼女は4歳…
人間の歳に直すと…
うーん人間の歳に直すって意味ないよね 
いつも思うけど 
まあとにかく、
ボクには子供すぎて
パスですわ。

まとわりつくのが面倒くさい。
飼い主は、なんだか幼馴染の子供の
夏休みの宿題を見ている。

「日本の一番西の島は?…
 ふん 与那国島じゃん
 
 日本の一番南の島? …
 そんなの波照間に決まってるじゃん。
 
 …ん?違う 沖の鳥島…はあ?
 …ああ、無人島ありえね。

 あれ?そうなると…南鳥島じゃないのか?
 えっ、そうか200海里の話ね。
 なるほど…中学生…わかりにくい~」

とかなんとかぶつぶつ言っているけど大丈夫かな。
しばらくして幼馴染と通った
小学校にみんなで行くことに。

途中、かぶと虫を採るらしい。
まさに、夏休みっぽいね。



ぽいけど 暑い。
ボクには辛い。
かぶと虫も小学校もどうでもいい。

ちなみに、飼い主は
「電動車(シニアカー)に乗っている。
倉庫から埃まみれを引っ張り出してきた。 

「おおっ!最高時速6Kmだぞ。
 いいねえ。快適 快適♪」

あんたはいいけどこっちは辛い。
かくして大人2人(ひとりはシニアカー)
子供3人と黒いラブ2頭の
珍妙な行列が田舎を行進することに。

畑仕事のおばあちゃんとか
近所のかあちゃんが、なんだか変な目で見ているぞ。

しかし、気にしない、
この飼い主はそういうことは無頓着。

こんにちは~なんて 
言っている。

 
かぶと虫も無事に採れて、


帰るときボクのリードを外してくれたので、
田んぼを越えてお散歩してみた。


水路があった。! 
もう我慢できないので飛び込んで泳いでしまった。 

ああ、気持ちいい~ 
こういうことは田舎ならでは、
探しにきた飼い主が笑っていた。



最後の晩は 花火を観に出かけた。
延々と続く田んぼの先の
大きな川の縁で上げるらしい。
これまた、へろへろになった。

「田舎の花火 下から見るか 上から見るか」

なんだかわけわかんないことを言っている飼い主。

飼い主のお母さんと
その友達らしきおばさんも一緒でしたが、
途中で別れてボクと飼い主の二人で観る。

「この田舎のしょぼさが ボクは好きだな。
 何十万発とかさ 何尺玉だとかさ
 そういう大きさや数じゃないんだよね。
 都会のはさ。
 もう人がうざくて
 なにしに来たのかわかんなくなるからなあ。」

そういうものか。
それでも、この町中の人が観ているらしく、
けっこうな人出である。

「隣の市の花火は 全国的にもその規模で有名な
 花火大会だったんだけど、不況で去年から中止だと。
 小規模でも継続する、ちょっとづつでも
 ボランチィアでも、頑張って毎年上げる
 そいういうことが大切なんだよな」



また、この飼い主は 
わかった風なひとりごち。 
地道にこつこつ、継続する…

が苦手なのはあんたじゃないか。

そして、今朝飼い主の渋滞は嫌いの一言で
朝5時に自宅に戻ることになり、
家に戻ってきました。

…ん? 
…こっちはこっちでまた暑いじゃないか! 

なに!36℃!! ありえねえ。

海飛び込みたい 

川泳ぎたい 

はあ~ そんなボクの旅日記。


※「プーヤンパパ」:
 神奈川県随一の犬好きと飼い主が言う
 ペットシッターさん。
 おまえら愛犬をどこの馬の骨には
 預けられねえ~とか、なんとか言って
 いつもお世話になっている。 

※「ミルキー」:
 飼い主の初めての飼い犬。
 メスのシェルティー。
 もうおばあちゃんで、目も耳もあまり聴こえない。
 どうもボケもキテいるらしい。
 でも、飼い主が来るとわかるようで
 元気になる…とプーヤンさんが言っていた。
 そういうところが飼い主はたまらないらしく。
 たまに泣いている。

旅になにを求めるのか[紋谷のソコヂカラ]

投稿日時:2010/02/19(金) 18:41

今までいろいろなところに旅をして、
振り返ると、1度で十分と思う場所もあれば、
もう一度来たいなあ…と思える場所もありました。

中には、住みたいなあ…とまで
惚れ込んでしまう場所もある。

ただ、まだまだ行きたい場所、行けてない場所は、
数多く残っていて、人生、限られているし、
旅ばかりしているわけにもゆかないことも考え合わせると、
“初めての場所”にチャレンジしたい思いが、
一番強いのが本音のところです。

ちなみに、海外で恋焦がれている場所は、ギアナ高地。

べネゼエラの首都、カラカスから飛行機を2度乗り継ぎ、
カナイマへ、そこからボートと徒歩で4時間、
さらにジャングルに分け入り1時間…

その先にある「世界一高い滝-エンジェル・フォール」。
現地の部族の言葉、ぺモン語で「アウヤン・テプイ」
(悪魔の山)と名付けられた霊峰から、
この滝は流れ落ちていて、植物さえ生えていない
赤黒い岩肌の頂上から降り注ぐ…
その高さ2000メートル。

水源は、山頂に降った雨で、落差がありすぎて、
落下途中で水が拡散して滝つぼがない…と、
こんな滝にぜひとも出会いたいと思っている。

ちなみに僕は、いわゆる世界遺産的なものに
あまり興味がない。

旅の途中に、寄ることはあっても
「そこを目指しての旅」というわけではなかった。

世界規模で残すべき “遺産(この意味が今ひとつ分からないのだが)”
と認定されているということはすごいことだとは思うのですが、
そんなことより、インドの汚い木賃宿で、
街の雑踏の中に身を置き、そこに暮らす人々を日がな眺めていたり、
ガイドブックに載っていない、フランスの田舎町を自転車で
ふらふらしたりしている方が、性に合っていた。

特に「ボーダーな場所」に強く惹かれていて、国境の町、
異文化が混じり合うなんとも言えない空気の感じが大好物でした。

島国に生まれたせいもあるのかもしれません。

振り返れば、日本(笑)…なんだ、まだまだ知らないではないか。

いつ叶うのかもわからない、でっかい滝への旅は、
ひとまず目標に置き、その前に、身近な日本を少し探訪してみよう。
最近、そんな思いが強くなってきていました。

日本で未だ行ったことがなく、惹かれている場所と言えば、
島根、鳥取の山陰エリア、和歌山と三重、
そして青森と鹿児島であります。

はじめのふたつは、いわゆる大動脈から外れていることもあり、
なかなか訪れる機会がなく、本州の最両端エリアもさずがに
行こうと思う計画を立てないといけない場所。
海外ならばボーダー好き、島国日本では
替って「端っこ」「隅っこ」が好きということみたいです。

そういえば昔から飲み会の席も隅が好き…性格なのでしょう(笑)

そんな折に、仕事で関西に行くことになった。
日程は僕任せということもあり、こういうチャンスは逃す手はない…
同行するライターの両名に話を持ちかけ、
山陰エリアへ足を延ばすことにした。

おっさん3人旅。

ひとりは、以前も紹介した
「旅のおもしろコラムニストの宮田氏」
もうひとりは
「うちにお掃除に来ていただいていることで有名?な篠塚氏」

ちなみに篠塚氏は、情報誌の取材などで日本全国を旅しているうえに、
軽い“鉄”でもあります。
日程と宿の手配は彼任せ。

宮田氏は、仕事で四国お遍路の取材を終えたばかり、
篠塚氏は確定申告と引っ越しに忙殺されている最中、
忙しい合間を縫っての旅、
それでもせっかくの旅ですから
なにかおもしろい仕掛けを…となり、意気投合。

宮田氏から
「次は、“迷路な温泉”のコラムを書くつもりなので、
 旅館はそういう場所を」との提案があり、
鳥取、島根の宿を選定。

僕からは、まず姫路城の下で集合しましょう。
そこで別れて、お互い好きなところを巡り、
翌日、鳥取の温泉で集合、
翌朝また別れ、お互い別々に…で、
夜にまた島根の宿で集合…と提案。

旅慣れた上に、わがままなおっさん連中、
「よかろう」となり、そんな珍妙さが持ち味の企画。

…ついでに変わった石を拾って見せ合う…
なんてことも追加される始末に…
ヘンでしょう(笑)

こういうことを楽しめる面子と旅行できるなんてことは、
なかなかありません。

この旅の模様は、後日、宮田氏で紹介されることでしょうから、
詳細は…そちらをぜひご覧ください。

“僕の”旅だけに限れば、かなり充実した旅となりました。

まずは、初の姫路城、世界遺産に興味は…と言いましたが、
いやあ、よい城でござった。

スケールもさることながら、デザインがモダンなのです。
旅の途中、松江城にも訪れたのですが、
比較すると申し訳ないくらい…

よきかな よきかな 白鷺の城。



今年、天守閣の改修工事に入るらしく、
その前に観ることができたのは誠にラッキーと思える城でした。

姫路から山陰へのルートはさまざまあり、迷いました。

実は、山陰に行きたいと思っていた理由のひとつは
「餘部の鉄橋」これが観たかった。

…その意味では、兵庫県を北上し、城崎温泉を経て、
山陰本線を西に…
というルートなのですが、なにぶん遠い。

せっかくの姫路でしたので、
少し、西にある「竜野」にも寄りたく…
迷った末(餘部鉄橋は今年、秋までは観られるという情報もあり)、
北上ルートは断念して、
倉吉まで一挙に行ってしまおうと決めました。

このあたりは、3人それぞれ、
自分が好きに出来るというところがよいのです。

竜野は、寅さんのロケ地ということで知っていましたが、
祭りの武者行列、童謡「赤とんぼ」、
宮本武蔵の修行の地…とかいろいろ有名で、
ほっこりとした風情と歴史を感じる町、
カメラ片手にひとり散策にはもってこいでした。



その意味では、翌日の倉吉は、
それ以上だったかもしれません。

姫路から2時間で行けてしまうので、
早めに出かけて、第一集合場所「三朝温泉」に入るまで、
ずーっとぶらぶらしていました。

観光地化という意味では、竜野の素朴さはないものの、
それでも、町を隅々まで歩くと、そこかしこに
懐かしい景色が散らばっていて、
文字通り、時間の経つのを忘れてしまい、
ついでに足の痛みも忘れて…なんと4時間
もぶらぶら。

天女の壁画を中心に広がるこの町、
お醤油蔵の赤レンガや江戸風情の白い土塀…
東西に流れる堀川脇には、突然 バテレン調のお寺…。

背後の山の中にある長谷寺に思わず登ってしまって、
途中の長い石段で後悔…
それでも山深い中に響くお経には痺れました。

翌朝、三朝温泉から松江に、
宍道湖を回る「一畑電車」で出雲~出雲大社へ

スピリチュアルスポットとしても有名な出雲大社でしたが、
やはりこういう威容は、僕には興味がないと改めて感じ、
それでも一面の霧の風景の宍道湖を眺めながらの、
在来電車の乗り継ぎはなかなかに愉快でした。

途中、地元のおばちゃんや高校生が、乗ったり降りたり…
そういう日常の風景が楽しい。



世界の遺産「石見銀山」には興味がなかったのですが、
泊った温泉地「湯の津」にある2件の公衆浴場は、
最高でした。

こちらを世界遺産に…僕なら認定します。

「元湯」は朝の5時からやっていて、地元の人の交流場所。
鉄分が強く、湯船の脇は茶色のグラデーション…、
溶岩が溶けだしたような感じに…

天井は高く、木枠で囲まれた湯殿は狭く、
中には地元のおっさんが5,6人…
ゆっくりくつろぐ感じではなかったし、
写真もはばかられましたが、
それでも「ああ~いい湯」とおもわずポロリ口に出る。

朝は濁っているお湯が、閉める頃には人が入る空気のせいで、
透明になるそうです。
着いた夜に入ったのですが、番台から
「朝もう一度おいで、このお湯は朝がいいのよ」と声をかけられ
翌朝、もういちど入る…

違いはわからなかったのですが、
毎日来るという近所のおじさんの話では、
この風呂は朝がいいんだよ…
と同じようなことを言っていました。



土が良いらしく、山の隙間にあるこの温泉町を少し登ると、
陶芸の里(窯元は3つ)があって、
10段15段と日本でも有数の大きさの登り窯も見られます。

寒くなり、あられ混じりの雨の中、
この陶芸の里に顔を出し、出雲に戻り空路大阪へ、
山陰があまりに楽しく、お湯に当てられ…
翌日からの仕事は上の空でした。

たかだか1回では語りつくせぬ深さを感じた山陰。

次は兵庫北上ルートか 
広島から上がろうか…

またぜひ来たいと…

そういう旅の紹介にありがちな終わり方でございます。

祭りのあと[紋谷のソコヂカラ]

投稿日時:2009/11/11(水) 09:51




祭り最終日の夜の舞児還しの舞台は、三島神社。
境内から 各々の町の舞児を担いだ男衆が 
人波を、かき分けかき分け 屋台へと運ぶ。
 
氏子の屋台がすべて集合して、今や遅しと、
わが町の舞児を待つ。
 
去年は改築中であった境内へと続く石段が
今年は完成して、舞児還しに併せての杮落としたようだ。
 
ボクはいつも、この石段の脇の木立の中に入り込み、
この行事を上から観ることにしている。
上から見ると 舞児が屋台に引き上げられ、
練りながら引き回すさまがよく見える。
下からの熱気が伝わってきて…元気をいただく。
 
会社を辞めようと決意した10年前を思い出した。
あの時は、ほんとうに思いついて、新幹線に飛び乗ったなあ…
今年は 違う気分で観ているが…もらう元気は変らない。
 
 
秋晴れが続き よい帰省でした。
来年も必ず観ようと思っています。
自宅に戻ると 後輩から電話が来た。
 
「お食い初め」に来てくれないかというお誘いであります。
 
お食い初め…知識としては知っている 
生まれてちょうど100日目 
子供にご飯を食べさせる真似をさせ、
一生、食うにこまりませんように…と
祈願する願いの儀式。
 
しかし、やったこともなければ、
見たこともテレビであるかないか…
そもそもごく身内で行うものと理解していたが、
まさかその席に呼ばれるとは…
 
みなさんはありますか お食い初め…
 
しかし世知辛いとはいえ、この飽食の時代に…
こういう慣わしをやろうという 
その気持ちに…喜んで参加させていただくことにする。
 
人生、何事も経験であります。
 
そうこうしているうちに、
鳥取の女は見境のない事件を起こしている。
 
ボクは、鳥取 島根をいつか旅してみたいと思っているので 
こういう事件は迷惑だ。
 
以前知りあった 女性は
「出身が 鳥取の人間に知り合う確率は
 全都道府県の中で一番低いんですよ」
と言っていた。 
ご本人は、それだけ希少価値…といいたかったらしい、
 
これは、人口が一番少ないという
単純な理由なのですが…なるほどです。
 
そういえば 回りに鳥取出身者はいない。
皆さんのまわりには…いかがですか?

微妙な整形を繰り返した若者もついにお縄になり、 
酒井さんは、勉強を始めるらしい。
予算委員会の国会質疑は面白い。
特にラジオで聴くのがボクのお気に入り。
長妻対升添は、なぜか緊張して聞き入ってしまった。
やはり論客同士は盛り上がる。
 
普天間基地問題の最中に、また米軍がしでかした。
海の上ではもと同じ民族が、銃撃戦…。

祭りが終わっても なにかと騒がしい…
こういう熱気はけっこうだ。
 
もう少し静かにならないかと思う。
 
森繁さんが亡くなった… 
屋根の上のヴァイオリン弾き…
96歳…静かな往生であります。
 


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